内臓を引きずり出され掻き回されるようなその感覚に、宗介は何度も嘔吐感にさいなまれ、
そして何度も射精を堪えた。
背後から自分を犯すガウルンの存在感が憎く、
そして目の前のかなめが目にいっぱい涙をためてこちらを見ている事が…辛かったし、救いでもあった。
「ほら〜〜カナメちゃん、大好きなカシムが男にヒイヒイ言わされてる様はどうだ〜〜?興奮する?
おっ?カシム、お前も気持ちいいのかよ、飛んだあばずれだな!」
きゅう、と締まるのはかなめの事を考えたからだ。
かなめ、かなめ、かなめ…。宗介は虚ろな瞳で心を閉ざす。
「も…やめて…。ソースケこわれちゃう…」
かなめの懇願にガウルンはウンウンうなづいて、素敵な遊びを思い付く。
「カナメちゃん、カシムかえしてほしーい?」
刻々頷くかなめにガウルンは満足げに笑う。
「じゃあ、カシムが10秒以内に精液ぶちまけたら抜いてやる。手伝いな」
「…?」
「聞こえなかったか?前からしゃぶれってんだよ、雌豚」
腰を捕まれがくがく揺すられて、宗介の股間も力無く跳ねる。
(宗介を、あたしが…そしたらソースケは…)
「やめ…」
「んうっ…はふ…」
それ以上考えるのはやめて、かなめは宗介の腰に縋るようにまとわるとかぷん、と先端を口に含んだ。
熱くて苦くて変なニオイがして、かなめは一生懸命なめ回す。
竿を握って擦ったり絞ったりすると、頭上の宗介が短い悲鳴をあげた。
「やめっ…千鳥、だ、め…」
涙を流して懇願する宗介はとてもかわいくて、まるで自分で感じすぎて狂っているようだった。
かなめは宗介が後ろから犯されているのも忘れて行為に熱中する。
毛深い両腕が宗介の胸筋を撫で回し、分厚い舌が耳のなかをはい回る。
宗介はその行為が全てかなめから与えられていると思い込むことによって精神を守り、また興奮を高めていった。
かり、と出っ張った所を噛むと、かなめの口の中に液体が吹き出した。