「うむ、任務完了。帰還する。退路を確保、足跡を消す。爆薬はここで放棄。RVポイントはブラボー」  
すぱん!  
「…痛いじゃないか。」  
「あんたはまた何やってるのよ。また爆弾とか地雷とか危ないもの設置してるんじゃないでしょうね。」  
「それは誤解だ。俺は大事な任務を遂行していたのだ。」  
「任務ぅ? …怪しいわね。どんな任務か言ってみなさい。」  
「うむ。このスレは現在降下を続けている。この状況を放置すれば遠からずDAT落ちとなるだろう。」  
「ふむふむ」  
「そうなる前に対策を講じる必要がある。すなわちスレ上げだ。俺はたった今スレ上げを完了したところだったのだ。」  
「ふーん…なんか良くわかんないけどまあいいわ。とにかく任務は完了したんでしょ?  
 だったら一緒に帰りましょ。帰りにおはいお屋でトライデント焼きでも食べていきましょ。」  
「ふむ…なかなか良い提案だ。了解した。」  
 
「なんだかんだ言っても…相良君とカナちゃん今日も仲良いよね」  
そう言いながら、恭子は生暖かい視線で手を繋いだりといったことは無くとも仲睦まじく帰る二人の後姿を見送った  
 

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