〜学校で 教師編(仮)〜
かなめと宗介を筆頭にいつものメンバーが廊下を歩いていると、前方から彼らの担任であり英語教師でもある神楽坂恵理が歩いてきた。
「あ。あなたたち、ちょっといい?」
「はい?」
「あたし、今日は午後から病院に行かなきゃならないの。それで放課後集める予定だった英語のノート、代わりに集めといてくれるかしら」
かなめたちは病院と聞いて慌てだす。
「神楽坂先生、どっか悪いんですか!?」
心配しているのだろうが、かなり失礼な言い方である。
神楽坂教諭も顔の筋肉を若干引き攣らせている。
「え、えーと、大した事じゃないの。定期健診みたいなものっていうか、定期的に来るはずのモノが来ないだけっていうか」
「は?」
意味不明な返答に首を傾げる一同。
そこへ、あ、と風間は話に割り込んだ。
「あの、集めたノートは職員室に?」
「あ、ううん。ほら、もうすぐ実力テストでしょ?できるだけ早く…明日には返したいから……相良君、私の家に直接届けてもらえない?」
「はっ、了解しました」
「あん?あんた神楽坂先生の家ドコにあんのか知ってんの?」
「ああ、すでにスペアの鍵も貰い受けている」
「ふーん」
「じゃ、お願いね」
「はっ」
スタスタスタ…
(´・ω・`) ・_・メ)´ヮ`)・A・)
『………………………………………』
「恭子」
「何、カナちゃん」
「先生なんで病院行くって?」
「『定期健診みたいなものっていうか、定期的に来るはずのモノが来ないだけっていうか』」
「そう」
(´・ω・`) ・_・メ)´ヮ`)・A・)
『………………………………………』
「…………宗介」
「ん、なんだチドォぃゥるぶゴハァあっっ!?」