深夜、東京某所。  
とある廃墟の病院。  
 
「ぐ…。ち、千鳥…。もう、十分だろう。  
解放してくれ。」  
全裸の青年が、苦しげにうめく。  
頬は紅く上気し、引き締まった肉体は縛られ  
いくつかのキズと銃創の跡とともに  
紅く腫れ上がった荒縄の跡、白くこびりついたロウなどが、点々としている。  
 
「解放…?なんで…?  
私に無断で一人ナニしていた、アンタの罪が  
この程度で済まされるとでも…?  
ふざけんじゃないのよッ!!」  
 
千鳥と呼ばれた少女は、荒縄を思い切り振り下ろす。  
いかにも痛そうな音がひびきわたり、男の口から悲鳴が漏れる。  
「ねぇ、ソースケ。あなたは一体誰のものかしら。  
彼方の心も、体も、ココも、一体誰のもの?」  
笑顔で少女は尋ねる。彼女の容姿は腰まで届く黒髪、キリリと(以下略  
という美少女だが、目は完全に加虐の光が宿り、  
爛々と光っていた。  
 
「ちど…カナメ、様のものです」  
「そうよ、そうよね。  
なら第2ラウンド行きましょう?」  
少女はそう言って12.7×99ミリ弾を、男の穴にネジ込んだ。  
 

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