シャワワ〜。と降り注ぐシャワーの下に相良君と千鳥さんはいました。  
リビングでは上半身裸の千鳥さんと下半身裸の相良君でしたが、お風呂では仲良く二人してすっぽんぽんです。  
明るいお風呂場で、何日かぶりに見る千鳥さんの裸にこっそりウットリしながら、相良君は椅子に座ってる千鳥さんの前に膝をつき、自分の体液で汚してしまった髪を丁寧に洗ってあげていました。  
シャワーで泡を洗い流すと、屈み込んでいる千鳥さんの背中が相良君の目の下で露わになります。  
白くなめらかな背中に微妙な起伏が淡い陰を落としている様は、何度見ても見惚れるほどなまめかしく、美しく、相良君はこっそり感嘆の息を漏らしました。  
「もういい?」  
顔を伏せていた千鳥さんがシャンプーの泡が消えた頃合いを見計らって聞きます。  
「いいぞ」  
相良君は返事してシャワーの詮を止め、千鳥さんは指で目を拭って、顔を上げました。  
そうして、目の前にあったものが目に入ったとたん、千鳥さんはうろたえて目が泳いでしまいました。  
「そ、ソースケっ。その……、それ……」  
千鳥さんの目の前には、隆々とそびえ立つ相良君の股間があったのです。  
「うむ。すまん。君の背中を見ていたら勃った」  
相良君はあっさり言いました。  
「え、エッチはダメよ?」  
赤くなって念を押す千鳥さんに相良君は心外そうに眉を上げました。  
「もちろんだ。わかっている。さっき約束しただろう?」  
「じゃ…、どーすんのよ、ソレ……」  
雄々しく天を向いている逸物をちらっと見て頬を染めながら千鳥さんが尋ねます。  
「自分で処理する。ついては君に少し協力してもらいたい」  
千鳥さんは目を眇めました。  
「協力?…エッチなことじゃないでしょうね?」  
「無論だ。君は何もしなくていい。そこにいてくれれば充分だ」  
「………?」  
 涼しい顔で答える相良君に千鳥さんは首を捻ります。  
(ここで…あたしが見てる前で自分でスルつもりなのかしら?)  
好奇心と期待で、ちょっとワクワク、かなりドキドキしてる千鳥さんに相良君が指示します。  
「君は後ろを向いててくれ」  
相良君が自分でするのを見せてくれるのかと思っていたので、千鳥さんはちょっとガッカリして、椅子に座ったまま、くるっと後ろを向きました。  
その濡れた黒髪の張り付く白い背中を穴が開きそうなくらい、じいっと見つめながら、相良君は言いました。  
「いや、そうではなく……。すまんが立ってくれ」  
「……注文が多いわねー」  
「すまん。頼む」  
首を捻りながらも千鳥さんが立ち上がると、濡れた黒髪が張り付いた背の下で、まあるいお尻からすらりと伸びる見事な脚線までが相良君の目に露わになりました。  
それらを舐めるように眺め回し、相良君は更に千鳥さんに注文します。  
「足は閉じてくれ。もっとぴったり」  
「……んもお!」  
訳が分かりません。でも、千鳥さんは相良君の言うとおりにしてあげました。  
千鳥さんのみずみずしく張った白い太腿が隙間なくぴったり合わせられ、相良君はほおっと感嘆の息を吐き、呟きました。  
「それだ…」  
小さな声なのに、千鳥さんには相良君の声はとても近くから聞こえました。  
すぐ後ろに相良君の気配や体温を感じて、千鳥さんはドキドキします。  
「少し借りるぞ…」  
耳元で相良君の低い声が聞こえるや否や、にゅうっと千鳥さんのぴったり閉じた太ももの間に、熱くてカタい物体が後ろから差し込まれます。  
 
「ひっ!なな、ナニすんのよ?!」  
差し込まれたのは、千鳥さんがカラダの一部でよく知っている、この数日で手でもすっかりお馴染みになった相良君の元気いっぱいのきかん坊のムスコです。  
「何と言われても…。コレを処理するのだが」  
はあっと恍惚とした熱い息を千鳥さんの耳に吹き掛けながら相良君は言いました。  
「しょ、処理って……、や!だめ!い、挿れちゃダメ!」  
「もちろん挿れない。挟むだけだ。問題ない」  
「は、はさ?!」  
「君はそのまま足を閉じて立っていてくれれば充分だ。ぴったりと……閉じて……そのままで……」  
相良君は、はあはあと息を荒げながら言います。  
「そ、そん…ひゃ!」  
「うっ!」  
相良君に言われたからでなく、あまりの事に驚き緊張した千鳥さんの体にきゅうっと力が入り、足の間に挟まってる相良君のをきつく挟んでしまいました。  
「ああ…素晴らしい……」  
相良君はむっちりと柔らかな太腿にきゅっと圧し包まれる感覚にうっとり呻き、千鳥さんの背中に抱き付きました。  
「あん!」  
勢いに圧されて、前のめりになった千鳥さんが思わず壁に手を付きます。豊かなオッパイがたぷんと下向きに揺れ、脇からそれを見ていた相良君のアレが角度をぎゅんと上げました。  
「ひあ!」  
柔らかく感じやすい下の口に相良君のが直にこすれて、千鳥さんの上の口からヘンな息が漏れます。  
その声は相良君の耳を蕩かし、情欲を煽り立てました。  
「ちどり…」  
はああっと熱く掠れた声を漏らすと相良君は腰を揺すり始めました。  
「ひゃん!」  
しゅっこしゅっこと相良君は猛々しく立ち上がったモノを千鳥さんの太腿で抜き差しします。  
「や…!だめ…ぇぇん!ひゃん!」  
固くて熱いアレが千鳥さんの柔らかな入口をこすり、ぷるんと弾力のある相良君の先端が、千鳥さんの花びらのようなヒダの陰から小さな核を掘り起こします。  
「あふっ、あふっ、……ひい!やあ!」  
感じやすいところをこすられ、千鳥さんは意味のある言葉が話せなくなってしまいます。  
相良君は悶え喘ぐ千鳥さんの声にうっとり、しゅっこしゅっこ夢中で腰を振ります。  
目の下の白い背中や濡れ光る髪は艶やかに美しく、引き締まった太腿にきかん坊のムスコはぎっちりむっちり捉えられています。  
張りのある腿でこするのが気持ち良くてたまらず、相良君は恍惚と腰を振りました。  
リズミカルにガンガン腰を降っていると、シャワーのせいばかりでなく、相良君の先っぽから先走りの液体が分泌され、どんどん滑りが良くなっていって、気持ち良いことこの上ありません。  
しかも、ぬるぬると熱く濡れた感触は、相良君の先端から出ている体液ばかりのせいではないようです。  
相良君の大きくカタくふくらんだムスコの上から、熱く濡れた千鳥さんのカラダが纏い付くように絡んできます。  
 
「ちどり…。挿れなくても気持ちいいのか?」  
相良君はしゅこしゅこ腰を振りながら、千鳥さんの耳たぶを甘噛みして尋ねました。  
「ち、ちが…、あっんんっ!」  
耳元に感じる熱い息や相良君の低い声に、千鳥さんは首を激しく振ります。  
舞い散る濡れ髪やふるふると震える細い背中が相良君の情欲を煽り、相良君はくいくい千鳥さんの入口に触れるように腰の角度を上げました。むちむちした太腿とぬるぬるした粘膜のコントラストが、相良君のムスコに新たな快楽の世界の扉を開きます。  
「俺はすごく気持ちがいい…。君はどこもかしこも素晴らしい……」  
相良君は荒い感嘆の息を吐き、たぷたぷ揺れる千鳥さんの豊かな胸に手を伸ばしました。  
「あん!いやあぁ!」  
蕩けるように柔らかなオッパイをわっしわし揉むと千鳥さんの甘い悲鳴が上がり、なお堪らなくなります。  
「千鳥…くぅ!ちどり…!」  
相良君は豊かな胸の柔肉をモミモミしながら、先っちょの尖った突起もコロコロ転がしました。  
「あ!あ!いや!いや!」  
悶えて震える千鳥さんを相良君は胸を掴んだまま自分の方へ引き寄せます。  
相良君の胸板に千鳥さんの背中がぴったり密着します。  
「あ、あふん…あん、ああん、んん……!」  
背中に感じる相良君の熱い肉体に、千鳥さんの唇が震え、意味のない喘ぎがこぼれます。  
相良君は、千鳥さんの身体を抱えてぴったり密着させ、むちむち張りのある太腿に埋め込むように噴火間近い分身を埋め込みました。  
「ちどり…、うぐぅ!!」  
 千鳥さんの太腿の中ほどで、相良君の分身がビクビク震え、先端から溢れた体液が千鳥さんの太腿を濡らします。  
 
精を放出した心地好さの中で、しっかり千鳥さんを抱え込んで自分の胸に千鳥さんのなめらかな背中を密着させていた相良君の腕から、ふうっと力が抜けます。  
すると、相良君に抱え込まれていた千鳥さんが、そのままずるずる浴室の床に座り込みそうになってしまい、相良君は慌てて千鳥さんを抱え直しました。  
「あ…ん、んん……」  
悩ましげな吐息をつく千鳥さんの体は、熱く柔らかく、骨を失ったかのようにくにゃくにゃと力がありません。  
これは、情交の最中に感じてしまった千鳥さんがよくなる状態とそっくりです。  
「ちどり……」  
相良君はゴクリと唾を飲み込み、さっきまで自分のを挟んでいた艶やかな腿に手を伸ばしました。  
指先で内腿を撫で、腿の付け根の狭間に手を入れると、そこは熱くぬちゃぬちゃに潤んでいました。  
「あ、あ!いや…!」  
千鳥さんが力の抜けた体でくねくね悶えます。  
「挿れなくても、こんなになってしまったのか?」  
うっとり呟く相良君に千鳥さんは首を横に振りたくります。  
「ちがう!」  
濡れた髪が相良君の胸を叩き、相良君はますますうっとりです。  
「だがこんなになっているぞ…」  
相良君が指を濡れそぼった狭間に差し込み、くちゅくちゅ掻き回すと、千鳥さんが細かく震えます。  
相良君の熱くカタいナニで感じやすいところを散々擦られていたのに、こんなふうに弄られてはたまりません。  
「ち、がう…ぅぅん!」  
でも千鳥さんはガンバリます。相良君に好き勝手されてこんなに感じてしまったなんて、悔しさも堪らないのです。  
 
「君は強情だな…。だが、これでは辛いだろう」  
相良君は懸命に意地を張る千鳥さんが可愛くて、なんとかしてあげたくて堪りません。  
相良君は、ぐったり力の入らない千鳥さんを浴槽の縁に腰掛けさせました。  
そして、綺麗に伸びる脚をガバッと拡げて両肩に担ぎ、ぬるぬると赤く濡れた裂け目に吸い付きました。  
「いっ…、やああああ!だめ…ええん!あん!やああ…!」  
千鳥さんの柔らかな粘膜を相良君の舌がなぞり、吸い、舐め回します。  
それ自身が意志を持った別の生き物みたいに縦横無尽に這い回る相良君の舌に千鳥さんの全身がぷるぷる震えます。  
千鳥さんのために始めたことですが、相良君は何日かぶりに味わう千鳥さんの味に夢中になってしまいました。奥からとろとろ蜜のように溢れる液体を啜り、  
いつも自分が侵入するところへ舌を差し込み、熱い粘膜を直接舌で味わい、指ではさっきの行為で掘り出された可愛らしい小さな粒を撫で回します。  
「あっ、ん!ああん!!」  
千鳥さんの蠱惑的な声を聞きながら、舌と指の位置を入れ替えて、指をトロトロの中へ、舌はぷるぷる尖った芽を優しく舐ります。  
ビクンと相良君の肩の上で千鳥さんのすんなり白い脚が撥ね、千鳥さんの腰がせがむように浮き上がります。  
小刻みに揺れ動く千鳥さんが浴槽の縁から滑り落ちないように、相良君はガシッと千鳥さんの太腿を抱え、しっかりと丸いお尻を引き寄せました。  
腕に感じるしっとり柔らかな太ももの張りが、さっききかん坊のムスコを挟んだ時の感覚を相良君に思い起こさせ、相良君の腕に力がぎゅうっと入ります。  
「あ、あ、だめ!あ!そんっ、…ぁあん!」  
千鳥さんの声ときゅんきゅん指を締め付けてくる内部の様子から千鳥さんが達しようとしているのを感じ取った相良君は、中へ入れてる指を増やし、ちゅうっと陰核を強く吸い上げました。  
「いやぁ!はああ…っああぁぁん!!」  
 千鳥さんは、下半身をしっかり相良君に抱え込まれたまま、首を振り背を反らせてイッてしまいました。  
 
快楽の余韻に小さく身を震わせている千鳥さんの股から口を離し、相良君はますますグッタリしてしまった千鳥さんを浴槽の縁から床に下ろし、浴槽に寄り掛からせてあげました。  
「あ…ん、あ…ん…」  
荒く甘い呼吸を繰り返す千鳥さんの体は薄桃色に染まり、豊かに盛り上がったふくらみが乱れた呼吸に合わせて弾んでいます。  
相良君は千鳥さんをぎゅっと抱きしめキスしました。  
千鳥さんが苦しくないように、優しく烈しく相良君はキスを繰り返しました。  
何度も舌を絡めてキスする相良君に、千鳥さんは息が整う隙もありません。  
千鳥さんを抱きしめる相良君の躯は熱く、そして、気が付けば、太腿に、また熱くカタいものが当たっていました。  
「そ、すけ…、あんた…、ま…た……」  
キスの合間に千鳥さんが切れ切れの息で指摘すると、相良君は頬をポリポリ掻きました。  
「君の味と声でな……」  
千鳥さんは真っ赤になって俯きました。  
「…………」  
相良君に口と手でイかされカラダの芯が疼いて仕方のない千鳥さんは、最早挿れちゃダメとは言えなくなっていましたが、このまま相良君の好きにさせるのは、どーしても悔しくて、しても良いと言ってあげたくありません。  
黙って俯いてる千鳥さんの赤い頬を穴が空きそうな視線で見つめながら相良君が口を開きます。  
「すまん。……もう一度君のからだを借りるぞ」  
ちらっと相良君を見上げた千鳥さんの視線が泳ぎます。  
相良君の節操を忘れた分身が、既にやる気に溢れた姿で聳え勃っていました。  
「あ、あたし!……もう、…立てないよ……」  
蚊の鳴くような千鳥さんの声に相良君は熱く細い息を吐き出しました。  
「そのようだな。だが君は動く必要はない。……君はそのまま……」  
相良君の低い掠れ声にえ?と問い返す間もなく、相良君の両の大きな手の平がむにゅっと千鳥さんの柔らかなオッパイを掴みました。  
 
「な…!なにすんのよ?!」  
ぱっと顔を上げた千鳥さんの目の前に、ぬうっと巨大に膨らんだ相良君の分身が迫ります。  
「何といっても…借りると言っただろう?」  
このところ散々手で触ったり扱いたり、さっきは胸でもしてあげたりで、すっかりお馴染みのブツですが、間近で見るとなかなかの迫力で、千鳥さんはドキドキしてしまいました。  
いつも、コレが自分の中に入っているのかと思ったらと、千鳥さんのアソコがきゅんとなってしまいます。  
「か、借りるって、ま、また…さっきみたいに…、その……脚で?」  
相良君に 胸を掴まれたままもじもじ言う千鳥さんに相良君が言います。  
「いや。君はもう立てないだろう?今度はそのままじっとしていてくれればいい」  
言いながら相良君はむにっと千鳥さんの豊かなおっぱいを左右に開いて、その深い谷間に滾り勃ったムスコを押し付けました。  
顔のすぐ前、口元のあたりに先っぽが迫っていて千鳥さんは慌てました。  
「!…ちょ、ちょっと!」  
千鳥さんの慌て声を聞き流して、相良君は握ったおっぱいをむにっと真ん中へ寄せました。  
「……っ!」  
ふんわり熱く柔らかい肉に埋もれる感覚に、ふううっと相良君の口から感嘆の息が漏れます。  
「素晴らしい……。柔らかさは胸の方が、やはり勝っているな」  
「な、なに言って?!…ひゃ!!」  
相良君が手で胸をぎゅっと寄せたまま腰を軽く上下に振りました。千鳥さんは胸の谷間を熱いモノで擦られ腰の後ろがそそけ立つようにムズムズしてしまいます。  
「あっ?ん…やあ……」  
「柔らかくて蕩けそうだ。…たまらん」  
相良君は、はあああっ…と熱い息を吐いて、恍惚とまた腰をしゅこしゅこ振ります。  
「あ!ん…っ、あによ〜!さっきは…、んっ、勝手に、ヒトの、あし…、使っておいて、そんな…んっ、コト……。んっ、脚なんかでする、から……あん……」  
胸の熱い塊に更に全身を熱く染めながら千鳥さんは口を尖らせました。  
「いや…、脚も素晴らしかったぞ……」  
「調子よく、いい加減なこと言っても…んっ、ううん〜…」  
腰を振りながら相良君は、千鳥さんのオッパイをムニムニ揉み寄せます。  
「いい加減ではない。似ているようでも、脚と胸では味わいがまったく違うのだ」  
「あ、味ってぇぇ?!やめてよ!…恥ずかしいい、バカ!あ!…やん!」  
相良君は、むにむに千鳥さんの豊かな胸の肉をしっかり寄せながら、固くなったオッパイの天頂もさりげなく指に挟んで弄くります。  
「何を言う?恥ずかしがる必要など微塵もないぞ。言うなれば…、脚はむちむちぷりっと挟まれる感じで、胸はふわふわぷるっと埋もれる感覚だ。……くっ!いい……!!」  
千鳥さんに説明しながらも相良君は腰振りを忘れません。しっかりと自分の手で寄せたふわふわの胸の間で、しゅっこしゅっこと固くふくらんだ分身を擦りたてます。  
とろとろに蕩けているくせにぷるんと弾む肉圧が堪らなく気持ち良くて、相良君の口元からは涎が、千鳥さんの豊かな胸に埋もれたムスコの先っちょからは我慢汁がだらだら溢れて来ます。  
「あ!ん……、なに、わけのわかんないこと、…ん、ん!」  
千鳥さんは千鳥さんで、自分より力の強い相良君の手が、しっかりと胸を寄せ、相良君のカタい分身を挟んでいるせいか、リビングで自分でしてあげた時より、密着してる感じに気がおかしくなりそうでした。  
なんというか……相良君の固さや太さや熱さは元より、ソレのカタチがはっきりと胸で感じられるのです。先端の括れや太い幹の血管や筋まで胸の柔肉でくっきりはっきり感じられるのです。加えて、ビンビンに立ち上がっている乳首も弄くり回され、  
頭がぼおっとしてきて、胸に挟まっている相良君のモノ以外のことが分からなくなってしまいそうです。  
いつもむっつり顔の相良君が、頬を紅潮させて気持ち良さそうに千鳥さんを見下ろしているので、尚更ほかのことなんて、どうでも良くなってきてしまいます。  
相良君も、自分の肉棒を美しい乳房の間に挟んでいる千鳥さんが真っ赤な頬でトロンとした目で見上げてくるものですから、分身から伝わって来る直截的な快楽以上の歓喜が込み上げ、もう溜まりません。  
 
「ちど、りっ、…くっ、出る!!」  
相良君はぐいっと腰を突き上げ、根元を柔肉の只中に埋めた状態で、腰の後ろから突き上げるような欲望を放ちました。  
豊かな肉球からはみ出た相良君の先端から、ぴゅう!と白く濁った体液が放出されます。  
「あ?…んんっ……!」  
根元が胸元ならば、下から上へ胸に挟んでいた分身の先端は、当然のように千鳥さんの口元に位置していました。  
その位置で勢いよく放たれた相良君の精液は、そのまま千鳥さんの胸元だけでなく、唇や顎や頬にまで飛び散ります。  
「ぐぐっ!」  
千鳥さんの顔に己の体液が掛かるのを見て、相良君の分身はますます勢いづいて放出を続けます。  
 
たっぷり全部を放ち切り、相良君は肩で息を切らしながら床に膝をつきました。  
そして、浴槽に寄り掛かったまま放心状態でグッタリしている千鳥さんを膝に抱えて、浴用椅子に腰掛けました。  
相良君は、膝のうえの千鳥さんの髪を何度も撫でつけ、頬や顎に飛び散っている自分の精液をまるで塗り拡げるかのように指で拭いました。  
ヌルヌルと体液の付いた中指を半開きで乱れた息を漏らす千鳥さんの口元に運ぶと、千鳥さんが潤んだ目で相良君を見上げます。  
「………」  
相良君が無言で中指の先端を唇の中に当てると千鳥さんが相良君の指を誘い込むように口を開きます。  
相良君は千鳥さんの下の秘口に分身を入れる時のように、千鳥さんの口に中指を押し込みました。  
「ん……」  
口の中を掻き回す相良君の指に千鳥さんの舌が絡み付きます。  
「……………」  
千鳥さんの舌は熱くて柔らかくて、それに指を舐られちゅっと吸われ、相良君の腰の後ろがまた疼きます。  
「苦い」  
ひと通り相良君の指を舐めた千鳥さんは、舌で相良君の指を押し出し呟きました。  
「……すまん」  
相良君は、頬をぽりぽりかくとシャワーの詮を捻りました。  
千鳥さんの肌に温かなシャワーが降り注ぎます。千鳥さんのカラダの中は融けそうに熱くなっていましたが、千鳥さんの身体の表面はシャワーで濡らした後、長々と放っておいたため、少し冷えてしまっていました。  
からだの中と外の温度差を埋める温かな湯が心地好くて、千鳥さんは相良君に抱えられたまま目を閉じました。相良君にいろんなことをされて、初めて見たり感じたりしたことで千鳥さんはグッタリともう動けません。  
相良君は膝の上でグッタリしている千鳥さんの頬にシャワーを当て、そこに飛び散っている精液をそっと洗い流しました。顎の線にも指を這わせ、そこにも付着している白濁した液体を丁寧に落とします。  
千鳥さんを洗いながら、自分の先端から体液が噴出した時の千鳥さんの表情が相良君の目に蘇ります。  
怒りん坊できれい好きな千鳥さんが、怒りもせず、赤い頬で目をトロンとさせて自分の精液を受け止めてくれたのです。  
「千鳥……」  
思い出して感極まって、相良君は千鳥さんの頬を撫でました。  
降り注ぐシャワーの中で、千鳥さんの赤い唇が開かれます。  
「ん…、ソースケ……」  
気怠げに自分を呼ぶ千鳥さんの唇に相良君はキスしました。  
ぽってり柔らかい唇を吸って、舌を千鳥さんの口の中に侵入させて、千鳥さんの舌に触れます。  
千鳥さんの舌は熱くて柔らかくて甘くて、相良君は夢中でそれを味わいます。  
相良君の熱い舌に舌を絡め取られた千鳥さんは、また頭がぼうっとなってきてしまいます。  
相良君はキスしながら、千鳥さんをぎゅっと抱き締めました。キメの細かな千鳥さんの肌が吸い着くようですごく気持ち良くて、相良君の躯は熱くなっていきました。  
でも、こんなことをしていては千鳥さんをきれいに洗ってあげられません。  
相良君は名残惜しげにキスを止めると、再び、千鳥さんの身体を洗い始めました。  
 
肩や腕は言うに及ばず、脇の下から脇腹も、シャワーの降り注ぐ中、石けんを付けた手で綺麗に洗います。自分の体液をいっぱい掛けてしまった胸は殊更ていねいに洗いました。  
「あ、ん…、ソースケ、それ、止めて…んん!」  
相良君の大きな手が身体中を優しく這い回っているだけでも身体の芯が溶けそうだったのに、乳房を洗っているのか揉んでいるのか判別つかない手つきで触れられて、千鳥さんが相良君の膝の上で身をくねらせます。  
「大人しくしていろ。胸はだいぶ汚してしまったからな」  
「や…、ん!あん、いや…ん……」  
胸の半球にくまなく指を這わせ、豊かなふくらみの天辺で可愛らしくツンを立っているピンクの突起も丁寧に指先で洗い立てられ、千鳥さんの口から漏れる甘い嬌声が浴室いっぱいに広がります。  
ぷりぷりと固さを増していくソコの感触に相良君はこっそり唾を飲み込みました。  
「んっ、…ん、やん、だめ……んっ」  
千鳥さんの可愛らしい声が、相良君のお腹の奥へズンと直接響いてきます。  
お腹の底が熱くなっていくのに耐えつつ、相良君は千鳥さんの白い腿に手を伸ばしました。  
そこにも付着している自分の体液にシャワーを当てながらしっとり滑らかな肌を手で洗ってあげると、つやつやした張りのある感触がその内腿に挟んだ時の感覚を思い出させます。  
思い出しただけでクラクラしてしまいますが、我慢して、相良君は千鳥さんの真っ白な内腿の奥へ手を伸ばしました。  
「あ、あっ!んん!ソコ…、触っちゃイヤ!」  
指が溶けそうなくらい熱く潤んだヒダを石鹸の付いた指でまさぐるように洗おうとしたら、千鳥さんがびくんと震えて、しどけなく薄く開いていた脚を閉じてしまいます。  
差し入れていた手ごと千鳥さんの脚の間に閉じ込められてしまった相良君の額から汗がだらだら流れ落ちます。  
「千鳥…。それでは洗えない」  
掠れた声で何とか言葉を搾り出すと、千鳥さんはイヤイヤして言いました。  
「ソコはっ、…いいの!」  
「良くはないだろう」  
説得を試みようと相良君は、閉じ込められて不自由な手をくにくに捻り、ヒダの中央に開いた穴に指を挿し入れました。  
「ひ!」  
ビクンと背を伸ばす千鳥さんに相良君は言います。  
「ヌルヌルではないか。ココもきれいにしなければ…」  
「ぁひ!…だめぇ〜!」  
自分の中心に相良君の指を感じた千鳥さんはきゅっと太腿を更にきつく締めてしまいました。  
「ち、千鳥……」  
腕から感じる腿のそのきつさといったら、さっき自分のモノを挟んでいた時以上の締まり具合で、相良君は生唾をゴックンと飲み込みました。相良君の身体の中心に位置する器官の末端に血がどんどん上っていきます。  
千鳥さんは千鳥さんで、身体中を相良君に撫で回され、一番敏感なところもまさぐられて、芯から融けそうに身体が熱くて、呼吸すらままなりません。  
あふっあふっと濡れた赤い唇から甘く忙しない息を吐く千鳥さんに、相良君の我が儘ムスコがいよいよグンと頭をもたげて暴れ出します。  
 
「あっ、あっ!……いや!だめ!」  
お尻や背中に当たるカタく熱い物体の正体を瞬時に悟り、千鳥さんは強くかぶりを振りながら相良君に抱き付きました。  
相良君の胸板で、遮るものもなく千鳥さんの豊かな胸がぷるぷる弾みます。  
「ちど、りっ……」  
相良君は、ぎゅっと目をつぶって一つ大きな息を吐くと、抱き付く千鳥さんを胸から引き剥がして後ろ向きに床に膝を着かせました。腕に力が入らず上体が崩れてしまいそうな千鳥さんを、相良君は後ろから浴槽の縁に掴まらせて支えます。  
「千鳥……」  
相良君は、千鳥さんの背中にのし掛かるように身体を密着させて、赤く染まった耳にささやきました。  
耳に掛かる相良君の熱い息と、お尻に当たっているカタくて熱いモノに千鳥さんはふるふる震えました。  
相良君の熱い分身が千鳥さんのお尻から腿へ場所を移っていきます。  
「あ…、ん……」  
腿の内側に弾力のあるカタいモノが触れ、千鳥さんの唇から吐息が漏れます。  
(挿れられちゃう……)  
浴槽の縁に縋って、身体の中心から蜜のように熱い粘液を零しながら身構える千鳥さんの両の外腿に相良君の大きな手のひらが触れました。  
「もう一度、脚を貸してくれ」  
え?と問い返すヒマもなく千鳥さんの内腿に熱い塊がにゅうっとまたもや差し込まれました。  
「あ…?!」  
内腿の一番上に差し込まれたソレは千鳥さんの蕩けて綻んだところにピッタリくっつきます。  
「あ!ん…、そん、なぁ……ぁん!」  
喘ぐ千鳥さんの腿を外側から、相良君の大きな手がぎゅっと押さえます。  
「千鳥、もっと締めてくれ…。さっき手を挟んだように……」  
耳たぶ噛んででささやく相良君に、千鳥さんは激しく頭を振りました。  
「あ!ん!イヤ!こん、なっ…ぁぁん!」  
相良君がくっついてる千鳥さんの柔らかく潤んだところが、千鳥さんの意思に関係なくビクビクひくひくしてしまい、千鳥さんは掴まらせられた浴槽の淵にぎゅうっとしがみつきました。  
すると、腕だけでなく千鳥さんの全身にきゅうっと力が入り、千鳥さんの口から漏れた言葉に反して、相良君の要望どおり千鳥さんの太腿がきゅうっと締まります。  
「く……はぁぁっ!これだ……」  
相良君は、満足げな熱い息を吐くと、千鳥さんの細いウェストをガッシと掴んで、腰を前後に振りはじめました。  
「あ!あ!…や、やだ!こん、な…っ、あ!いやっ、だめぇ〜!」  
熱くてカタいい相良君のに柔らかく敏感なところを擦られ、気持ち良くって焦れったくて、千鳥さんが気が狂ったように悲鳴をあげます。  
「やめて、よっ、…ばかっ!…あ!ああん!こんなの…も、いやぁぁ!」  
浴室に響き渡る甘く艶やかな悲鳴に相良君は耳が痺れ、うっとり目を細めました。  
「なぜだ?さっきも…くっ、した、だろう?」  
「やら、の!…だ、め、なのっ!」  
「なぜだ?君もずいぶん感じているようだが…」  
千鳥さんの腿のむちっとした素晴らしい張りと弾力だけでも気持ちいいのに、ぬるぬる絶え間なく分泌されてくる千鳥さんの熱い粘液で絶妙の滑り具合も加味され、目に映るもの触れるもの感じるもの千鳥さんの何もかもが、相良君には気持ち良くてたまりません。  
「きもちよくなん…かっ、あん!あん!…いやっ、だめ!」  
「ちどり…、くっ!……ちどり!」  
 
千鳥さんの甘い悲鳴に調子を上げた相良君は、ますます腰を激しく振りました。  
相良君が腰を突き動かすたび、千鳥さんの白い背中が波打ち、そこから枝に実った豊かな果実のように垂れた乳房がぷるんぷるん跳ねます。  
「あ!…ん!いや!いや!」  
一方、相良君の動きが激しくなればなるほど、千鳥さんの腿にはきゅうっと力が入り、ますます相良君を悦ばせてしまいます。  
今日初めて知った快楽に、相良君は夢中で腰を振りまくり、千鳥さんはもどかしい快感に首を振って悶え喘ぎまくります。  
そうして、千鳥さんのかわいらしいお尻に激しく腰を打ち付けていた相良君がようやく「ううっ!」と呻いて止まりました。  
ぴるっ…と千鳥さんの腿の間からカオを除かせた相良君の先っぽから白い液体が噴き出して、千鳥さんのお腹や浴槽の壁面をまた汚します。  
ふううっと満足そうな息を吐いて、相良君はがっちり掴んでいた千鳥さんのほっそりしたウェストから手を離し、ずるずる崩れ落ちていく千鳥さんを抱き起こしました。  
「千鳥…、大丈夫か?」  
息を切らせている相良君に千鳥さんが涎で濡れた紅い唇から切れ切れの息で応えます。  
「ん…ん、…そー…っけの…ば、か……」  
千鳥さんの顔も体もすっかり艶やかなピンク色に染まっていました。  
鈍い相良君にも、欲情していると一目でわかるカオでした。  
相良君はゴクリを唾を飲み込んで千鳥さんにキスしました。  
蕩けそうに熱く柔らかい千鳥さんの舌の甘い味わいにうっとりしながら、相良君は手をさっきまで大きくなっていた自分のをしっかり挟み込んでいた腿に伸ばしました。  
みずみずしくしっとり張った腿を撫で、その合間の柔らかく潤んだところに指を這わせると、千鳥さんがビクンと撥ね、唇が離れてしまいます。  
「そー…け、だ…め!……も、あたし…っ、あ!あ!」  
相良君が指を熱く濡れひくひくうごめく穴に入れると、濡れた赤い唇を震わせながら、千鳥さんが細い悲鳴をあげます。  
「やあ!も…さわんっ、ない…で!」  
「しかし…これでは辛いだろう?熱くてとろとろだ…」  
そう言って、相良君は指を一本追加しました。  
「ひゃ!ひゃらよお!も…、こんな、の……やぁぁ!!」  
挿れた指に食い付くようにきゅうっと締める熱いヒダヒダに相良君は目がくらくらしてしまいます。いつもは千鳥さんのココが相良君の大きくなったムスコをこうやってきゅっきゅと締めてくれるのです。  
その時のことを思い浮かべながら、相良君は指をクリクリ動かしました。  
「ひい!も、やっ……らめえええ!!」  
千鳥さんはピクピクぷるぷる体中を震わせて、太腿をきゅっと閉じて相良君の指を咥えこんだままイッてしまいました。  
「あ…ん……、んふっ……」  
「千鳥……」  
弾んだ息を吐く艶っぽい唇に相良君はまたキスしました。  
くちゅくちゅとたっぷり柔らかい唇を味わうと、相良君はほうっと大きな息を吐いて、荒くなった鼻息を整えならシャワーを捻りました。  
「んんっ、も…や………」  
シャワーを浴びせられた千鳥さんは、相良君に弄くり回されたせいで降り注ぐ細かな水滴にさえ感じてしまい体がふるふる震えてしまいます。  
「また精液がかかってしまったからな…洗い流さんと……」  
そう言ってシャワーを浴びせながら、相良君は手の平で千鳥さんのお腹や腿にかかった体液を丁寧に洗い拭います。相良君の大きな手の平で体を撫でられ、体の奥がジンジンしてる千鳥さんは、もう息が出来ません。  
「あ…たし……もぉ……ダ、メ……」  
力尽きたように千鳥さんの細い首がカクンと折れます。  
「む…」  
相良君のむっつり顔の額に汗が浮かびました。  
「み、みず……」  
息も絶え絶えな千鳥さんの様子に焦り、相良君はいそいそと千鳥さんを抱えてお風呂場を出ました。  
 
時計を見ればずいぶん長い時間お風呂場にいたようです。  
相良君は、手早く千鳥さんと自分の体を拭うと腰にタオルを巻き、ぐったり床にへたり込んでいる千鳥さんをバスタオルでをくるんで抱え、リビングに向かいました。しっとり濡れてる千鳥さんの長い髪の先から水滴がぽたぽた廊下に滴ります。  
リビングのソファに千鳥さんを下ろして、相良君はキビキビ台所からコップに汲んだ水を持って来ました。そして、力無くソファに横たわっている千鳥さんを助け起こします。  
「千鳥、水だ。飲めるか?」  
相良君は千鳥さんの唇にコップをあててあげました。  
「ん…」  
千鳥さんの紅い唇が開き、相良君がコップを傾けてあげると、こくんこくんと千鳥さんの細くて白い喉が上下します。  
それを見つめているうちに相良君は腰の後ろがむず痒くなるような感覚におそわれましたが、じっと息を詰めてそれをこらえます。  
やがてコップが空になり、最後の一滴が千鳥さんの紅い唇の端からつう…っと滴り落ちました。  
「もっと…、飲むか?」  
ますます腰の後ろが落ち着かなくなりながら相良君が聞くと、千鳥さんが赤く染まった目元で恨めしそうに相良君を睨んで、赤い唇を開きました。  
「うそつき……。エッチなことしないって言ったのにぃ〜」  
上目遣いな千鳥さんの表情で、尚のこと腰がむずむずするのをこらえながら、相良君は首を傾げました。  
「何のことだ?エッチなことなどしていないではないか」  
むっつり言い放つ相良君に、千鳥さんがむくっとソファの上で起き上がります。  
「あんなことしといて、なにトボてんの?」  
千鳥さんの目が剣呑にキラキラ光っています。  
それを見返して相良君は、むずむず更に首を傾げます。  
「とぼけてなどいない。挟んだだけではないか……」  
「いっぱい出したでしょ!」  
「だが挿入はしていない」  
「だからって…」  
「エッチとは挿入を伴う行為のことだろう?」  
「……は?」  
「君が前にそう教えてくれたのだぞ」  
千鳥さんは目をパチパチさせて考えました。  
そういえば、日本語の隠語がわからない相良君に「えっちとはなんのことだ?」と訊かれて「セッ○スのこと」と教えたような気はします。更に「セック○とは性交渉のことだな?」としつこく確認されて辟易しながら「そーそー」とか答えたような気はします。  
しますが――  
「ぶわっか言ってんじゃねーわよ!」  
あまりのことにクラクラしてきて頭を押さえる千鳥さんに、相良君は胸を張って訴えました。  
「どこが馬鹿なことなのだ?君が挿れては駄目だぞ言うから俺は挟むだけにしたのだぞ」  
威張って言う相良君に千鳥さんの頭の配線がブチ切れます。  
「こんのっ…大馬鹿!!全部よ!ぜんぶ!エッチがアレのことだけのはずないじゃない!あんたがお風呂でやったこともぜえええんぶっ、エッチよ!!」  
「む……」  
相良君は額に汗を浮かべ一瞬怯みましたが、すぐさま逆襲に転じます。  
「全部のはずなかろう」  
キッと睨む千鳥さんに相良君は言います。  
「髪を洗うのがエッチか?」  
千鳥さんはうっと返事に詰まりました。確かに髪を洗ってくれた時は、相良君はエッチなことはしていません。ただ、終わったときに股間がとっても元気な状態にはなっていましたが。  
千鳥さんが言葉に詰まったのをいいことに相良君は更に畳みかけました。  
「違うだろう?身体を洗うのも違うはずだ」  
「…………それは、違くない」  
「なんだと?」  
「だって……、ソースケ、手つきがえっちくさかったもん」  
ぽっと頬を赤くして千鳥さんが言いました。  
「………。君の定義は主観的かつ流動的でわかりにくい。それでは、どこからどこまでがエッチではないのわからん」  
やれやれ。とでも言いたげに相良君は頭を振ります。  
 
千鳥さんはそんな相良君にムカムカが止まりません。  
「うっさい!このトンチキ!なによ、一人だけキモチ良さそーに、何度もイッちゃってさ!ふざけてんじゃないわよ!!」  
叫んでツンケンしてる千鳥さんに、相良君はじっと考え込みました。  
「君も充分、気持ち良さそうしていたと思うのだが、なにがそんなに食わないのだ?」  
「き、気持ちヨクなんて、なかったもん!」  
「いや、ずいぶん濡れていたし、二度イッただろう?」  
「いい、いってなんか……!」  
「いや。俺の指と口でイッていた」  
「んなっ……ソ、ソースケなんてナニよ?!一人で何度も節操なくぴゅーぴゅー出したくせに!」  
相良君はそこでハタと気づきました。  
「千鳥……。ひょっとして……、君は挿れて欲しかったのか?」  
相良君は朴念仁でありました。それも律儀な朴念仁でした。どんなにしたくなっても、千鳥さんが駄目だという最後の一線を懸命に死守したのです。  
どんなに千鳥さんがあふあふ気持ち良さそうにしていても。どんなに千鳥さんが発情して見えようとも、駄目と言われたので挿入だけは我慢していたのです。  
そんなあわれなくらい律儀な朴念仁の相良君にまじめ〜な口調で問われて、千鳥さんはみるみる真っ赤になりました。  
「んなっ!な……?!」  
金魚のように真っ赤になって口をパクパクさせている千鳥さんに、相良君はしたり顔で頷きます。  
「まったく君の強情さには呆れる。して欲しいことは、ちゃんと言ってくれないと俺にはわからん。では、今から挿入しよう」  
そう言って相良君は、バスタオルで胸から腰を覆っただけの千鳥さんの細い足首を掴んでがばっと広げました。  
「ちょ!」  
頭上で千鳥さんの声を聞きながら、相良君は露わになった千鳥さんのヒミツの花園をのぞき込みます。  
さっきまで相良君に弄り回されていた千鳥さんのソコは赤くぬらぬらと濡れ光っていました。  
相良君はどこかウキウキした様子で、片手を千鳥さんの脚から放して、タオルの下で出番を待っているきかんぼうのムスコに伸ばしました。  
 
その瞬間のことでした。  
相良君の手から自由になった、千鳥さんのしなやかな細い踵が相良君の頭めがけて降り下ろされたのでした。  
げいんっ!と延髄に踵落としを食らった相良君が床に昏倒します。  
「こんの…バカ!!」  
その背中を千鳥さんがゲシゲシ踏みつけます。  
相良君は律儀な朴念仁でありましたが、千鳥さんは筋金入りの意地っ張りでありました。  
「ソースケのバカ!エッチ!すけべ!トーヘンボク!節操なし!無神経!!…バカ!ばかばかばか!!」  
「ち、ちどり、痛いじゃない……ぐわ!」  
なんとかよろよろと起き上がった相良君の背中に、千鳥さんはバスタオルが落ちるのも構わず、更に飛び上がって両足でスクリューキックをかまして、リビングの外に蹴り出します。  
「ちっ……」  
振り向いた相良君の目に、ドアの境で仁王立ちした千鳥さんの胸で、美しく突き出すように盛り上がった乳房がぷるんぷるん揺れているのが写ります。  
「帰れ、この無神経バカ!!ご飯もおやつも抜きよ!あんたになんか、もうご飯作ってあげない!!」  
ほけっと、美事に突き出た揺れるおっぱいに見惚れてる間に、相良君の鼻先でバタンとドアが壊れそうな勢いで閉められてしまいました。  
相良君は、ドアの前で切々と訴えます。  
「千鳥。何故、そんなに怒るのだ?君が挿入を欲していたのに気が付かなかったのは悪かった。だから、その分誠意をこめて――」  
「じゃかあしい!!」  
バタンとドアが開き、相良君はきっちりバスタオルをまき直した千鳥さんに再び鼻面を蹴り飛ばされました。  
床に大の字に伸びた全裸の相良君に、相良君の服や鞄がに降り注ぎ、再びバタンとドアは閉められてしまいました。  
「ち、ちどり……」  
後は、相良君が幾らそこから話しかけようとも千鳥さんからはウンともスンとも返事がありません。  
千鳥さんにムシされた相良君は服を着て、すごすごと尻尾を丸めてセーフ・ハウスへ帰るしかありませんでした。  
おやつを食べ損ね、しかも出すものもは出していたので(それも何回も)、お腹がぺこぺこです。  
しかも、千鳥さんの機嫌をずいぶん損ねてしまったようなのも相良君のもの悲しい気持ちに拍車をかけます。  
意地っ張りの千鳥さんは怒ると結構しつこいのです。  
これで、しばらくのあいだ、挿入はもちろん、その代替行為もしてもらえないかもしれません。  
千鳥さんの、小さくて温かい手のひらや、ふわふわに蕩けそうにぷるんとした胸や、むちむちプリプリした腿を自分の分身で味わうことが出来ないかも、と考え、相良君は大きなため息を切なさそうに吐きました。  
 
一方、相良君を追い出した千鳥さんです。  
相良君に弄り回された躰がきゅんきゅん切なくて溜まりません。自分の指では届かない奥の方がきゅうきゅうカタイものを締め付けたがって、疼いているのです。  
そのカタイものの形や大きさや熱さまで、手でも胸でも脚でも思い出してしまうのが、奥の方の切ない感じをいや増します。  
でも、カラダの熱を持て余しながらも、悔しくて仕方のない意地っ張りの千鳥さんは、相良君への仕返しを胸に誓っていました。  
(ソースケのヤツぅ!覚えてなさいよ!ヒトのからだ好き勝手してくれちゃって!……絶対、ギャフンって言わせてやるんだから!!)  
 
相良君の『禁欲生活』は、残すところあと3日です。  
怒れる千鳥さんがナニをどうするつもりなのか、はたまた、無事にその日を迎えられるのか、まだまだ予断を許さないようです。  
 
 

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