「んっ、ぐぅ……!」  
「まだ足りないんでしょう?ほら…ここはまだこんなに…ねぇ?」  
3本の指が乱暴に掻き回しても、そこは甘い蜜を垂らし続ける。秘所はほの暗い部屋の照明を受けて淫猥に光り、新たな蜜が溢れた。  
「ぅ、ん…っ…!!」  
「もうやめろ……ッ!!」宗介は眼前の光景から目を逸らした。  
目の前に立つレナード・テスタロッサは、さも愉快そうに宗介を見遣る。  
「ほら…もっとよく見て御覧」  
レナードは宗介に歩み寄ると、乱暴に髪を掴み、無理矢理「そこ」に顔を向けさせた。  
「彼女、すごく綺麗でしょう?」  
「んぅ……っ!!」  
脚を抱えた状態で椅子に縛り付けられたかなめは、目を暝って顔を背ける。  
口に猿轡を噛まされ、潤んだ目は赤く腫れ上がっていた。  
「ん…んん…ッ!」  
かなめの目から新たな滴が零れ、頬を濡らす。  
「千鳥……ッ!」  
「悔しい?君の大切なガールフレンドが、目の前でこうして僕に犯されているのが。」  
レナードは宗介の顔を自分に向けた。  
「彼女とはもうしたの?それとも僕が先を越してしまったのかな?」  
「…お前には関係のない事だ…!」  
ぎりと歯噛みをしてレナードを睨み付ける。  
「おや、それは失礼。」  
飄々とした態度でレナードはかなめに微笑みかけた。  
「かなめさん?彼はどうだった?まぁ、テクニックはなさそうだけどね…」  
レナードはかなめに近寄ると、手近にあった卑猥な型をした道具を恥部に宛てがい、ゆっくりと押し込んだ。  
「−…ッ!!」  
「気持ち良い?」  
熱を孕んだ声で、耳元に囁く。手に持ったコントローラーのスイッチを入れると、かなめの中で玩具が動き始めた。  
「−っん、ぅ、ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙!!!!!」  
かなめはビクビクと身体を震わせ、抗えない責め苦に涙を溢す。  
蠢く肉壁がそれを押し出してしまうと、レナードは最奥まで一気に押し込んだ。  
「んぐ……っっ!!ぅ゙ん゙…ッッ」  
「ほら、ちゃんと中に入れておかないとだめでしょう、かなめさん。」  
レナードは粗相をした子供を窘めるように言うと、数度乱暴に出し入れを繰り返した。  
「ん゙ん゙ん゙!!」  
「…っく、貴様ァ!!」  
「くく…っ、僕が憎いかい?でも君は手も足も出ない。そうだろう?」  
人間よりも一回り大きい程度の小型のAS、<アラストル>が宗介を羽交い締めにしている。  
事実、武器を持たない宗介にはどうする事もできなかった。  
「ではかなめさん、もう一度お手合わせ願おうか。」  
レナードは羽織っていたガウンの紐を解き、合わせ目を開いた。  
「んんーっ!!」  
「ほら、暴れると貴女の綺麗な肌に傷が付いてしまうよ。」  
縄が擦れ、血の滲んだかなめの二の腕に舌を這わせる。  
かなめは背筋を駆け上がる感覚に嫌悪感を覚えた。肌が粟立つ。  
「つれないなぁ。」  
耳元から首筋に舌を這わせて鎖骨をなぞり、ふっくらした双丘に紅い花を散らした。  
「かなめさんはどういう体位がお好みかな?」  
レナードはかなめの脚と身体を縛り付けていた縄を外し、椅子の背凭れにかなめの手を突かせた。  
ぐったりしたかなめの脚がわななく。  
「これはもう彼と試した?」  
秘所に挿入されていた玩具をわざと焦らす様にゆっくりと抜き、滑らかな曲線を描く腰を掴んで激しく打ち込む。その度にレナードとかなめの肉同士がぶつかり合う音が響いた。  
「−−−ッ!!!」  
心は拒否反応を示しているのに、どうしても感じてしまう自分の身体をかなめは呪った。  
くぐもった嬌声が宗介の心を抉る。  
「あぁ、やっぱりかなめさんは上手いね。素質がある。」  
「んん…!」  
かなめは力無く左右に首を振る。  
「こうして咥え込むにも技術が必要なんだよ。こんなに早く覚えるなんていやらしい身体だね…」  
パタパタと涙が椅子に滲み込み、かなめは声を上げるのを堪えた。  
果たして堪えているのは鳴咽か快感の喘ぎかは、かなめ本人にも分からなかった。  
 
「やめろ…」  
力の抜けた宗介の声が聞こえ、かなめは顔を背けた。  
「ちどり…っ」  
「もう、気を逸らさないでくれる?ああ、そうだ。君もかなめさんの感じている顔が見たいかい?」  
かなめが身体を強張らせる。背中を流れる生暖かい液体が酷く不快だった。  
レナードは宗介を拘束しているASに目を遣ると、それまで微動だにしなかった<アラストル>が動き、先程までかなめが縛られていた椅子に宗介を座らせた。  
これでよく見えるよね。と、かなめの手を背凭れに乗せ、縄で固定する。宗介の胸にかなめが縋り付く様な恰好で情事は再開された。  
あたかも宗介に抱かれているような錯覚にかなめはより敏感になり、更に深く咥え込む。  
ピンポイントに攻めるレナードに抗う術もなく、成されるが侭に快感の波に翻弄され、敏感になり過ぎた身体は何度も逝った。  
「ああ。苦しいよね、これはもう外してあげよう。」  
そう言ってレナードは戯れにかなめの口を封じていた猿轡を外す。  
「やっ!!そー…すけ…!!ごめ、…っあっ、あっ!あァッ!!嫌あぁぁぁ!!!」  
顔を背けていても肌から直に伝わるかなめの動きに宗介は胸を締め付けられた。できるなら今すぐにでも助け出して、抱き締めたい。  
「千鳥……ッ」  
苦しげに宗介は呻いた。  
「嫌…、も…っやめて…!!」  
「そんな事言わないでよ。折角だからかなめさんも愉しめばいいのに…」  
残念そうに呟くと、レナードは険しい顔の宗介を見る。  
宗介は険しい表情で自分の目の高さの一点を凝視していた。  
確実にレナードの嫌がらせは効いていたが、それを上回る怒りで宗介は辛うじて冷静を保っていた。  
「あれ、全然堪えてない?そんな事ないよね。」  
「いや、貴様の戦略は成功している。こんなに腸(はらわた)が煮え繰り返る思いをしたのは初めてだ。」  
「へぇ。それは光栄だね。でも残念ながらちょっとポイントがずれてるんだよね。じゃあ…こうすればどうかな…」  
レナードはかなめの手を自由にして、後ろ手で身動きの取れない宗介の前に屈み込ませた。  
かなめが不安そうに仰ぎ見ると、レナードは何も知らない子供に教え諭す様な口ぶりで言い放った。  
「じゃあかなめさん、彼のズボンのチャックを下ろそうか。」  
「…できない。」  
かなめが首を横に振ると、ASが宗介を更に締め上げた。  
「…ッ!!」  
「いいけど…彼がこうなっちゃうよ?」  
「……っっ!!やめて!!」  
悲痛な叫びを上げると、かなめは宗介のズボンの前を寛げた。<ミスリル>に支給された地味目のトランクスが現れる。  
「彼のペニスを取り出して、全体を舐めて。」  
「そんな事…っっ!!!」  
できる訳無い、と、かなめは怒りを露わにした。レナードを鋭く睨み付ける。  
「そんなに怖い顔しないでよ、かなめさん。折角の可愛い顔が台無しだ。でも…」  
宗介を顎で指す。  
「彼の命とどちらが大切かな?」  
かなめはぐっと堪えると、おずおずと宗介の陰茎を取り出し、先を舐めた。  
「千鳥!!やめろ、だめだ!!…ッ!!」  
宗介は目を見開き、眼前に広がる淫奔な光景に愕然とした。同時に、耐え切れない快感が宗介を襲う。  
「そう、で、下の方まで舐めて。丁寧に。」  
言われるが侭に、かなめは宗介の淫茎に舌を這わせる。亀頭を口に含み、括れの部分を丹念に舐め、時折口を窄め、裏筋の下から上までを舐め上げた。  
それはとても稚拙な動きであったが、宗介を欲情させるには十分な動きだった。  
「そう、じゃあ、全部含んで口で上下に扱いて。」  
かなめは少し躊躇うと、辛うじて入る半分ほどを口に含み、苦しそうに頭を上下に動かす。  
白く濁った唾液が宗介の陰茎を伝って流れ落ち、宗介の下の毛に水滴を付けた。  
「もっと深く。」  
そう言うとレナードは無理矢理かなめの頭を押さえ付ける。  
「ん゙ん゙…ッッッ!!んぐ…ぅ、っ」  
「あぁ、御免。ちょっとキツかったかな。」  
でも良かったでしょ?と、レナードは宗介を見た。宗介は顔を背け、必死に耐えている。レナードは嘲笑った。  
「勿体無い。ほら、彼女が一生懸命ご奉仕してくれているんだからちゃんと見てあげなよ。」  
「…断る」  
眉間の皺を一層深くし、宗介はレナードに吐き捨てるように言った。歯を食いしばって間断なく押し寄せる痺れる様な快感をやり過ごす。  
レナードは面白そうに笑い、かなめの頭をより深く押さえ込む。両手でかなめの頭を押さえ付けると、そのまま上下に動かした。  
「ん゙ぅっ!?ぐぅ…ッ!!」  
苦しさで喉が収縮し、宗介の陰茎をきつく締め上げる。粘りのある唾液が愛液のように纏わり付き、入る者を柔らかく迎え入れる蜜壷を彷彿とさせた。  
 
「−−ッッ!!」  
宗介は耐え切れず、白濁を放出した。驚いたかなめは咄嗟に身を引き、精液が胸元と顔に掛かる。  
「あーぁ。顔に掛けちゃったの?」  
レナードは備え付けのフィンガーボウルでタオルを濡らし、かなめの顔に掛かった乳白色の液体を甲斐甲斐しく拭った。  
「…濡れた感じもいいね…。」  
胸元を垂れる液体を拭わずに、かなめの両の乳房の突起に塗り込む。  
「ぁ……ぅん…」  
「彼の精液だよ、かなめさん。」  
「や…っ…」  
「ずるいな。彼のモノだったら何でも感じるなんて。」  
レナードはクスクス笑うと、かなめを抱き起こし、宗介の大腿に跨がらせた。首を振り逃げようとするかなめの身体を押さえ付け、愛撫を続けた。  
「ほら…彼に見られて欲情しちゃった?」  
宗介のズボンに染みができる。そんな卑猥な光景を前に、宗介は今まで味わった事の無い最悪の拷問を受けているようだと思った。  
二人とも目を伏せ、お互いに決して目を合わせない。唯々、この冷酷な時間を耐えていた。  
 
レナードはぐったりしたかなめを後ろから抱き寄せる。身動きの取れない宗介に見せ付ける様に、わざと優しく抱き締めた。  
「…抱きたいかい?」  
目を細め、悪戯っ子の様な笑みを浮かべる。  
「…何の事だ。」  
「彼女を抱きたいかと聞いている。」  
「答えてやる義務はない。」  
「やれやれ、君も強情だなぁ…」  
軽く溜息を吐くと、レナードはもう一度かなめの胸を揉みしだき始める。指の腹で胸の先を刺激すると、直ぐに甘い吐息が漏れ始めた。  
抵抗する気力もなく、かなめは甘んじて恥辱を受け入れ、一刻も早くこの地獄の責め苦から解放される事を祈った。  
しかし、心と矛盾して身体にはゾクゾクと快感が沸き立ち、重い腰から甘美な衝動が頭を擡げた。  
「かなめさんは勿論彼としたいよね?」  
カッとかなめの頬に朱が射す。  
「ほらね。」  
レナードはまるで無邪気な子供の様にクスクスと楽しげに笑った。  
「じゃあこうしよう。お邪魔な僕は他の部屋に退散してあげるよ。」  
レナードはかなめを抱きかかえ、軽い足取りで部屋に設置された豪奢なベッドにかなめを横たわらせた。  
サイドボードに置かれた水を含み、口移しで蒼い錠剤をかなめに飲ませると、満足した様に喉の奥で笑う。  
「……ごゆっくり。」  
<トゥアハー・デ・ダナン>の艦長、テレサ・テスタロッサによく似た天使の様な笑顔で、レナード・テスタロッサは二人に笑い掛けた。  
 
「待て!!」  
宗介がレナードの後を追う。すると、それを阻むように<アストラル>がドアの前に立ち塞がった。  
「く…ッ」  
苦渋の表情で立ち往生すると、かなめのか細く弱々しい声が聞こえる。  
「そー…すけ…」  
宗介ははっと我に返り、ベッドに駆け寄った。  
「千鳥!!大丈夫か?!どこか痛む所は…!!」  
かなめは静かに横たわり、涙を流し続けていた。縄で縛られていた痕が白い肌に痛々しい。宗介はかなめの手を握り、力無く項垂れた。  
「…っ、ひっく、……なんで…ッ、こんな、酷い…っ、ひっ…」  
緊張の糸が切れ、堪え切れなかった嗚咽が漏れる。  
悲しみや苦しみなどとうの前に越して、ただ頭が重く痺れる感覚が宗介を襲った。  
慰めの言葉などは見付からず、ただ黙ってかなめの手を握る。  
「すまない………」  
眉間に深く皺を刻み、ただ一粒、静かに涙を溢した。  
 
「…君は少しでも休んだ方がいい。」  
かなめが一息着いた頃を見計らい、ベッドの中央にかなめを移す。  
「…ソースケは…?」  
「…俺は問題ない。」  
「でも…」  
戦いで傷付いた箇所も幾らか見える。指を這わせると、まだ血が滲んでいる事がはっきりと分かった。  
「上、脱いでみて。」  
無言でかなめに従う。撃たれた痕こそ無かったが、銃弾が掠った痕が数箇所あった。  
「…痛くない?」  
「ああ、問題ない」  
かなめは宗介の手を取り、滲み出る血を舐め取る。宗介が焦った様に手を引いた。  
「…?ソースケ?」  
「いや…あまりそういう事はしないでくれ…」  
一瞬、自分の一物を口で愛撫するかなめの媚態が宗介の脳裏を過ぎる。  
かなめを寝かせるとベッドから降り、部屋を偵察する。<アストラル>が2台。対するこちらは何も装備が無い。  
圧倒的不利。それだけが事実として宗介の双肩に圧し掛かった。  
 
それほど時間を掛けずに、豪奢で贅の限りを尽くした部屋であるという事だけは嫌と言うほど良く分かった。  
天蓋の掛かったキングサイズのベッドに、ロココ調のバスルーム。刃物などの武器になるような物は何一つ置いてはいなかったが、普段は酒瓶が大量に並べられているのであろうカウンターバー。  
備え付けられていた冷蔵庫の中には少量の食べ物とミネラルウォーターが冷えていた。  
宗介はミネラルウォーターのボトルを2本出すと、外装を確かめ、開封して臭いを嗅ぐ。少量を口に含み、異常が無いのを確認すると、かなめの元に戻る。  
「…何かあった?」  
かなめが問うと、宗介は無言で首を振った。  
「…少量の食料と水だけだ」  
「…そっか」  
宗介はかなめに一本ボトルを渡すと、ベッドの端に腰を掛け、自分もミネラルウォーターで喉を潤した。  
どうする事もできない、不安。悲嘆。自責。  
かなめを助けるどころか、自分までが捕らえられ、目の前で彼女を犯され、嬲られている所を只、眺めている事しかできない、不甲斐なさ。  
「…すまない……」  
かなめはだるい身を起こして宗介の背中に抱き着くと、肩口に顔を埋めて目を閉じた。  
「…大丈夫。」  
 
あたしは大丈夫。  
あなたがいるから。  
 
今にも崩れて行きそうな宗介を黙って後ろから抱き締めた。  
 
ドクン、と一際強く心臓が鼓動する。  
いや、一度だけではない。段々と動悸が激しくなっている気がする。かなめは何か空寒いものを感じた。  
何か、嫌な事が起こる。そんな気がした。  
ふと太腿に流れる冷たい感触を覚え、手を伸ばすと、ぬるっとしたものが手に纏わり付く。  
驚いてその出所を探ると、自分の秘所が熱くしとどになっている事に気付いた。  
「!?…っ!!」  
宗介の背中に密着していた乳頭が硬く実っている事にも気付く。  
 
え…?!何これ?!  
 
恥ずかしさから慌てて身体を離すも、一度気付いてしまった熱い疼きは一向に止まず、そればかりか一層酷くなっているように思えた。  
「……ッ、…!!」  
自分の身体を抱き締めるようにして、ベッドに倒れ込む。その尋常ではない様子に、宗介はかなめを抱き起こした。  
「千鳥!?どう…ッ!!」  
がたがたと震える身体は熱く、瞳はうっすらと潤んでいる。必死に身体を隠そうとする様子はどう見ても異常だった。  
「どこか悪いのか!?見せてみろ!!」  
宗介は慌ててかなめの腕を取り、無理矢理広げさせた。掴んだ腕からもありありと心拍数が高い事が分かる。  
「ちが…ッ!違うの、ソースケ、…っ」  
触れられるだけで快感が走る。力が入らない。腰からの甘い疼きが一層酷くなる。  
「千鳥ッ!?」  
宗介は焦ってかなめの顔を覗き込んだ。美しい形の唇が震え、弱々しくかなめの手が宗介の腕に縋り付く。  
「おかしいの…あたしの、体…こんな事…いま、まで…、…っ!」  
身体の震えが痙攣に近いものに変わる。身体を捩って荒い呼吸を繰り返す。  
宗介はただ呆然とかなめを見つめているしかなかった。  
ビクビクと痙攣するかなめの手を握り、初めて見る症状にただ呆然とするのみでどうすることもできない。  
 
俺はまた千鳥に何もしてやれないのか…  
 
 
 
「ソースケ…」  
息を切らし、目はとろんとした粘着質な熱を宿している。かなめは縺れる手で宗介のズボンのチャックを下ろし始めた。  
突然のかなめの行動に驚き、宗介は目を見開く。  
「…ッ!!待て、千鳥!!」  
焦った宗介は千鳥の手を掴み、柔道の寝技の要領でかなめを仰向けにした。  
「だめ…あたし……ここ…あつくて…」  
舌足らずな口調で言うと、かなめは自分の股間に手を当てた。脚をずらすだけでぐちゅりと卑猥な音が鳴る。  
「おかしくなっちゃうよぉ……っ」  
かなめは浅い呼吸を繰り返し、潤んだ瞳で宗介を見上げた。  
「いや…しかし、君は先程まで酷い仕打ちを受けていた。…正直、自分には同様の行為を君に施す自信は無い。」  
宗介は未だ残る胸の締め付けられる様な感情を、噛み締めるように吐き出した。手を伸ばし、かなめの頬に残る涙の痕をなぞる。  
「ちがう…ソースケ…」  
かなめは宗介の手に震える手を添え、目を閉じた。  
「あいつとソースケのはぜんぜんちが……――ッく、ぁア!!」  
かなめは再び痙攣し、不規則な呼吸を繰り返した。  
「……そうすれば、君のその症状は緩和されるのだな?」  
宗介は苦渋に満ちた表情で言う。  
 
千鳥に飲ませていったあの薬か…!!  
 
宗介は心の底からレナードを殺してやりたいと思った。  
まだ、嬲り足りないと言うのか。  
千鳥を。  
自分を。  
 
カメラ類の機材は見えないが、どうせ今のこの様子もどこかで観察しているに違いなかった。  
レナードの思い通りに事を運ぶ事は決して気分の良いものではなかったが、これ以上かなめの苦しむ姿を見てはいられなかった。  
かなめが弱々しく頷くと、宗介はチャックの下りたズボンと下着を脱ぎ捨て、かなめに覆い被さった。  
「…いくぞ」  
前戯もなく、甘い睦言もなく、ただ処置として、かなめの蜜壷にモノを押し当てる。  
「〜〜…ッッ!!」  
かなめが声にならない悲鳴を上げ、膣が宗介を締め付ける。そのまま腰を進めると、電流が流れたようにかなめの身体が跳ねた。  
「ああぁああっっっ!!!!ぁ、ぁああ!!!…っ、はぁ…ッ!!」  
がしがしとかなめの身体を攻め立て、最奥を突き倒す。  
ぐぷぐぷと耳に付く卑猥な音を立てて宗介のペニスを飲み込むかなめの性器は尚も熱を孕み、濃厚な蜜を垂らし続ける。  
獣じみた情事。  
まさにその表現がぴったりの、終わりの無い時間が流れる。  
かなめの身体はいつにも増して敏感で、ちょっとした刺激ですぐに逝ってしまう。  
それでもまだ足りないと蜜は溢れ続け、肉襞は宗介の半身を締め付けた。  
ぐいぐいと締め付ける膣の動きに逆らって腰を動かし続ける。  
時々気紛れに乳頭を口に含んで転がし、茂みの中の肉芽を刺激した。  
果てが近付くと、宗介は絡みつく蜜壷から抜き出し、数度手で擦る。  
勢い良く白濁色の精がかなめの身体に掛かり、とろりと流れた。  
 
「大丈夫か」  
乱れたシーツで顔から身体にかけてを拭うと、気遣うように汗で額に張り付いた髪を除ける。  
荒い呼吸を繰り返すかなめは、宗介の頬に手を当てた。  
「…ごめん、ね」  
涙が溢れる。  
レナードに犯され、嬲られていた時、吐きそうな嫌悪感を覚えていても身体は淫らにレナードを受け入れた。  
 
あたしは最低だ。こうして自分が楽になろうとして、宗介を苦しめている。  
 
 
喉の渇きにも似たこの欲望は未だに癒えず、かなめを苛んでいた。  
「ソースケ……ごめん…なさい…」  
 
 
まだ、足りない。  
身体が悲鳴を上げる。  
サイドボードの上の「それ」が目に入ると、かなめは緩慢な動きで手に取り、スイッチを入れた。  
振動が手に伝わり、膣がきゅぅっと締まるのが自分でも分かる。  
自分でクリトリスに当てると、痺れるような激しい快感が頭を真っ白にした。  
「は…ぁあ……ッッ!!」  
かなめの身体がしなる。  
M字になって秘部を露出し快感を貪る様は、宗介の半身に十分な血液を送った。  
宗介はかなめの前に傅くと、蜜を零れさせている肉腔の周囲を舌で愛撫する。  
膣に舌を侵入させた瞬間、かなめが絶頂に至った。  
蠢く肉壁。動きに連動して愛液が溢れる。  
「あ゙、ぁあ、ああっ、…んんっ……」  
身体が一瞬強張り、やがて弛緩する。甘い溜息を吐くと、一度は離したローターを再度肉芽に押し付ける。  
早く、と急かす様にかなめは陰唇を広げて見せ、宗介は抗う事無く隆起した半身を捻じ込んだ。  
一体何度ここにレナードを受け入れたのだろう。  
嫉妬に似た怒りが宗介の胸に込み上げる。  
 
撃破されて気を失い、気付いた時から目の前にはあられもない姿のかなめがいた。  
そして、隣には、あの男。  
縄で縛られ、薬物を投与されたのであろう、かなめの目は空ろで、涙を流しながら挿入され、擦り上げられてはただひたすら嬌声を上げる。  
抗えず、抗う事も無く、ただ犯され、宗介の名をうわ言の様に繰り返しながらひたすら涙を流していた。  
目を覚ました宗介に気付くと、かなめは宗介の名を泣き叫び続けた。  
レナードがそれを封じるために猿轡を噛ませ、嬲り続ける。  
いっそ俺を殺してくれと何度心の中で叫んだ事だろうか。  
 
かなめを自分の物にしたい、暗くどす黒い感情が腹の底から湧き上がる。  
「…あ、あぁっ、そーすけぇっ!!…もっと…もっとぉ……っっ!!」  
妖しく腰を揺らめかせ、潤んだ目で宗介を見つめる。  
言われるままに深く腰を沈め、水蜜の様に白くふくよかな乳房を揉みしだく。  
宗介はかなめの片足を持ち上げ、反対側へ回し、両足を揃えさせた。  
膣が狭まり、違う快感を二人に与える。  
宗介はそのままかなめの身体をうつ伏せにし、腰を突き出させた。肩と腰を掴むと、そのまま前後に身体を動かす。  
「あ!あぁっ!!ふっ、ん、ああぁあぁっ!」  
かなめはベッドに顔を押し当て、快感を貪った。  
二人が溶け合ってしまったような感覚。  
結合部からは今や擦られる快感と灼けるような熱さしか感じる事ができなかった。  
宗介が動きを止め、かなめの片足を持ち上げる。  
「…丸見えだな。」  
「ゃ…っ、そんなこと…っ、わない…で…」  
朦朧とした意識で腰を揺らめかせるかなめには最早学校での快活さなどは微塵も無く、ただ性交に没頭する一人の雌となっていた。  
蜜壷は壊れた様に止め処なく蜜を垂らし続け、いつ逝ったのかが分からない程に痙攣し続ける。  
「ん、は、あ、ああ、あ、あ…も…、あたし……だめ…、いく……」  
膣がやや強く震えると、宗介も耐えていた白濁を吐露した。膣口からぱたぱたとシーツに垂れ落ちる己の精液を無感動に眺める。  
 
宗介は完全に落ちてしまったかなめの身形を整えると、脱ぎ捨ててあった自分の着衣を纏った。  
バスルームに向かい、バスローブを一着手に取り、安らかな寝息を立てるかなめの横に置いた。  
 
 
 
レナードの要求した行為は終わった。  
宗介は何か次の動きがあるものと思っていたが、中々それは訪れず、じりじりと時間だけが過ぎていった。  
「そーすけ」  
かなめがもぞりとベッドから起き上がる。  
相変わらずの寝起きの悪さだ。  
「そこに着る物を用意した。何かあった時のために着ておけ。」  
宗介は窓辺に立って外の様子を窺う。  
「シャワー浴びたい。」  
バスローブを羽織ると、かなめは這う様にしてベッドを抜け出した。  
「…残念だが…」  
宗介はにやりと笑い、かなめを振り返る。  
「その要望を叶えられるのは、少し先になりそうだ」  
かなめの視界には宗介と、M9が数機、日の光を反射して輝いていた。  
 

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