「ふ〜、やっと夏物の服をしまい終えた。後は秋物と冬物をタンスに入れて、っと…」
部屋の中心で大量の洋服と格闘する女性、みえこさん。
結婚3年目ののん気過ぎる専業主婦である。
この日も朝から衣替えのために勤しんでいたのだが、気づけばもう夕方に差しかかろうとしていた。
「も〜、何でこんなに服が多いんだろう。ボタンを押せばぱぱっと片付く魔法のタンスとかあったら楽なのにな〜」
愚痴をこぼしつつ手を動かす彼女。
そしてボックスの中に手を伸ばしたとき、ある衣装が彼女の目を引いた。
「あ、これ高校時代のセーラー服じゃん」
中に入っていたのはみえこが高校時代に着ていた制服であった。
前に実家に置いてあったものを持ってきて一度ダンナに見せた事があったのだ。
「この前はスカートのホックがはまらなくてダンナに馬鹿にされちゃったけど…」
おもむろにその衣装を取り出す彼女。
「昨日体重を量ったら1キロ痩せてたし…ひょっとしたら入るかも」
好奇心に駆られたみえこは自分の服を脱ぎ、そのセーラー服に手をかけた。
上着はきつくもなくするりと入り、次にリボンを締める。
問題はスカートだが…。
覚悟を決めたかのような表情を浮かべてその紺色のスカートを掴み、ゆっくりとそれを穿きホックを留める。
彼女にとっては緊張の一瞬、そして。
「…よし、入った!」
きつくではあるが見事にホックが留まり、彼女はにんまりと笑顔を浮かべた。
「よく見ると高校時代と雰囲気が同じよねー。って事はそれから全く成長していない、って事だけど…」
年齢は27歳なのだが、その容姿を見るとどう見ても高校生にしか見えない。
「まぁいいや。さ〜て、この快挙をダンナに見せて痩せたことを報告しないと…」
嬉しそうな笑顔のまま片づけをそそくさと始めるみえこ。
暫くして、外の通路から靴の音が聞こえてくる。
「あ、ダンナ帰ってきたなー」
早速そのままの格好で玄関に行こうとする彼女。
しかし玄関前に近づいたとき外から聞き覚えのある声が彼女の耳の中に入ってきた。
「いいのか〜?夕食時だし…」
「大丈夫だって、みえこはびっくりすると思うけどな」
(さ、斉藤君!?)
何とダンナの友人である斉藤の声が聞こえてきたのだ。
「やばい…こんな姿絶対に見せられないよ…」
先ほどの表情は一転、青ざめた顔つきになるみえこ。
「と、とにかくどこかに隠れておこう!そのうち帰るだろうし」
言うなり自分の靴を持って足音を立てないように、それでも慌てながら押入れの中に隠れる。
「ただいまー…あれ、みえこ帰ってきてないのか?」
下駄箱を見るダンナ、しかし彼女の靴はどこにもない。
自分が家にいない事をアピールするための苦肉の策が功を奏したようだ。
「まだ買い物なのかなー」
「いいよ鈴木、また日を改めて来るから」
「まぁあいつの事だ、すぐ帰ってくるよ。もし良かったら上がってけよ」
「いいのか?じゃあお邪魔しま〜す」
そして二人が居間に上がりこむ。
その押入れの中で息を潜めるみえこ。
(ぎゃー!斉藤君入ってきた!このままじゃ出れないよ〜)
心の中で悲鳴を上げながらも気配を悟られないように再び息を潜めつつ、外の様子を覗き見する。
「でさ、この前にみえこと買い物に出かけたんだけど…」
「あはは、そりゃひどい話だなー」
暫くの間、他愛もない会話が続く。
(早く帰ってよー、外出れないじゃん)
日もだんだんと沈んでいき、夕食の準備もしないといけないと思いながら二人の様子を逐一チェックする。
「しかしみえこ遅いなー」
「嫁さん、結構道草するからなー」
「…ほっといてくれ」
(ここだよ、ここにいるよー!)
みえこは大声を張り上げたくなるのをぐっと堪え、押入れの中で三角座りをして待ち続ける。
そして十分ほど経過しただろうか。彼女の身体にちょっとした異変が起こっていた。
(やばい…おトイレ行きたくなってきちゃった)
トイレにも行かずにずっと衣替えをしていたのだ、そろそろ時間的にも尿意が襲い掛かってくる頃であろう。
(でもここで出たらこの姿を斉藤君に見られちゃうし…。大丈夫、まだ我慢できるもん)
もうそろそろ彼も帰るだろう、という考えもありみえこは我慢をしながら待つことにした。
しかし5分、10分経っても彼が帰る気配がない。
「そうだ、鈴木。昨日お前が言ってたCDを買ってさ、もし良かったら貸そうか?」
「え、まじで?今持ってるのか?」
「ああ、早速聞くか?」
「もちろん!いやー、前から欲しいとは思ってたけどなー」
その会話が彼女の耳の中に否応なく入っていく。
(嘘…。まだ帰らないのー…)
その瞬間、今まで我慢していた尿意が一気に強くなる。
(ううっ…お、おトイレ行きたい…)
ぎゅっ、とスカートの上から手を押さえもじもじし始める彼女。
膀胱の中の液体は少しずつ、少しずつその器を満たしていく。
(早く、早く帰ってよ…。漏れちゃう〜)
彼女は外の二人に聞こえないように自分の身体を揺すりながら少しでも尿意を逸らそうとする。
みえこの額からは相当我慢していたのか、汗が流れていく。
彼女の下腹部はその液体でぽっこりと膨れ、限界が近づいているのが見て分かる。
そんな絶望的な状況だったが、不意に外から声が聞こえてきた。
「俺、この後用事があるんだ。また今度顔を出すわ」
「そうかー。ごめんな、みえこの奴まだ帰って来なくて」
「いいよいいよ」
会話をしながら斉藤を見送るためにダンナが玄関に向かっていく。
(やっと帰ってくれた…)
ほっと気を緩めるみえこ。その拍子に彼女の尿道から少し檸檬色の液体が出てしまう。
(やばっ…トイレに行くまで我慢我慢…!)
そっと押入れの扉を開け外に出て、斉藤がいない事を確認して自らの湛えている泉を出さないようにゆっくりと歩き出す。
がちゃ。
「え…?」
廊下に着いたときに耳に入ってきた聞き覚えのある音。
トイレに近づくとドアノブのところには「使用中」の赤いマークが出ていた。
「だ、ダンナ〜!」
その状況に半ばパニックになって扉を叩き出すみえこ。
「み、みえこ!?いつ帰ってきたんだ?」
「ちょっと訳ありで隠れてたのーっ!お願い、早く出て〜!」
スカートの上から股間をきつく押さえながら足をもじもじさせ、決壊を少しでも遅らせようとする。
「俺も今入ったばかりで、しかも大きい方をしてるからもうちょっと待ってくれ!」
「うう…、早く、早くぅ〜」
すでに下腹部は自らの液体を湛えすぎており、手を離すと出てしまいそうになる。
「おね、がい…早く…」
最初はもじもじど動かしていた彼女だが、次第にその動きが止まっていく。
そして、その時はやってきた。
「だ、駄目…。もう駄目っ…!」
身体が一度震えた。
そしてぷしゅ、と音が鳴るや否やその液体が勢いよく噴き出し、手を押さえていた部分がだんだん染みになっていく。
「お願い、止まって…!」
そんなみえこの言葉も空しく無理やり押さえ込んでいた尿液がスカートの中で溢れかえる。
紺色の生地がさらに濃紺に染まり、足元に檸檬色の水溜りが出来はじめる。
「ああ…あああ…」
あまりの絶望感に彼女は思わずへたり込んでしまう。
スカートは自らの尿でびしょびしょに濡れ、履いていた靴下も足もそれによって同じように濡れる。
吸収しきれなかった尿は彼女の周りに広がり、まるで水溜りの中にへたり込んだように見えた。
「みえこ、大丈夫か…」
慌てて出てきたダンナ、しかしその目の前の惨事に立ちすくんでしまう。
「ダンナ〜…。我慢できなかったよ〜…」
大粒の涙をこぼしながらべそをかくみえこの姿。
「と、とにかく何か拭くものを持ってくるわ…」
その悲惨な姿に何故か愛しさを感じてしまうダンナ。
それを隠すかのごとく顔を背けつつ急いでタオルを持ってくる。
「ほれ、とにかく拭いて…」
「うん…ありがとう、ダンナ」
涙をぬぐい、水溜りを拭き始めるみえこ。
「どうして今まで隠れてたんだ?それにその格好…」
彼の言葉に拭く手が止まり、肩を振るわせる。
「実は、制服のスカートのホックがちゃんと留まって…嬉しくてダンナに報告したかったの。
でも斉藤君が来ちゃったから出るに出れなくて…」
羞恥と自らの情けなさに再び涙する彼女。
「馬鹿だな、みえこは。…でも痩せたのはえらいぞ」
彼は軽く笑みを浮かべるとぐずる彼女の頭を優しくなで、そしてその身体をそっと抱きしめる。
「だ、ダンナ、汚いし服汚れちゃうよ…」
慌てて声を上げるみえこの言葉にゆっくり首を振るダンナ。
「お前のなら別に汚くとも何ともないよ」
さらに抱きしめる力が強くなる。
「というか…そんな姿を見せ付けられたらちょっと我慢できないなー」
「へ?」
疑問の声をあげる彼女の口が突如塞がれた。
「んっ…」
いつもの心地よいキス。
ゆっくりと入ってくる舌にみえこの身体が一瞬震える。
でもそれは甘く蕩けていて。
「ダンナっ…んんっ…」
彼女の舌もまた絡み合って、お互いのモノを愛撫し始める。
そして彼女の手がダンナの下腹部をそっと触り始める。
「あ…、もうこんなに膨らませて…。そんなに良かったの?」
その言葉にそっぽを向いて頬を掻くダンナ。
「うふふ、嬉しいな」
笑顔を見せて彼女の手がズボンのベルトにかかる。
「本当なら私の中に入れて欲しいんだけど…今日は危ない日だからお口で我慢してね?」
少し幼めのなで声を上げる彼女にダンナは「ん」とだけ頷く。
彼女の手がズボンを下ろし、下着をもずらす。
そして彼女の目の前にはいきり立った男性自身がその姿を見せていた。
「ダンナ、いつもより大きいじゃん…」
その姿に少し驚いた様子になる彼女。
「お前のそんな姿を見たらこうなったんだよ」
相変わらずダンナの口調はぶっきらぼうだが、言葉の端々に彼女に対する愛情が見え隠れする。
「ふふふ、じゃあこうなったことを少し感謝しなきゃね」
そう言うと彼女の小さな口が彼の男性自身をくわえ出す。
先端から出るぬるぬるの液体を舌で転がし、唾液と絡ませて全体をゆっくりと動かす。
「ん…」
微かに声を出すダンナ。
その表情を見逃さなかったのか、みえこはくわえたままで笑顔を見せる。
「ダンナ〜、そんなに気持ちいいの〜?」
彼の返答を待たずにその大きな男性自身を自分の右手と口内を使ってしごき出す。
(ダンナ…いつもより大きいじゃない。何か私も変な気分になっちゃうよ〜)
ちゅぽちゅぽと音を立てて彼女の口の中で彼の男性自身が暴れまわる。
「う…そろそろやばい、かも…」
ダンナの声にみえこは目を潤ませて答える。
「どこに…出してほしい?」
そう言いながらも舌の動きは激しく、その度に彼の自身がぴくぴくと感じているのが分かる。
「んっ…。じゃあ、顔にかけて、いいか?」
彼の言葉に無言で頷くみえこ。
口が前後に動きもう限界に近づいたのだろうか、彼女の頭を押さえ自分の手を使ってさらにピストン運動をするダンナ。
「みえこ、もう出すぞ!」
ちゅぽん、と口から離れたその男性自身が不意に激しく波打つ。
そして、先のほうから白く濁った液体が彼女の顔に大量にかかった。
「ああ、ダンナのせーえき、熱い…」
彷徨とした表情でその全てを受け止めるみえこ。
顔に、髪に、セーラー服にその白濁液を浴びてその拍子に彼女自身も軽く達してしまう。
「あ、駄目、また出ちゃう…」
再び下半身から暖かい液体が漏れ出す。
今度は我慢しようとせずに自らの意思で放ち、彼女の足元が先ほどの液体が広がっていく。
上半身は愛しい人の精液にまみれ、下半身は自らの尿液でぐしゃぐしゃになっている。
こんな無残な事になっているのに、それでも幸せを感じている自分。
そんな事を思っていると、不意に彼女の身体が床に押し倒された。
「え、ちょ、ちょっと…」
「気持ちよくさせてくれたから、お返しな」
そして濡れたスカートの中に顔を入れるダンナ。
蒸れた匂いが広がり、彼の頭がみえこの尿液で濡れるのもお構いなく下着をずらされ、彼の舌が彼女の秘部をはいずり始める。
「あ、ああっ!さっきちょっといっちゃったから敏感になって…ふにゃあっ!」
まるで猫のような声をあげながら身体の力が抜けていく彼女。
彼の舌がまるで生き物のようにみえこの蜜壷の中をうごめき、その度に愛液が染み出していく。
「ダンナ、気持ちいいよっ…あん」
甘い声であえぐ彼女、その声を聞いてさらに花弁を攻めたてるダンナの舌。
一番敏感なところを舌の先っぽでちろちろと舐め、吸い出す。
「きゃふっ!また…またいっちゃうぅ…」
「もういくのか?」
真っ赤な顔をして頷く彼女。
彼女の表情が見えなくてもその仕草で絶頂に達しようとしているのが分かる。
舌が蜜壷の中の一番感じるところを愛撫し始めた。
「ああん、駄目、もう駄目ぇ!」
腰が少し浮き、そしてそのままの状態で全身を震わす。
「ああっ、あああっ!」
何度か身体を震わせて、そして力なく倒れこむみえこ。
その秘部から愛液が溢れ、ダンナの口を汚す。
「う〜…ダンナのばかぁ…」
「こら、何て気持ちよさそうな顔をしてるんだ」
彼はぐったりと倒れているみえこの隣に近寄り、その頭を撫でる。
「だって…すっごく気持ちよかったんだもの」
そんな幸せそうな表情の彼女の唇をもう一度奪うダンナであった。
そして後片付けを終えて、自分の着ている汚れたセーラー服を見て落ち込んだ表情を浮かべるみえこ。
「これ、クリーニングに出さないといけないのかな…」
「洗濯じゃシワになっちまうだろ?ま、恥ずかしいとおもうけど頑張れ」
「うう〜、見られるの恥ずかしいよ〜」
「…しょうがないな、俺も行くから。それでいいだろ?」
「うん…。でもやっぱり恥ずかしい〜」
相変わらずのみえこさんにダンナは苦笑いを浮かべてその頭を撫でるのであった。