予知能力が使えなくなってから何カ月程過ぎただろう。  
ネオン=ノストラードは自室で意を決したようにタバコの先に火をつけた。あれ以来外出をさせてくれ 
なくなった父への、ちょっとした反抗だ。  
電脳ページの通信販売で買った、メンソールの煙草。おいしいとは思わないが、なんだか大人になった 
ようで気分がいい。  
今日は月がキレイ…またクロロさんに会ってみたいな。  
 
 
そんなことを考えているうちに、うっかり火を絨毯に落としてしまった。  
「きゃっ!」 
あまりに慌てて素手でつまみ上げようとしてしまった。 
「あっ!つー…」  
大きな声を出してしまった事を後悔して、ドアーの方を振り向いたが遅かった。 
「お嬢さん、どうしました?」 
そこにいたのはヨークシンシティのオークションの時から、ネオンの護衛をしている金髪の少年だった。  
「え?あ!何でもないの。クラピカさん。おやすみなさい!」  
灰皿をベッドの下に隠し、造り笑いでごまかす。(早く出てって〜)  
 
するとクラピカはあきれ顔で笑いながらドアーを後ろで閉めた。 
「煙草臭いですよ。廊下まで匂ってしまったら見つかります。」  
「…パパに言いつける?」 
もう開き直ってしまおうか。 
「別にいいよ。どうせこれからも家に閉じこめっぱなしなんでしょ?」 
そう言うとネオンはベッドに突っ伏した。親子揃ってこれだ。しかしクラピカもネオンはさすがに気の 
毒だ、と感じていた。  
 
「言いませんよ。しかし何故煙草なんか?」 
煙草に手を付けた事に大した意味などなかった。  
「早く大人になりたかったから…かな?っていうか、あたし、もう子供じゃないよ!パパのところに縛 
り付けなんてもううんざりなの。」  
「それで煙草ですか。」 
クラピカはベッドの脇にしゃがんで笑った。  
不意にネオン頬に冷たい手が触った感触。彼女はそのまま口づけられた。  
 
「それなら、大人なところを見せてもらいましょうか?」  
そう言うなりあっと言う間に仰向けにされて組伏せられた。  
「クラピカさん!?ち…ちょっと!」 
起きあがろうともがいたが、全く歯が立たない。  
クラピカは再度唇を落とした。まるで生き物のような舌が、ネオンの唇を割って侵入してくる。  
上あごを舌先でなぞられ、力んでいた手も足もすっかり力が抜けてしまった。  
ネオンが抗がうのを止めると、クラピカは押さえつけていた手を離し、パジャマの上から柔らかい膨ら 
みをなぜた。  
ネオンは初めて自分以外の手が胸を触った感覚に弾かれた。布一枚隔てて男性の手が乳房の上にある。  
 

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