「そろそろ、一次試験が始まった頃かな?」  
ポックルは一年前のハンター試験を思い出し、壁に掛けられた時計を眺めながら呟いた。  
(ポンズなら大丈夫だろう・・・)  
幼馴染として兄妹のように育ってきて、いつしか二人してハンターに憧れ、志すようになっていた。  
前回のハンター試験でポックル一人が合格した時も  
「ポックルおめでとう!来年追いつくから待っててね!」  
自分の不合格の悔しさを押し殺して、ポックルの合格を心から祝福してくれた。  
プロハンターになってからの一年、念の修行そして目標であった未確認生物のハントに明け暮れ、故郷 
(ホーム)に帰ることは少なくなってしまった。  
それでも携帯電話で連絡は取り合っていたし、故郷(ホーム)に戻った時にはポンズの修行に付き合っ 
たり、アドバイスしたりもした。  
念を習得し、世界中を飛び回り幾つかの修羅場を経験したプロハンターとしてのポックルの目から見て、 
ポンズの実力は一年前に比べて格段にアップしていた。  
『念』の存在については教えなかったが、それはハンター試験に合格してからハンターとしては新人の 
自分ではなく、ちゃんとした師の下で修行した方がいいと考えたからだ。  
実力はある。今年は間違いなく合格するだろう  
 
「馬鹿だなぁ・・・俺も」  
ポックルは苦笑いを浮かべ呟いた。  
ポンズに電話で試験会場を聞いて思わず飛んできてしまった。この街から数千キロ離れた密林でハント 
をしていたにも拘わらずである。  
「試験、頑張れよ!!」  
この一言が言いたいがために・・・  
ポンズの驚きと喜びの入り混じった表情を思い出して、ポックルはここまで来た甲斐があったかなと考 
えていた。  
「そろそろ、行くか!」  
ポックルは故郷(ホーム)に帰るつもりだった。次の仕事(ハント)がハードになりそな気がしていた 
ので、改めて身体と念の基礎修行に打ち込みたかった。  
なにより、故郷(ホーム)でポンズを迎えてやりたかった。  
荷物を抱え部屋を出ようとした時、ポックルの携帯電話が鳴った。懐から電話を取り出し発信者を見る 
と、そこには試験の真っ最中であるはずのポンズの名前があった。  
 
「ポッ・・クル・・・?」  
いつもとは全く違う消え入りそうな元気のないポンズの声。ポックルの全身を嫌な予感が駆け巡った。  
「ポンズ?どうしたんだ!?試験は??」  
「ウッ・・駄目だった・・・落ちちゃった・・・」  
電話の向こうでポンズはすすり泣いているようだ。  
「だ、駄目だったて・・・まだ試験が始まって数時間しか・・・」  
試験会場の入り口の前でポンズと別れてから半日程も立っていない。一体、試験で何があったのか・・ 
・?  
電話からはポンズのすすり泣く声が聞こえ続けてくる。  
「と、とにかくここまで来るんだ。俺の泊まっているホテルは分かるな?」  
ポックルはポンズにとにかくここまで来るようにと伝えた。ポンズは冷静さを失ってしまっているよう 
だったが、どうにかポックルの言葉を理解した様だった。  
何かあったらすぐに電話するようポンズに伝え電話を切った。  
ポックルは部屋にいても落ち着かず、ロビーに降りてポンズが来るのを待った。  
 
ポンズの姿をすぐに確認できる様、ポックルはロビーの真ん中にあるソファに腰掛け玄関を見つめてい 
た。  
(一体、何があったんだろう・・・)  
そんなことを考えているうちに玄関の向こうにポンズの姿を見つけた。ポックルは立ち上がり、ポンズ 
を出迎えた。  
「ポンズ!」  
ポックルが声を掛けると俯きながら歩いていたポンズが顔を上げ、小走りに近づいてきて抱きついた。  
ポックルにしがみつきボロボロと大粒の涙を溢し、嗚咽を漏らした。何事か?とロビーにいる人々の視 
線が二人に集まる。  
「と、とにかく俺の部屋にいこう」  
ポックルは泣きじゃくるポンズを促した。  
部屋に入ってもポンズは泣きじゃくるばかりだった。ポンズをソファに座らせ自分はベッドに腰掛けて、 
とにかくポンズが落ち着くのを待った。どう見てもポンズはまともに話が出来る状態ではない。  
こんなポンズの姿を見るのは初めてである。昔から勝気で男の子勝りだったポンズ。  
泣きじゃくるポンズの姿はポックルにポンズのか弱い女の子の部分を意識させた。守ってやりたいと・ 
・・  
 
「ゴメンね。ポックル・・・」  
不意にポンズが呟いた。  
「ヘヘッ・・なんか、取り乱しちゃった・・・もう大丈夫だよ」  
なんとか笑顔を作ろうとしているが、目は赤く充血し腫れぼったくなっている。気丈に振舞おうとして 
いる姿が痛々しくも見える。  
「そうか・・・」  
聞きたい事は山ほど在るがポックルは無理に問いかけることはせず、ポンズが話し出すのを待った。  
しばらくの沈黙の後、ポンズが話し始めた。  
「簡単に言うと覚えてないの・・・気付いたら、試験・・終わってたの・・・」  
「どういう事だ・・?」  
ポンズの言っている意味が分からずポックルは聞き返した。  
「うん・・今回の試験には1,500人位が集まってたのね。一次試験の試験官が5人殴り倒せって・・・ 
5人分のプレートを集めろって。その瞬間、怒号が溢れて殴り合いが始まったの」  
ポックルは黙ってポンズの話に聞き入った。  
 
「私は冷静だった・・・気付いたの、端の方からドミノみたいに人が倒れていってるのを・・・  
その人の倒れる波が私の近くまで迫ってきたの・・・私が覚えてるのはそこまで・・・」  
「1,500人が倒れていくなんて・・・ガスか・・?」  
「違う・・・薬なら私が気付かないはずがないよ。私が目を覚ました時、たくさんの受験者が倒れてい 
たけど・・・先に目を覚ました何人かが残っていた係官に詰め寄ってた・・・」  
「それで・・・」  
ポックルは先を促した。  
「係官は繰り返すだけだった・・・今回のハンター試験は終わりました。あなた方は不合格ですって 
・・・納得できない私たちは係官を問い詰めたの。するとハンター協会のネテロ会長が現れて・・・」  
ネテロ会長は全てを話した。今回の合格者はただ一人。闇の住人『キルア』  
「信じられる!?1,500人をあっと言う間よ!!呆然としちゃって・・・訳分かんなくて・  
・・涙が出てきちゃって・・・気付いたらポックルに電話してたの」  
ポンズは言葉を切った。  
 
(キルア・・・!!)  
ポックルの脳裏に一年前の記憶が鮮明に蘇る。  
(悪いけど、アンタとは戦う気がしないんでね)  
屈辱感と共に感じた圧倒的なポテンシャルの差。割り切ったつもりでも亡霊の様にまとわりついてくる 
あの時のキルアの言葉。  
亡霊を振り払うかの様にストイックに修行とハントに打ち込んできた。  
キルアはポックルの夢であったハンターの資格を与え、同時にポックルの心に楔を打ち込んだ。そして 
今度はポンズの夢を砕いた。  
「ポックル、どうかしたの?」  
黙りこくってしまったポックルの顔をポンズが心配そうに覗き込む。  
「あっ、イヤ・・何でもないさ。また来年、頑張ればいいさ。俺も応援するから・・・」  
ポックルの言葉にポンズは下を向き、ギュッと手を握り締め  
「私、ハンター試験はもう受けない・・・今年で最後にする!!」  
「なっ・・・何、言ってるんだよ!!」  
ポンズの言葉に驚いてポックルは声を上げた。  
「レベルが違い過ぎるよ!ハンターになっても・・・何をしたらいいのか分かんないよ!! 
あんな想像を超える人間が棲んでる世界。私には無理だよ!!」  
圧倒的な力を目の当たりにしてポンズは我を忘れてしまっている様に見える。  
「落ち着けよ、ポンズ・・・プロハンターは俺たちの夢だろ?」  
ポックルは諭すようにポンズに言った。  
「違うよ・・・」  
俯いていた顔を上げ、ポックルを真っ直ぐに見つめながらポンズは言った。  
 
「違うって・・・どういう意味だ?」  
ハンターを目指して修行に取り組んできた二人。二人で夢を追ってきた時間。ポックルにはポンズの言 
葉が理解できなかった。  
「ハンターになりたかったていう気持ちは嘘じゃない。でも・・・それは、私の夢じゃない。 
ポックルの夢だったから・・・」  
ポンズは話し始めた。  
「覚えてる?子供の頃、いつも一緒に遊んでたよね。ポックルがプロハンターになりたいって言った時、 
実はすごく焦ったんだよ・・・ポックルがハンターになったらここからいなくなっちゃうって・・・」  
少し照れたようにポンズはポックルから視線をずらした。  
「私がハンターになりたいって思ったのは・・・ハンターになればポックルとずっと一緒にいれると思 
ったから・・・馬鹿だよね・・・」  
ポンズは泣き笑いのような表情で・・・  
「好きだったの!!昔から・・・ポックルの事が・・・」  
「・・・・・・!!」  
ポックルは驚きで声も出ずポンズを見つめていた。  
 
「ヘヘッ、ゴメンね・・・変な事、言っちゃって・・・」  
指先で瞳から零れた涙を拭いながらポンズは言う。  
「ビックリした?でも嘘じゃないよ。この気持ちは・・・」  
(ポンズが俺の事をそんな風に思っていたなんて・・・)  
予想もしなかったポンズの言葉にポックルは戸惑いを隠せなかった。  
「あっ・・・私、ポックルに一緒にいて欲しいとか、そんなつもりで言ったんじゃないよ。 
私だってプロハンターを目指してたんだから分かるよ。ハンターは進んでいく・・・ 
前を見て・・・振り返らない・・・」  
ポンズは意を決したようにソファから立ち上がり、ポックルに近づいてきた。  
「でも一つだけ・・・」  
ポンズはキュッと唇を噛み言葉を吐き出した。  
「一度だけ、一度だけでいいから・・・ポックル・・・私を抱いて・・・」  
あまりに衝撃的なポンズの言葉。ポックルは驚きで声を出せず、ポンズの顔を見た。  
二人の視線が交錯する。ポンズの大きな瞳は真っ直ぐにポックルを見据えている。 
ポンズの真剣な想いと純情がポックルの心に突き刺さる。  
 
ポックルはポンズから視線を逸らせ、かすれた声を吐き出した。  
「で、できないよ・・・」  
その言葉にポンズの顔がみるみる蒼ざめていく。しかし、何とか気を取り直し  
「ご、ゴメンそうだよね・・・わ、忘れて今の言葉・・・」  
気丈に振舞おうとしても、ポンズの顔からは血の気が失せてしまっている。  
「違う・・・お前と離れるなんて出来ない・・・」  
この言葉にポンズが驚き、ポックルを見つめる。ポックルが続けた。  
「俺はハンターをやめる事は出来ない。ハンターという仕事は誇りであり、俺自身なんだ・・・ 
そしてポンズ、お前も俺の心を満たしてくれる大切な存在なんだ・・・」  
ポンズは口に両手を当て、目を大きく見開いてポックルの言葉に聞き入っている。  
「プロハンターになってから分かった事がある。強さっていうのは『想い』の強さなんだ。 
強い想いが人を強くする。  
俺は・・・俺はポンズがいれば、もっと強くなれる。ハンターは危険な仕事だ。 
でも俺はもっと強くなってお前を守ってやる。だから俺と一緒に来てくれないか・・・?」  
ポンズの目からボロボロと涙が溢れた。この涙はさっきとは全く違う。  
「ポックル・・・」  
ポンズはポックルにしがみついた。ポンズはポックルの胸で泣きじゃくった。ポックルはそんなポンズ 
を優しげな目で見つめ、指先でポンズの髪を撫でた。  
ポンズが顔を上げ、しばらく二人は見つめあった。お互いの瞳に映る自分の姿を確認するように・・・ 
ゆっくりとポンズが目を閉じる。  
二人の唇が重なった・・・  
 
唇が離れ、見つめ合う二人。  
唇が触れるだけの軽いキス。それでもポンズは夢の中にいるような気がした。  
ずっと想い続けたポックルとのファーストキス。 
ポンズは全身が溶けてしまいそうな感覚に包まれていた。  
もう一度、二人の唇が重なる。  
「んっ・・・」  
ポックルの舌がポンズの口の中に侵入してくる。ポンズも舌を伸ばしてポックルに答える。  
最初は舌先が触れ合うだけのお互いに遠慮がちなキス。  
10秒、20秒・・・二人の舌の動きが激しさを増していく。お互いを求め合う。 
舌を絡ませ、二人の唾液が絡み合う。そのまま二人はベッドに崩れ落ちた。  
それでも二人の唇は離れることはなく、舌を絡ませ続けた。 
ピチャピチャと唾液を貪る音が部屋に響いた。  
 
唇を重ねながら、ポックルの指がポンズの髪を撫で上げる。  
「んんっ・・ふ・・・」  
それだけでポンズは体に電流が走った様な衝撃を感じる。重ねた唇の間からポンズの吐息が漏れる。  
ようやく二人の唇が離れ、髪を撫でながらポックルがポンズの顔を見つめる。  
「涙でグショグショになっちゃたから、あんまり見ないで・・・」  
照れた様にポンズがはにかむ。  
「そんなことないさ・・・」  
薄っすらと涙の跡が残ったポンズの目尻にポックルはそっと指を這わせた。  
そのままポンズの白い柔らかな頬に触れ、首筋に指を這わせる。もう一度、ポックルはポンズに口付け 
をした。  
ポックルの指先がポンズの首筋から耳元へ優しいタッチで這い回る。ポックルの優しい愛撫にポンズは 
体の力が抜けて行く様な感覚に見舞われた。  
耳元を這っていた指が首筋を撫でポンズの胸の膨らみへと向かっていく。ポックルの指先がポンズの膨 
らみをそっと一撫でし、着衣の上からポンズの乳房の膨らみをポックルの手の平が捉えた。  
その刹那、ポンズの身体がピクリと反応した。  
 
ポックルは胸の膨らみに手を添えているだけで動かしてもいない。しかし自分以外に初めて触れられる 
その部分。  
思わず身体が硬直し、身体中の神経がそこに集まって行く様な気がする。ポックルの手が触れている部 
分だけが異常に熱く感じる。  
ポンズの高鳴る時瓶の鼓動が頭の中に響く。  
ポンズの胸の高鳴りは衣服を通してもハッキリとポックルに伝わってきた。  
ポックルの手に収まるほどの大きさのポンズの乳房。それでもその膨らみと弾力のある柔らかさはポッ 
クルの手に衣服越しにも十分伝わってくる。  
ポックルは乳房をそっと撫でた。  
「あっ・・・」  
思わずポンズの口から声が漏れ、身体が弾かれる。二人の唇が離れる。  
それでもポックルはポンズの乳房を優しく撫で続けた。  
「あっ・・・わ、私・・・胸、小っちゃいから恥ずかしいよぅ・・・」  
「ははっ・・・そうだな」  
「ひどーい・・・」  
ポンズが拗ねた様に甘えた声を出す。  
「でも・・・俺はお前が好きだ・・・」  
ポックルがポンズに唇を重ねる。ポンズも顔を上げてポックルの唇に答えた。  
 
キスを交わしながらポックルは乳房への愛撫を続けていた。  
「あぁっ・・ん・・・」  
ポックルの指先が乳房の先端に触れた。ポンズの口から一際大きな吐息が漏れ、ピクリと身体が跳ねる。  
ポンズの反応を確かめながら、指先に神経を集中させる。ポンズのそこは衣服越しにも固く突起してい 
るのが分かった。  
指先をそっと突起に当てる。ピクッ・・・ポンズの身体が過敏に反応する。刺激慣れしていないポンズ 
の先端。  
指先で突起の回りを円を描くように撫でる。そっと唇を離し、ポンズに目をやる。  
初めて味わう乳首への刺激にポンズはジッと目を閉じて耐えている。切なげではあるが苦痛ではないよ 
うだ。時折漏らす吐息がそれを示している。  
ポックルは指先の力を少し強め、愛撫を続けた。  
「はぁっ・・あぁ・・・」  
くすぐったいようなな・・・切ないような・・・そして甘い。初めて味わう刺激。  
ポンズはポックルの指先が先端を掠める度に自分の口から切ない吐息が漏れていることに気付いていな 
かった。  
ポックルの手がスッと下がりポンズの上着に手を掛けた。  
 
「やだ・・・!恥ずかしいよ・・・」  
ポンズは反射的に身を強張らせる。  
「ポンズ・・・」  
ポックルの指先がスッとポンズの耳元から首筋を撫でる。フッと脱力した瞬間、ポンズの上着は簡単に 
脱がされてしまった。  
「キャッ・・!!」  
思わず胸を両手で覆ってしまうポンズ。  
同時にポックルはポンズのズボンをサッと引き下ろした。  
ポックルの前にブラとショーツだけの身体を晒している自分。  
兄妹ように育ってきた二人。幼い頃、一緒にお風呂に入った事もあるし、川辺で素っ裸になって遊んだ 
事もある。  
でも今は、今はあの頃とは違う。目の前にいるのは兄でもなく、幼友達でもない。ポンズが心から愛す 
る人。  
ポックルを思い続けた日々・・・勢いに任せ気持ちを打ち明けてしまった・・・  
しかしポックルはポンズの気持ちをしっかりと受け止め答えてくれた。  
二人は結ばれようとしている。ポックルに抱かれる・・・  
ポンズの身体は自然と熱くなってくる。  
自分をジッと見つめるポックルの視線に気付いた。  
「やだ・・・今日の下着、可愛くないからあんまり見ないで・・・」  
ポックルに想いを見透かされている気がしてポンズは気恥ずかしくなり、少し的外れな言葉を発した。  
 
確かにポンズはハンター試験のために機能重視の下着を身に着けていた。  
タンクトップタイプのブラジャー。お尻まで覆う大き目のショーツ。  
飾り気こそないが身体にピッタリと張り付きポンズの肢体の曲線を隠す事なく見せつけ、ハイレグのシ 
ョーツは健康的な脚線美を際立たせていた。  
「綺麗だ・・・ポンズ・・・」  
ポックルはうわ言の様に呟いた。  
ポンズのしなやかな肢体にポックルは目を奪われていた。そして心も・・・  
ポックルは上着とズボンは引き裂く様に脱ぎ捨てた。ボクサータイプのパンツの中心にはポックルの気 
持ちの昂ぶりがハッキリとした形となって浮かび上がっている。  
ポックルはポンズを荒々しく抱きしめた。さっきまでのキスとは違う。ポンズの舌に吸い付き、ポンズ 
の口内を貪る様な激しいキス。ポンズも必死でポックルを求めた。  
ポックルの指がポンズの身体中を這い回る。顔を撫で、首筋を這う。背中を愛撫し、わき腹をなぞる。 
ポンズの肌は滑らかでポックルの手に吸い付いてくる様だった。  
ひとしきりポンズの身体を這った指がブラジャーに掛かった。ポンズは抵抗しなかった。ポックルの手 
によってするりとポンズのブラジャーが剥ぎ取られた。  
 
ブラジャーに包まれていたその部分が露わになる。やや小振りではあるが張りのある乳房。仰向けに寝 
そべっていてもツンと上を向いている。  
肌よりもほんのり色のついた小さめの乳輪、その中心にプクッと控え目な突起。  
ポンズは恥ずかしそうにジッと目を閉じている。  
ポックルはポンズの乳房のそっと触れた。  
ピクン!! ポンズの身体が震える。  
ポックルは乳房の膨らみに沿って円を描くように指を這わせた。何度も、何度も・・・  
押し殺した二人の息づかい・・・  
ポックルの指先が膨らみの頂上を目指しゆっくりと上っていく・・・  
ポンズの小さな乳首が硬く勃起しているのが分かる。ポックルの指によって与えられる快感に必死に耐 
えている。  
指先が先端に触れる。  
「あぅっ・・・」  
ポンズが思わず呻き声を上げた。  
着衣越しに触れられた時よりも何倍も熱い感覚。全身を電流が走った様にポンズの身体が弾ける。  
ポンズに苦痛を与えない様にポックルは刺激を続ける。乳首の回りを焦らす様に円を描き、指で軽く摘 
んでポンズに甘美な刺激を与えた。  
不意にポックルがソコを口に含んだ。  
「ひゃっ・・・!!」  
ポンズがひと際、大きな声を上げた。  
 
(熱い・・・!!)  
指で触れられるよりもジンジンとポックルの熱が伝わってくる。その部分がポックルの口の中で溶かさ 
れている様な錯覚さえ感じる。  
ポックルの舌はポンズの乳首の上を変幻自在に動き回った。舌先でチロチロと細やかな振動を与え、ネ 
ットリと舌全体で押さえ付ける様に舐め上げた。  
チュプッ・・・ 吸い上げ、唇でソコを甘噛みする。  
もちろん、もう一方は指で休むことなく愛撫を続けた。  
「あっ・・・あぅっ・・・あぁ・・・」  
刺激を受けるたびにポンズが切ない呻きをあげる。  
だんだんとその間隔は狭く、その声は大きくなっていく。  
ポンズは身体を駆け巡る甘美な電流に必死で耐えていた。  
無意識にポンズはポックルの頭をギュッと掴んでいた。そのせいで自分自身をこの甘美な地獄から逃れ 
なくしている事に気付かない。  
ポンズはポックルの愛撫を受けながら、身体の奥深くで何かが蠢いているのを感じていた。自分の意思 
では止められない。今にも溢れ出しそうで・・・弾けそうで・・・  
何度目か・・・ポックルに突起を甘噛みされた瞬間。突然、弾けた・・・  
ポンズは激流に飲み込まれる・・・  
「あああっ・・・!!!」  
声を荒げ、ポンズの身体は仰け反った・・・  
 
穏やかな波に揺られる様な感覚の中で目を開けると、ポックルの顔がすぐ側にある。  
「やだっ・・・」  
恥ずかしさのあまりポンズは目を逸らした。  
「私ばっかりされてる・・・!!私もポックルにしてあげたい・・・」  
そう言うと、ポンズは自らポックルに唇を重ねた。  
ポックルは逆らうことなくポンズに身を任せ、ベッドに仰向けに寝そべった。  
唇を離し、ポックルの髪を愛しむ様に撫で上げる。ポックルの頬を撫で、身体に手を伸ばすポンズ。  
さっきまでは気付かなかったが、ポックルの身体にはポンズの見覚えのない無数の傷跡が残っている。 
一緒に修行している頃にはなかった。そして、あの頃よりもずっと逞しくなったポックルの身体。  
ポックルの身体がプロハンターの厳しさ、ポックルが過ごした濃密な時間を物語っている。  
ポンズは傷跡を癒やす様な優しい手つきでポックルの身体を撫でた。  
胸の辺りに刃物で裂かれたような大きな傷が残っている。ポンズはピッタリと身体を密着させ傷跡に舌 
を伸ばした。  
傷跡に舌で優しい愛撫を重ねる。何度も何度も・・・  
母親に甘えるよう子供のように安心しきった無防備なポックルの表情。  
(可愛い・・・)  
ポンズは愛撫を続けた・・・  
 
野生のライオンが我が子を愛しみ愛撫する雌の本能。  
ポンズはポックルの身体中に愛撫を重ねた。  
身体を密着させたままポックルの頬にキスをし、耳の中に舌を伸ばす。首筋を舌でなぞりわきの下にま 
で舌を伸ばした。ポックルの身体中に自分の唾液を擦りつける。  
眠っているような表情でポンズの愛撫を受け入れるポックル。  
ポンズは自分がされた様にポックルの乳首を口に含んだ。  
ポックルの身体がピクリと反応する。自分のものより小粒なポックルのそれしかし舌先にしっかりと硬 
くなっているのがわかる。  
ポックルは舌先でチロチロと舐め回し、チュプリと音を立てて吸い上げた。  
ポックルの息遣いが荒くなっている。ポックルと密着させている自分のお腹の辺りにポックルの昂ぶり 
をハッキリと感じる。硬さと熱がポンズに伝わってくる。  
ポンズの愛撫が徐々に変化していく。その変化にポンズ自身も気付いていない。優しげな舌の動きが激 
しさを増していく。ポンズの舌の動きに合わせる様にポックルのソレがヒクヒクと動く。  
ポンズは自身の愛撫がポックルを興奮させている事を本能的に感じていた。  
 
ポンズの手がポックルの股間に伸びていく。  
股間に浮かび上がっている凹凸を指でなぞる。ポックルのそこが脈打つのが分かる。  
(ポックルも気持ちいいんだ・・・)  
そう思うとポンズに落ち着きが戻ってくる。  
元々、勝気な正確なポンズ。落ち着きと共にいたずら心も湧いてくる。  
「ふふっ・・・」  
ポンズは小さく笑った。男性のソレは弱点ということも知っている  
「何を笑ってるんだ・・・?」  
訝しげにポックルが尋ねる。  
「昔を思い出しちゃった。覚えてる?河原で遊んでたとき、ポックルのここを引っ張ってポックルを泣 
かしちゃった事・・・」  
「やめてくれよ!!そんな昔の話・・・」  
真っ赤な顔をしてムキになるポックル。  
「男の人ってココ気持ちいいんでしょ・・・?」  
そういいながらポンズはポックルのパンツに手を掛けた。  
ポックルに尽くしたい。私の全てをかけてポックルに尽くしたい・・・  
そうポンズは思った。心の底からそう願っていた。  
 
ポンズはポックルのパンツを引き下げた。  
押さえ込まれていたポックルのソレが勢いよく跳ね上がる。  
ポンズの目の前で隆々とそびえるポックルの肉槍。ポンズの記憶に残る幼い頃のソレとは全く違う。  
自分にない物を持っているポックルが羨ましくて仕方がなかった事をふと思い出した・・・  
血管が浮き上がり、赤黒く色素が沈着したソレは毒蛇を連想させるほどグロテスクな形をしているが、 
不思議と嫌悪感は抱かなかった。  
ソレもポックル自身なのだと思うと、愛しくすら思える。  
ポンズは肉槍を口に咥え込んだ。フェラチオという行為などポンズは知らない。無意識に、本能がそう 
させた。  
テクニックなど知らないポンズの愛撫。ただポックルの事だけを想い一生懸命に奉仕する。  
ポンズの愛撫はポックルに十分過ぎるほどの刺激を与えた。  
ポンズの口内の暖かな体温がポックルを包み込み、柔らかい粘膜が張り付いてくる。一心不乱に這い回 
るポンズの舌。  
自分の股間に顔を埋め奉仕する健気なポンズの姿。肉槍を上下するポンズの柔らかな唇。そのたびに揺 
れるショーツに包まれたポンズの柔尻。真っ白な背中。  
ポックルは五感でポンズを感じ、ポンズの愛撫に身を任せた。  
 
ポンズの髪に指を通す様に撫でるポックル。無意識にポンズの愛撫を求める。  
稚拙な舌の動きが徐々に変化してきている。勘の鋭いポンズ。  
ポックルの口から漏れる吐息、舌先に感じる肉槍の微妙な反応。聴覚で、味覚で、全身でポックルの鼓 
動を感じ取る。  
ポンズの舌はポックルの肉槍を巧みに這い回る。全身で感じるままに愛撫を行う。ポンズの舌先はポッ 
クルの変化を見逃さない。熱を帯び、さらに硬くなっていくのが分かる。  
「うぅっ・・・」  
ポックルの口から呻き声が漏れる。  
ポックルの意思とは関係なく、ポックルの欲望はポンズの愛撫を求めてしまう。全身の感覚がソコに集 
まり、血液が集中していくのが分かる。  
ジワジワと溢れ欲望が漏れ出しているのが自分でもわかる。ポンズはそれにさえ舌を這わせ掬い取って 
しまう。  
(このまま・・・)  
このままポンズの口に欲望を吐き出してしまいたい衝動に駆られる。  
(ポンズ・・・)  
ポンズの頭を撫でる手に力を込め、ポンズの顔を引き寄せる。  
不思議そうな顔をしているポンズの口に舌をねじ込んだ。  
さっきまで自分の肉槍を愛撫していたポンズの口内。ポックルは構わずにポンズを貪った。  
 
ポックルの手がポンズのショーツに伸びていく。指先でショーツラインをスッとなぞる。  
ポンズの全身に鳥肌の立つような刺激が駆け巡る。  
ピッタリとポンズの下半身に張り付いたショーツの上をポックルの指が這い回り、ポンズの丘を目指し 
ていく。  
ポックルの指がポンズの一番柔らかい場所に軽く触れる。  
「ひゃっ・・・」  
ポンズが弾ける。  
ポンズのそこはグッショリと潤っている。溢れ出た蜜がショーツを濡らし柔肉にピッタリと張り付いて 
いる。少女のようなポンズの肢体と裏腹に淫靡に煌いている。  
ポンズのスリットにショーツ越しに指を食い込ませる。  
「はぁっ・・・!!」  
ショーツ越しにポックルの指がポンズのクレヴァスを弄る。 
ニュチャニュチャと淫靡な音がポンズの感度を更に上げていく。  
ポックルの手がショーツに掛かる。ポンズは腰を浮かしてポックルがショーツを脱がせ易い様に手助け 
をした。  
秘部を晒けだす事に激しい羞恥を覚える。それ以上にこの身体が麻痺していくような感覚を欲した。 
ポックルの求めるままに愛して欲しかった。  
 
生まれたままの姿で向き合う二人。  
ピッタリと身体を寄せ合い、唇を重ねる。  
ポックルの指はポンズのクレヴァスをなぞる。指先に神経を集中させポンズを感じる。 
しっとりと指に絡みつく粘膜。ヌメリとした蜜の生暖かさ。柔らかな茂み。  
唇で指先で肌でポンズを愛撫する。  
ポンズもポックルの肉槍を握り、拙い手つきで扱き上げる。唇から手からポックルが伝わってくる。 
ポンズの手の中でビクビクと脈打ち、硬く、熱く滾っている。  
ポンズの背中を片手で抱いたままポックルの唇が下がり、ポンズの乳房に吸い付く。  
「あっ・・あぁーーっ」  
敏感過ぎる部分を同時に嬲られ悲鳴にも似た声を上げてしまうポンズ。  
下腹部が熱くなり、ポンズの中から止めどなく蜜が溢れ出してくる。  
ポックルの指がポンズの柔肉を割って侵入を試みてくる。  
「うぅっ・・あっ・・・」  
初めてその場所に感じる異物感。ポンズは苦痛の呻きを漏らした。  
それでも十分に濡れそぼったポンズのソコはポックルの指を拒むことなく受け入れた。  
ポックルは慣らすように指で優しくポンズの中を弄った。 
ポックルの指は優しい動きでポンズの柔壁を這い回った。  
 
「痛いか・・・?ポンズ・・・」  
「あぁ・・・うん、だい・じょ・・うぶ・・」  
異物感が薄れていくにつれ、ポンズの内側から熱い痺れが全身に広がっていく。 
弓矢の扱いで鍛えられたポックルの指先は繊細な動きでポンズを傷つけることなく甘く激しい刺激をポ 
ンズに与えた。  
ポンズの反応を窺いながら、苦痛を与えないようにポンズの奥へ侵入していく。  
ポックルの指がすっぽりとポンズの蜜壺の中に納まる。 
ポンズの肉壁が侵入者に驚いた様にキュッキュッと締め付けてくる。  
絡み付いてくる粘膜の感触を楽しむ様にポックルの指が肉壁を弄る。  
ゆっくりと撫でるように指を這わせる。  
「ああぁーーーっ」  
声を上げて、ポンズの身体が弓なりに仰け反る。  
指先に絡み付いてくるポンズの柔肉。奥から溢れてくる蜜液。ポンズが漏らす甘い音色。 
ポンズの身体が快感に支配されているのを感じたポックルは指の動きを速めていく。  
撫でる様だった優しげな指の動きが激しさを増す。  
 
大きく円を描くようにポンズの中を弄り、指先を柔壁に激しく擦り付ける。  
「あっ・あっ・あぁっ・・あっ・・・」  
ポックルの指のリズムに合わせてポンズが短い喘ぎ声を上げる。  
ピチャピチャと淫靡な音が部屋に響く。  
溢れ出たポンズの蜜が激しい指の動きに弾け跳ぶ。 
ポックルの手首を濡らし、シーツに点々と小さな染みを作っていく。  
グボッグボッと音を立てて蜜液が溢れ零れだす。 
太腿に筋を作り、柔らかな尻の曲線を伝いシーツに大きな染みが広がる。  
ポンズの目の前が霞んでいく。ギュッとポックルに強くしがみ付く。そうしていないと身体が飛んでい 
ってしまいそうな浮遊感に襲われる。  
「ああっ・はっ・・ああぁっ・・・あぁ――」  
グチョグチョと音を立ててポックルの指がポンズを掻き回す。  
ポンズの目の前に真っ白な靄が広がっていく。靄が光のように煌めきポンズを包み込んでいく。  
ビクビクとポンズの身体が震え、ぐったりとポックルの方に崩れ落ちていく。  
ポックルはポンズの身体を支え、ゆっくりと指を引き抜いた。  
 
ゆっくりと靄が晴れていく。気がつくとポックルの顔がすぐ側にある。  
「やだ・・・」  
ポンズは視線を逸らした。  
「イッちゃったな・・・」  
「よく・・・分かんない・・けど・・そうなのかな・・・?」  
まだポンズの息は荒い。  
「なんか、恥ずかしいよ・・・初めてなのに・・・こんなに気持ちいいの・・・」  
照れて顔を赤らめるポンズ。  
「でも・・ポックルだから・・なんだよ・・・」  
「分かってるさ・・・」  
ポックルはそんなポンズを心から愛しく思った。  
ポンズに軽く口付けして  
「もっとポンズを愛したい・・・もっと感じさせてやりたい・・・」  
ポックルがポンズの下半身に顔を近づけていく。  
「エッ・・ちょっ・・やだ・・・ポックル?」  
ポンズは慌てて手で隠そうとしたが、ポックルはポンズの手を掴み、ポンズの太腿の間に顔を潜り込ま 
せた。  
ポンズの秘部がポックルの目の前に晒される。  
 
手を繋ぐように指を絡ませ、ポンズの両手を封じ込める。太腿を閉じようにもポックルの顔が潜り込ん 
でいる。  
無防備に両足を開いた状態のその部分にポックルの視線が突き刺さる。  
あまりの羞恥に身体が熱くなってくる。  
真っ白な下腹部に薄っすらと茂るポンズの柔毛。ポンズの柔毛はクレヴァスの上方にチョロチョロと薄 
く茂っているだけで、ポンズの濡れた蜜壺は全く隠していない。  
ポックルの唇がポンズの茂みの丘に触れる。軽いキスをポンズのそこに何度も繰り返す。  
さわさわと柔毛がポックルの鼻先を擽る。  
指とは違う柔らかな刺激。ポックルの吐き出す息さえもはっきりと感じる。  
ゾクゾクと鳥肌が立つような柔らかな刺激が背筋に走る。  
ポックルは舌を伸ばしポンズから溢れた蜜を掬い取り始めた。  
太腿に伝わった筋を舌先でなぞり、ポンズの柔らかいお尻の曲線に舌を這わせる。  
蜜を掬い取りながらポックルの舌がポンズの中心へと伸びていく。  
ポンズのそこはヒクヒクと蠢き、蜜蜂を誘う花弁のようにも見える。  
ポックルも誘われるようにポンズの花弁にキスをした。  
ポンズがギュッとポックルの手を握り締める。  
(溶けちゃう・・!!)  
ポンズは本気でそう思った。ジワリと熱いものが中から溢れ出しているのが自分でも分かる。  
 
ポックルはポンズの奥から溢れ出る蜜を舌で拭い取っていく。 
ポックルは蜜液を一滴も零さないように丁寧にポンズの陰唇を往復する。  
ピチャリピチャリとポックルの舌が蜜を舐め取る音がポンズの耳にも届いてくる。  
ポックルの舌が往復するたびにポンズの身体は宙を彷徨い落ちていく。  
指で与えられた身体を突き抜けるような刺激とは違い、ポックルの舌での愛撫はポンズの身体を溶かす 
ように力を奪っていく。  
ポックルの舌がポンズのクレヴァスを巧みに這い回る。 
陰唇の間を舌先で掬い取り、柔肉を唇で甘噛みする。  
「ふぁっ・・あっ・・あぁ・・・」  
ポンズは切なく甘い音色を奏で続けた。  
ポックルの舌がクレヴァスの頂上にゆっくりと登りつめて行く。  
外気にさえ触れたことのないポンズの小さな種。敏感過ぎるそこは包皮にしっかりと守られている。  
ポックルは包皮の上からそこを舌でなぞった。  
「ひゃぁっ・・・!!」  
意識を失ってしまうほどの刺激がポンズの身体を駆け抜け、悲鳴にも似た声を上げてしまう。  
 
触れるか触れないか程の優しさでポンズのそこを愛撫するポックル。  
包皮の上からの微弱な愛撫。  
「あっ・あふっ・・ああぁ・・・」  
ポンズの口から吐息のような声にならない喘ぎが漏れる。  
イヤイヤをするようにポンズの腰が左右に振れる。  
ポックルはポンズの柔尻を両手でホールドし、ポンズに愛撫を与えた。  
「き、気持ち・・・気持ち・いい・・よぅ・・・」  
ポンズは無意識に腰を浮かせポックルの顔に下半身を押し付ける。  
「も・・もっと・・・ポックル・・・」  
快楽を求め、思わず口をついて出た言葉。  
ポックルが舌の動きを早めていく。  
包皮の上に舌を押さえつけ左右に弾き、ビチャビチャと音を立てて舐めまわす。  
「あっ・・やっ・やっ・・あん・・」  
リズミカルな喘ぎ声をあげ、ブルブルと身体を震わせるポンズ。  
ポンズの蜜口はヒクヒクと蠢き、ブクブクと泡交じりの蜜液を吐き出している。  
ポンズの白い柔尻の下のシーツには失禁したように大きな染みが広がっている。  
 
ポンズの舌先が包皮の先端を解すように弄る。ポンズの閉ざされていた部分を剥きだそうと、舌先が包 
皮の裏側に滑り込むように伸びていく。  
ポックルの唾液がポンズの包皮と肉芽の間に滲み込んでいく。固く張り付いていたそこが徐々に剥がさ 
れていく。  
「はぁぅっ・・あぁぁ・・・」  
小さな芽。米粒ほどに小さい未発達なポンズの突起。  
ポックルの舌が這う。ポンズの身体はビクビク震える。  
ポックルの舌は突起を弄んだ。左右に弾き、肉芽を舐め上げた。  
「こ、怖いよ・・怖いよぅ・・・ポックル・・・」  
霞んでいく視界。途切れ途切れになる意識。身体を襲うあまりの快感にポンズは怯えた声を出した。 
身体の震えが止まらない。  
チュプリと肉芽を吸い上げてポックルは唇をそこから離した。  
そのままポンズに覆い被さり、ポンズの顔を見つめた。  
潤んだ瞳でポンズが見つめ返す。  
コクリと小さくポンズが頷いた・・・  
 
肉槍をポンズの柔肉にあてがう。  
心の底からポックルを受け入れる事を望んでいる。しかし身体は反射的に強張り、筋肉は収縮する。  
ピッタリと閉じてしまった花弁を押し分けるようにしてポックルの肉槍がポンズの中に浸入していく。  
ポックルの槍の矛先がポンズの柔肉を切り裂いていく。  
「んんっ・・んあぁぁっーー!!」  
あまりの激痛にポンズが悲痛な叫び声を上げる。  
それでもポンズの中にはポックルの矛先がやっと飲み込まれているだけである。  
ジクジクとした痛みがポンズの身体を蝕んでいく。  
大丈夫な訳がない。ポンズの痛みに耐える悲痛な表情が物語っている。  
それでもポンズのポックルを受け入れようとする気持ちがポックルには痛いほど伝わってくる。  
下手な言葉はかけなかった。  
スッとポンズの顔を一撫ですると、ポックルは一気に肉槍をポンズに突き立てた。  
 
柔壁を引き裂きポックルの肉槍がポンズの中に飲み込まれた。  
「んぁっ・・・・・・・・・・!!!」  
身体を引き裂くような痛みに声も出ず、ポンズの身体が仰け反った。  
ポックルはギュッとポンズの身体を抱きしめた。  
つま先から頭に鋭い衝撃が突き抜けた後、下腹部からジクジクとした鈍痛がポンズの身体を支配してい 
く。  
ポンズはポックルにしがみつく様に背中に手を回した。  
二人はそのまま唇を重ねた。  
絶え間なく鈍痛と異物感がポンズを襲ってくる。  
この痛みさえポックルと繋がっている証。ポンズは必死に耐えた。  
「ポッ・クル・・動いて・・いい・・よ・・・」  
「大丈夫なのか・・・?」  
ポックルは聞き返した。  
「う・ん・・・」  
ポンズはゆっくりと腰を動かした。突き立てられていた槍が引き抜かれる。 
雁首がポンズの柔壁を掻き毟っていく。そしてまた突き刺さる。  
肉槍が柔壁を往復するたびにポンズを激痛が襲う。  
ポンズは唇を噛み締め、瞳を閉じて必死に耐えた。ポックルの背中に回した手に力がこもる。  
 
ポックルは激しい刺激の波に耐えていた。  
初めて男性を侵入を許したポンズの蜜壺はきつく収縮し、侵入者を追い出そうとするようにポックルの 
肉槍を締め上げてくる。  
きつく肉槍に絡みついてくるポンズの肉壁。ポンズの意思とは無関係に肉槍を撫で付け、締め上げる。  
ポンズの蜜壺は痛いほどに狭くきつく、ゼリーのように柔らかい。そして熱い。 
腰を振るうたびにポックルの肉槍を恍惚の快感が襲う。  
十分に潤っていたポンズの蜜壺はきつくてもポックルの動きを妨げることはない。  
雄の本能がもっと強く、もっと深くと刺激を求める。  
ポックルが腰を突き立てればポンズを激痛が襲う。それでもポンズは耐えた。 
激痛と同時にポックルと一つになれた喜びを噛み締めた。  
「ポンズ・・ポンズ・・ポンズ・・・・・」  
うわ言のように繰り返し腰を突き立てるポックル。 
ポックルの動きが激しくなるにつれポンズの中から溢れた蜜が飛沫となって散る。  
ポンズの身体が麻痺してくる。痛みも遠くに感じてくる。ただポックルの事だけを想う。  
朦朧とする感覚の中でポックルが弾けるのが分かった。  
ポックルの熱い想いが身体中を満たしていくような感覚。  
(ポックルと本当に一つに・・・なれた・・・)  
ポンズの意識は深く沈んでいった・・・  
 
ポンズが目を覚ますとポックルの肩に抱かれていた。ポックルが優しげな瞳で見つめている。  
「いつから見てたの・・・?」  
「ずっとさ・・・」  
照れくさそうに尋ねるポンズにポックルが答える。  
「これからもずっと・・・ ポンズだけを見続ける・・・」  
ポックルの言葉にポンズの目から涙がこぼれそうになる。  
「ヘヘッ・・これからも末永くよろしくお願いします」  
涙を堪え、ポンズがおどけた口調で言った。  
「ああ・・・」  
ポックルがポンズの髪を撫でた。  
「ポンズ、故郷(ホーム)に帰ろう。話したいこともたくさんあるんだ・・・」  
「うん、帰ろう。でも・・その前に・・・」  
「何だ・・・?」  
「もう一回、眠りたい・・・」  
今度はポックルも目を閉じた。  
 
二人は身体を寄せ合い深い眠りに落ちた。  
二人の寝顔は幼い頃のように無邪気で安心しきっている。  
二人には不安や恐れなどない。  
二人ならどんなことがあっても乗り越えられる・・・  
 
二人は知らない。  
二人に訪れる悲劇の未来を・・・・・  
 
 
 
 

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