「なんて化け物だ…」  
その生命のあまりの異形さにカイトは畏怖していた。  
「まずいな、ゴン、キルア離れるんだ!!」  
近づいてくる気配をいち早く察知したカイトは他の二人に危険を促した。  
「早く離れろ!来るぞ!!」  
カイトのその言葉とほぼ同時に逸れは物凄い速度で目の前に現れた。  
”びゅん”すさまじい風圧が巻き起こり一瞬砂埃に視界が奪われる。  
「くっ…、なんてスピードだ」  
少しよろけるがすぐに体勢を立直し敵と向き合う  
「あれ、避けられたんだ。すごいね君」  
猫と人間を足したような異形の姿の少女が大きく目を見開きこちらを見ていた。  
「君なら僕の相手に十分そうだね。相手してもらうよ」  
少し嬉しそうに笑みを浮かべながらスタスタとこちらに近づいてくる。  
「まずいな、俺一人ならともかくゴンやキルアを守りながらは無理だ。」  
ただ呆然と立ち尽くすのみの二人に視線をやった。  
 
「あ、心配しなくてもいいよ。あの二人はつまんなそうだから相手しない。」  
カイトの視線に気づき声をかける。  
「君を殺した後に女王様の餌にしてあげるから。」  
禍々しいオーラを更に放ちながらグングン距離を詰める。  
「何をしているお前たち!早く逃げろ!」  
カイトの怒号があたりに響く。しかし、二人は動かない。  
「どうした!?早くしろ!」  
更に怒鳴るカイトに向けてゴンが口を開いた  
「ご、ごめん…。あ、足がすくんで動けない…。」  
最悪の事態だった。二人は敵のオーラに気圧され足を震わせながら立ちすくんでいた。  
「何てことだ…。くそっ、まさか此処に来て二人が」  
先までの頼もしい二人と違い今は只の年相応の少年になった二人がカイトに重くのしかかる。  
「あ、ああ…。くそっ…、くそぉ!」  
無力で自惚れていた自分達にキルアは腹を立てていた。  
ゴンは唇を強くかみ締める。目元には涙が浮かんでいた。  
逸れが悔しさなのか恐怖から来るものなのかはキルアに読み取る事は出来なかった。  
「いつまで他の心配してるの?今心配しなきゃいけないのは自分でしょ?」  
”ずしゅう”ネフェルピトーの腕が凄まじい音を立てて空を切った。  
「ぐはぁ。ちっ、くそがっ!」  
とっさにかわしたカイトだったが風圧で胸元が裂ける。  
派手に血が吹き出た。  
 
「か、カイト!!」  
カイトの胸から吹き出る血にゴンはパニックになった。  
「カイト!!カイトぉ!!」  
ひたすらカイトの名を叫び続ける。  
「…。うるさいなぁ。君から先に殺そうか?」  
不機嫌そうにネフェルはゴンに視線を向けた。  
その目をみただけでゴンは失禁した。  
ガクガクと振るえ、涙も流していた。  
「くすくす。情けないなぁ、殺す気にもならないや」  
笑いながら再びカイトに向かい合った。  
「今度は手加減しないよ…。」  
不気味に目を光らせてネフェルはカイトに向かってくる。  
「ちっ、助かるためには是しかないか。頼むぞ…。」  
カイトは自分の念を繰り出した。  
「ひやははぁー!大ピンチだなぁ!いい目をだせよー!」  
ピエロのスロットが回り始める。  
「へぇ。そんな事も出来るんだ。」  
関心したようにネフェルは呟いた。  
 
”ドゥルルルルルルルルル”スロットは周り続ける。  
「頼むぞ、此処で二人を殺すわけにいかないんだ。」  
祈るような気持ちでカイトはルーレットが止まるのを待った。  
”ドゥルルルルルルルルル”そしてルーレットが止まる。  
”じゃん”そこに記された数字は”3”だった。  
「まさか、よりによってこれが出てしまうとはな。つくづく運が無いらしい」  
カイトはがくりと肩を落とした。しかしその顔は絶望ではなかった。  
「いや、運があるの間違いか…。」  
不適に笑うカイトの腕に握られたピエロから霧のような物が放出される。  
あっというまにあたりはその霧にに包まれる  
「んっ?何、これ?」  
ネフェルは首を傾げた。  
「姿でもくらますつもりなの?無駄だよ。逃がさない。」  
猫のような耳をピクピクと動かし、鼻をヒクヒクさせる。  
「視界が効かなくても他の部分でまる分かりだよ。」  
にやりと笑い霧に隠れているカイトに近づこうとする。  
しかし、突然その場にひざから崩れ落ちた。  
 
「な、何これぇ…。か、体が熱い…。」  
息を荒げてその場で悶えだす。  
「ハァ、ハァ、くふぅん」  
頬を上気させて熱い吐息を吐いた。  
「こ、こんな感覚…。体がぁ…。」  
するとネフェルの前にカイトが姿を表した。  
「効いてきたらしいな…。これが3番の効果だ…。」  
「生き物の本能を直接刺激するものだからな、いかにお前でも避ける事は出来ない。」  
見下すようにネフェルの前に仁王立ちする。  
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」  
肩を上下させてその場にへたり込む。  
「股間がぁ、股間が熱いよ…。僕、どうしちゃったの?」  
目を潤ませて自然と手を股間に持っていった。  
「なんでぇ?僕のここ凄く濡れてる…」  
すっかり愛液に濡れる自らの股間を衝動に任せて自ら愛撫する。  
「驚いたな、まさかこんなに効くとは…。」  
カイトはその様子を見ながらゴンとキルアに目をやった。  
二人はネフェルの姿に目を奪われていた。  
「か、カイト。こ、これって」  
ゴンは顔を真っ赤にしていた。  
 
「この能力がまずいと言ったのはな  
この能力が見境無く全体に効いてしまうからなんだ。」  
苦虫を噛み潰した表情でカイトは言った。  
「今はまだ効いてないようだがこのままここにいれば我々もやられる」  
「早いとこ立ち去るぞ…。」  
カイトがその場を立ち去ろうとした瞬間に三人にネフェルの声が響いた。  
「まってぇ、助けてよ、僕のここ溶けちゃうよぉ…。」  
ネフェルはそういいながら自ら全裸になり股を開いた。  
そこは愛液でテラテラとひかり、ヒクヒクと物欲しそうに痙攣していた。  
「うわぁ…。」  
ゴンが思わず呟く。  
他の二人も言葉が出ない。  
「か、カイト。俺なんだか変な気持ちだよ…。」  
初めて体験する劣情に大きく戸惑うゴン。  
「自分が自分じゃなくなるみたいだよ。血が全部股間に集まってる。」  
性の知識などゼロに等しい少年にはあまりに強すぎる刺激。  
「お、俺もなんか変だ…。」  
キルアにもそれは現れていた。  
「お、おい。お前ら、気をしっかり保つんだ!」  
カイトは必死に自分を奮い立たせて二人にも注意を促す。  
しかし、あたりに立ち込める霧と牝の匂いは次第に強くなる。  
 
「ハァ、ふっ、ふぅん。ニャ、はぁあ」  
クチュクチュと音を立て性器を愛撫するその姿についに三人の理性は飛んだ。  
未だに自らを慰めるネフェルに襲い掛かった。  
「ひゃぁ、にゃ、にゃに?僕に何するのぉ?」  
突然の事に驚くネフェル。  
「体がうずくんだろ?助けてやるよ。」  
カイトはにやりと笑うとネフェルの唇を奪った。  
「い、いやぁ。ふぅむ、んっ、んん〜」  
抵抗の言葉は口を塞がれて最後まで言葉にならなかった。  
「むぅ、ん、ん〜」  
舌を絡ませる情熱的な貪る様な口ずけにネフェルは興奮した。  
「す、すご…。俺も我慢できない。」  
そう言うとキルアはいっそう濡れる秘所に口ずけた。  
「ほう、キルア、お前知ってるのか。」  
カイトは感心したように言った。  
 
「ま、まあね。本で読んだりしてたから。でも本物は初めてだ。」  
キルアはそう言うとネフェルの濡れる秘所を貪るように舐めた。  
「あっ、はぁあ、にゃ、やめ、あぁん」  
ずるずると音を立てて愛液を舐め取る。  
「なんか、変な味。それに、凄く熱い。」  
素直な感想を口にするキルア。  
その横でゴンはどうしていいのか分からず呆然としていた。  
「ゴン、お前さっき漏らしただろ?そのままじゃ汚いからきれいにしてもらいな。」  
カイトに言われるままにズボンを脱ぎ自分の物を曝す。  
「ど、どうするの?カイト。」  
恥ずかしそうにするゴンの陰茎はすでに大きくなっていた。  
「きれいにしてもらうのさ、こいつの口でな。」  
快楽にだらしなく開いた口がそこにあった。  
戸惑いながらもゴンはそこに陰茎を押し込んだ。  
 
「うむぅ、むぅ、んんっ」  
なかなかに大きいゴンの物を根元まで一気にくわえ込んだ。  
「ずっ、ちゅ、むぅ、はっ、あぁ」  
嫌がることも無くアンモニアの匂いのするそれを咥え舐めた。  
「んんっ、ちゅく、じゅ、ずじゅう、ずっ、ずっ」  
口にくわえ込んで満遍なく舐め回す。  
「ああ、き、気持ちいいよ」  
ゴンはとろけるような始めての快感に体を振るわせた。  
「ず、じゅっ、じゅっ、んんっ、くちゅう」  
ネフェルのゴンへの愛撫は更に激しさを増す。そのときだった。  
「ああっ!だめだ!なんか出ちゃうよ!」  
ゴンはネフェルの口に精液を放った。  
「ん、んん〜、ゴク、ゴっ、ゴクっ」  
喉の奥で出されたせいでネフェルは精液を飲んでしまう。  
「げほっ、げほっ」  
咽るネフェルだが愛撫の手は休まない。  
カイトはネフェルの乳首を強めに噛む。  
 
「ひぃっ、にゃ、にゃぁあ」  
強い刺激に体をびくりと痙攣させた。  
「だめだ、俺っ、もうたまんないよっ」  
キルアは自分の肉棒を取り出すとネフェルのそこにあてがう。  
「い、いれるぜ。」  
そう言うと一気に根元まで突き刺す。  
すでにヌルヌルのそこは何の抵抗も無く受け入れた。  
「にゃぁぁあ!はぁっ、はふぅ」  
正上位の姿勢でキルアはガムシャラに腰を振った。  
「にゃっ、はぁあ、ああ、んっ、んん」  
がすがすと突き入れられる物にネフェルは嬌声を上げた。  
「でる、出るよ!!」  
キルアにはすぐに絶頂を迎えた。膣内に精液をぶちまける。  
「ああっ!にゃうぅぅ!」  
熱い液体に膣内を満たされネフェルも絶頂を迎えた  
 
ごぼりと音を立ててネフェルの秘所から精液が零れ落ちた。  
「まだまだだぞ、俺はまだいってない。」  
放心状態のネフェルに後ろから突き入れた。  
「あぁっ、いいっ、いいよぉ、き、気持ちいいよぉ」  
キルアとは大きさもテクニックも違うカイトの挿入にネフェルは感じていた。  
「僕、いったばかりなのにまたいくぅ、いっちゃうよぉ」  
するとカイトはネフェルの絶頂の前に肉棒を抜いた。  
「あぁ?にゃんでぇ?もうすこしだよぉ、僕、もう少しで…。」  
最後まで言い切る前にネフェルの尻に肉棒を突き立てた。  
「うぁ、がぁっ、あぁ、にぎゃぁあ」  
悲鳴を上げて目にはうっすら涙が浮かんでいた。  
「くっ、こちらはかなりきついな。食い千切られそうだ…。」  
あまりの締め付けにカイトからも声が漏れた。  
「ひぃっ、ぬいてぇ、ぬいてよぉ…。僕そんなの気持ちよくないよぉ…。」  
ネフェルの訴えも聞かずカイトはかまわず腰を動かした。  
「にゃう、ああぁ、ひっ、ひぁあ」  
 
徐々に激しくなる腰の動きにネフェルの声が重なる。  
「お、俺またしたくなっちゃった。」  
二人の様子に興奮したゴンはネフェルの下に潜り込むと  
ヒクヒクと痙攣する秘所に挿入する。  
二つの熱い肉の棒に貫かれてネフェルは嬌声を上げ続ける。  
「もう、ゆるひてぇ、ぼくぅ、死ぬぅ、死んじゃうよぉ」  
だらしなく口を開き涎をたらす、そこにキルアが肉棒を押し込んだ。  
「ふぐぅ、うむぅ、にゃはぁ、んっ、んん〜」  
キルアは自分から腰を振り快楽を貪った。  
「凄いよ、凄く気持ちいい」  
ゴンは下から滅茶苦茶に腰を突き上げた。  
「にゃっ、にゃはぁ、んっ、うんっ、んっ、ああ」  
カイトも激しく腰を振る。肉と肉がぶつかる音が響いた。  
「ぼ、ぼくぅ、いっちゃう、いっちゃ、うはぁ、あぁ、んっ、にゃふ」  
嬌声を上げながらネフェルの穴という穴は快感に震えていた。  
もはや只の獣となって牝の体を貪る狂宴はまだまだ終わりそうに無かった…。  
 
【BADEND】  
 

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