その女、情報部員のレイスは考えていた。なんとか千鳥かなめとの関係の、形成逆転が図れないものかと。
過去に護衛に失敗して、死なせかけたことをネタに、ヒマつぶしの相手までさせられているのである。
「だが、所詮は小娘、過去、男女を問わず虜にした私の得意なアレで・・・女スパイを甘く見た事を後悔させてやる。」
これから行く事を電話で告げたレイスは、必要な準備をしてから、かなめの部屋を訪れた。
レイスを部屋に招き入れたかなめは、ノーブラで、薄緑色のショーツに大き目のTシャツを着ただけの無防備な格好だった。
部屋に入るとレイスは、かなめを無理やり椅子に座らせる。
「な、なにを始める気?」
「安心しろ。危害は加えない。すぐに欲しくてたまらなくなるはずだ。」
レイスが慣れた手つきで、素早く端をつまんで一気に剥ぎ取ると、みずみずしい滑らかな白い肌がさらされる。
間髪入れず、白い塊りを乱暴にわしづかみにすると、握るたびに指の隙間から柔らかくあふれ出す。
「やだ・・・そんなに強く握ったら・・・」
かなめは顔を歪めたが、レイスがひねるように指を動かすと、簡単に火をつけられてしまった。
そこから先は、あっという間だった。
薄緑色の覆いを取り除いて、ゆっくりと左右に開くと、中から薄ピンク色の秘肉があらわになった。
その弾力を確かめるようにレイスがクニっクニっと指を動かす。
「綺麗な色、こんなに柔らかくて・・・」
「そんな・・・指、入れないでよ・・・」
かなめの訴えを無視して、ゆっくりとかき混ぜると、始めはぴちゃぴちゃとしていた液体は、もうトロトロになっている。
「ほら、もう欲しくてたまらないだろう」
しばらくすると、熱気で部屋のガラスは曇り、かなめだけでなくレイスも汗だくになっていた。
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「はふはふっ・・・どうだ美味しいだろう・・・もぐもぐ・・・私が作った『豆腐チゲ鍋』は」
「はふはふっ・・・確かに美味しいけど・・・もぐもぐ・・・豆腐を握って崩すのとか、豚肉を指でいじり回すのやめなさいね」
「うう・・・だが、また食べさせて欲しかったら、私を安易に呼び出すのは、もうやめて欲しいな」
「でも、あんた大したことしてないじゃない。美味しさの秘密は、このキムチでしょ。今度あたしの分も買ってきて」
「だから、これは日本では手に入らないから、私の機嫌を損ねるとだな・・・」
「じゃあいいわよ、ソースケのところのヤン君に頼むから。これ韓国のでしょ、ハングルは読めないけど、電話番号メモったから」
その後、かなめがテレビを見ている間に、レイスは洗い物をさせられていた。
(おわり)