ぽかぽかと秋の陽気が湧き立つ季節。
道行く人も表情は明るく、さまざまな秋を堪能できる時期。
そんな柔らかい日差しに溢れているここほのぼの町にあるアパートの一室では若い女性同士がわいわいお喋りをしながら
台所に立ち、何やらお菓子作りに勤しんでいる様子。
「ここで泡立てた卵白を入れるのがふんわり焼きあがるコツなのよ」
「へ〜!私が作るといつもガチガチのケーキが出来上がっちゃうから…。田中さんすごいね〜」
彼女の名前は鈴木みえこ。今年で27歳になる結婚生活3年目の専業主婦。
ただ年齢の割りには童顔と幼い体型の所為で格好によっては中学生に間違えられたり、
しかも慌てんぼうのすっとこどっこいというおまけ付きでいつもダンナのとしゆきさんを笑わせたり悩ませたり和ませたりする事もしばしば。
そして彼女が話しかけている女性は最近このコーポ柿の木に越してきた田中 泉さん。
マイペースなみえことは違い、おっとりとしてちょっと引っ込み思案なところがあるが、料理やお菓子作りや家事全般が得意な新婚さんである。
とても仲の良い2人はこうやってたまにお互いの家でお菓子やちょっと手間のかかる料理などを作っているのだ。
まぁほとんどの場合田中さんのお陰で料理が出来ているのだが。
「で、あとはこれをオーブンに入れて焼くだけ。結構簡単でしょ?」
慣れた手つきで型に入った生地をオーブンに入れる彼女。
「うん、これなら私も簡単に出来そう。早速週末にダンナに作ってあげようっと」
「うふふ、ぜひダンナ様に美味しいケーキを作ってあげてね」
完成したケーキを想像して満面の笑みを浮かべるみえこ。
だが、田中さんはその言葉とはうらはらに冴えない表情を見せていた。
(ありゃ?一体どうしたんだろう…、いつもの田中さんらしくないな〜)
取りあえず微かな疑問は頭の隅に置きながらみえこは彼女とは逆に慣れない手つきで生地作りに勤しむ。
途中で勢い余って生地の入ったボールをひっくり返しそうになりながらも何とか無事に事を済まし、
彼女達はケーキが焼きあがるまでの間、居間でくつろぎながらお茶を堪能するのであった。
その間もときたま見せる憂鬱な田中さんの横顔。
どうしても頭の中からその疑問が消えないみえこは先ほどの彼女の見せた顔の理由を聞くため口を開いた。
「ねえ田中さん、さっき元気なかった顔してたけど何かあったの?」
彼女はみえこの言葉に何故か顔を少し赤くして俯く。
そして数秒の間隔の後、彼女は何か意を決したかのようにみえこに向かって答え出す。
「あ、あの…。鈴木さんは、その…」
「?」
はっきりとしない答えにみえこは首をかしげ、きょとんとした表情で彼女を見つめる。
彼女の顔はすっかりゆでだこの様に真っ赤になっている。
「…だ、ダンナ様と月にどれだけ一緒に愛し合ってるの?」
ぶっ。
おとなしい田中さんがいきなりそんな過激な発言をするとは。
あまりのギャップに思わず口にしていた紅茶を噴いてしまう。
「す、鈴木さん、大丈夫!?」
慌ててみえこの背中をさすり始める彼女。
「あー…びっくりした。うちのダンナと愛し合ってる回数…回数!?」
やっとその言葉の真意に気づいたのかみえこの顔が羞恥に満ち始め、だんだん赤くなっていく。
「え、え〜っと…。大体週に2〜3回くらい…。ただ月のものと危ない日の前後はしてないし、計算すると
月に10回するかしないか、ってところかな?」
しどろもどろになりながらも何とか答えるみえこ。
「そうよね、普通それくらいよね…えぐっ…」
暗い表情のままで俯き、肩を震わせ突然目から大粒の涙を流す田中さん。
「ど、どうしたの、何で泣くの!?」
いきなりの状況に何が何だか分からない様子で慌てふためくみえこであった。
何とか彼女を落ち着かせ、詳しい事情を聞くみえこ。
「本当にどうしたの?それに突然イトナミの事を聞き始めるし…」
みえこの問いかけに彼女はまだ嗚咽をしながらもつっかえつっかえ言葉を口から出し始める。
「ぐすっ…実は、ここ1ヶ月ほど主人と全くしてなくて…。ひょっとしたら嫌われちゃったんじゃないかと思ってた時に
鈴木さんの笑顔を見てると何だか悲しくなっちゃって…ごめんなさい」
言葉を終えるや否や再び嗚咽を上げる田中さん。
彼女の言葉に少し考えた様子を見せつつ顔を向けて問いかけるみえこ。
「うーん…。旦那さんは最近仕事忙しい?」
「ええ、特にここ最近は11時とか午前様になる事も多いわね」
彼女はハンカチで目元を拭いながら頷く。
「ならそれだわ、仕事が忙しすぎてあっち関係まで頭が回らなくなってるのかもしれないわね」
「そんな事ってあるの?」
みえこの言葉に田中さんが首を傾げる。
「それがあるみたい。私の時もそうだったんだけど、ダンナが忙しい時はなかなか夜に相手してくれなくって。こっちから攻めても全然駄目でねー」
そして話をいったん区切って自分のマグカップを口につける。
「これはひょっとして倦怠期!?とか思っていろんな雑誌見たんだけど、ダンナが積極的になってくれる方法がいくつかあって試しにしたら上手い事いってね…」
その時の事を思い出したのだろうか、顔を赤らめながら優しいため息をつく。
「もし良かったら田中さんもやってみる?役に立つかどうか分からないけれども」
「え、いいの?ありがとう、鈴木さん…」
余程切羽詰っていたのだろう、即答して臨戦態勢に入る田中さん。
「そんなに肩の力入れなくていいからいいから。じゃあ、まずはね…」
こうして「田中さんの旦那さんが夜でも元気になる大作戦(注:みえこ命名)」が始まったのであった。
「ええっ!そんな事するの?」
顔を先ほどよりも真っ赤にさせて驚きの声をあげる田中さん。
そんな彼女に力強く頷くみえこ。
「うん、この格好をすれば世の中の男性のほとんどは興奮するって」
「そうなの?」
「私も半信半疑で着てみたんだけど、ダンナがものすごく興奮しちゃってその日はたっぷりとされました。まぁクリーニング出すのが恥ずかしいけれども」
みえこはそう言いながらタンスの中をごそごそとあさり始める。
「田中さんはそういう服、持ってる?」
「え、ええ…。確か実家から私の私物を送られたときに入ってたような気がするかも」
「それじゃ早速持ってきてここで着替えようよ」
その言葉に両手を頬につけて恥ずかしがる田中さん。
「そんな…!もう似合う年頃じゃないよ…」
「だいじょーぶ!田中さんならキレイだしスタイルもいいから十分着こなせるって」
そしてみえこは彼女を外に押し出し、衣装を探させて自分もまたその服をタンスの引き出しから引っ張り出す。
しばらくして田中さんもそれを見つけたらしく、早速外から見えないように部屋のカーテンを閉め着替え始めるのであった。
「すっご〜い!田中さん、良く似合うじゃない」
「そ、そうかな…。何だかすごく恥ずかしいんだけれども…」
田中さんが戻ってくるや否や早速その衣装を身にまとう彼女達。
「へー、田中さんのところはブレザーなんだ〜」
「うん。女子高に通ってたんだけどね」
そう、彼女達の着ている服は何と学生時代の制服。
みえこは紺襟と白生地のセーラー服に赤のスカーフ、紺のプリーツスカートと白のソックス。
田中さんはブラウンのブレザーにブラウス、赤の紐リボンにベージュ色を基調としたチェック柄のプリーツスカートに
足元は白のハイソックスという格好である。
「でも、本当にこんな格好で主人が喜ぶのかしら…。全くそういうのに縁もゆかりもない人なのに」
まだ恥ずかしいのだろう、田中さんは頬を赤らめながら自分の姿をしげしげと見つめる。
「大丈夫だって、うちのダンナも全くそういう興味が無かったのにここ最近じゃこの格好にさせて求めてくるんだもん」
「へ、へぇー…」
何かに気づいたのだろうか、その顔を引きつらせながら相槌を打つ田中さん。
「結構ダンナもえーっと、制服フェチって言うんだっけ?そういう趣味に目覚めちゃってるかもねー」
そこまで言ってみえこは頬を緩ませ軽く笑みを浮かべる。
「そんなダンナ様の趣味を私にまで言わなくてもいいんじゃないかしら?」
田中さんの顔はすでに冷や汗だらだら、明らかに様子がおかしい。
しかしそんな彼女の異変に全く気づかずみえこは言葉を続けていく。
「いやいや、そりゃ言いたくもなるわよ。夜の求め方がいつもと違うというか、もう野獣みたいになってたりするし。
ここまで変わるとは本当にびっくりだけどね〜」
「野獣で悪かったな」
突然彼女のよく知っている声が後ろから重い口調で聞こえてきた。
「…こ、この声はひょっとして?」
ぎぎぎ、とまるで油の切れたゼンマイのように首をゆっくりと後ろに向けていく。
視界に入ってきたのはいつの間に帰ってきていたのだろう、夫のとしゆきの姿。
「だ、ダンナ…」
全身からどす黒いオーラを漂わせている彼の姿にまさに蛇ににらまれたカエルの様な様子になっていくみえこ。
「いつから聞いてた…?」
「『最近じゃこの格好にさせてくる』のところからだな」
「さ、最初のほうからですか…」
もはやみえこの顔は引きつり笑いを浮かべ、口から出る言葉もぎこちない。
「と、取りあえず私はこれで失礼しますね…」
その状況に耐えられなくなったのだろうか、田中さんはオーブンの中に残ってあった自分の分のケーキを取り出すとそそくさと自分の部屋に戻っていく。
「あ、田中さん〜!」
みえこの悲鳴は扉の閉まる音によってかき消されるのであった。
「で、どうしてそんな格好をしているんだ?しかも田中さんの奥さんも一緒になって…」
としゆきは着替えを済ませると眉間にシワを寄せながらソファに座り、見下ろすような形でみえこさんに話しかける。
もちろんみえこはまだセーラー服姿のままである。
「じ、実は…」
彼女は冷や汗をかきながら観念したかの様に彼に今までのいきさつを話し始める。
「…ほう。まぁ夫婦生活を円満にさせる為にいろいろアドバイスをあげたのはいい事だ」
言葉自体は褒めているはずなのだが、としゆきの目は全く笑っていない。
「ダンナ、目が怖い…」
半ば怯えるみえこの頬っぺたを彼はぎゅっとつまみ、両手でそのもちもちとした肌を伸ばす。
「しかし、何で俺達の恥ずかしい性癖まで言うのかな、この口は?」
「ひ〜ん、ごみぇんなひゃ〜い」
頬をつねられる軽い痛さとダンナの怒りモードに半べそをかきながら謝るみえこ。
「という訳で今日はお仕置き決定」
「お仕置き?」
その言葉に疑問の声を上げるみえこ。
「そう、お仕置き。罰として今日はいろんなところを苛めるけど、大切な部分は触らない」
「ええーっ!」
そしてとしゆきは彼女を持ち上げ、自分の膝の上に座らせ、その首筋に軽くキスをする。
「ひゃあっ!そんな、いきなり…ん…っ!」
いきなりの出来事にみえこは身体を一度身震いさせる。
彼の唇はそのまま耳たぶを甘噛みをしてその頬に当てていく。
「ダンナ…あんっ」
そしておもむろに服の下からブラジャーのホックを外し、手をわき腹に当ててそっと愛撫し始める。
「ああんっ…」
まるで猫の様な甘い撫で声を上げるみえこ。
「ほれ、うつ伏せになって」
「…うん」
としゆきの言葉に真っ赤な顔のまま近くのクッションに顔を埋め、言われたとおりの体勢になる。
その上にそっと乗っかり、両手を服の隙間から突っ込んで小ぶりだが形のいい乳房を優しく揉み始める。
「ああん、そこ弱いところなのにっ…」
嬌声を上げながらも身体は反応しているのだろう、徐々にその先端がぷっくりと立っていくのが彼に伝わっていく。
「何だ、いつもより感じてるのは気のせいかな?」
「き、気のせいだもん…んにゃっ!」
としゆきの意地悪な質問に表情を蕩けさせながらも否定するみえこ。
「確かお前が一番弱いところはお腹の辺りだったかな〜」
彼はわざとらしく呟き、今度は彼女の横に同じように寝転がる。
その手は胸を攻め続けてさらに自分の口をわき腹につけ、舌を使ってその部分をちろちろと舐める。
「あはぁっ!ダンナ、そこ舐めちゃ駄目ぇ!」
荒い息遣いを上げて先ほどよりも身体を二度三度大きく震わせ、いつもの彼女とは思えない程の淫靡な声を上げる。
「まだお仕置きは終わってないぞー」
そう言うと今度はわき腹を甘噛みしてちゅうちゅうと吸うとしゆき。
「お願い、苛めないでっ…。私、もうおかしくなっちゃうよぉ…」
快感のあまり目から大粒の涙を流し、口も半開きになってしまう。
それでもみえこは何とか湧き上がってくる絶頂感を必死に堪え、クッションの端を握り締める。
そんな状態の彼女を見て、彼は口元を妖しくにやつかせながらさらに胸とわき腹を激しく愛撫していく。
「駄目、もう、もう出ちゃうよっ…服汚しちゃう…」
「構わないぞ、思いっきり出しちゃえよ」
「ば、馬鹿っ…」
息も絶え絶えになりつつもかろうじて頂点に登りつめるのを押さえているみえこ。
しかしとしゆきはさらに音を立てて彼女の一番の弱点であるわき腹をすすり、ぷっくりと立っている乳房の先端を軽く摘みあげる。
「ああっ!私、私っ…おかしくなる、なっちゃうっ!」
そして大きく身体が跳ね、何度も軽く痙攣を起こす。
さらに彼女のスカートの中からじょろ、と音が聞こえ、温かい液体がフローリングの床に広がっていく。
「あ、あああ…」
クッションに顔を埋めながら羞恥の声を上げるみえこ。
そう、彼女は絶頂に達した瞬間に失禁をしてしまったのであった。
「やだ…止まんないよ」
荒い息をつきながら下半身から次々と溢れ出して行く泉を止める事が出来ず、己の出した尿蜜で穿いているプリーツスカートがとんでもない事になってしまう。
「ふふふ、気持ちよかったみたいだなー」
「ダンナの馬鹿ぁ…。また漏らしちゃったじゃないの〜」
恥ずかしさのあまり顔をまだ埋めているみえこの頭をそっと撫でるとしゆき。
「お仕置きだからなー。でも気持ちよくなったらお仕置きじゃないか…よいしょっと」
そう言うと彼はみえこを起こし、丁度彼の股の間に彼女を入れて背中をもたれさせる。
彼女は自分の出した水溜りの中にお尻をつけているため、としゆきのジーンズも同じように彼女の尿が染み込んでしまう。
「駄目、ダンナが汚れちゃう…」
「お前のなら汚くないよ」
「もう…ダンナの馬鹿っ…」
軽く笑みを浮かべると二人はお互いの舌を使って情熱的なキスをし始める。
「んんっ…ふぅっ…」
ぴちゃぴちゃと唾液の絡み合う音。
「あ…ダンナのここも大きくなってる」
としゆきの下半身の膨らみに気づいた彼女の手がその部分をゆっくり撫でる。
「そりゃ、お前のそんな姿見せ付けられたら当然だろ?」
彼はその言葉とともにすっくと立ち上がり、おもむろにズボンと下着を脱ぎ彼女の目の前にいきり立った己の自身を見せ付ける。
「まだお仕置きが済んでなかったな…。そうだ、今度は俺を気持ち良くしてもらおうかな」
いつもより大きくなっている彼の一物を見てごくりと喉を鳴らし、彼の言葉にゆっくり頷くとそれを小さな口で咥え始める。
「んふぅ…」
じゅぷ、と唾液がとしゆきの自身に纏わり、彼女はさらに手と口内を使って前後に動かしていく。
「う…。みえこも上手になったなぁ…」
その言葉にみえこは一物から口を離しにっこりと笑顔で彼に話しかける。
「だってダンナには気持ちよくなって欲しいんだもん。それに私もダンナのおちんちん舐めるの好きだし」
そして再度彼のものを咥えだすみえこ。
(みえこ…)
としゆきは一生懸命自分の為に尽くす彼女の姿に愛しさを覚え、ますます己の一物が大きくなっていくのが分かる。
口の中で脈打ち、息をするのも苦しくなる彼女だがそれでも舌と口全体を使って音を立てながら彼自身を愛撫していく。
としゆきはあまりの気持ちよさに達してしまいそうになる自分を何とか自制して、その口を離させる。
「ダンナ…」
彼は目を蕩けさせ頬を赤く染めたみえこをゆっくり押し倒し、まだ彼女の出したもので滴り落ちるスカートの中から
下着を取り去ってそのぴくぴくと波打つ己自身を彼女の秘所にあてがう。
「お前の中にいっぱい出したい」
としゆきが彼女の耳元で囁くと一度身体をぴくりと身震いさせ、秘所から愛液が噴き出す。
「うん、いいよ…。えへへ、その言葉で軽くいっちゃった」
嬉しそうな声で彼に抱きつくみえこ。
そしてにゅぷぷ、という音とともに彼女の蜜壷に彼の熱い一物が入っていく。
「ああんっ!」
情欲に塗れた嬌声を上げるみえこ。
「みえこ…いつもより、きつく締まっているのは気のせいか?」
気を緩めばすぐに襲い掛かってくる頂点を我慢しつつ彼女の耳元で再び囁く。
「だって、ダンナのものが入ってきて幸せなんだもん…。すごく気持ちいい…」
その言葉に興奮したのか、としゆきの腰が徐々に早く動いていく。
「あんっ、ああんっ!」
淫らな甘い鳴き声を上げるみえこ。
「お前の中、とろとろだな…俺もすごく気持ちいいぞ…」
彼がそそり立った己自身を突き立てる度に、みえこの秘所からぐちゅぐちゅと濡れた水音が聞こえ、大量の蜜が溢れ出てくる。
「ダンナっ、気持ちいいっ…!好き、好きなの…」
欲情に塗れた言葉を吐きながらみえこはそれでも彼の背中をぎゅっと抱きしめ、全身で快感と幸福感を味わう。
すでに彼女の制服のスカートは自身の出した尿と蜜壷から流れ出す愛液でその色を濃紺に染め、彼女ととしゆきの下半身も
またそれによって濡れていた。
それでも嫌な顔ひとつせず、塗れながらも彼女の一番敏感な場所を己のもので激しいながらも優しく動かしていく。
「俺もお前の事が好きだぞ、もっと感じて欲しいな」
「うん、すごく感じちゃう…。ああん、もっと苛めてっ…」
そしてもう一度お互いの舌を絡め合い愛撫をしていく。
腰の動きは音を立てるほど激しくなり、みえこの声がだんだんと上ずり始める。
「ああんっ!ダンナ、もういっちゃうよぉ…」
「俺ももうすぐだから、ちょっと我慢してくれっ」
何度も情欲に塗れたキスを交わしながらお互いが絶頂に向かっていく。
「もう、もういくっ…!ダンナ、私を犯してっ!」
「俺も、もう駄目だっ…。お前の中にたっぷり注いでやるよ…!」
お互いの身体をしっかりと抱きしめあい、それでも腰は今までより強く激しく動いていく。
「ダンナ、好きっ!愛してるっ!」
「俺も、だっ…!」
「ああ、いっちゃう!あああーっ!」
彼の求愛の言葉とともにみえこの身体は大きく波打ち、彼女の中に熱い精がどくどくと注ぎ込まれる。
それと同時に彼女の中に残っていた温かい泉が噴き出し、先ほどではないが床に広がっていく。
「だ、ダンナ、ダンナぁ…」
求めるようにとしゆきの唇を奪い、蕩けた表情でその舌を舐めるみえこ。
彼らの身体がお互いの出したもので汚れるのもかまわずその身体を強く抱きしめ、荒い息のままでキスを交わすのであった。
時間は少し遡って丁度みえこがお仕置きをされる頃。
隣の部屋では田中さんが自分の姿を鏡で見つめながら顔を赤らめ、切ないため息をついていた。
「鈴木さんの言うとおり、あの人がその気になってくれるのかしら…」
そして床にぺたりと座り込み、目を少し潤ませる。
「やだ…私ったらもう濡れてる…」
スカートの中に手を入れ、自分の秘所から流れる愛液を確認する。
「んっ…あなたが最近してくれないから…こんなにいやらしくなっちゃった…」
スイッチが入ってしまったのか、下着の上からゆっくりと濡れている部分をなぞり始める彼女。
「あんっ…止まらない…」
下着の上から溢れ出てくる蜜。
少し触っただけなのにもう下着はびしょびしょになっていて、スカートにも垂れていく。
「ああ、駄目…。制服汚れちゃう…」
それでも気持ちよさが先に勝っているのか、右手はスカートの中で彼女自身の秘所を愛撫し、左手はブレザーの隙間に移動していく。
豊満な乳房をブラウスの上から触っていく。
「ああっ、気持ちいい…」
くちゅくちゅと音を立てて溢れていく愛液。
豊満な乳房を揉みしだき、右手の動きはだんだん早くなるのが彼女自身分かっていた。
「あなた…あなたと一緒になりたいの…。これ以上私を切なくさせないで…」
彼女は瞳から涙をこぼしながら自分の一番気持ちいい場所を愛撫し続ける。
下着の上からでは満足できないのか、横にずらして直接触り始める彼女。
「あ、うんっ…!あなた、切ないよっ…」
人差し指が彼女の中に入っていく。
その度に何度も噴き出す愛液。
すでにスカートのお尻の部分は彼女自身の蜜で濃く変色し、蒸れた女性の匂いを発していた。
「駄目、止まらない…。ああんっ…」
否定の言葉を呟いても秘所から聞こえるくぐもった水音を耳にしながら自分自身を慰めるのは止める事が出来ない。
「あなたのものが欲しいの…。ふぅ、んっ…」
人差し指は秘所の表面を触るだけでは足りないのか、蜜壷の中に入りその一番感じる部分を弄っていく。
「あん、ああんっ…!」
服が汚れるのも構わずに自分自身を愛撫する彼女。
その時である。
廊下の扉が開き、彼女の一番愛する人の姿が目の前に現れる。
「い、泉?」
「あなたっ…!嫌、見ないでっ…!」
恥ずかしさのあまり、思わず両手で顔を隠してしまう田中さん。
「泉…その、格好は?」
呆然としたまま立ちすくむ夫。
そっと手を開き、おずおずと彼を見つめながらふとその身体に変化が起こっている事に気づいた。
(あ…ひょっとして、大きくなってる?)
そう、彼の下半身はズボン越しに分かるくらいにパンパンに膨らんでいたのだ。
「泉…?」
怪訝そうな表情を浮かべる彼に田中さんは先ほどの自分の想いを言葉にする。
「最近あなたが忙しくてずっと我慢してきたんですけど、もう切なくて仕方ないんです。
あなたが欲しい、とても欲しい!我侭な女かもしれないですけどお願いします、私を…私を壊して下さい…」
彼女はそう言うと四つんばいになりながら夫の元に近づき、ズボンのベルトを外しそれと下着を一気に下ろし、大きくなっている彼自身を咥え始める。
「おい、泉っ…!」
自分の足元に座り込んだ彼女のいきなりの愛撫に彼はぴくりと身体を震わせてしまう。
「んぷっ…」
(ああ、主人の匂いがする…。もっともっと感じたい…)
彼女は口と右手で夫のものを扱きながら左手で自分の熱くなっている秘所を触っていく。
「こら、や…めろ…」
拒絶の言葉も久しぶりの快感と彼女のいつもと違う格好に抵抗できず、なすがままにされてしまう。
「あなた、もっと気持ちよくなって…」
彼女の口内に溜まった唾液が夫の一物に絡み、前後の動きと相まってじゅぽじゅぽと淫靡な音を放つ。
「やばい、もう出そうだ…」
彼の言葉に田中さんはさらに動きを早め、その度に一物がぴくぴくと脈打っていく。
口からそれを離し、手で愛撫しながらも欲情に塗れた上目遣いで夫を見つめる。
「あなた、私にいっぱいかけて下さい…。あなたのものを浴びたいの…」
そしてもう一度咥え、愛撫を再開する。
「ううっ、もう…出るっ!」
彼の限界の言葉が彼女の耳の中に入ってくると同時に口をまた離し、目の前にその大きくなったものを持ってくる。
そして彼の身体が一度びくりと震えた。
びゅるっ、びゅくっ!
今まで溜まっていたのだろう、音を立てて彼女の端整な顔に大量の精液がかかっていく。
受け止め切れなかった液体がさらさらの髪の毛に、ブレザーに、リボンに降り注がれさらには制服のスカートにも滴り落ちていく。
「ああ…あなたの熱いものがいっぱいかかってる…」
彼女もまたその瞬間に絶頂に達し、スカートの中に自分の蜜を溢れさせていく。
荒い息をついて床にへたり込む夫。
そして田中さんはうっとりとした表情で自分の惨状を見ていた。
顔も、髪の毛も制服も。
精液と自分の愛液でぐしゃぐしゃになっているのにそれでも嬉しく感じてしまう。
「泉…まだ出し足りないみたいだ。今度はお前の中に、いいか?」
彼の言葉に田中さんはにっこり微笑んで頷く。
結局、この夜は3回も愛し合うことが出来たのだった。
ベッドの横で夫に髪の毛を触られながらその横顔を見る田中さん。
「あなた…ありがとう」
「こっちこそありがとう、最近忙しくて全く出来なくて…。お前にかわいそうな事をしちゃったな」
夫はそう言うと彼女の頬に優しくキスをする。
その行為がとても幸せに感じてしまって。
彼女はぎゅっと彼の身体を抱きしめるのであった。
翌日。
「あら、鈴木さん」
買い物に向かうみえこを見つけ声をかける田中さん。
「田中さん、昨日はどうだった?」
やはり気になるのだろうか、みえこはあいさつもそこそこに本題を聞きだす。
「久しぶりにたくさん出来たわ…ありがとう、鈴木さん」
頬を朱色に染めながらも感謝の言葉を述べる彼女。
「ほんと?良かった〜、これでいい夫婦生活が送れるね」
そこまで言ってふと田中さんの手にしている袋に気づくみえこ。
「田中さん、その袋って…」
みえこの言葉にさらに真っ赤な顔になっていく。
「そ、そういう鈴木さんだって…」
そう、みえこの手にも同じような袋があったのだ。
袋の中身は押して知るべし。
「やっぱり、これを出すのは恥ずかしいわよね…」
「ま、まぁ私も一緒に出すからそんなに顔を赤くしないで…」
そんなぎこちない表情の2人は何とか勇気を振り絞りクリーニング店に入っていくのであった。