「ぐッ、ここは、どこだ?」
見渡すと見知らぬコンクリートの無機質な部屋。
相良宗介軍曹はその部屋のベッドで目をさました。
ベッドにかなりきつく固定され、拘束されている。
外傷はないが、
薬のせいか頭がぼーっとしている。
「たしか、俺は千鳥の家で夕飯を食べていた筈だ。
拉致か?否、俺が薬に気付かない訳がない」
とすると、犯人は千鳥しかいない訳だが…
「ん?、なっ!」
なんと彼の無限発式リボルバー拳銃が天にむかって、
撃鉄を起こしていた。