ピチャ、ピチャという水音、それと入れ替わりに苦しそうな呼吸が聞こえる。  
 夕焼けに赤く染まる放課後の教室。  
 ほんの数時間前までここには四〇人近い学生がいた。だけど、いまここには僕を含めて、三人しかいない。  
 一条薫子、菫子。  
 彼女らが残りの二人で、学園でも有名な美少女双子姉妹であり、僕の恋人たちだ。  
 ちなみにポニーテイルの薫子が主に僕の右側を、ショートの菫子が左側を占めることが多い。  
 それぞれが望んでこういう形になったので、僕たちの間には普段問題はない。  
 あくまで普段は、だけども。  
「どうしたの、二人とも? 動きが鈍くなってきたよ」  
 僕は二人を見下ろしながら、優しく声をかける。  
「んっ……だって、あっ!」  
「ひぃぅ……こんな状態じゃ、難しいよぉ」  
 見下ろす、と言ったことからわかるだろうけど、彼女らは僕の足元にひざまずいている状態だ。  
 さらに言うなれば、僕のモノをしゃぶっている。  
 こんな状態とは、裸足の僕の指が二人の性器をいじっている状態だ。  
「僕なんか二人がかりで攻められてるのに、ちゃんと動いてるよ?」  
 言って、器用に足の指で下着をずらせて、親指を性器にめりこませる。  
「んんっ! 男の子と女の子じゃ、違うよ……」  
「あぅ! なんか、ずるい……」  
 うーん、確かに性感帯とか、敏感さとか、男女の違いはあるかな。  
 何度目かの情交の際に、姉妹間ですら感じ方に差があるとは気づいていた。それが男女間ならなおさらだ。  
 それを抜きにしても、この姉妹はたぶん、とっても敏感な類に含まれるだろうけど。  
「はいはい、言い訳はなし」  
 ポンポンと頭を叩いてやると、嬉しそうに目を細める。  
 僕はそんな二人を見ながら、ちょっとだけ昔のことを思い出していた。  
 
 
 いつの頃だったか。高校二年の二学期に入って少ししてからだったかな。  
 五時間目が体育で、男はサッカーで女子はソフトボールをやっていたんだ。  
 授業が終わり、HRになっても一条姉妹は帰ってこなかった。  
 女子が言うには薫子が終了間際にスライディングをして足を捻ってしまい、薫子が付き添って保健室に行ったとい  
うことらしい。  
 それを聞いて先生は、  
「そっか、じゃあ、後はお前に任せるぞ」  
「僕ですか?」  
「一条はお前の担当だろ?」  
 なんて言ってくれやがりました。  
 まあ、保険委員だし、誰かに任せるなんて気はサラサラなかったからいいけどね。  
 HRが終わり、僕は早速保健室に向かった。  
「しっかりやれよ」  
 教室を出る際、クラスメートに声をかけられた。彼は何をやれと言いたかったのだろう。  
 僕と一条姉妹の関係はクラスのみならず全校生徒に知られていることなので、おそらく深く考えずに揶揄するつも  
りで言ったのだろう。  
 だけど、ある意味予言だったのかもしれない。  
 僕は、しっかりとやったのだから。  
 
「失礼しまーす」  
 保健室に入ると、すでに処置は済んでいたようで薫子の足首はテーピングで固められていた。  
「あ、様子見に来てくれたんだ」  
 嬉しそうに尻尾を揺らしながら薫子が言う。  
「まあね。はい、二人のカバンと制服」  
 カバンと制服が畳まれて入っている袋をベッドに置く。  
「ま、まさか更衣室に潜入を!?」  
 芝居がかった口調で菫子が叫ぶ。  
「ああ、そんな! ダーリンが、ダーリンが性犯罪者に!」  
 それに乗るのは薫子だ。  
 僕をからかうのをほとんんど趣味にしているような姉妹だから、こういうのは日常茶飯事だ。  
「そうだね。見られないようにするのは大変だったよ」  
 たまに反撃しようとしても、  
「なんてこと! 下着を漁ったり、盗撮カメラをしかけるなんて!」  
「これも私たちの目が行き届かなかったせいなのね! ああ、ごめんなさいお天道様!」  
 ノリノリの二人に敵うわけない。  
「あらあら、大胆ねえ」  
 本気なんだか乗ってきたんだかわからないけど、のんびりと保険医の先生までが言ってくる。  
「はい、そこまで。委員長に手伝ってもらったんだよ。入るわけないでしょ」  
 放っておくといつまでも続けそうな勢いだったから、僕から折れた。  
 僕が二人に勝てることなんてあるのかな?  
「うん、そうね。ありがと」  
「委員長には、明日お礼言っておくね」  
 素に戻る二人だけど、  
「あら、冗談だったの?」  
 どうやら、先生は本気だったようだ。疲れる……。  
 
「ああ、そうそう。私これから用事があるのよ。だから、カギ預けてもいいかしら?」  
 二人が着替えるだろうと、カーテンを閉めようとしていた僕に、先生が返事も待たずカギを渡してきた。  
「反論の余地はないような気がするのは気のせいですか?」  
「下校時刻までに職員室に返しておいてくれればいいから。  
 なんだったら、ここでゆっくりしていってもいいわよ。それじゃ、よろしくね」  
「帰ってこないつもりですか……っていないし」  
 こっちの話は全く聞かず、先生は消えた。  
「行っちゃった……」  
「よっぽど急いでたのね」  
 見れば、二人はイスとベッドに座っていた。着替える気はなさそうだ。  
「ね、ね。先生の許可もあるんだし、ゆっくりしていかない?」  
「どうせこれじゃ寄り道出来なそうだし、ね?」  
 口調は僕に許可を求めるような感じだけど、僕の袖を引っ張っているあたり、こちらも反論の余地はなさそうだ。  
「りょーかい。それじゃ、お茶でも淹れようか」  
 ちょっと前にも言ったけど、僕は保険委員で、ここには何度か出入りをしている。  
 だから、先生は僕にカギを渡したし、急須とか葉の場所も知っているんだ。  
 勝手に留守番代として、煎餅をいただいた。  
 
「ところで、足の具合はどんなもんなの?」  
「んー、捻ったぐらいで、捻挫まではいってないみたい」  
「二、三日安静にしていればすぐに治るって、先生が言ってたわよ」  
「そっか、それはいいことだ」  
 ズズズ、と緑茶をすする。玉露みたいな高級なお茶ではないけどおいしい。  
「それにしても、体育の授業でそんな無茶することもないんじゃない?」  
「今日はね、私と菫子は別のチームだったの」  
「だから、勝ったほうが帰りに何かおごるって賭けをしてたのよ」  
「チーム戦でそれはどうかと思うけど」  
 煎餅をかじりながら言う僕の言葉は、やっぱり無視だ。  
 話すことに夢中になっている姉妹は止められない。  
「最後に私が逆転ランナーで三塁にいたの」  
「でも、最後のバッターは今日ヒットを打ててない子だったのね」  
「そこで私はホームスチールを敢行!」  
「だけど、そこで足捻っちゃって」  
「結局、どっちが勝ったのかわからないんだ」  
 ソフトにもホームスチールが有効なのかどうかはともかくとして、  
「元気だね、ホントに」  
 半ば呆れて僕が言うと、  
「あはは、燃えちゃってさ」  
「賭け事って燃えない?」  
 気持ちはわからなくもないんだけどね。  
「絶対に競馬とかパチンコには関わらないようにしようね」  
 もしかしたらすっごいはまってしまうかもしれない。  
 
 しばらく、そんないつもどおりの雑談をしていたんだけど、薫子が思い出したように言った。  
「あ、ねえねえ。今日、お父さんもお母さんもいないんだ」  
「そうだったわね。悪いんだけど、送ってくれない?」  
 菫子がそれに続く。車が使えないならしょうがないし、それに、  
「かまわないけどさ。って言うか僕がそうしないとでも思った?」  
「ううん、思わない」  
 嬉しそうに薫子が僕の腕にしがみつく。  
「あっ、ずるい!」  
 対抗するように、反対側に菫子が抱きついてくる。いつものことだ。  
 でも、今の二人は体育着で、制服より柔らかいから、身体の感触がいつもより強く感じられる。  
 まあ、それはさておき、薫子はまた続ける。  
「へへへ、じゃあ抱っこで連れてってね」  
「あ、それは無理」  
 それまで嬉しそうな薫子だったけど、即答した僕に不服そうな表情を向ける。  
「えー、何でぇ?」  
「当たり前じゃない。薫子甘えすぎよ」  
 菫子が嗜めるように言うけども、  
「いや、別に甘えてくれるのは嬉しいからいいけどね」  
「あ、そうなの? じゃあ何で?」  
 うーん、薫子も菫子もわかんないのか。  
「抱っこは恥ずかしいし、疲れるから嫌だよ。おんぶならいいけどね」  
 抱っこは腕と背筋で持ち上げるけど、おんぶだったら身体全体を使うから疲れづらい。  
「あ、そっか」  
「それもそうよね」  
 二人して勘違いしていたようだ。双子だからなのか、それとも素で勘違いしていたのかはともかく。  
「お茶もなくなったことだし、そろそろ行こうか」  
 僕は立ち上がろうとしたんだけど、二人は腕にしがみついたまま離れようとしない。  
 
「っと。あの、離してくれないと立ち上げれないんだけど」  
 と、僕が言っても、二人して僕を不満げな表情で見るだけで、動きがない。何だって言うんだろう?  
「ホントに、変わってるよね」  
 唇をとがらせた薫子は可愛いんだけども、何ですねてるのかわからない僕にはどうすることもできない。  
「だって……この状況なんだよ?」  
 反対から菫子が頬を膨らませて言う。二人とも頬を染めている。  
 その表情を見て、こんな顔をした二人を前にも見たことがあるな、と気づいた。  
 そして、二人が何を言いたいのかも、察しがついた。  
 ある意味超能力かもしれない。  
「状況、って言うと……放課後で、保健室とベッド、そして僕達だけ、誰か来る可能性もないって状況のことかな?」  
 つまりは、彼女らなりのサインだったんだろう。いつも抱きついてくるから気づくのが遅れたけども。  
 そう、二人は僕に抱かれたがっている、ということだ。  
 気づいた僕に、あの時の感覚が甦ってくる。夏祭りの時の、あの夜の感覚が。  
 顔を真っ赤にしている姉妹は、僕の言葉にこくりとうなづいた。  
「だって……あなた、あれ以来迫ってくれないし」  
「私達、寂しかったんだよ?」  
 潤んだ瞳で見てくる姉妹に、ちょっとイジワルのつもりで言ってみる。  
「そうだね。僕は体育着にもブルマにも汗の匂いにも興奮を覚えるわけじゃないけど、そういうのもいいかな?」  
 親父くさいことを言うと、二人は今気づいたのだろう。慌てて言った。  
「え、そんなに汗臭い!?」  
「あ、それにちょっと埃っぽいかも!」  
 もしかしたら、シャワーを浴びたいなんて言い出しそうな二人だ。  
「まさか、今更やめるなんて言わないよね?」  
 僕はもうヤル気満々なんだ。やめてなんて、あげない。  
 僕は、自分の匂いを嗅いでいる二人を抱き寄せた。  
 
 自分で言うのもなんだけど、結構タンパクなほうなんだよね、僕って。  
 女の子の感触を知る前から自分ですることも多くはなかった。  
 けど、あの祭りから二週間かな。たまっていた性欲が顔を出してきた。  
 二人のおかげでね。  
「ってなわけで、さっそく」  
「あ、やん」  
「あう」  
 両脇に抱えたような体勢で、脇から手を差し入れて二人の胸を揉む。  
 大きさも柔らかさも同じぐらい。ブラジャーしてるから細かくはわからない、けど……?  
「あれ、もしかして夏より大きくなってない?」  
 気のせいかもしれないけど、そんな気がした。  
「あ、すごい。わかっちゃう?」  
「実はカップ数が上がったんだよ」  
 カップ数っていうとAとかBのことかな?  
「ふうん。成長期なのかな。それとも毎晩二人で揉みあいしてたとか?」  
 いやらしく言ってみる。すると、二人はわかりやすく答えた。  
「な、何言ってるの!?」  
「そ、そんなわけないじゃない!」  
 うん、非常にわかりやすい。これは絶対にやってたね。  
「正直に言わないと、やめちゃうよ?」  
 スルリと脇から手を抜く。怒ったような、残念なような顔で僕を見上げる二人。  
 じっと見つめ返す。そして自白。  
「う……やってました」  
「毎日?」  
「そ、そこまでじゃないよ! 週に四、五回、かな……」  
 ほぼ毎日じゃん、それ。  
「そっかそっか。じゃあちゃんと答えたHな二人にご褒美だ」  
『きゃん!』  
 二人を押し倒し、上着を巻き上げた。  
 僕にフェチ趣味はないけど、せっかく体操服なんだから半脱ぎがいいよね。  
 
「さて、それじゃ直接見てみようか」  
 胸のとこまでたくし上げて、ブラジャーをずりあげた。  
 その時二人の身体がピクリと動いたのを、僕は見逃さなかった。  
「あ、やっぱりだ。もう硬くなってる」  
 ブラジャーが乳首に擦れたのだろう。やはり感じやすい。  
「うう、イジワル」  
「なんで普段とこんなにギャップあるのよぉ」  
 それは僕も少し気になってるけどね。スイッチが入っちゃったとでも考えてくれ。  
「おー、やっぱり大きくなってるし、それに柔らかくもなってるね」  
「あ、ん……」  
「はぁ……」  
 下から持ち上げるようにして揉んで見る。ハリがあって、ずっと触っていたい気分になる。  
 円を描くようにしたり、上下にゆすってみたり。面白いほど自在に動く。  
 それだけでも気分が盛り上がって来るようで、二人は頬を上気させ声を噛み殺していた。  
 声を出させてみたいと思い、それまで触れてなかったトンガリを押し込む。  
『ふぁん!』  
 声をそろえて嬌声を上げる。声の調子も顔も、双子だけにそっくりだ。  
「ふふ……可愛いよ、薫子、菫子」  
 さっきから僕のモノはビンビン、いやむしろギンギンだ。  
 だけど焦らない。せっかく僕が優位に立てているんだからね。  
「そうだな……二人とも、ちょっと」  
「え……わっ!」  
「な、何!?」  
 気落ちよくなってボーッとしていた二人に、思いついたことを実行に移す。  
 ケガをしている薫子を下に、菫子を上に重ねた。  
 さらにその上に僕が覆いかぶさり、薫子の胸を上から、菫子の胸を後ろから揉む。  
 む、ちょっとキツイ体勢だ。  
「こうすると、三人でしてるって気になるね」  
「もう、バカ……ん」  
「はぅ……あ、お尻」  
 ん? あ、そうか。体勢からして僕のモノが菫子のお尻に押し付けられてるのか。  
 僕は耳元で囁いた。  
「まだ、あげないよ」  
 そうして僕は、身体を下にずらした。  
「どうせ洗うんだから、いいよね」  
「な、何が、ひゃう!」  
「ちょ、ちょっと、うぅ!」  
 
 重ね合わせになったブルマのスジをなぞる。汗をかいているためか、しっとりとしていた。  
 だけど、あえて僕は言う。  
「あれ。もしかして、もう濡れてる?」  
 ちょっとスジに指を押し込んでみる。  
「やぁ、そんなこと、ない……」  
「ん、汚れちゃう……」  
 これからもっと汗かくんだから気にしない。  
 少しして、スジがより湿ってきた。やはり二人は言葉でも感じてしまうみたいだ。  
「Hだね、二人とも。グショグショだ」  
 言って、ブルマを脱がせる。もちろん、片足に残しておく。  
 さらにそれまでブルマ越しだった愛撫を直接に切り替えた。  
「ふぁぁっ!」  
「や、ダメェ!」  
 ジュクジュクって音だったのが、クチュクチュっていう水音に変わった。  
 いわゆる貝あわせの状態だから、親指と人差し指で何か摘むみたいな愛撫ができて楽だったりする。  
「ふふ。仲いいよね、二人とも。胸擦り合わせるのって、気持ちいい?」  
「ひゃふ……い、いいよぉ!」  
「はぁ……気持ち、いい!」  
 僕の愛撫の最中に、二人は感じていただけじゃない。もっと気持ちよくなりたがっていたんだ。  
 
 二人は胸を擦り合わせて、乳首もぶつけあっていた。  
 そればかりかキスまでしていた。  
 あれ、そう言えば僕まだしてないな。まあ、後でいいか。  
 ともあれ、また思いついて僕は二人を貫いていた指を抜いた。  
 それからちょっとの間だけ二人でお互いを攻めてたんだけど、僕が何もしていないことに気づいたみたいだ。  
「やぁん、何で何もしてくれないの?」  
「お願い……もっとぉ」  
「ん? だってね。僕がいなくても二人でできるんだからいいじゃない」  
 振り向く二人に、僕はにこやかに言ってやった。  
「やだぁ……あなたのがいい」  
「いじわるしないで、ちょうだい……」  
 ああ、潤んだ瞳いいなぁ。泣きそうな顔がたまらない。  
「うーん。ねえ、僕って二人の何?」  
 僕の問いに、二人は即答した。  
『恋人で、ご主人様……』  
「ご、ご主人様……」  
 いい。すごくいい!  
 今までの興奮のレベルが100だとすると、1000は確実に超えたね。  
 もう僕、サドでいい。この状況にすごく興奮しているんだから間違いない。  
「よくできました。ご褒美をあげるよ」  
 
「ひゃあん!」  
 まず僕は、薫子の中に挿入した。  
 前回薫子は処女だったから痛さがまずあったようだけど、今日の薫子は最初から飛ばしている。  
「あ、熱いの! 奥まで、ああっ!」  
「薫子、いいよ。きつくて柔らかくて温かい。菫子としてただけのことはあるね」  
「やぁ、言わないでぇ」  
 僕の言葉のひとつひとつに反応しているかのように、中はヒクヒクと蠢いている。  
 気を抜けばすぐにも果ててしまいそうだけど、ここは気合だ。  
 さて、当然だけど僕は菫子にも愛撫をしている。胸を揉み、首筋に吸い付く。  
「あっ、はっ、んんっ!」  
 菫子の背中ってキレイでいいんだけど、薫子の揺れる胸も見たいな、なんて思ったりもする。  
 この体勢からは無理だけど……。  
 またまた思いついて、薫子の中から抜き出して、菫子に入る。  
 うん、こちらも薫子のものとはまた違った趣がある。  
「ああっ!」  
 不意打ちだったようで、大きな声を上げて菫子は薫子に倒れこんでしまった。  
 あ、これはむしろちょうどいいかも。  
 数回菫子に腰を打ちつけた僕は、また薫子へ入れる。鶯の谷渡り、だったっけ?  
 二人の腰を掴んだ僕は、何度も何度も入れ替わりに腰を振った。  
「ひぃ、あっ、何これぇ!?」  
「も、もうわかんないっ、きゃふ!」  
 
 僕も、今どちらに入れているのかわからなくなってきていた。  
 それほどに二人の中は似ていたわけではない。だけど、細かいことを考えられなくなっていたんだ。  
「ん、あっ、はっ、ああっ!」  
「ふ、ん、あ、んんっ!」  
 二人の声のトーンが高くなってきた。いきそうなのだろう。  
 僕はモノを抜き、二人の間に差し入れる。二人がかりのスマタだ。  
 上下から挟まれる感触は、中に勝るとも劣らない上に、動きやすかった。  
 なもんだから、僕の限界もすぐに来た。  
「っく、いくよ!」  
「う、うん、来て!」  
「わ、私たちに!」  
 お望みどおりにしてあげよう。腰を引き、一気に押し出す。  
「んっ!」  
『あ、あああああっ!』  
 僕のモノは二人の間で果て、実に二週間ぶりのセーエキが二人のお腹に降り注いだ。  
 
 
「そういえば、ベッドでするのって始めてなんだね」  
 コトが終わり、後片付けをすませたあと、僕はベッドの上で呟いた。  
 でも二人は僕の隣にいるわけで、聞こえるわけだ。  
「あ、そうよね。最初は外だったし」  
「普通じゃないわよね」  
 何を今更って気もするけどね。  
「ところでさ、やっぱりサドだったね」  
 菫子が嬉しそうにいった。今回、僕は自分の属性を認識したわけで。  
「そうだね。で、二人はマゾだったね」  
 と言ったら、薫子が真っ赤な顔をして僕を抓った。  
「でもさ。あれは僕の本性で、本音なんだよね」  
 ホンネ?と、二人は同時に首をかしげ聞いてきた。  
「そう。僕は二人のご主人様でいたい。薫子も菫子も僕のものだ」  
 二人の頭を抱き寄せると、嬉しそうに僕に抱きついてきてくれた。  
「当たり前じゃない。そうじゃなきゃ、困るもん」  
「そうそう。こんな身体にした責任とってもらわないとね」  
 そして二人は、僕の頬にキスをした。  
 結局、この日は口にキスをしたのは、家まで送った帰りだった。  
 
 そうそう。こんな感じだった。  
 あれから僕が二人を求める頻度が増えて、保健室、体育倉庫、使われていない教室、  
 さらには今しているように放課後の教室でもするようになったんだ。  
「ご主人様ぁ、もう私、欲しいよぉ」  
「お願い、ご主人様。下さい」  
 僕のモノをしゃぶっていた二人が、我慢できないって感じで見上げている。  
 僕の足はもう水たまりに突っ込んだようになっていた。  
 うん、そろそろいいかな。  
「ん、よし。じゃあ薫子。胸出して、跨って」  
「は、はいっ!」  
 そう言うと、嬉しそうに薫子は制服の胸だけボタンを外し、ブラジャーをたくし上げた。  
「菫子は手でしてあげる。こっち来て」  
「うんっ!」  
 同じように菫子も胸を出した。  
「ほら、薫子。菫子も」  
「あ、んんっ!」  
「はあっ、ひゃふ!」  
 モノがズブズブと薫子にめり込んでいき、手は菫子の胸と性器を撫で回す。  
 今のところ、問題は起きてない。  
 できるだけ見つからないように気をつけてるけど、いつ見つかってしまうことやら。  
 当面の問題はそれかも。  
『ああっ、ご主人様っ!』  
 ああそうだった。普段学校でもご主人様と言いそうになってしまうっていう問題もあったか。  
 前途は多難だ。  
 とか言ったら怒る?  
 
 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル