「早く支度して。今回の仕事には、ちゃんと参加してもらうわよ。」  
 
 
今回ボクは珍しく、蜘蛛の仕事を最初から最後までお手伝いした。  
しかもまぁ、結構遠出してまで目的の品を盗りに行かなくてはならないと言う、移動だけは一丁前に面倒な仕事だった。  
クロロと闘るためだけに蜘蛛へ入ったボクにとって、彼らとの仕事はボク自身には何のメリットもない。  
だからいつもなら召集が掛けられても、その召集をすっぽかして欲望の赴くまま、あちこちに遊びに出かけるんだけど...。  
今回はそうはいかなかった。  
始めは伝令を聞くだけ聞いて、サボるつもりでいたんだけれどね。  
面白くも無さそうだったし。  
...まぁ、そのつもりでいたんだけれど、その計画は無駄になった。  
召集が掛けられていた日の前日に、ある人物が、それはもう嫌そうな顔をして、ボクを迎えに来てくれたからだ。  
小柄で、ネコみたいなしなやかな体つき。  
相手を射る様な、隙のない視線を放つ瞳を持つ少女。  
ーーーーマチだ。  
マチはクロロとは別のベクトルで強く興味を惹かれる存在だ。  
そんな彼女がわざわざ(理由を聞いてみると、ボクが決してサボらない様にとフィンクスやフェイタンが仕向けたらしかったけど!)迎えに来てくれたのだ。  
仕事の内容自体には、あまり気はノらなかった。でも、気になる女のコの誘いは断わるものじゃないだろ?  
...これが別の人間だったなら、ウザいからって理由できっと殺してたね。  
 
「...支度は終わった?」  
酷く不機嫌そうにマチはボクを見上げて、  
「さっさと行くよ。」  
と、一言。  
......あぁ...そんな射る様な視線を向けられて、そんなセリフを吐かれたら、ボクはもう行くしかないじゃないか。  
マチは、もうボクに背を向けて歩き出している。  
軽い興奮を覚えながら、ボクはマチの後に続いた。  
 
そんなワケでボクは今回、蜘蛛の仕事に珍しく加担したのである。  
 
 
「かんぱーい!」  
 
仕事は無事に終わり、今回は遠出をしなくてはならなかったので、本来のアジトではなく、一時的に拠点としている仮宿へと戻ってきた。  
今は団員達それぞれが、何処からか盗ってきた、ビールやシャンパン、その他様々な酒やつまみを肴に談笑している。  
ボクはそんな様子を皆から少し離れた所でぼんやりと眺めながら、手の中でトランプを弄っていた。  
「(...つまらないねぇ♥)」  
マチが迎えにまで来てボクを誘ってくれた仕事だったけど、たいして強い敵が現れるワケでもなく。  
はっきり言って、あまりにも簡単な、つまらない仕事だった。  
...分かり切った事ではあったけど。  
こんな仕事ならボクがいなくても難無く終わらせる事が出来たはずだろうに。  
フェイタンやフィンクスは、一体何を考えていたんだろう。  
しかも今回の仕事に、クロロは来なかった。  
うーん、残念。  
今度からは、彼が仕事に来るのかどうかも、しっかり聞いておかなくちゃね。  
マチが迎えに来てくれた事に浮かれて、聞くのをすっかり忘れていた。  
 
そんな事を考えながら、ボクは手の中で弄っていたトランプを一瞬で消すと、音も無くその場を後にした。  
外に目をやれば、日はとうに暮れていて、ちらほらと星が空に浮かび上がっている。  
仕方ない。  
今日はもうココに泊まるとして、明日はもっと、ボクが興奮出来る様な所を探して出かけるとするかな。  
 
存分に暴れられなかったせいだろうね。  
詰まるところ、欲求不満。  
消化しきれずに残った、モヤモヤとした何かが、胸の奥で燻っている。  
その何かを胸に抱えながら、ボクは割り当てられている自分の部屋へと足を運ぶ。  
「(......もうさっさと眠ってしまおう♥)」  
発散出来なかった欲求は、明日何処かで適当に殺して解消してしまえばいい。  
ボクは熱いシャワーを浴びると、泥や返り血を洗い流した。  
他の団員がボクの所在を気にして部屋を尋ねる事はまず無いだろう。  
ボクも今日はもう部屋から出るつもりはないし。  
このままでいいや、と、ボクはトランクス一枚でベッドに横になった。  
寝るにはまだ早い時間だったけれど、こうして横になっていれば眠くなるだろう。  
 
残る欲求を一時的にでも忘れてしまうには、さっさと眠ってしまった方がいいのだ。  
 
◇ ◇ ◇ ◇  
 
一体、何時間ぐらいそうしていたのだろう。  
何度も寝返りを打ってみたけれど、結局ボクは中途半端な欲求で体が疼き、ちっとも眠くなれなかった。  
しょうがないので、ベッドサイドに腰掛けてみる。  
すると、無性に喉が渇いていた事に気付いた。  
...水でも飲んで、もう一度ベッドに横になってみよう。  
 
ボクがそうしてベッドから腰を上げたその時、自分の部屋の前に人の気配を感じた。  
念を使っている様には...感じない。  
しかも相手は1人みたいだ。  
もしかして...舐められてる?  
大体、裏社会じゃそれなりに名が通っている蜘蛛のアジトに敵がのこのことやって来るのもおかしいんだけど。  
それでも一応オーラを纏い、エモノであるトランプを構える。  
顔がにやけるのが分かる。  
何処の誰だか知らないけど、1人でも殺しちゃえば眠れるかも...。  
 
ドアノブが動く。  
刹那、ボクは何時でも相手を殺せる様に、トランプに念を込めた。  
鍵を掛けているはずのドアが、音も無くゆっくりと開いてゆく。  
ドアの開いたその先には、予想外の、なんとも嬉しい人物がいた。  
「......やあ♥マチ♥♥」  
ボクの目の前には、なにやら一升瓶を片手に、いつもとは打って変わってどこかまどろんだ目をしたマチが立っていた。  
ボクは纏っていたオーラを消すと、構えていたトランプをしまった。  
体をずらして、マチが部屋に入れる様に入り口の前を空け、彼女を中へと引き入れた。  
「ボク、ちゃんと鍵を掛けておいたんだけどな♥どうやって開けたんだい?...って愚問だったね♥」  
彼女らは盗賊なのだ。  
鍵を開けるのなんて、朝飯前だったね。  
ボクはまたベッドに腰掛けると、ニヤニヤしながらマチの顔を覗き込んだ。  
殺しは出来なかったし、疼く欲望はそのままだったけど、マチがボクを尋ねて来てくれた事は、とても喜ばしい事だ。  
彼女はなかなかボクと二人きりにはなってくれないから、こうして同じ部屋にいる事が出来るのは、素直に嬉しい。  
 
「...?ねぇ、マチ。その手に持っているもの、なんだい?」  
ふと、彼女が手にしている一升瓶が目に入った。  
ボクはマチの持っている一升瓶を取り上げると、その瓶に張り付いていたラベルに目を通す。  
 
『鬼殺し』  
 
「ずいぶんと面白い銘柄の焼酎だね♥」  
そう口で言ってはみたけれど、なんとも禍々しいネーミングの焼酎だ。  
鬼を殺しちゃうらしい。  
一体、誰がこんなものを盗ってきたのだろう。  
焼酎だし、ノブナガ辺りが盗ってきたのかな?  
しげしげとその瓶を見ながら、ボクは更にマチ問うた。  
「...で?ボクに何か用かな?ボク、今お酒飲みたいって気分じゃないんだけど...♥」  
でもキミがお酌してくれるんなら、飲んでもいいかな♥  
なんて呟く。  
その言葉はかなり本気だったけれど、悟られない様に軽口を装ってマチを見る。  
いつもの、薄っぺらい笑顔を貼り付けて。  
ボクの予想ならマチはきっと、  
「ふざけるんじゃないよ」とか、「誰がアンタなんかに酌するか」とか、絶対零度の視線と共にボクを軽くあしらうハズだろう。  
彼女のあの目と刺す様な言葉が、ボクのMっ気を刺激する。  
だからボクはワザと、マチが怒ったり、嫌がりそうな言葉を吐いて待つんだ。  
さぁ、今日はどんな言葉と視線でボクを楽しませてくれるの?  
他人を近寄らせない様な、冷たい視線でボクを見て。  
その可愛い唇でボクに毒を吐いてよ。  
ワクワクしながらボクは彼女の返答を待つけれど...。  
その期待はまたまたボクを嬉しい方向へと裏切る事になる。  
「...マチ?」  
マチは冷たい視線をボクに向けるでもなく、その可愛い唇でボクに毒を吐くわけでもなかった。  
ベッドサイドに座ったボクを、とん、と軽く押し倒し、ボクの上へと跨ったのだ。  
ボクの胸に手を着いて、じっと顔を覗き込んできた。  
「...♥♥」  
いつものマチなら100%あり得な  
いこの状況にボクは困惑し、そしてその困惑はすぐに狂喜へと変化した。  
どうやらマチは、あの『鬼殺し』とかいう不吉なネーミングの焼酎によって、完璧に酔っ払っているらしい。  
それでどうしてボクの所へ来たのかは分からないが、とにかくこれはオイシイ状況だ。  
マチはいつものつり目が蕩けた様に虚ろで、色白い頬にはほんのりと朱が差している。  
「......ナルホド♥」  
ボクはイヤラシイ笑みを浮かべると、マチの頬に手を伸ばした。  
「マチはボクを夜這いしに来たんだね♥」  
燻っていた欲望がふつふつと重みのあるモノへと変化する。それはあっという間に明確なカタチを表し始め、ボクを侵食してゆくのが分かった。  
 
ボクにとって殺人とは、セックスと同じで「気持ちイイ」事。  
そのどちらかを果たせる事が出来るのならば、今のボクを満足させるのに十分だ。  
胸の中で燻っているこの欲望を、鎮める事が出来る。  
相手が酒に酔っていて、マトモな判断が出来ていないとはいえ、これはマチからのお誘いだ。  
据え膳食わぬはなんとやらって言うし。  
ボクもたっぷり楽しませてもらう事にするよ。  
ボクが邪な欲望を滾らせていると、マチはボクに跨ったまま、何やらもそもそと動き出した。  
「......?」  
マチは自分の髪を結っていたリボンをスッと解いた。  
艶のある桃色の髪が下り、彼女の雰囲気をガラリと変えた。  
マチはじっとボクを見つめながら、ゆっくりとした動作でボクの両手を一纏めにした。  
何をするのかドキドキしていると、今度は先ほど解いたリボンでボクの両手を縛り、更にはご丁寧に、ベッドの支柱部分に括り付けてしまった。  
あァ......ヤられちゃった...!  
やっぱりキミは、本当にイイ女だよ...!!  
この程度の手枷なんて、すぐに解いてしまえる。  
だけど...このシチュエーションは悪くない。  
むしろゾクゾクする程、イイ。  
「ボクを...どうするんだい?マチ♥」  
ボクは下からニヤニヤと下卑た笑みで、マチを見返した。  
するとマチは、ボクが見たことも無い様な顔で、笑っている。  
その顔にボクが見惚れていると、ゆっくりと顔を近づけてきた。  
焦点があまり定まっていない、虚ろな瞳がボクを覗き込む。  
「ねぇヒソカ...アンタ、あたしが欲しい...?」  
この状況でNOと答える男がいると言うなら、そいつは多分、男じゃない。  
ボクは低く笑い声を上げて、首を伸ばしてマチへと、出来るだけ近づく。  
互いの息が、掛かるぐらいに、近くに。  
「...キミが、欲しい♥♥」  
ボクがそう答えると、主導権を握った勝者の目で、マチが妖しく笑う。  
彼女はボクの頬に両手を添えると、ボクの唇を奪った。  
 
始めは、触れるだけ。  
そのうち、ついばむようなキスに変わる。  
何度も何度も繰り返すうちに、キスはどんどん深くなってゆく。  
お互いの舌が絡み合い、唾液が混ざり、濡れた音を響かせる。  
「...ん...ふ...っはぁ...ぅん...」  
ボクは舌先でマチの歯をなぞり、上顎を舌を使って擦りあげる。  
彼女の舌に吸い付いて、マチの口内と舌をじっくりと堪能する。  
次第に水音が大きくなり始め、それがまた一段と、ボク達の行為に拍車を掛けた。  
「...は......っ...ぁ...」  
マチは時折、小さく息を吐きながら、お返しとばかりに夢中でボクの口内を犯そうと舌を動かす。  
ボクはそんなマチの舌に答えてやりながら、下半身に熱が溜まり始めた事を自覚した。  
「ふ...ちゅ...っ」  
軽く音を立てて、マチは唇を離した。  
名残り惜しむ様に、銀の糸が、ボクとマチの唇を繋ぐ。  
次は何をするのだろう。  
ボクはマチの一瞬一瞬の動きに、まるで子供の様に目を輝かす。  
そんなボクの心情を知ってか知らずか、マチの行動は先が読めない。  
マチの何気ない仕草。  
何気ない言葉。  
それすらボクを、酷く興奮させていく。  
マチはボクに跨ったまま、しばらくキスの余韻を味わっていた。  
と、思えば、マチは一度ボクの上から降ると、スパッツと下着を脱ぎ捨てたのだ!  
膝丈より少し短い着物のせいで、肝心な部分がこの体制では見えない。  
見えそうで見えないとは良く言ったものだと思う。  
ボクはますます下半身に血液が集まって来るのを感じた。  
マチはボクの猛りだしたソレに、既に気付いていたらしい。  
薄く笑いながら、布一枚越しのソレを指でつ、となぞる。  
「何よアンタ...もうこんなになっちゃったの...?」  
「マチが可愛いからさ...興奮しちゃったんだ...♥」  
「ふぅん...で?...アンタはあたしに、どうして欲しいの?」  
「聞いてくれるのかい?」  
「...言ってみな?」  
マチの笑みが徐々に濃くなる。  
堪らなく興奮するこのシチュエーション。  
「マチの口で...鎮めてくれないかな...♥」  
 
ボクは舐める様な視線をマチへと注ぐ。  
きっとボクは、これ以上無いぐらい、イヤラシイ顔をしているんだろう。  
「...へぇ...口で...?」  
「うん♥ マチの口で、気持ち良くなりたいなァ...♥」  
想像する。  
あの小さな可愛いらしい口で、ボクのモノに奉仕するマチの姿を。  
シラフならまず有り得ない。  
だからこそ、今頼んでおかなくては後悔する。  
マチはボクの勃ち上がったソレを指で撫で回しながら、蔑んだ目をして笑う。  
「ほんと、アンタって変態」  
「ククク...♥ 頼むよ...♥」  
あぁ、そんな目をしないで。  
イってしまいそうになるから。  
マチは蔑んだ目をしたまま、ボクの耳元で囁く。  
「...まずは、アンタがあたしにシてからよ...ヒソカ」  
主導権はマチの手にある。  
ボクは口角を釣り上げて、小さな三日月を作ると、彼女に使える従順な僕となる。  
マチは着物の袂を広げて、更に煽情的な姿になった。  
...こっちも、見えそうで見えないとは。  
だらしなく開いた胸元や、ルーズソックス以外、何も身に着けていない下半身が、ボクを否が応でも煽る。  
「あたしも...さっきのキスで、こんなになってんだけど...?」  
マチはそう言うと、ボクの腹の上へ、ゆっくりと腰を落として跨った。  
下着を身に着けていないマチの秘部はしっとりと濡れていて、その質感と熱だけで、軽くイけそうだった。  
マチは僅かに、腰を前後に動かし、愛液をボクの腹へとなすりつける。  
「ヒソカ...ねぇ...」  
熱っぽい声で名前を呼ばれてしまえば、ボクはキミに従うしか無くなる。  
「なあに...? マチ♥」  
「あたしを...気持ち良くして...」  
腹の上にいたマチが移動する。  
マチは、ボクの顔の上に跨る様にして膝立ちになると、自らの手で秘部を広げてみせた。  
ソコは女の匂を漂わせていて、酒を飲んでいないはずのボクを、どんどん酔わせていった。  
 
「上手く出来たら...あたしもアンタにヤってあげる...」  
今日のマチは酔っているせいで、いつものボク以上にイヤラシイ。  
自らの手で広げた秘部から、とろとろと愛液が溢れ出ている。  
ピンク色の粘膜が、誘う様にヒクついているのが分かった。  
あのナカにボクのモノを挿れて、彼女をメチャクチャに壊してやりたい...!  
マチがゆっくりと腰を落とし始め、彼女の秘部が口元へと近づく。  
瞬間、ボクは大きく口を開けて、目の前のエサに飛び付く犬の様に、マチの秘部へとむしゃぶりついた。  
「んっ...む...ん...っ」  
「ふッ...あああん!」  
マチは甲高い声を上げて可愛く鳴くと、ボクの顔に秘部を押し付けるみたいに、腰を前後に動かす。  
ちゅぷちゅぷと音を立てながら、ボクは彼女を味わう。  
「ちゅぷ...ん...ぷっ」  
「あっ...ぁ...あぁっ...」  
淵をなぞり、丁寧に舐め上げてゆく。  
浅く、次は深くと、舌を出し入れしながらマチの反応を楽しむ。  
「んんっ......んっ...っ」  
「あぅ...う...はぁ...」  
嬌声を上げ、息を吐きながら、ボクの与える刺激によがるマチ。  
そんな彼女の姿は、ボクの理性をどんどん奪ってゆく。  
愛液は止まる事なく溢れ続けていて、ボクの顎まで濡らしていた。  
女の味がするソレを、ワザと音を立てて吸い、飲み下しながら、ボクは彼女の愛芯を口へと含む。  
「ああぁっ!!?...あんっ!...イイ...!...そこ......!」  
今までのよりも強い刺激を受けて、マチの腰が大きく跳ねた。  
その反応に気を良くしたボクは、舌先を固くして、愛芯を強くねっとりと舐った。  
溢れる愛液の量が更に増える。  
もちろん、ボクはソレを音を立てて、美味しそうに飲み下す事を忘れない。  
ボクのくぐもった声と、愛液と唾液が混ざった淫らな水音、そして何より、マチの嬌声がボクの聴覚を犯す。  
「あっ...あぁっ...ひぅう...っ!」  
そろそろ、かな?  
ボクは愛芯を、強弱をつけながら、何度も舌で擦りあげた。  
唇で、真っ赤に充血した愛芯を弄ぶ。  
「ああぁぁんっ」  
甘く、切ない悲鳴を上げて、マチは身震いし、ボクの舌で絶頂を迎えた。  
 
「は...はぁ...は...っぁ」  
マチが腰をゆっくりと上げてゆく。  
「ククク...♥ 気持ちヨカッタみたいだね♥」  
ボクの顔中に、べっとりとマチの愛液が付いている。  
口元にも付いていた愛液を、舌でペロリと舐める。  
...うん......マチの味がする。  
もっと味わいたかったなァ。  
マチは肩で息をしながら、ボクの顔の上から移動して、また腹の上へと跨った。  
「クククッ...♥ マチはボクみたいな、変態の口でイッちゃったんだねぇ...♥」  
イヤラシクって、積極的なキミも可愛いよ。  
まぁ、酔ってるからなんだろうけど。  
マチは息を整えながら、ボクに向かって妖艶に笑いかけた。  
そして顔をぐっと近づけてきて、ボクの顔に付いている自分の愛液を、仔犬みたいに舐め出した。  
「くすぐったいよ♥ マチ♥」  
「ん...ふぅ...ちゅ」  
彼女の舌が、ボクの顔を舐めたくる。  
調子に乗って舌を出したら、マチがその舌に吸い付いてきた。  
其れが引き金となって、またしばらく、ボクらは濡れた音を響かせながら、深い深いクチヅケを交わす。  
そろそろ、下半身が限界に近い。  
いきり立った剛直が、解放されるのを待っている。  
「ねぇ...マチ♥ キミを気持ちヨクさせたご褒美を...ボクにくれないかな...♥」  
「ご褒美...?」  
マチは一瞬キョトンとしたけど、後ろを振り返って、ボクのソレに気付いた様だった。  
下着の下で、随分と窮屈そうにしているのが分かるだろう? マチ。  
途端、マチはニヤリと笑いながら、ボクの上から降りる。  
「ああ...そうだったね。 ご褒美、あげないとね......」  
だから、感謝しな?と、マチはピンク色の舌でペロリと舌舐めずりをして見せた。  
...早く、早く!早く!!  
早くボクのコレを咥えて舐めて吸いあげて。  
キミの気が済むまで可愛がってくれよ。  
ボクは、息をほんの少し荒げながら、腰を浮かして待つ。  
マチはボクの足の間に割り込む様に身を滑らせると、ボクのトランクスを、ゆっくり焦らしながら下ろしてゆく。  
下着を取り払われて、剥き出しになった剛直が、隆々とそそり立ち、ボクの興奮の度合いを示す。  
 
「はぁ......」  
 
マチが小さく息を吐いた。  
まるで感嘆する様な吐息に聞こえたのは、ボクの聞き違いかな?  
「どうだい...? ボクのコレ、ソソラレルかい......?」  
「...ん」  
「ボクの、欲しい?」  
卑猥なセリフを吐いて待つ。  
早くボクに触れて欲しい。  
マチがボクの剛直に手を伸ばし、竿を扱き始めた。  
「っ...はぁ...」  
気持ち、イイ。  
思わず息を吐いた。  
竿を扱きながら、マチは笠の先端を舐める。  
舌先で先端をつついて刺激し、先走りの透明な液をチュウっと吸い上げる。  
それを何度も何度も繰り返し、ボクを昂ぶらせていく。  
「......あァ...イイよ、マチ...♥」  
「んっ...ちゅ...ぷっ...っ」  
「もっと、して...♥」  
両手の自由が効くなら、彼女の頭を押さえつけて、口のナカに無理やりでもコレを挿れるのに。  
でも、今のボクはマチに犯されているのだから、そんな事は許されない。  
息を荒げて、新たな刺激に期待を寄せる。  
「っ...はっ...!」  
マチは竿の裏筋につ...と舌を這わせて、ボクの剛直を口のナカへと招き挿れた。  
柔らかく、温かい口腔が、ボクのモノを包み込む。  
「じゅ...ちゅぷっ......ぷ...じゅぱ...っ...じゅるっ.....」  
「んっ...マ...チ...っ......もっと...舌で...!」  
「んっ...む...ちゅぅ...んんっ」  
ボクの我儘さえ、今日の彼女は聞いてくれる。  
自分が今行っている行動と、ボクが発する言葉に、マチも興奮しているんだろう。  
淫らに濡れた双眸が、ボクを見つめている。  
ボクが彼女の言動に期待する様に、マチもボクに何かを期待しているのかな?  
裏筋を、何度も行き来する舌。  
先端部への、強い吸い付き。  
大きくなったボクのモノを、口いっぱいに頬張る彼女の姿。  
焦ったい程ゆっくりな攻めだけど、確実にボクの限界は迫って来る。  
 
「マチ...! ボク、もうそろそろ...出るよ......!」  
「んっ...ちゅぱっ...」  
「......飲んで、くれるかい?」  
快楽に酔い、イく事のみを望むボクは、うわ言の様にマチへと願い出る。  
...しかし、マチはこのお願いを聞いてはくれなかった。  
「...マチ...? どうしたの?...ボクもう限界なんだけどな...♥」  
マチはボクへの愛撫を、ピタリと辞めてしまった。  
それどころか、困惑するこちらの反応を見てニヤニヤと笑っている。  
「マチ......?」  
「イきたいの? ヒソカ....」  
「うん♥ ボクもう出ちゃうよ♥ だから...」  
「ダメよ」  
マチはボクの剛直の根元をギュッと握った。  
ボクはその行動に、ほんの少しだけ顔を歪める。  
それでも、マチに主導権を握られ、良い様にされている自分に、酷く興奮していた。  
「マチ?」  
「うふふ...まだまだ...いっぱい我慢した方が、気持ちヨクなれるわよ...」  
そう言って、マチは自分の指先から、細い念糸を紡ぎ出す。  
そしてそのまま、その念糸をボクの剛直の根元へとぐるぐると巻き付けて、縛り上げてしまったのだ。  
「......♥」  
「まだ...ダメよ」  
そう小さく呟いて、マチはまたボクのモノへの愛撫を再開させる。  
ただでさえ限界だったソレは、根元を縛られ、更に刺激を与えられ、パンパンに膨らんでいた。  
...正直、痛い。  
でもそれ以上に、気持ちイイ。  
ボクは痛みさえも快感に感じてしまうから、ゾクゾクと身体を身震いさせて、彼女の為すがままになる。  
 
「ッは...くっ...」  
「ちゅぅ...ぷっ...ぱ」  
カリを舌でなぞられ、ボクのモノを咥えたまま、マチは頭を上下に振る。  
「マチ...マチ、もうイかせてよ...♥」  
『今の』ボクはMだけど、我慢するのはあんまり好きじゃない。  
欲望に忠実な生き物だからね、ボクは。  
でもそれはマチも同じだったみたいで、彼女もボクが欲しいらしい。  
身をよじりながら、ボクのモノへと愛撫をしている。  
「マチも...またイきたいんだろ?一緒に...イこう?」  
「...ん...」  
マチは咥えていたボクのモノから口を離し、ぼんやりとボクのモノを見つめている。  
淫らに濡れたボクの剛直と、彼女の口を、細い銀の糸が繋ぐ。  
マチは、乱れていた着物を、もどかしげに脱ぎ始めた。  
帯に手をかけて、着ていた物全てをベッドの下に放り投げた。  
「...イイね♥」  
月の明かりに照らされて、マチの白い躯体が露わになった。  
ほんのりと赤みを帯びていたのは、きっとあの「鬼殺し」のせいだろうね。  
カタチの良い乳房、薄い柔毛に覆われた恥丘、全てがボクを誘惑する。  
「ヒソカ...アンタ、あたしが欲しい...?」  
「もちろん♥ キミが欲しい♥」  
「...分かった」  
まるで確認を取る様に、始めと同じ事を聞かれた。  
もちろん、ボクの答えはYES。  
マチは念糸で縛ったボクの剛直の上へと、ゆっくり、ゆっくりと腰を落とした。  
 
「ふっ....ああぁぁあん!」  
「はぁッ......イイ、イイよ、マチ...!」  
たいした抵抗もなく、マチの秘洞はぬぷりとボクのモノを飲み込んだ。  
 
ぬちゅ...くちゅ...く...  
 
ボクのモノを根元まで飲み込んで、マチは息を荒げた。  
ボクのモノはそれなりに大きいから、マチのナカはとってもキツイ。  
肉壁を掻き分けて、奥の方にコツコツと当たっているのが分かる。  
マチのナカは絡みつく様な締め付けで、口でするのとは違った快感をボクに与える。  
マチが、動き出す。  
 
「マチ...すごくイイよ...ボクのモノに絡み付いて、離そうとしないんだから...♥」  
「んっ...はぁ...あっ...あんっ」  
「ぅ.........っく...」  
自分が突かれて一番気持ちイイ場所に、ボクのモノが当たる様、彼女は腰を動かしている。  
まるで、快感を貪るケモノみたいだね。  
そんなボクも我慢が出来なくなっちゃってて、無意識のうちに、下から彼女を突き上げていた。  
「ひんっ!」  
「ココが...イイんだろ? マチ♥」  
「ぁあっ...やめっ......そんなに...つ...突かない、でっ...!」  
さっきまで主導権を握っていた彼女を、ボクは下からの攻めで確実に堕としていく。  
突き上げる度に彼女の身体が中に浮いて、ボクのモノを搾る様に肉壁が絡み付く。  
縛られたソレは、もう痛み半分、快感半分で、ボク自身も何が何だか分からない状態になっていた。  
ただ本能のまま、彼女を下から突くだけだった。  
ドロドロに溶けた接合部は、月明かりで淫猥な光を帯びている。  
マチの愛液で、ボク等の下腹部は濡れ、肉と肉が擦れ、ぶつかり合う音が部屋に響く。  
粘っこい水音が、匂いが、ボクの上で喘ぐマチの姿が、ボクの残り少ない理性を奪う。  
「も...もぅ...だめっ...イかせて...っ!」  
「...!」  
マチの念糸がふ、と消えた。  
途端、ボクは焦らしに焦らされていた欲望を放つべく、少々乱暴とも思える程の突きで、彼女を揺さぶった。  
彼女も腰を振り、絶頂へとスパートをかける。  
ボクが上だったらなぁ...。  
マチをめちゃくちゃに壊してあげるのに。  
下じゃあ、そんなに強くは攻められないから、それは次の機会にね。  
 
「 ヒ、ソカ...っ! も...だ、めぇ!」  
「っ...あァ...イイよ、マチ...!......ナカに、出すからね...? いっぱい、出すよ...っ!」  
受け止めてね?可愛いマチ。  
今だけはボクのものだ。  
愛してる。アイシテル。  
メチャクチャに壊してしまいたいぐらいに。  
歪んだボクの愛を、その小さいカラダで受けて。  
ボクに堕ちてしまえばいい。  
「あぁああぁあああぁっ!!」  
「ぅ....ッ...マ、チ...!」  
マチのナカの最奥を、強い突き上げで叩く。  
刹那、マチは身を仰け反らせて、甘い嬌声を上げ、今回2度目の絶頂を迎えた。  
マチのナカが大きくうねり、ボクを締め付ける。  
きゅうん、と、肉壁がボクのモノに絡み付く様に動いて、ボクはそれに耐え切れずに、己の精をマチのナカに放った。  
 
◇ ◇ ◇ ◇  
 
「はぁっ...はぁ...はぁぁ...」  
マチもボクも、大きく息を吐きながら、呼吸を整える。  
戦闘でも、なかなかココまで息が切れる事はない。  
やっぱり、キミはボクが目を付けただけあるね。  
ホント、イイ女だよ。  
「...マチ♥ 気持ち、ヨカッタよ......♥」  
息を整えながら、そう言ってにっこりと笑い掛けると、マチは満足そうに微笑み、そのままボクの胸に崩れ落ちた。  
どうやら気を失ってしまったらしい。  
「あらら♥ 風邪引いちゃうよ♥」  
本来、くるまるべきシーツは、ボク等の情事のせいで足元に寄ってしまっている。  
くしゃくしゃに寄った足元のシーツに、縛られてはいるが辛うじて動かせる指を向ける。  
指先からバンジーガムを飛ばして、シーツにくっ付けると、そのままこちらに引き寄せた。  
ボクと、ボクの上で寝息を立てるマチにシーツが被さって、ボク等の姿を隠す。  
「おやすみ、マチ♥ イイ夢を見るんだよ...♥」  
両手を縛られた不安定な状態ではあったけど、明日のマチの反応が楽しみなので、このままの格好でボクも寝る事にした。  
空はもう白んできていたけれど、短い睡眠時間を貪るべく、マチの胸の鼓動を感じながら、ボクも瞳を閉じた。  
 
◇ ◇ ◇ ◇  
 
カーテンの隙間から太陽の光が射し込んでいて、あたしの顔を照らしている。  
日が随分と高い。  
朝?......昼みたい。  
......眩しい。  
目を擦りながら身体を上げる。  
何故か身体が重くて、身体中の節々が悲鳴を上げている。  
ついでに頭もがんがんする。  
おかしい...何で!?  
様々な疑問を持ちつつも、ふらふらと視線を下に向けると、あたしの下には大嫌いなアイツがいた。  
しかも、裸で。  
裸.........裸!?  
「うわぁあああぁあっ!!」  
慌てて飛び起きて、ヤツの上から退いた。  
今まで、色んな状況に出くわしてきた。  
それは死を覚悟する様な危険なものばかり。  
どんな事でも冷静に対処してきたが、この状況には頭が付いて行かない。  
「な...何だよ、コレ!?」  
一体、何がどうなっているのか、さっぱり分からない。  
しかも、あたしが大きな声を出してしまったせいで、ヤツが起きてしまった。  
「...や♥ オハヨウ、マチ♥」  
良く眠れたかい?  
なんてほざきながら、あのやらしい、薄っぺらくて、あたしの大嫌いな笑みを浮かべている。  
「...ふざけるな! あんた、一体何してんのよ!!」  
「...何って?」  
「何って、この状況でしらばっくれんのも大概に...」  
「ザンネンだけど、ボクはキミを襲ってないよ♥」  
「襲ッ...! そ、そんな事、信じられる訳ないだろ!」  
キッと睨み付けてやると、ヤツは嬉しそうにククッと喉を鳴らして笑う。  
気に食わない...本当に嫌な笑い方だ。  
ヤツは、そんなあたしに構うことなく、腕を小さく揺らして見せた。  
「......何よ」  
「気付かない?」  
コイツは腕を縛られている。  
手首には、あたしが良く髪留めとして使う、リボンそっくりなものが巻き付いていて、それはベッドの支柱に括り付けてあった。  
「マチがやったんだよ、コレ♥」  
 
がんがんする。  
頭が痛い。  
 
「...は?」  
「だから、キミがボクをココにこうして縛り付けたんだよ♥」  
顔面蒼白になっているのが分かる。  
ヒソカの顔をまともに見ることが出来ない。  
「う、嘘」  
「ホ・ン・ト♥ とりあえずコレ、解いてくれると助かるんだけどな♥ ずっとこの体勢だったから、ちょっとキツいんだよね♥」  
あたしはふらりとヒソカに歩み寄り、震える手でヤツを拘束していた戒めを解いた。  
ヒソカはにやけながら、手首をさすり、舐め回す様な視線を這わしてあたしを見つめる。  
その時ようやく、自分も裸である事を思い出した。  
「っ!!! 馬鹿、見るな!」  
「どうして? 昨日はあんなにボクの事を可愛いがってくれたじゃないか...♥」  
 
今更だろ?  
 
近くに落ちていた自分の服を手繰り寄せて、身体を隠すあたしに、ヤツが笑いながら言う。  
最悪だった。  
まさかこんなヤツと、大嫌いなヒソカとヤってしまうなんて...!  
ありえない、ありえない、ありえない!!  
それともこれは、ヒソカお得意の嘘だろうか。  
きっとそうだろう。  
いや、そうであって欲しい。  
「...薬でも使ったの? それともあんたの念?......どちらにしろあんたがこんな事するなんて見損なったよ」  
だいたい、あたしが素面ならこんな事は絶対にしない。  
ちょっと落ち付いてきたので、冷静に考えられる様になった。  
コレはヒソカが仕組んだ事で、どうやらあたしはそれにまんまと引っかかったらしい。  
そうとしか思えない。  
と、言うか思いたかった。  
だが、ヒソカは心外だとばかりに首を振ると、サイドボードの上を指差した。  
「キミ、お酒飲んで酔っ払ってたんだよ♥ ボクの部屋にやって来て、ボクを押し倒したんだから♥」  
「.........」  
「すごく可愛いかったよ♥ ボクよりイヤラシクて、マチのナカきゅんきゅんして...」  
「言うな!!!!!」  
 
思い出した。  
サイドボードの上に乗っていたあの『鬼殺し』とかいう焼酎。  
あれはノブナガに勧められたものだ。  
確かにあれを飲んでからの記憶が、さっぱりない。  
だとすると、やっぱり...!  
「最悪...!」  
あたしはコイツと寝たんだ。  
しかも、あたしからコイツを襲うなんて...。  
情けなくて不覚にも泣きそうになった。  
酒は飲んでも飲まれるな。  
『鬼殺し』はそれなりに美味しい酒ではあったが、まさかこんな事になるなんて。  
「マチ、どうしたの? とっても恐い顔してるよ♥」  
矛盾した思考が交差する。  
今回はヒソカが悪い訳じゃないし、それは分かっている。  
それでも、良く分からないが腹が立つ。  
「...今回の事はあたしが悪い。だから、あんたも忘れて。この事は誰にも言わないで」  
羞恥と後悔で顔を上げられない。  
恐らくこれは八つ当たり。  
早口でそう捲くし立てて、あたしは床に散らばった衣服を集めると、バスルームへと向かう。  
でもどうしてヒソカの所へなんて行ってしまったんだろう。  
...分からない。  
頭の中はぐちゃぐちゃで、ヒソカの顔なんか見たくなかった。  
「ドコ行くの?」  
「どこでも良いだろ」  
「あ♥ シャワー浴びるんだね♥ じゃあボクも一緒に浴びようかな♥♥」  
ヒソカはベッドから起き上がり、あたしの腕を掴む。  
「離せ。 この変態!!」  
「ククク...♥ 変態ってのは、ボクにとっては褒めコトバだよ、マチ♥」  
「このッ...!」  
掴まれていない自由な方の腕で、ヒソカを殴ってやろうと拳を振り上げるたが、ヤツはそれを難なく止めてしまった。  
それどころか、両手をバンジーガムでくっ付けて止めてしまったのだ。  
これは...さっきのアイツと同じじゃないか。  
嫌な汗が背中を伝って行く。  
逃げようとしたが、頭が痛いのと、身体が思ったより重たいので、反応が鈍っていた。  
ヒソカはあたしを抱き上げると、そのままバスルームへと向かう。  
耳元でヒソカが低い声で囁くのが聞こえた。  
 
「昨日のお礼をしたいからね...♥  
たっぷりと可愛いがらせてね、マチ♥♥」  
 
あたしは頭痛に加えて目眩がするのを、止められそうもなかった。  
 
 
 

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