登校時間、かなめと恭子が、宗介のことを話しながら歩いている。
「ほーんと、進歩がないのよねぇ、あいつ。もう、頭かどっかにリモコン式の電気ショックでも着けてやりたくなるわぁ」
「なんか粗相するたびに、バチバチーってやるの。案外効果あるかもねぇ。ね、どう恭子?」
「犬じゃないんだから」
恭子が答えると、かなめも冗談よと笑っていたが、無意識のうちに頭の片隅でオムニ・スフィアにアクセスしてしまった。
ブラック・テクノロジーを引き出して、かなめの頭の中では、ソレに必要な理論構築と設計がなされていた。
(スペクトラム拡散波長を宗介の脳波にシンクロさせれば・・・そう、ヘアバンドみたいな形で・・・)
一週間後、それは出来てきた。
(名付けて『ソース犬調教ヘアバンド』。ああ、これで毎晩のハリセン作りから、やっと開放されるのね・・・)
レイスを脅して、ミスリル研究部の試作発注書類の中に、かなめの書いた仕様書を紛れ込ませたのである。
(学校で試すのはちょっと怖いから・・・やっぱりあたしの家がいいかな)
「ソースケ、今日ウチ寄ってかない?晩御飯ご馳走してあげる。」
「いつもすまんな。では、馳走になる。」
「ご飯の前に、ちょっとコレ、頭に着けてみてくれる?」
「これはなんだ?」
「ヘアバンド。いや、宗介に似合うんじゃないかなぁと思って。ただそれだけよ、うん」
「これでいいのか?」
(ふっふっふっ、覚悟なさいソースケ。まずは、スタンバイボタンを・・・ポチッとな)(ピッ!)
「うんっ?・・・うううううう・・・ぅーワンッ!・・・ハァッ、ハァッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ・・・」
宗介は犬のオスワリの格好で、荒い息遣いで舌を出している。
「あら、本当に犬みたいになっちゃった・・・成功なのかしら・・・でも、なんか目つきが・・・ヤラシィ」
目じりがニターっと下がったソース犬が、かなめのミニスカートの中を見上げながら迫ってくる。
「ソースケ・・・大丈夫?・・・って、ちょっと!へんなところに顔突っ込んでこないでよ!」
かなめは、後ろにあったソファに、尻餅をつくように倒れこんだ。
「しかたないわ、かわいそうだけど電気ショックよ。ポチッと」(ピピッ!)
「ヘッ、ヘッ・・・ペロペロ、ペロペロっ・・・」
電気ショックは起きなかった。代わりにソース犬が、かなめの股間に顔をうずめて舐め始めた。
「どーなってんのよ!・・・あん・・・やだ、そんなとこ舐めちゃ・・・」
かなめは、もう一度リモコンのボタンを押した。(ピピピッ!)
「・・・ペロペロっ・・・ハグッ、ウグウグウグ・・・」
電気ショックは起きない。今度は、パンティの端を咥えて剥ぎ取られてしまった。
「いやーん!、口で脱がしちゃうなんて器用な・・・あん・・・ソコは・・・ぁはん・・・」
あらわになった、かなめの下の唇を押し広げるようにして舐め続ける、
「・・・ペロペロ、ペロペロっ・・・ピチャっピチャっ・・・」
「・・・ぁん・・・・・・あふぅ・・・感じちゃうよ・・・」
今度は、かなめの一番敏感な小さな部分を、長く伸ばした舌全体を使って舐め上げる。
「・・・あっ・・・ソコ弱いのに・・・そんなに激しく舐めちゃ・・・感じすぎちゃう・・・ダメっ!」
ソース犬の唾液と、かなめの愛液が混ざって、いやらしい音が大きくなってくる。
「・・・ピチャっ、くちゅっ・・・じゅるじゅる・・・」
「・・・やっ・・・恥ずかしい・・・あふぅ・・・もうイっちゃいそう・・・・・・あんっ・・・舌入れちゃ・・・」
舌を硬くして押し入れると、掻き回しながら出入りを繰り返す。
「あっ、ああっ、イクっ! はあ、あん、あああぁぁっ!!・・・くうぅっ!・・・」
かなめは、両足の太股でソース犬の首を挟み、両手で彼の頭を掴んで、しがみつくようにして・・・イッてしまった。
同時に、ソース犬は、口を塞がれて呼吸ができなくなって気を失ってしまった。
「ハァッ、・・・う、うぐぅううぅぅぅぅ・・・・・・・・・く、苦し・・・・・・」
「・・・ースケ・・・ソースケ?・・・ねえ大丈夫?」
「んん・・・寝てたのか俺は???・・・千鳥、変なことを聞くが、俺は夕食を食べただろうか?」
「大丈夫みたいね、よかった。夕食はこれからよ。どうかしたの?」
「うーむ・・・生カキとかアワビを、山ほど食べさせられたような気がするんだが・・・」
ちなみに、オムニ・スフィアで、ソース犬に関する情報領域の近くには、バター犬の情報領域があったりする・・・