ぐちゅ…ぷちゅ…
力を入れた舌をうっすらと充血した肉の隙間へとねじ込む。
猿轡を噛まされたかなめがびくりと身体を震わせ、華奢な脚を懸命に閉じようと藻掻くが、逞しく鍛えられた腕がそれを阻んだ。
両手はベッドに拘束されている。
柔らかい金髪が太腿に触れる度、快感に似たくすぐったさで身を捩る。
「もうこんなにぐっちゃぐちゃじゃない、カナメちゃん。」
クルツはにやりと笑うと、身体を起こしてかなめに覆い被さった。
「ん”ぅ!!ん”ん”っ!ん”む”ー!!」
揺れる豊満な乳房の片方に舌を這わせ、ぷっつりと赤く実った実を軽く甘噛みすると
組み敷かれたかなめの身体がびくりと震える。
「気持ちいい?」
かなめは顔を背け、快感に耐えている。
白く露になった喉元にかぶりつき、鎖骨を舐る。
首筋にキスを落とし、そのまま耳たぶに吸い付くと、形のいい耳をなぞる。
ぞわぞわと背筋を駆け上る快感にかなめは溜息を漏らした。
クルツは満足そうにかなめを見下ろすと、しとどに濡れた秘所に
良く慣れた手つきで指を進入させる。
「ん…ぅ、んん…」
抵抗する力も無く、かなめはゆるゆると頭を横に振る。
「ソースケはいつもどうやってんの?」
淡い茂みに隠れた芽に吸い付く。
あまりの刺激にかなめは一際大きく震えた。
膣内(なか)を擦られる刺激とクリトリスへの刺激で、次第にかなめの意識は朦朧としてゆく。
柔らかく熱い肉壁はいやらしく熱く滴る粘液を伴ってクルツの指に絡みついた。
「ふぅ…んっ、んっ、んぅっ、んん…っっ!!!」
一瞬ビクリと痙攣したかと思うと、ゆっくり弛緩する
クルツは指を抜き、手に付いた粘液を見て苦笑した。
(こりゃあいつがオチるわけだ…)
「こんなに濡れてるよ、カナメちゃん。やらしい体だねぇ〜」
かなめの目の前で指を広げると、透明な糸が垂れる。
うっとりした目でかなめはクルツを見た。
「あ、これじゃ何も喋れないか。ごめんごめん」
そう言うとクルツはかなめの猿轡を外した。
「…クルツ君サイテー。」
「んじゃ、そろそろ本番いきますか?」
「…話を」
ガチャガチャとベルトを外すと、屹立したモノを露にする。
かなめの話はもちろん聞いていない。
再度指を入れて刺激すると、簡単に透明な粘液が溢れ始めた。
「よし。じゃ、いただ…」
その瞬間、クルツは背後の殺気に気付き、咄嗟に身を倒した。
スタンガンが空を切る。
「ちぃ…っ!!」
クルツは身を捻ってかなめから離れ、銃を手にした。
全裸で銃を構えると、目の前には怒りを露にした宗介が立っていた。
「クルツと言えど…」
片手に200万ボルトのスタンガン、もう片方の手にはコンバットナイフが怪しく光る。
ライフジャケットにはいくつもの手榴弾、背中にはショットガンも見える。
殺される。
クルツは一瞬で悟った。
コイツは本気だ。
張り詰めた空気が部屋に満ちる。
しかしその空気は一瞬でかき消された。
「そーすけぇ〜〜」
はっと我に返り、宗介はかなめの傍にしゃがみ込む。
「大丈夫か千鳥!!」
「大丈夫じゃない〜〜」
手にしたコンバットナイフで拘束を解くと、かなめは力無く宗介に抱き付いた。
「もう…だめ…あたし…我慢できない…」
「ちょ、待っ、千鳥?!」
ごそごそと服を脱がしにかかったかなめを引き剥がそうとすると、
背後に回っていたクルツが宗介を羽交い絞めにする。
「クルツ!!貴様何のつもりだ!!」
「え?さんぴー?」
宗介は本気でクルツを殴りたいと思った。
「く、…ぅっ」
次第に硬さを持ち始めたモノをかなめがしゃぶる。
下から舌を這わせて裏筋を刺激し、手で扱き上げながら亀頭を口に含むと
先からぬるりとした先走りが滲み出た。
「ソースケ…もう、入れて…」
「……。」
無言で睨み付けると、クルツは両手を上げて降参のポーズで拘束を解いた。
「いいか?」
「ん…」
仰向けになったかなめの上に覆い被さる。
モノをあてがうと、すでにそこはとろとろと蜜を垂らしている。
ゆっくりと腰を進めると相変わらず締まりのいい肉壁が肉棒に絡みつく。
「ふ、ぅっ…ん、……ぁ…」
奥まで行き着くと、ゆっくりピストン運動を開始する。
宗介の熱く猛ったモノがかなめのポイントを衝く。
「あ、ああっ!!そおすけぇっ!!や…っ!!ああっ!!」
鼻にかかった声と激しく肉を打ち付ける音が部屋に木霊する。
最早部屋の隅に正座しているクルツは二人の眼中になかった。
「だめっ!!そぉすけぇ!!」
「何が駄目なんだ?ここはこんなになっているぞ?」
更に激しく腰を打ち付け、かなめの脚を開く。
「見えるか?」
「やだっ…あ、ああっ、もう…だめ、だめっ、いくっ」
「いいぞ…千鳥…」
「や…っ、ああああぁあっっっっ!!!」
「くっ・・・!!」
宗介は白濁をかなめの腹に掛け、ぐったりと倒れ込んだ。
「あのー…」
いたたまれず、クルツが誰にともなく声を掛けた。
「…何だ」
冷めた目で宗介がクルツを見る。かなめは宗介に抱かれてうとうとしている。
「オレは一体どうしたら…」
「帰れ」
「ええぇ!?この状態で?!せめてカナメちゃん抜…」
「死ね」
「なんだよもー自分だけオイシイ所持ってって…」
ちぇーと口を尖らせて渋々パンツを履く。
いつもの通り赤いブリーフだ。
「本来ならばこの場で去せ」
「はい、お邪魔しました。」
目にも止まらぬ早業で衣服をまとめ、二人に礼をしてクルツはドアを閉めた。
数分後、そのドアから再び甘い嬌声が聞こえてきたのは言うまでもない。