*  
 
「好きだ。かなめ」  
 
「そういうことはもっと早く言いなさいよ」  
 
「すまない」  
 
「悪いと思ってるなら、もっとたくさん言ってくれる?」  
 
「ああ。好きだ。かなめ。俺は君としたい」  
 
出る機会を失ったレナードの前で、宗介とかなめは互いの身体を求め合い始めた。  
妙齢の男女が互いを求め合う。ひしと抱き合って、ナメクジのような舌を絡ませあう。  
互いに興奮し、今の自分たちが第三者からどう見られているかを考えることが出来ない。  
絡み合うように倒れこむ。体格の問題でかなめが下敷きになる。床に肩がぶつかり、ゴツリと硬い音が鳴る。  
かなめはほんの僅かに唇を離す。  
 
「ダメよそーすけ……今度はちゃんとしてくれるんでしょ?こんなとこじゃなくて、もっとしやすいとこでしようよ」  
 
「ああ、そうだな――立てるか?」  
 
「ん。ちょっと待って」  
 
宗介がかなめに手を貸す。  
かなめはその手を掴み、立ち上がろうとしたが、足腰にうまく力が入らずまたその場にへたり込んでしまった。  
困ったように宗介が言う。  
 
「どうした、大丈夫か?」  
 
「うん、大丈夫。少し腰が抜けただけだから――すごいわね、キスって」  
 
かなめは唾液でてかる唇を、僅かに歪ませる。  
宗介は短く溜息をつくと、かなめの肩と膝裏を抱いて、そのまま持ち上げた。  
 
「ちょ、ちょっと!いきなり持ち上げないでよ、もう」  
 
「……これもいきなりか」  
 
宗介はかなめをお姫様ダッコすると、そのままリビングのほうへ歩き出した。  
なにかと文句たらたらなかなめだが、持ち上げられて以後はおとなしく、彼に抱えられたままになっている。  
 
「とりあえず、あの洗面所に隠れよう」  
 
リビングに隠れていたレナード。歩み来る二人を見て、アラストルにそう指示を下した。  
一人と二体はソファーの陰を利用して、半開きになった洗面所のドアを潜る――彼らがリビングから姿を消したのと、宗介が部屋の電灯とエアコンのスイッチを入れたのはほぼ同時だった。  
洗面所のドアはガラス製だ。しかしリビングとこちらの明暗の差で、宗介の方からは洗面所の中を伺うことができない。逆にレナードからはリビングの様子が丸見えだった。  
これは僥倖。この状況ならゆっくり、出るタイミングを図ることが出来る――そう思い一息ついた瞬間レナードは、一つ疑問を持った。  
彼は呟く。  
 
「……そもそも、なぜ僕らは隠れたのだろうね」  
 
アラストルは何も答えない。  
狭い暗がりで鉄人形に声をかけたレナードは、偶然にもとある趣向品を見つけた。  
 
*  
 
「くっ……吸い付いてくる……かなめ。痛くはないか?」  
 
「うん……結構平気。慣れたのかな……あたしたち、身体の相性いいのかもね――もっとたくさんしたら、もっとよくなるかな?」  
 
「はっはぁ……カナメさぁん……」  
 
セックス二回めとは思えない極エロファックをかます二人をよそに、レナードはかなめの下着でオナニーをしていた。  
 
*  
 
アラストルの足元には洗濯籠があった。  
当たり前だ。ここはバスルームへと続く洗面所。汚れ物が溜まっていたとしても不思議ではない。  
レナードはリビングの二人のことを忘れて、その洗濯籠に注意を向けた。  
パジャマやワイシャツ、スカートの合間から除くあの水色の薄布はなんだろう?――間違いない。あれはかなめのはきふるしのパンティである。  
レナードはその薄布を引っつかむと、鼻に押し当てて匂いを嗅いだ。彼は大興奮した。  
彼女の股間から漂うあらゆる匂いを嗅いで、彼のペニスが硬く反り返る。  
かなめの性器が押し当てられる部分、一際他よりも湿った、匂いの強い部分をレナードはぶちゃぶちゃとしゃぶると、どこか遠い目をして呟く。  
 
「カナメさん……君はこんな部分まで、芳しい香りがするんだね」  
 
「そーすけ……そこ、ちょっといいかも――もっと強くして良いよ……」  
 
「ここか、かなめ……他のとこよりも少し硬いな」  
 
「そういうこと言わないでよ……あっ、そこ…んん……なんか、ヤバイ、かも……あっ」  
 
そんなレナードの目の前で宗介とかなめは、セックス覚えたての17歳とは思えないような濃厚なファックをかましていた。  
宗介はかなめの膣内に、本日既に三発の射精を終えていた。最初の一発は勢い余ってのことだったが、その後の二発は孕ませる気満々で射精した。  
かなめの膣は既に、宗介の種で満たされて、一突き一突きの度に白濁液が膣口から溢れ出るような有様である。  
ぐちゃぐちゃのザーメン塗れになったかなめの膣を見て、宗介は言う。  
 
「かなめ」  
 
「なによ」  
 
「もし妊娠したら、責任はとる」  
 
「当然よね」  
 
「ああ、当然だ――だから安心して、妊娠してくれてかまわんぞ」  
 
「……そういうのって、あたしが選べる話じゃないんだけど。妊娠する、しないってさ」  
 
「そうなのか?では俺が、君を妊娠させてやる」  
 
「ソースケはあたしが妊娠するかどうか選べるの?」  
 
「わからん。なにせ俺が妊娠させようとしたのは、君だけだからな」  
 
「なによそれ。もー……じゃああたしといっぱいして、あたしの妊娠のさせ方覚えてよ……妊娠させて見なさいよ」  
 
「了解した」  
 
 
頭にブラジャーをかぶったレナードは二人の会話を聞いて、何を言ってるのかわからないお……と思った。  
レナードは既に童貞ではない。むしろ性人として恥ずかしくない経歴を持つ変態ジゴロであったが、宗介や今のかなめのように、我を失うほどセックスに溺れたことがここしばらくなかった。  
なぜなら彼の下半身は、軍隊在住地味エロ女、サビーナ・レフニオによって管理されていたからである。  
彼女はそのヤンデレ超級の粘着性と独自の感性から、レナードのムラムラ指数を備に感知する。  
そして彼の性欲が仕事に差し支えるレベルに達する直前に、さりげなくチンコをまさぐってしまうのである。  
 
「レナード様、ペニスが半ば勃ち上がっておいでですがそのままではなにかとご不便でしょう、  
もしよろしければ私が処理いたしますと言うか既に握りこんだあなたのペニスに私は唾液を垂らし愛液に塗れたペニスを程よい力加減で手淫しており  
この報告の間にもレナード様のペニスは限界を向かえ濃厚な精液で私のメガネを汚し  
これをもってレナード様の性欲処理を終了することをここにご報告いたします」  
 
「はぅぅううぅぅうううぅサビーナたん、サビーナたん。レナードのおちんぽミルク出ちゃいましゅぅううぅぅぅううぅ」  
 
サビーナを雇ってから、だいたい性欲はこの様↑に処理されていたため、ムラムラしすぎて気が狂うということが、レナードにはしばらくなかったのである。  
だから彼には、性中毒になった二人の言動がいまいち理解できなかった。  
 
「ヤダ、あんたちょっと元気すぎ――ドロドロ、髪の毛についちゃったじゃん」  
 
「すまん……と言っても、君の膣は俺の精液で既にいっぱいだぞ?髪の毛についたとしても今更だと思うが」  
 
「そーいう問題じゃないの。出すにしても時と場所を選びなさいよね」  
 
元気すぎる宗介の肉棒は、三度の射精にも関わらず硬く反り返り、かなめの膣から抜け出た瞬間にバネのように弾け、精の飛沫を彼女の顔に飛ばしてしまった。  
彼女は気にする。手で額を拭い、指先についた白濁液を見て顔を赤くした。  
 
「手鏡どこおいたっけかな」  
 
かなめはあたりを見回す。日頃見知った自分の家なのに、宗介と非日常的なことをしている、それだけで見知らぬどこかに迷い込んだような気がした。  
不評を買った宗介は、挽回の願いを込めてかなめに提案する。  
 
「手鏡の場所はわからんが、あの扉――洗面所に鏡があるのではないか?」  
 
宗介の提案にかなめは洗面所のほうを見る。  
確かにそうだ。たまにはまともなことを言う、かなめはそう思ったが、そもそも鏡を使う原因を作ったのが彼だということを思い出して、感謝の意を述べることはなかった。  
無言で洗面所へと歩み行くかなめ。  
 
「いつでも閃光弾を撃てるようにしておけ」  
 
そんなかなめに気づき、かなめの二日前のパンティを尻に挟んでアナニーしていたレナードは、アラストルに命令を下す。  
さすがにもう限界だと思った。シャワー室に隠れることも考えたが、一人と二体、しかも二体は二メートル超級のデカブツである。今でさえ一体はシャワー室の中にいるのだ。とても入りきれない。  
レナードはかなめの歯ブラシでちんこを磨きつつ、言う。  
 
「コードネーム『ヨブ』が扉に手を当てた瞬間にαが閃光弾を発射。同時にβが廊下側の壁をマニピュレータで粉砕し、そこから脱出を計る。失敗は許されない。僕の名誉にかけて必ず成功させろ」  
 
暗闇でアラストルのメインカメラが赤く光る。血も涙もない鉄の塊に、その瞬間だけは使命感という熱が篭ったように思えた。  
裸で歩みくるかなめを見て、レナードは二つの意味で生唾を飲み込む。緊張と興奮。美しい肢体だ。歩く様すら流麗だ。  
唯一つ難をつければ「もー。ソースケの垂れてきちゃったじゃない」その美しい肢体から流れ出るのが、あの薄汚い傭兵のモノだということだ。  
かなめは股座から精液が流れ出るのを内腿で押さえつつ、洗面所の扉へと到達する。  
アラストルαが左腕発射口を足元に向ける。  
アラストルβが右腕を振りかぶり、今にも壁を叩き壊さんとする。  
レナード・テスタロッサがちんこをしごき、洗面所に入ってきたかなめにbukkakeる準備をする。  
かなめが扉に手をかけようとした瞬間――彼女はあることに気づき、その手を引っ込めた。  
 
「なんでついてきてるのよ」  
 
「駄目か?」  
 
扉のガラスには室内が、鏡のように鮮明に映りこんでいる。そのせいでかなめは、自分の後ろにピッタリついてきた宗介に気がついた。  
ガラスの中の彼は、頬を人差し指でかきつつ、言う。  
 
「離れたくないんだ」  
 
頬をかいていた指がかなめの腹に回される。彼女は宗介に後ろから抱かれる形になったが、特に抵抗はしなかった。  
 
「なによそれ。洗面所なんてすぐそこよ?」  
 
「それでも、だ――なんというか、君がそばにいないと、寒い」  
 
「エアコン弱い?」  
 
「そういう意味ではないのだが……」  
 
「わかってるわよ」  
 
かなめは自分を抱きしめる屈強な腕に、自分の細い絹のような腕を重ねた。  
指の間に指を絡めて、鎖よりも強く互いを束縛しあう。  
 
「あたしも離れたくないわよ。知ってた?この部屋って、一人で使うには妙に広いのよ。風通しが良すぎて少し寒い――でも、ソースケがいればそんなことないから。あったかいから」  
 
かなめは首を捻り、宗介の下唇と淡く食んだ。それに応えるように宗介も、彼女の上唇に舌を這わせる。  
互いに触れ合った部分が熱を帯びて汗をかく。互いの肌に馴染んで酷く熱い。  
リビングで乳繰り合う宗介とかなめ。  
暗い洗面所で左腕を構えるアラストルα。  
冷たい洗面所で右腕を振りかぶるアラストルβ。  
寒い洗面所でちんこをしごくレナード・テスタロッサ。  
 
*  
 
宗介はかなめの尻の谷間に肉棒を挟みこむと、彼女の敏感な部分を抉るようにその蒸れた先端を擦りつけた。  
普段は排泄器として使用するものを性器のように弄ばれるのはいささか抵抗があったが、かなめは特に拒むようなことはしなかった。  
 
「あたしたちって、こんなことしてるんだね」  
 
それよりも抵抗があったなのは、ドアのガラスに映る自分たちの姿である。  
ガラスの中のかなめは下半身を前に出すように反り返り、その突き出した股間を無骨な手によって弄られていた。  
股は半ばまで開かれ、膝から力が抜けている。宗介の下半身に腰掛けることでかろうじて立ち続ける。  
汁塗れだが真ピンクで若々しい性器が鮮明にガラスに反射して、かなめは酷い羞恥を覚えた。  
 
「なんか凄いね。あたしの、ソースケのでぐちゃぐちゃじゃん……えっちすぎるわよね、こんなの――ソースケはさ、こんなあたしって嫌いにならない?」  
 
「嫌いになるわけないだろう。そもそも君にこんな格好をさせたのは俺だぞ?」  
 
「そうだけど……だってなんかものすごくえっちなんだもの。あたし、自分でだって、こんな奥まで見たことなかったわよ……ソースケのが入ったから、奥まで見えるようになっちゃったのかもしれないけど」  
 
ガラスの中のかなめの性器は、宗介の手によって菱形に開かれていた。  
中指が奥深く入り、愛液、精液を掻き出すように動く。じゅぶりじゅぶりと中指が抜け出るたびに、かなめの奥深くがガラスにこれでもかと映りこむ。  
汗、飛び散った愛液に濡れて、股間周辺がてらてらと光る。ここを見ろ、と自ら強調しているように見えて、かなめは自分の股間のことながらなんとも言えない気分になった。  
 
「あーあ、もの凄いとこまで見られちゃったわねー。ソースケ、あたしのここがこんなんだって、誰にも言っちゃダメよ?」  
 
照れ隠しもあって、かなめは冗談めいたことを言う。  
それに対して宗介は、大真面目な顔で応える。  
 
「言うわけがないだろう。君のことは誰にも言わない。誰にも見せない。俺だけが知っていれば良い」  
 
そんな彼らの目の前でついにちんこを、かなめのパンティでしごきだしたレナード。  
レナードはガン見していた。かなめの肢体を。もはや乳房や股間というレベルではなく、内臓の奥深くまで執拗に覗き込んだ。  
そして嫉妬する。かなめを見る際に嫌でも視界に入る無骨な肉体に、レナードは嫉妬した。  
なんという収まりの良さだろうと思う。  
二人とも健康的でメリハリのついた体つきをしていたが、その方向性は真逆だった。  
適度な運動と適度な休息によって良く発達したかなめの身体。  
穢れを知らないような白い肌と、男を喜ばすために発育したかのような柔らかな乳房と張り出た腰。  
生まれてから今まで、男のおもちゃにされるために育ってきました!と言わんばかりのエロい肉体なのに、なぜかダヴィンチの裸婦像のように清らかに見える。  
 
それに対して宗介の身体は、適度な運動、適度な休息などおかまいなし。  
鍛錬の上に実践を重ね、限界の先、極限までそぎ落とされた肉の上にまた鍛錬と実践によって実用的な肉をつける。細身にもかかわらず重い。重いにもかかわらず速い。速いにもかかわらず力強い。  
まるでカーボンと鋼、多重装甲を施した高機動AS――丁度宗介の体つきはレナードに、彼が駆るカスタムM9を想起させた。  
そんな宗介にレナードは心底嫉妬する――彼がかなめを抱いていることが問題なのではない。彼と彼女の相性の良さが、姿形に滲み出ていることが問題なのだ。  
真逆の性質の二人はだからこそ深く馴染み会う。  
身長や体格のバランスが良いなどという些細なことではない。細胞の根幹からして相性が良いのだろう――そう思わせるような濃厚なセックスを見せ付けられて、レナードは激しく嫉妬した。  
しかしちんこは激しく勃起した。その先端にはかなめの三日前のパンティがかかっていた。そのパンティは宗介が、かなめの処女を強引に奪った日のモノだった。レナードの亀頭に、かなめの汁が馴染む。  
 
「やだ。ソースケ、ソレ変なとこから出さないでよ」  
 
宗介に寄りかかるようになっていたかなめの股の下から、勃起したペニスが頭を出す。  
かなめはまるで、魔法使いが箒に跨るように、宗介の肉棒に跨ってしまう。  
彼女はその濡れた先端を、押し戻すのでも留めるのでもなく、指先でくるくると弄ぶ。  
宗介は彼女の膣内とは違う感触に戸惑ったが、むしろ更に強く、自分の腰をかなめの尻に押し付けた。  
 
「別に変なところではないだろう。むしろ性器を押し当てるには、一番適した部分だと思うが」  
 
「そうかもしんないけど――ほら、見なさいよ。なんかさ、今のあたしたちってすごく間抜けじゃない?」  
 
かなめはドアのガラスに視線を送りつつ、小さく笑う。  
宗介もドアを見る。ガラスに反射した二人は膝を割った中途半端な格好で、股間に四本の腕を伸ばしていた。  
見せ付けるように腰を突き出しているのに、そこを隠すように手を当てている様は、確かに滑稽と言えば滑稽である。  
宗介もかなめに釣られて、彼女よりも更に小さく笑う。  
 
「そうだな。これは他の連中には見せられんな」  
 
「ん。もし見られたらあたし、恥ずかしくて死んじゃうかも」  
 
「……それは是が非にも見せられんな」  
 
レナードにくそほど見られている。  
そんなことは露知らず、宗介はかなめの股の下でゆっくりと肉棒を前後させた。  
股座の柔肉が唇のように粘膜に吸い付く。ずっずっずと三度往復させて、蜜壷に照準を合わせた。  
 
「ホントあんたって元気ね。えっと……今日何回目だっけ?」  
 
「これで四回目だな――これも君が魅力的だから、と、思っておいて、くれ」  
 
「……んぁ」  
 
言葉が切れるのと同時に、宗介はかなめの中に先端を埋没させた。  
身体に鉄の芯が通るように、彼女の背筋が強張り姿勢が仰け反る。  
背骨の末端に肉棒の先端が接続されるような深い挿入。  
宗介は思った以上に奥へ入ってしまった己に気づき、言う。  
 
「後ろからだと深く入るのだな。かなめ、苦しくはないか?」  
 
「……ちょっとびっくりしたけど、平気――でも、バランス悪いから、姿勢変えるわね」  
 
かなめは宗介と繋がったまま前かがみになると、洗面所のガラス戸に両手をついた。  
鎹がかち合って金属音を鳴らす。急に近づいてきたかなめの顔にレナードは肩を強張らせる。  
冬場のガラスは石のように冷えて掌から熱を奪ったが、かなめはなんというか、犯されやすい体勢になった。  
彼女は眉根をしかめきつく瞼を閉じる。これからされるだろう更に激しい膣虐に、覚悟を決める。  
 
「はい……好きにしていいわよ」  
 
後ろから犯しやすい体勢になったかなめと、その言葉に宗介の理性のタガが緩む。  
流れる黒髪に恋慕する。緩やかな背に欲情する。背中の曲線からはみ出た乳房に劣情を催す。鷲掴んだ尻肉の柔らかさに興奮する。  
宗介はかなめの腰を抱くように掴むと、その丸い肉の塊を前後に揺すった。  
 
「はっ…ぅん……す、ごぃ…とこまで、はいっちゃ、う……んん」  
 
今までにない刺激にかなめは甘い声を上げる。ガラスを吐息で曇らせる。  
水を吸ったスポンジを指圧するように、彼女の膣口から愛液が滲み出る。それがフローリングを汚す。宗介はおかまいなしで続ける。  
 
「あっ、やだぁ……そこ……そーすけのがひっかかってる……」  
 
男のおもちゃたるかなめの淫乱ボディは、その膣内もまた、ちんこを喜ばせるのに特化した形状をしている。  
うねるような膣壁。かなめの肌はモチモチとして非常に肌触りが良い。それは膣内にも言えることであり、かなめのまんこは非常にちんこ触りがよかった。  
溶けるように馴染む。焼きたてのパンにバターが染み込む様にかなめの性器は、宗介の肉棒にねっとりと絡みつく。  
精液どころか魂まで搾り取ろうとするかなめの下半身に宗介は気圧される。  
尻を突き出した女を犯しつくさずして何が男か。差し出された膣を陵辱せずして何が男か――その矜持だけが宗介を射精から遠ざける。彼は歯を食いしばる。  
少しだけ腰振りのスピードを緩めつつ、言う。  
 
「か、かなめは……ここが好きなのか?」  
 
「好きとかそういうことじゃ、なく、て……んぁっ!……と、とにかくもっと強くしていい、か、らぁ……そーすけの、好きにしなさいって、言ってるでしょ……」  
 
セックス覚えたてのかなめは、股間に走るあまりのむず痒さに変なスイッチが入ってしまう。  
身体がのってきた。今が今夜で一番いいところなのに、なんで彼はこんな中途半端にしか犯してくれないのか?もしかしたら変に遠慮されているのかもしれない。だとしたらつまらない。  
――そんなことばかり考えてしまう年頃の千鳥かなめは、普段では絶対に言わないだろうことをその濡れた唇から口走る。  
 
「こ、これ……あたしのこれとか――もう、そーすけのだから……もっとめちゃくちゃにしていいから」  
 
かなめはその桃尻を更に突き出し、宗介の腰に強く押し当てる。根元の根元まで飲み込まれて、ペニス全体が酷く温かい。  
 
「こんなこと、そーすけ以外には絶対誰にもさせないから。一生させないから――あたしのここ、そーすけの、えーと……ち、ちんちんを気持ちよくするためだけにあるっていうか……。  
そ、そりゃいつもってわけじゃないけど、こういうことするときは……あたしのおっぱいとか……ま、まんまんとか、もっとぐちゃぐちゃにしてい、いぃいから――もし遠慮してるなら、そういうのやめてよ」  
 
「い、いや、かなめ。俺は遠慮などしていないぞ?……情けない話だが、君の身体が心地よす過ぎて射精してしまいそうなので、少し弱めているだけだ……」  
 
「へ?」  
 
変に誤解をされるのはまずい。宗介は慌てて否定する。  
嬉しいような恥ずかしいようなことを言われて、かなめは間の抜けた返事を返す。  
自分の身体が気持ち良い?正直、悪い気はしなかったが、少し意外なようにも思った。  
彼の上官であるメリッサ・マオほど鍛え抜かれたグラマラスな身体をしているわけではないし、更にその上のテレサ・テスタロッサのように白く清らかな身体をしているわけではない。  
人並み以上であると自負していた自分の身体は、彼の身近にいる異性と比べると酷く月並みなものに思えた。  
それを彼は「心地よすぎる」と表現する。それはいったいどれほどなのだろう?どれほど心地いいのだろう?かなめはそれを確認したくなった。  
 
「ソースケ」  
 
「なんだ?」  
 
「あたしの身体ってさ、き、気持ち良いの?」  
 
「ああ、気持ち良いぞ」  
 
「どれくらい?」  
 
「どれくらいと言われても……とりあえず、今まで味わったことのない心地よさだな」  
 
「それって、あたしとのセック……えっちが、今までの人生で一番気持ち良いってこと?」  
 
「そうだ」  
 
「じゃあ、こんなに何回も、その……せ、せーえき出したのも初めて?」  
 
「……そうだな。正直、こんなに出るとは思っていなかった。まだ出そうだが」  
 
かなめの中のペニスがピクリと脈動する。彼女は生唾を飲み込む。  
 
「……ソースケはさ、他の女の人とも、こういうことしたことあるの?」  
 
「あるはずがないだろう――さっきも言っただろ?俺が妊娠させたいと思ったのは、君だけだ、と」  
 
「そうよね。変なこと聞いてごめんね?――じゃあさ、今まではどうしてたの?……その、えっちな気分になったらさ」  
 
「それはその……自慰するしかなかろう」  
 
「……そのときどんなこと考えてた?」  
 
「それは……」  
 
宗介はかなめの後頭部をじっと見た。ドアのガラスに反射して、かなめと視線が交差する。  
言わずともわかるだろう?彼は視線でそう訴えかけた。  
かなめは宗介の意思を汲む。  
 
「あたしのこと?あたしのこと考えてくれたの?」  
 
「そうだ……いやか?」  
 
「ううん。うれしい。すごくうれしいよ、そーすけ……ねぇ。そーすけって想像の中で、あたしとどんなことしたの?」  
 
宗介は一瞬言葉につまる。  
しかし状況が状況だ。暴露してしまっても問題なかろう。彼はそう考える。  
 
「……今していることと似たようなことだ。もっとも想像では、ここまで深く交わらなかったがな――ここまでは想像できなかった。君の身体がこんな風になっているなんて、知らなかったからな」  
 
「何回くらいしたの?」  
 
「わからん。数え切れないくらいした――正直言って、ここ半年くらいは毎日だ。200回以上は確実だな」  
 
「えっ」  
 
あまりの数のかなめはドン引きした。  
かなめも宗介をオカズに自慰に耽ることがたびたびあったが、流石に三桁には乗っていない。男子の性欲をまざまざと見せ付けられる――そもそも毎日ということは?  
かなめは疑問を口にする。  
 
「じゃあ、毎日ってことはさ……学校から帰ってあたしと別れた後とか、あたしの家でご飯食べたすぐ後とかもしたってこと?」  
 
「そうだな」  
 
「そーすけってたまにさ『襲撃だー!』とか言ってあたしのこと押し倒すけど、その後にも?」  
 
「……何回かしたことはある」  
 
「押し倒されたときにそーすけの手が、あたしのお尻とかおっぱいをぐにゅぐにゅ揉んでたり、その、お、おちんちんがあたしのえっちなとこにぐりぐり押し付けられてたりしたんだけど……その後も?」  
 
「……ああ。したことがある――だが、かなめ。誤解しないでほしい。確かに触った後に君の感触を思い出して、その……自慰に耽ったとこはあるが、触ったこと自体は偶然だ。決して触ることが目的で押し倒した訳では――」  
 
「痴漢」  
 
かなめは宗介の言葉を遮る。  
服の上からどころか現在、生ちんこを一切の避妊なく膣に奥まで挿入されているのにもかかわらず、かなめは冷えた眼でガラス越しの宗介を睨みつけた。  
 
「いや、痴漢などではないぞ。あれは不可抗力――」  
 
「うっさいわね変態。へぇー、あんなことしてまであたしの身体さわりたかったんだー」  
 
「違うぞ、かなめ。確かに君に触れたかったのは事実だが、そのために押し倒したわけでは――」  
 
「そうよね。もし本当に触りたかったら、時と場所を選ぶわよね――例えば人気のない、放課後の生徒会室とか。周りの目がなければあたしなんて、エリート軍曹殿にとっては敵じゃないもんね。あたしの身体、好き放題してくれたもんね」  
 
「……」  
 
痛いところを掘り返されて、宗介はぐうの音もでない。  
 
「あの後あたし普通にしてたけど、結構大変だったんだからね?  
ジンジン痛いのもそうだけど、歩いてるとあんたのドロドロが中から垂れてくるの。電車の時とか困ったわよ。  
人が一杯いるからあまりスカートの中弄れないし、あたしがもじもじしてたから、前に座ってたおじさんに変な眼で見られるし、パンツで押さえられてるけど、中にせーえきが溜まって熱いんだか冷たいんだか……  
。家に帰ってからも凄かったんだからね?  
パンツなんて絞れるくらいびちょびちょでさ。アソコどころかお尻の穴とか毛までドロドロになってて……シャワー浴びても毛に絡み付いて取れないし、中に指入れたりシャワー当てても、白いのが後から後から出てくるの。においもとれないし。  
次の朝布団からでたら、なんだかソースケの匂いがしたわけ。なんでだろう?って思ったら、あたしのパンツとか布団の下の方からあんたのにおいがしてくるのよ。あんたのってそんな嫌なにおいじゃないけど、アソコがせーし臭い女ってどうかと思うわよね。  
全部あんたのせい……ていうか今日もこんなにいっぱい注入されて、ますますあたしの身体、ソースケ臭くなっちゃうじゃない」  
 
「す、すまん」  
 
怒涛の隠語連発に宗介は精神的に一歩下がる。しかしちんこは相変わらず、かなめの中に深く埋没させたままである。  
かなめは一息つくと、今までとは打って変わった落ち着いた調子で、言う。  
 
「でもそれだけあたしと、したかったってことでしょ?……わかるわよ。後から考えた。我慢強くて律儀なソースケがあんなことするんだもん。どんなにしたかったんだろうなって。なんせ200回も、想像の中であたしとえっちしてくれたんでしょ?」  
 
かなめはガラス越しに宗介を見つめる。宗介はなんとなくいたたまれなくなって、例の如く頬を人差し指でぽりぽりと掻いた。  
そんな彼に苦笑を漏らしつつ、彼女は言う。  
 
「ねぇ、そーすけ――これからは毎回、あたしが相手してあげよ――」  
 
「なにッ!?本当かッッ!!?」  
 
嬉しい申し出に食い気味の宗介。身体ごと乗り出して、股間を更に強くかなめの腰に押し付ける。  
子宮を亀頭が突き上げる。ガラスについていた肘が折れて、かなめはその豊満な乳房をガラスに押し付けてしまう。  
あまりの勢いにこのままでは、年がら年中、それも四六時中身体を求められるのではないかと彼女は考えた。  
それは不味い。とてもじゃないが身体がもたない――彼女は慌てて付け加える。  
 
「べ、別にあたしのこと好き勝手に襲って良いって言ってるわけじゃないんだからね!!  
ただせっかく溜まってるのにおなにーされるのが癪だから――あーっ、違う違う!!あんたがあんまりしたいって言うから、仕方なく相手してあげるって言ってるだけ!!  
ある程度、節度を持ってするのは当然だからね!!!」  
 
「……つまり、どういうことなのだ?」  
 
「だから、あたしが承諾すれば、えっちしていいってこと……無理矢理とか節操がないのはダメってこと」  
 
「今は?」  
 
「いいに決まってるじゃない……ていうか早くやってよ、そーすけ」  
 
「あぁ、すまん。今やる」  
 
宗介は腰振りを再開する。  
かなめの膣は非常に具合が良かったが、今まで長いこと挿入していたせいで、多少耐性ができていた。  
これなら少しは長く楽しめるか――と宗介は考えたが、三擦りしたころには既に、その先端から数ミリリットル射精してしまっていた。  
気を抜けば引っこ抜かれてしまう。しかし気を張り詰めていても、射精にいたるのはもう決定しているのだ。ならばいっそ。  
 
「かなめ」  
 
「なに?」  
 
「好きに動くぞ」  
 
「だから好きにしていいって――あ、やぁん!!」  
 
宗介は好きに腰を振る。もともと腹筋と背筋のバランスがいい宗介は、腰振り運動に適した肉体をしていた。柔軟性がある。リズム感がある。  
宗介はその類まれなるボディバランスを駆使してかなめの下半身を貪る。肉棒を激しく前後させる。かなめの桃尻が波打ち、パンパンとはしたない音をたてる。  
 
「あっあっ、すごい、そーすけ……いぃん、やぁ……でも、お尻の穴、ふぁあ……!」  
 
宗介はかなめの尻を激しく揺すった。その際に彼女の尻肉を指が食い込まんばかりに鷲掴む。図らずも肛門が左右に拡張され、かなめはソレを阻止しようと肛門に力を入れた。  
それにともなって唯でさえ締りのいい膣がキュッと絞まる。かなめの下半身の中で卑猥な肉がギューギューにひしめいて、宗介の肉棒を強く抱きしめた。  
 
「くっ……かなめ、もう駄目だ。出る……!」  
 
「ひぅ……あっあっあっあっ」  
 
まだ充分に犯していないように思ったが、もう限界なものは限界なのだ。宗介は後何秒も射精をこらえられないことを悟ると、ラストスパートをかけ、かなめの穴をズボズボと抉りだした。  
今までとはまた違う必死な腰振りを膣に受けて、かなめはしゃっくりのような嬌声をあげる。  
また大量に中出しされてしまうという事実と、必死な腰振りが相まって、かなめは急速に上り詰める。  
ズンと子宮を突き上げる衝撃に息がつまり、かなめの腰が断続的に痙攣した――かなめは叫ぶ。  
 
「んぃやぁ!……あ、あたしも、変になりそうぅ…な、何か出ちゃいそう……!」  
 
「僕もだよカナメさーーーーーーーん!!!!」  
 
かなめの声に返事をしたのは宗介ではなく、いきなりドアを開けて飛び出してきたレナード・テスタロッサ(かなめの下着着用ver)であった。  
レナードは突然の展開に脳ミソが追いついていないかなめの頭を掴むと、その口に肉棒を捻じ込み、激しく腰を振った。  
 
*  
 
「……レナード――貴様……!!」  
 
「レナード?――何を言ってるんです?――私はレナードではなく、貴方の上官のテレサ・テスタロッサですよ?」  
 
「なん……だと……?」  
 
衝撃の展開。  
TDDの若年艦長テレサ・テスタロッサは、銀髪三つ網の似合う美少女艦長ではなく、自分が雄であることを隠す女装趣味の『男の娘』艦長であった。  
 
*  
 
我慢できずに飛び出して、かなめの口にちんこを捻じ込み、あまつさえ彼女の口内で射精にいたったレナード・テスタロッサは、宗介に殴り飛ばされるまでの一瞬の間に、その超々明晰な頭脳を駆使し現状の打開策を模索した。  
状況を整理しよう。  
目の前の痴態に我慢できず、うっかり飛び出してしまった。うっかり捻じ込んでしまった。  
かなめは口内を犯す肉棒に驚きつつも、反射的にちんちんぺろぺろしてしまい、図らずも彼女は上の口と下の口、両方を同時に犯されることとなる。ガチで気持ち良い。そして程なく射精。かなめは言う。  
 
「ぅえぇぇ……んにゃによこれぇ……べちゃべちゃで気持ち悪ぃい……」  
 
「カナメさーん!それは新開発の栄養剤だよ!!早く、早く飲んでセックスで失った体力の回復を――ぐはぁッ!!」  
 
「誰が貴様の精液など飲ませるか!――レナードッッ!!」  
 
宗介はかなめの腰にちんこを挿入したままで、身を乗り出してレナードの顔面に鉄拳をお見舞いした――レナードがドアを開けてからここまで、僅か3.56秒の出来事。  
このときすでに、レナードのプランは決定していた。  
 
「えっ!?レナード?これレナードのなの?――いぃやぁーーー!!!やめて!押し付けないで!!口んにゃか入れな……ぉご……んな、無理矢理入れようとしな……んもょ…ぬにゅ……」  
 
含んでいたモノがレナードの肉棒だと気づいて、かなめは半狂乱に陥る。それでもレナードは噛まれないことを祈りつつ、かなめの口内にちんこを捻じ込み続けた。  
興奮と危機感で彼女の口内は唾液で溢れ、フェラチオするのに丁度良い状況になっている。舌を使って肉棒を押し出そうと試みるが、それすらもガチで気持ちよかった。亀頭や尿道口をぺろぺろされる。  
レナードは腰を小刻みに揺すって、かなめの口内で肉棒を素早く前後させた。  
 
「んふふふふふ……気持ち良いよカナメさぁん――またいきそうだ。今度は一滴残らず飲み干してくれ――ぎゃひんッ!!」  
 
「ふざけるな!!二度と貴様のなんぞ飲ませるか!!!さっさと離れろ!!!!」  
 
宗介の拳が1、2、3とレナードの顔面に炸裂する。  
しかしレナードは、それでもかなめの口から肉棒を抜こうとはしない――かなめのまんまんにちんちんを挿入したままの体勢では、宗介とて決定的な打撃を放つことが出来ない。  
しかし効くことは効く。レナードの顔面は腫れあがり、もとの美男子が台無しだ。  
だが彼は耐え切った。彼はかなめの口の中に二度目の射精を終えると、よろよろと後ずさり、その場にへたり込んだ。  
かなめも支えを失い床に崩れ落ちる。彼女は鼻から下をザーメンまみれにして、息も絶え絶えにして言った。  
 
「あ、あたし、そーすけのだったら、へ、平気だったよ……?でも、あ、あいつのは、ダメ――あたし、先にいくわ、ね……?」  
 
「かなめ……?かなめ!!かなめーーーーー!!!」  
 
あまりの急展開にオーバーヒートし、気を失ったかなめを抱いて、宗介は彼女の名前を叫んだ。しかし彼女は返事一つしない。生ける屍である。その間も、宗介のちんこはかなめの中に挿入されっぱなしだ。  
気絶したかなめを見て、レナードはくつくつと笑う。  
 
「あら、カナメさん気絶しちゃいましたか?ちょっと顔射されたくらで、なさけないことですね」  
 
「……レナード――貴様……!!」  
 
全ては計算だ。  
二人より一人。片方を射精で気絶させれば戦況は傾く。  
そして、もともと女顔のレナードは、顔に傷をおえば妹と判別が難しくなる。  
全てはレナードの掌の上で転がり、彼は決定的な言葉を発する。  
 
「レナード?――何を言ってるんです?――私はレナードではなく、貴方の上官のテレサ・テスタロッサですよ?」  
 
「なん……だと……?」  
 
天才と変態を超越したレナード・テスタロッサは、自分が女顔であり妹と似ていることを利用して、あろうことか自分の妹を実は男であると偽り、この暴挙を彼女になすりつけようとしたのだった。  
 
 
 
 
完。  
 

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