「もし、この任務が終わったとしても…君の傍にいたいと思うのは、迷惑だろうか。」  
急襲揚陸潜水艦、<トゥアハー・デ・ダナン>に招待された時、血生臭いキッチンで宗介が言った言葉。  
激しい律動ががなめを揺さぶる。かなめは自分の上で切なげに動く宗介を見た。  
思い出しちゃった…  
胸が締め付けられる。  
ふと現実に戻ると、如何ともし難い宗介の半身の圧迫感と、腰の奥から湧いてくる疼きを感じた。  
ぎりぎりまで引き抜いては最奥まで一気に突く。かと思えば、浅く抽送を繰り返しては、突然深く抉る様に腰を打ち付ける。  
「あぁっ!!あ、あ…っ!んぅっ…ぁ、ぁああっ!!」  
かなめの甘い嬌声が部屋に響く。  
宗介はかなめの露わになった白く滑らかな肌にキスを落とすと、自分の動きに合わせて柔らかく揺れる乳房に手を這わせ、優しく揉みしだく。  
「や…そーすけっ…ぁっ…!」  
硬く実った乳頭を捏ねると、かなめの腰が浮き立つのが分かる。  
挿入している蜜壷の肉壁が絡み付いて離そうとしない。  
「は、ぁあっ……きもち、ぃ…っ!!」  
快感でうっすらと潤む目は情欲を映し、乱れた髪すら色香を匂わせる。  
かなめの両足を肩に掛け腰を支えると、欲望のままに肉壁を抉る。  
腰から湧き上がる甘美な衝動は二人を魅了し、お互いの身体を貪る様に愛し合う。  
「あ、んんっ…ソースケ、…もっと…っ!!」  
求めるようにかなめが腰を揺らめかせ、宗介がタイミングを合わせて穿つ。  
「あぁっ!!ぁっ、もっ、いくっ!ああぁーっ!!」  
宗介が強く腰を打ち付けると、かなめは成す術無く促される侭に絶頂に至った。  
「〜〜〜−−−ッッ!!」  
声にならない声。  
ビクビクと身体全体が痙攣し、中の宗介をきつく締め上げる。  
甘い余韻に浸る暇も無く、宗介が動きを再開する。左足だけを下ろし、結合部が露わになる。  
「ひ…ぁああっ!!ぃや、あああっ!!」  
かなめの身体を激しく揺さぶると、敏感になった身体が歓喜の悲鳴を上げた。  
「嫌なのか…?」  
不意に動きを止め、宗介はかなめの耳元で囁く。その熱い吐息すら、今のかなめには快感を与えるものでしかなかった。  
「いやじゃない…ッ!…もっとして……ッ!!」  
まだ足りない、とでも言うかのように、かなめは自ら腰をくねらせる。  
宗介はもう片方の足を下ろし、かなめを抱き上げた。  
「自分で動いてみるか?」  
「…、え…?ちょ、ちょっとソースケ?!」  
不敵に笑うと、宗介は騎乗位の体勢になった。かなめの全てが見える。  
「やだっ!!恥ずかしい!!」  
顔を真っ赤にして、かなめは足を閉じ、胸を隠した。  
「じゃあこのままだな。」  
「…ぅ〜〜…」  
おずおずと動き出すと、今までと違う場所に当たる感覚が新鮮だった。自分の体重がかかって、より深く宗介を咥え込んでいる。  
深く突き立てられたまま、かき混ぜるように自ら腰を擦り付けた。  
「あ、…んん…っ」  
宗介の胸に手を突き、腰を上下させる。  
動く度にかなめの豊かな胸が揺れ、結合部の状態が良く見えた。かなめの蜜が白く濁り、べたべたと根元に纏わり付いている。  
「ふ…ッあぁ……!」  
目に入る光景全てが淫猥に宗介を駆り立てる。  
かなめの臀部を掴み、激しく下から突き上げた。  
「あぁ、んッ、んぅ…っっ!!」  
ベッドの軋みとかなめの嬌声が部屋を満たす。  
より深くかなめを穿つと、宗介は白濁の液を吐き出した。  
「あ…ソースケ……」  
かなめは宗介の吐精を感じ、動きを止める。宗介の半身がびくびくと小刻みに震え、宗介の変則的な息遣いが聞こえる。  
激しく波打つ心臓の鼓動が心地良い。  
かなめは宗介の上に倒れこみ、抱き締めた。宗介が自分の中から出て行くのが分かる。  
寂しいと感じる自分が少し可笑しかった。  
「千鳥、すまないんだが」  
「ん?あ、ごめん。」  
かなめが察して宗介の上から退く。  
ゴムを外して口を結び、ゴミ箱に捨てようとする宗介からそれを奪った。  
透かして見たり、たぷたぷと触ってみると、案外楽しい事に気付く。  
 
「いっぱい出たねぇ」  
クスクスと笑って宗介に見せる。  
「…そんな事を言うな。」  
静かに赤面し、かなめから取り上げる。ティッシュに包んで捨てる。ウェットティッシュで大方拭き終わると、かなめが胸に潜り込んできた。  
「ふふ…っやーらしー」  
「君が言える事ではないぞ。」  
「お互い様でしょ?」  
笑ってキスを交わす。  
この世界に二人きりのような感覚。  
抱き締めあって、まどろむ。  
肌が触れ合う事の喜びを知ったのはいつだったか。  
 
宗介の携帯の電子音が突然鳴り響いた。  
慌てて荷物から携帯を取り出す。  
「こちらウルズ7.…………ああ。ああ。…そうだ。………了解した」  
溜息を吐くと、宗介はかなめを起こさないようにベッドを抜け出し、散乱した服を着る。  
「んむぅ〜……どうしたの?」  
微睡みから抜け切れないかなめが身体を起こす。  
「召集がかかってしまった…すまない」  
宗介が申し訳なさそうにかなめの髪を撫でる。  
「………戦うの?」  
「…ああ。」  
「気を付けてね…。」  
かなめは宗介の手に触れ、悲しそうに見つめた。  
「大丈夫だ…君がいれば。」  
そう言って微笑むと、宗介はデイバックを拾い上げた。  
後を追ってかなめもベッドを降り、椅子に掛かっていたシャツを適当に羽織る。  
「いってらっしゃい」  
そう言って、かなめは宗介に口付けた。  
戦場に行くのだ。絶対の安全なんて保障されない。それ位はかなめにも分かっている。  
 
無論、最悪の事態も。  
 
「ソースケ…」  
「?何だ」  
振り向く宗介の表情は暗い。  
「……好きよ。…だから…」  
息が詰まる。二人の間に流れる空気は重かった。  
「絶対、……帰ってきてね…」  
泣きそうな顔のかなめを抱き締め、甘い香りを胸一杯に吸い込む。  
まるで、忘れないように、そして、もう二度とかなめの香りをかぐことができないかのように。  
「了解した」  
宗介は強い語調で言い、かなめの頬に軽く触れ、離れる。  
「すぐに俺の代わりが来るはずだ。」  
「…分かった。」  
「行ってくる。」  
扉が重く閉じると、かなめはその場に座り込み、暫く呆然と座り込んでいた。  
もしもこの世に神という存在がいるのであれば……彼が無事に帰ってきますように…。  
 
 
数ヵ月後、かなめは宗介の部屋の中心に横たわっていた。マオが渡してくれた部屋の鍵が悲しく手の平で音を立てる。  
段々と薄れていくこの部屋の持ち主の匂い。  
落陽の光が締め切られたカーテンから漏れる。  
頬を流れ落ちる滴に反射して、刹那の光を放っていた。  
 

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