蟲たちの巣に少女が顔を出した。  
いや、それはおおよそ少女とはいえない姿をしていた。  
猫の耳を頭に付けた異形の姿、人間に近いのだが人間では無い姿。  
「お出かけだったのですか?ネフェルピトー様。」  
部下がネフェルピトーに気付き声をかけた  
「うん。なんか面白いこと無いかな〜と思って出てきたんだ。  
そしたらいい情報聞手に入れちゃった。」  
にこにこしながらネフェルは周りを見渡した。  
周りではやはり念の攻撃によって念を憶えさせるという  
方法で、他の蟲たちが念を習得していた。  
その様子をじっと見詰めるネフェル。  
「…。まだあんな方法使ってるんだ。だめだなぁ。」  
意味ありげなことを呟くネフェル。  
「うん、そうだよ。あの方法を使った方がいいね。」  
うんうんと頷くと部下の蟲に命令した。  
「ねえ、ラモット連れてきてよ、急いでね。」  
呼ばれるとすぐにラモットが駆けつけた。  
 
「いかがなさいましたか?ネフェルピトー様?」  
ラモットは少し不機嫌そうにネフェルに言った。  
「私はまだ他の者に念を習得させなければなりません。  
御用があれば簡潔にお願いします。」  
語彙を強めて言う。  
「うん、その念のことなんだけどね、今の方法じゃ全然駄目だよ。  
もっといい方法があるからラモットに教えてあげようかと思ってね。」  
意味ありげにクスリと笑った。  
「他の方法があるのですか!?その方法とは!?」  
ラモットが強い口調でたずねた。  
「うん。今の方法なんかよりずっと簡単でずっと気持ちいい方法だよ♪」  
ネフェルは今までに無いような妖艶な瞳でラモットを見つめた。  
「そ、その方法とはいったいどんな方法ですか!?」  
思わず大きくした声に他の蟲たちも二人に目をやる。  
「う〜ん。口で説明するのは面倒だから実際にやってみようか。」  
そう言うとラモットの前にひざまずいた。  
「じゃあいくよ♪にゃ〜ん」  
大きく口を開いてラモットの性器を咥えた。  
 
「な、なにをするのですか!?」  
驚き腰を引く。同時に性器も口から抜けた。  
その時ネフェルの鋭い牙に性器が引っかかり小さな傷を作った。  
「あうっ。」  
チクリとした痛みに思わず声が漏れた。  
「あん、逃げちゃ駄目だよ〜。」  
残念そうにネフェルが呟く。  
「し、しかし。これは一体?」  
戸惑いを隠し切れずに思わず疑問を口にする。  
「僕を疑うの?この方法は念能力者から直接聞いたんだ。  
あんな原始的で痛みをともなう方法よりこっちの方がすごく  
気持ちいい方法だよ。それに簡単に強くなれる。素敵でしょ?」  
ネフェルは相変わらずの妖艶なオーラを出している。  
「つ、強くなれる?逸れは本当ですか?」  
強くなれると言う言葉に敏感に反応する。  
ラモットには倒したい敵がいた。  
「うん。だから僕に任せなよ。いい?」  
ネフェルの問いにラモットは頷いた。  
「じゃあはじめるよ♪」  
ネフェルはうれしそうにラモッットの性器に舌を伸ばした。  
 
「血が出ちゃってる…。ちゅっ、ぺちゃっ。」  
傷がつき血が滴る所に舌を這わせた。  
「うぉ、うう。」  
少しの刺激に思わず声が出た。  
「ちゅう、ちゅう、くちゅぅ、ぺちゃ」  
血を啜ると今度は全体に満遍なく嘗め回す  
ラモットの先端から溢れる汁をなめ取る。  
「ぺちゃ、くちゅぅ、ぺちゃ、ちゅっ」  
まるで猫がミルクをなめ取るような愛撫  
ざらざらした舌が物凄い快楽を生む。  
「う、はぁ、はぁ。」  
ラモットの息づかいが激しさを増した。  
「うふふ、おいしい…。じゃあもう食べちゃうにゃん♪」  
妖艶な瞳の上目づかいがなんともいえない。  
「あん、うむぅ」  
大きく口を開き根元までくわえ込む。  
「は、むぅ、うん、じゅ、くちゅ」  
頭を上下させ唾液を満遍なくまとわり付かせ舌を動かす  
「うむ、うん、んん、ちゅ、ずじゅ」  
ぽたぽたと唾液が口の端から零れ落ちた。  
 
「う、あぁ、おぉ、」  
初めての感覚に戸惑い切なげな声をあげる。  
「はぶ、じゅ、ちゅ、ずじゅ、」  
更に激しさを増す愛撫にラモットはこみ上げてくる何かを感じ取った  
「も、もう」  
ラモットは限界を訴える。  
「いきたいのぉ?だめだにゃん、もっとぉ、もっとぉ食べさせてくれなきゃぁ」  
ネフェルの愛撫はまるで本当にむさぼり尽くすようだった。  
「うむぅ、んんっ、はぁ、くちゅ、ずじゅ、」  
スパートをかけるように激しさを増す。  
「も、もう本当にだめだ!出る!」  
叫びと同時にネフェルの口に大量の性が吐き出された。  
どぷぅ、びゅく、びゅく  
「んんっ。ごっ、ゴク、ゴク」  
吐き出された性を喉を鳴らして飲み干した。  
「ぷぁ、はぁ、一杯食べちゃった♪お口ねばねばだにゃあ」  
口からラモットの性器を吐き出し嬉しそうに呟いた。  
「う、はぁ、はぁ」  
息を荒げて言葉も出ないラモット。  
「んっ?もうへばっちゃったの?まだ駄目だよ、今度は僕の番」  
そう言うとネフェルは服を脱ぎ捨てた。  
 
「さあ、元気になってよ♪こんなんじゃ強くなんてなれないよ?」  
その言葉にラモットはうつろながらも声を発した。  
「強くなる…。」  
 
続く  
 

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