「完璧だぜ」
俺は、綺麗に片付けた部屋を見回す。
今日は千草姉妹と3人でテスト前の勉強会。
部屋も今までに無く綺麗に片付けた。
お茶菓子も最近女の子に話題の洋菓子屋で買ってきた。
そして脅威の媚薬『セクシーゴールド』も入手したぜ。
○江さんが言っていたぐらいだから効果は保障されているだろう。
千草姉妹と付き合いだして数ヶ月、彼女たちはもう超絶に可愛いさ。
ただなんと言うかね。
積極性にかけるというか、まぁ、そこが彼女らのウィークポイントであるものの、
そんな姿を見ていると、ちょっと悪戯がしたくなることもある。
悪戯したくならない男が居るだろうか、いや居まい。
ピンポーン
「はーい」
俺はドキドキしつつ玄関まで走った。
スリッパを並べていなかったことに気付きあわててスリッパを並べる。
「いらっしゃい、まぁ、上がってよ」
「お……おじゃまします」
「その……男の人の家に入るの初めてで、ちょっと……ドキドキしてます」
そういえば、付き合い始めて俺の家に連れてきたのは初めてだった様な気がする。
くぅ〜っ、このスレてなさが萌えるぜ。
まぁ、今日はそのピュアな心の中の悪魔を見せてもらうわけだが。
「それじゃあ、今日はテストでいい点取れるようにがんばろうか」
「そうですね……がんばりましょう」
「初ちゃん、ちょっとここの問題がわからないんだけど」
「そこは、グラフの二点からXとYの連立方程式を出して
……その……ごめんなさい、説明わかりづらくて」
「いやいや、十分教え方上手いよ、ありがとう」
付き合ってみて判ったんだけど、この二人自信が無いだけで、
勉強も出来るし頭もなかなか切れるんだよな。
たまに狙って自信なさげな素振りしているように思えるときがある。
そんなことを考えていると、右手が柔らかい何かに包まれた。
「あの……緊張してて……手、握ってもいいですか?」
いや、もう握ってるように俺には見えるんですが。
「いや〜、恋ちゃんに右手握られてると俺、勉強できないんだけど」
「きゃっ……ご……ごめんなさい」
真っ赤になっちゃってかわええなぁ。
そんなまったりした勉強会は小一時間ほど続いた。
授業で小一時間って厳しいのに、こんな時だと苦に感じないのは不思議だよなぁ。
と、まぁ彼女たちは元からテスト勉強なんてしなくても大丈夫だろうし、
俺も二人のおかげで赤点は無いだろう。
さて、そろそろお楽しみの保健体育の勉強だぜ。
「じゃあ、二人とも少し休憩しようか」
「ふぅ……そうですね」
「えっと、私はこの問題が終わったら」
恋ちゃんはまだきりがいい所までやるつもりらしい、まぁ、いいけど。
「今日のためにシュークリーム買ってきたんだ、お茶も入れてくるから待っててよ」
俺は自分の部屋を後に台所まで急ぐ。
紅茶のティーバックで手早くお茶を入れると、脅威の秘薬『セクシーゴールド』を
3,4滴ほど入れてみる。
これで効果が無かったら、○江さんにはがっかりだが、ここは効果を期待しよう。
「おまたせ、お茶いれてきたよ」
「ありがとうございます」
「あの……嬉しいです」
俺は媚薬入りの紅茶を二人に渡す。
「熱いから気をつけてね」
俺は二人の口元から目が離せない。
神様、『セクシーゴールド』が効き目抜群でありますように。
って言うかガセ媚薬でありませんように。
「その……そんなに見つめられると恥ずかしいです」
「あぁ、ごめんごめん。 お茶上手くいれられてるか心配でさ」
あわてて俺もお茶をすする。
「とっても、おいしいです」
「あぁ、良かった。 即席のでも心配だったんだよ」
「シュークリームもおいしいです。 ね、恋ちゃん」
「はい、本当においしいです」
うむうむ、もう少しでお茶も完食か。
まぁ、効果が出るまでしばらく待とう。
「とってもおいしかったです……ありがとうございます」
「そういってくれると、俺も用意した甲斐があるよ」
俺はひとまずカップを片付けることにした。
特に他意はない。
「あ……私たちで片付けます」
「いや、いいっていいって」
さぁて、後は効果が出るのを待つだけだ。
俺は台所で少しゆっくり目にカップを洗った。
いやぁ、この後が楽しみだなぁ。
洗い物を終えて自分の部屋へと戻ってみると、
媚薬の効果だろう千草姉妹はすっかり顔が上気していた。
こんな即効性の薬だとは思わなんだ。
俺は軽くガッツポーズをとる。
さぁて、心の中の悪魔を見せてもらおうか。
「じゃあ、また勉強始めようか」
「え……はい」
初ちゃんは何とかまだ耐えれているようだけど、
恋ちゃんはもう、うつむいたまま微動だにしない。
むしろかすかに震えているっぽい。
「恋ちゃん、どうしたの? ちょっと震えてるみたいだけど」
俺はわざと顔を寄せてみる。
「きゃっ……あの……ちょっと部屋が暑いんで、窓開けていいですか」
いや、部屋が暑いんじゃないと思うんだが。
「あぁ、いいよ、換気しないとね」
窓を開けるとさわやかな空気が部屋に流れ込む。
よし、じっくり楽しませてもらおう。
「じゃあ、二人とも勉強初めていいかな?」
「その……はい……始めましょう」
保健体育の勉強だけどね。
勉強を始めて10分も経ってないんじゃないだろうか。
明らかに二人ともそわそわしてきている。
初ちゃんは体をもじもじくねらせ、恋ちゃんは、こっちを上目遣いで見つめてくる。
くあーっ、襲っちまいそうだ。
でもまだ我慢してみる。
やっぱり、ここで二人がどう出るかがお楽しみだしね。
「で、初ちゃん、この問題なんだけど」
「え……あの……ごめんなさい、もう一度いいですか」
もう心ここにあらずですか。
冷静を装ってるけど、もうギブアップ寸前かな。
「……んっ……」
恋ちゃんはもう軽く喘いでるし。
「すみません」
初ちゃんが俺の服の袖を引っ張る。
「その……本当に申し訳ないんですけど……熱っぽいんで、
もう帰ろうかと思うんですけど……ごめんなさい」
いやー、帰らせないよ。
俺は初ちゃんの後頭部に手を当てると、俺のおでこと初ちゃんのおでこを軽く当ててみた。
「えっ……くぅん」
「うん、ちょっと熱っぽいね」
「それなら……」
「僕の家で少し休んで行きなよ」
「えっ……」
こんな状態で帰したらどうなるか判らないしね。
第一に帰しちゃったらお楽しみができないじゃないか。
「その……悪いです」
「大丈夫、それより俺は君たちが往来で倒れたりと思うと非常に心配なんだよ」
俺のこの一言を聞くと、初ちゃんはゆっくりと元の場所に座った。
「恋ちゃんもさっきから火照ってるみたいだけど大丈夫?」
「ん……だいじょぶ……です」
ダメっぽいね。
「二人とも俺のベッドでよければ横になりなよ」
俺は初ちゃんの体を支えるとベッドまで連れて行く。
初ちゃんの座っていた座布団にじっとりシミが出来ているんだけど、
そんなに我慢されててもなんか悲しいものがあるなぁ。
続いて俺は恋ちゃんの肩を抱いて座布団から立ち上がらせる。
恋ちゃん、もうふらふらなんですけど。
「ベッドせまいかもしれないけどゆっくりしててよ」
「んぅ……あの……」
「じゃあ、いろいろ準備してくるから、10分ぐらいかかるけど待ってて」
俺はそう言い自分の部屋を出て行く。
まぁ、戸の外で待っているだけだけどね。
あの状態でオナらなかったら二人を俺内神に認定しよう。
さすがにいつも控えめな二人でもオナらずには居られまい。
そこで俺が部屋に入り、羞恥プレイからディープインパクトだぜ。
我ながら絶妙な計画だ。
萌え。
よし、それではゆっくりと様子を見させてもらおう。
俺は用意してあった紙コップを戸につけ、様子を伺った。
5分経過
むぅ、なかなか我慢強いかもしれない。
俺の方が先に心が折れてしまいそうだ。
俺があきらめかけたその時……
「……んくっ……」
「あっ……」
「……くぅ……」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
やはりあの千草姉妹も人の子、媚薬には勝てなんだ。
時は来たーっ。
バターン
俺は勢いよく部屋のドアを開けた。
「おぉ何てことだ、こんな現場に出くわしてしまうとは」
予定通りの台詞を言ってみる。
「あっ……」
「……あの」
ベッドの上の二人は制服のまま抱き合いお互いの胸と秘所を弄りあっていた。
とろりとした瞳と、離れていても判る艶かしい汗。
今まで二人とエッチしたときは彼女たちの希望も有って真っ暗な部屋でしかしたことが無かった。
改めて明るい部屋の中で見ると、エロいよなぁ。
俺はその官能的な姿に改めて釘付けになった。
「あ……その……あの……」
「えと……ぐすっ……その」
あーあ、泣き出しちゃったよ。
相手が二人だけに罪悪感も二倍。
予定を変更してこのままエッチに持ち込もう。
「ごめんね、初ちゃん、恋ちゃん」
俺は二人をぎゅっと抱きしめる。
「エ……エッチな子だって……ぐすん……軽蔑しましたよね」
「ぐすん……嫌いに……ならないでください」
「こんなことで嫌いになるもんか、でもエッチしたいときは素直に言ってくれた方が嬉しいな」
俺は二人の耳元でささやいてみる。
「なら、今から……ダメですか」
「だめじゃないさ、俺はいつでもいいよ」
ちゅっ
言い終わった瞬間、恋ちゃんが突然俺をベッドに押し倒しキスをした。
「んふぅ、くちゅ」
って言うか舌まで入れてきてるよ。
俺は今までにない恋ちゃんの積極さに少し戸惑った。
「あなたのくちびる……やわらかいです」
俺自身もこんな激しいキスをしたのは初めてだった。
後頭部に腕を回されて、俺には首を動かす自由はまったく無い。
まるで頭ごと恋ちゃんに包まれているようだった。
くちびるを求めるたびに恋ちゃんの眼鏡のフレームがカチャカチャと俺の顔に当たる。
「ちゅう……はむぅ」
「うぷはぁ」
息苦しくなりくちびるを離す。
「あの、もう疲れちゃいましたか」
恋ちゃんが心配そうに俺の顔を覗き込む。
いやいやまだまだ元気、キスだけでイクほどやわな鍛え方はしてないしね。
「恋ちゃんこそ、もういいの」
「まだまだ大丈夫です……でもエッチな子だとか……思わないでくださいね」
恋ちゃんはまたも唐突に俺にズボンのジッパーを下げ始める。
いや、こんな大胆な子だったとは思いませんでした。
呆然としていた初ちゃんも寄ってくる。
あっと言う間に恋ちゃんのすばやい手さばきで、俺の一物が二人の前にあらわとなる。
恋ちゃん、俺は十分エッチな子だと思うぞ。
「うわぁ……」
「大きいです……(ごくり)」
二人はしばし俺の一物を凝視する。
「……はむっ」
「おおっ」
恋ちゃんがいきなり俺の一物を口に咥えた。
「あっ……その、気を悪くしないでください」
「いいって、女の子に咥えられて気分悪くする男なんていないよ」
「それなら……私も」
先を咥える恋ちゃんに対して初ちゃんは根元を舐めまわす。
「くちゅう……あむぅ」
「ちゅ……ちゅう」
「あむっ、美味しいです」
俺は彼女たちの奉仕による快感に酔っていた。
二人とも、異常に上手すぎる。
どこでこんなテクを学んだんだろう、謎だ。
「二人とも、もういいよ」
俺はあっという間に射精感が高まる。
さすがに口に出すのも悪いだろう。
「ちゅう……くちゅっ」
二人はちらりと俺のほうを見るとかまわず舐め続ける。
「ちゅっ……あなたの、飲ませてください」
先を舌で突くように舐めたかと思うと、ダイナミックな動きで口の奥まで咥え、
そして初ちゃんがじっくりと袋の裏を舐める。
「よし、恋ちゃん、出すよ」
竿を舐めていた恋ちゃんはこくんと軽く頷く、
とほぼ同時に俺は絶頂感のままに恋ちゃんの口内に射精した。
「はふぅ……んぐぅ、ごくん……あなたの精液美味しいです」
可愛い奴。
俺は恋ちゃんの頭をくちゃくちゃと撫でてやる。
「あむっ」
間髪いれずに今度は初ちゃんが俺の一物を胸に挟み先端を舐め始める。
っていわゆるアレか?
パイズリって奴だな。
「おうおう、今日はとことん付き合ってやるぜーっ」
「ぜぇ……ぜぇ」
俺はぐったりとベッドに横になる。
正直、腹上死するかと思った。
あの後、交互にフェラされ続けて延々と本番だもんなぁ。
20発はぬかれただろうか。
俺のご本尊様も最後までよく勃っていたもんだ。
自分で自分を褒めてやりたいです。
「あの……ごめんなさい、疲れましたか」
「いやいや、すごい気持ち良かったよ」
けだるい体を無理やり起こし二人の頭を撫でてやる。
「やっぱり俺は、君たちが大好きだよ」
「え……その……恋ちゃん」
「わ……私たちも……大好きです」
今回は媚薬効果(?)もあってまたひとつ彼女たちの事を深く知ったのだった。
まぁ、疲れたのはその代償って事で。
「えと……シャワー、借りていいですか」
「あぁ、シャワーなら部屋を出て左に行ったところだよ」
確かにこんな状態で家に帰すわけにもいかないよな。
「じゃあ……お先に入って来ます」
二人が戸から出て行くのをぐったりと見つめる俺。
正直、さっきのなでなでで体力は使い果たした。
もう動けない。
ふと何かを思い出したかのように初ちゃんが俺の元に駆け寄り耳元で囁く。
「……変な薬使わなくても、言ってくれれば私たちはあなたの好きな事しますよ」
悪戯されてたのは俺でした。
あなおそろしや。