「……あれ?」 
「あ、林田君気付いたよ〜」 
「中村さん……?」 
 
 目覚めると同じクラスのなつきとさくらとえみが林田の顔を覗き込んでいた。 
 
「えっと……あれ?」 
 
 見回すとそこは柔道部の部室であった。とりあえず立ち上がろうとすると自分が縛られてることに気付く。 
 
「え……? なんで……?」 
「えへへ〜身動きとれないでしょ?」 
「って、これどういうこと?」 
「だってこの間、寝技の途中で東君が林田君連れてどっかいっちゃっうんだもん」 
「それにもっと近くで見てみたかったしね」 
 
 そういう彼女たちは前の様に柔道着の上だけ着ている。今回はさくらもえみもスカートは脱いでいるようだ。 
 
「だったら東が……」 
「東君呼んじゃったら近くで見れないし、またどっか行っちゃうと……ねぇ?」 
「うん。だから今日は林田君だけ」 
「だけってそんな……」 
 
 この状況に動揺を隠しきれない。 
 
「林田君、林田君」 
 
 楽しげにさくらが腰を曲げ林田の顔を上目遣いで見つめる。 
 
「ばーんっ♪」 
「っ! ……パ、パムー!!?」 
 
 腰を突き出すようなアクションと同時に裾をぴらっとめくった。そこには予想していた伊手高指定の短パンではなくピンク色のかわいらしいパンツがあった。思わず目を皿のようにして見てしまう林田。 
 
「あ、さくら、ずるいーっ! 私たちもそうだよ♪」 
 
 えみとなつきも裾を捲る。えみはグレーの切れ込みの深いスポーティなヤツで、なつきのは水色の淡いストライプだった。 
 
「あわわわ! パパパパンが……」 
「あはははっ林田君かわいー」 
「男同士はあっても女の子とはないのかな?」 
「へっ? 男同士?」 
「でも女の子とでも興奮しちゃってるみたいだし……」 
「……あ」 
 
 3人のパンツを目の当たりにして、林田の股間が自己主張を始める。後ろ手に縛られていては隠すこともできなかった。3人はそれをみてにんまりと目をかわし合う。 
 
「さてそれじゃ、遠目からしか見れなかった林田君のを……」 
「え……あ、あのちょっと……ヤメっ……」 
 
 女の子たちに蹴りを入れてしまうのを恐れてうまく抵抗も出来ず柔道着の下を脱がされてしまう。 
 
「さて最後の一枚いっちゃいますか♪」 
「お〜♪」 
「ちょ、ちょっと……マジで……?」 
「マ・ジ♪」 
 
 三人がそういって一斉にトランクスに手を掛ける。 
 
「う……」 
 
 抗うすべをももたずなすがままにされてしまう林田。「森さんごめん……だってどうすることもできないし……」と内心で桃里に謝る。 
 
「……………」 
 
 ついに脱がされて勃起した物がさらけだされる。無言で見入る3人。突然訪れた静寂。 
 
「あ、あの……」 
 
 林田がおそるおそる声を出す。恥ずかしさでいっぱいだった。 
 
「ふぁ〜これが男の子のおちんちんなんだぁ〜……」 
 
 なつきが硬直から立ち直ってそう漏らす。 
 
「あ、な、なつきは見たことないんだ?」 
「え? えみちゃんはあるの?」 
「あ、あ当たり前じゃないっ。ま、まぁまぁの大きさかしら?」 
 
 そういって無造作に林田の屹立を握る。ぎゅっと爪が食い込む。 
 
「うぁっ痛っ!」 
「あ、ごめん林田君痛かった?」 
「……ちょっと……はは……」 
「なんだ。えみちゃんもそんな経験ないんじゃない……」 
「……………うぅ」 
「えっとぉ。林田君、私も触ってみていいかな〜?」 
「え……中村さん……」 
 
 なつきがおずおずと林田の屹立に手を伸ばしてくる。指先でそっと撫でるように。 
 
「あ……」 
「林田君のすごいびくびくしてる……」 
「わ、私も触っていい?」 
「あ……私も……さっきはごめんね?」 
「え? え? あわわわ………」 
「あははっ。さきっぽはプニプニしてるんだね」 
 
 三者三様に撫ではじめる。なつきが先端を、えみが竿の部分を、さくらが袋の部分をさすっていた。自分ではできないじれったいような優しい刺激に今までにない以上に固くなっていく。 
 
「あ──♪ 先からなんか出てきたよ?」 
「う……」 
「え? こんなんなん? もっと勢いよく出るって聞いてたけど……」 
「違うって。たしか出ちゃう前に最初に出てくるヤツだよ……」 
「うわ〜ぬるぬるしてる……ほらぁ〜」 
「ちょっ……中村さんっ」 
 
 先端に触れていたなつきがカウパーを指ですくい、糸引く様をこれみよがしに皆に見せる。その行為が林田には恥ずかしくてたまらない。たまらないのに股間のそれは違う生き物のように興奮しきって相も変わらず脈打ち続けていた。 
 
「もう出ちゃうのかな?」 
「でも男の人のってこうやって出すんじゃなかったっけ?」 
 
 そう言いながらしごく仕草をしてみせるさくらの動きにされた時の快感を想像して更に林田の物が膨らみ、びくんと脈打つ。 
 
「あ? 林田君されたいんだ?」 
「え……あ……その……さ、されたいです……」 
 
 欲望に負けて素直に告白する。 
 
「あはは。じゃあやってあげよっかな〜♪」 
 
 そういうと中央に陣取っていたさくらがそっと林田のペニスを握る。 
 
「こうかな……?」 
 
 ゆっくりと上下に動かしていく。 
 
「ん……っ」 
「林田君……きもちいい?」 
「あ……うん……」 
「……………」 
 
 恥ずかしそうにしながらも好奇の目で自分のペニスを見ている3人。その奧にはしゃがんでいる3人のそれぞれのパンツも、丸見えだった。そんな扇情的な眺めを見せられながらしごかれている快感に林田の射精感が一気に高まる。 
 
「……もぉ……」 
「あ? 林田君出ちゃう?」 
「……う、うん……」 
「うわ。男の人の出るとこ初めてみる……」 
「あっ! 出るっ」 
 
 びゅっびゅくんびゅくんびゅくんびゅくんっ! 
 
 天井に向けられたペニスが激しく律動をはじめて勢いよく精子を放出する。空中に舞った精液がそのまま下腹部や太股に降り注いだ。ぎゅっと握っているさくらの手にも大量の精液がかかったが、3人とも呆然とした面持ちで林田の射精を眺めていた。 
 
「すご……これがシャセイなんだね……」 
「あ──っ! えみちゃんのパンツ濡れちゃってる〜」 
 
 なつきが目ざとくえみのクロッチ部分にうっすらとシミができてるのを見つける。 
 
「あは。今度はお礼に私達が見せる番だね〜」 
「え? あっちょっとななつき……んぁっ」 
「あ、なっちゃん………」 
「中村さん……」 
 
 えみを背後から羽交い締めにしてその濡れてる部分に手をしのばせる。呆然とその光景を見るさくらと林田。えみの抵抗が徐々に弱くなっていく。 
 
「あ……あんっ……」 
「さぁ今度はえみちゃんの番だから林田君みていてねー♪」 
 
 秘密の寝技乱取りはまだまだ終わらないようである。 
 

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