一条とのギャンブルから数日後・・・
手術を終え・・本日退院予定の真理亜を病院の入り口で待つカイジ・・・。
「真理亜さんっ!」
(ぶわっ・・・ボロ・・・ボロ・・・)
真理亜の姿を見るや否や・・・顔を赤くして泣きながら駆け寄るカイジ・・・。
痛くないようにと・・・加減しながら抱きついたカイジの頬と・・・左耳の古傷を・・・撫でる真理亜・・・。
「カイジ・・・君・・・よかった・・・無事で・・・よかった・・・。」
(にこ・・・にこ・・・)
「真理亜さんこそ・・・!」
(ボロ・・・ボロ・・・)
カイジが言い終わらないうちに・・・真理亜はまたもカイジの唇を塞いだ・・・
「あの・・・それで・・・例の・・・来てくれるかな・・・。」
(もじ・・・もじ・・・)
しきりに指をもてあそびながら目を合わせないカイジに・・・真理亜は苦笑した・・・。
『例の』とは、カイジがギャンブルを挑んだときに出した条件・・・
『勝ったら真理亜による調教&カイジによるいじわる』のこと・・・。
どこの世界に・・・照れながら復讐劇への参加の是非を問う者がいるのか・・・。
どうも・・・最初は『真理亜とカイジによる拷問』だったのを
『土下座して謝れ』に変更し・・・その後なぜか土下座を取り消して
最終的に・・・今の形になったのだと・・・仲介役の黒服から聞いた・・・。
そして・・・
「あの・・・結局、時間空くことになっちゃって・・・そしたらなんか俺・・・冷めたっていうか・・・
真理亜さんが・・・このまま・・・無事でいてくれるなら・・・俺だけで・・・いいかなっ・・・て・・・うん、別に・・・」
(もじ・・・もじ・・・)
受けた屈辱をギャンブルで勝って清算し・・・数日経ったというだけで・・・復讐相手への憎しみが薄れる者もまず居ない・・・。
「・・・一条さんは?」
呼び捨てでも誰も文句を言わない・・・酷い仕打ちを受けたにもかかわらず・・・真理亜は『一条さん』と呼んだ・・・。
「・・・待ってる・・・っていうか・・・待たされてる・・・。
俺・・・真理亜さんの手術代の他に・・・帝愛からいくらかぶんどったから・・・
一条は・・・兵藤のジジイにむかつかれたらしくて・・・監禁されてる。
まあ・・・逃げようと思っても逃げられねえし・・・ あいつは・・・多分・・・逃げねえよ・・・逃げるヤツじゃねえよ・・。
俺に負けて・・・泣いてやがったぜ・・・ざまあみろ、一条っ・・・!」
カイジ、両拳を握り・・・胸の前に持ってきてガッツポーズ・・・
まるで・・・子供同士のケンカで・・・一度負けたライバルに再戦を挑み・・・見事に逆転勝利したような・・・無邪気で晴れやかな顔・・・。
真理亜は思わず吹き出してしまった。
「真理亜さん・・・何・・・?」
「何でも・・・ない・・・」(くす・・・くす・・・)
「・・・じゃあ・・・何で笑ってんの?」
「男の人は・・・いくつになっても変わらないのねえ・・・。男の子のまま・・・」
カイジは・・・あからさまにすねた顔・・・。
「・・・お姉さんが・・・女の子のコト・・・教えてあ・げ・るv」
二人は・・・病院からは少し遠い・・・ホテルへと向かった・・・。
「ふぁっ・・・あ・・・!」
真理亜の指示通りにローションを塗っていくカイジ・・・
正直・・・カイジは今まで、こんなに長い前戯が要るとは思っていなかった・・・
真理亜曰く・・・『少なくとも30分ぐらい・・・経験の少ないコなら1時間はかけなさい』とのこと・・・
「そう・・・カイジ君・・・今・・・手が・・・ふっ・・・・あ・・・あったかい・・・でしょ・・・?
このローションはね・・・肌に塗ると・・・あったかくなるの・・・自分でも・・・好きなトコロに塗っていいのよ・・・?」
確かに・・・カイジの手には熱が宿っていた・・・ペニスに塗ろうかとも思ったが・・・
すでに勃っているのに塗ったら・・・我慢できなくなる気がして・・・やめた・・・。
「あ・・・あの・・・手術したトコ・・・大丈夫・・・?」
散々あえがせてから、カイジ、ようやく気づく・・・『ローションや愛液で傷口が化膿するかもしれない』ことに・・・。
「んもぅ・・・このタイミングで・・・そんな事聞かないのっ・・・!ちゃんと・・・こまめに消毒するから大丈夫・・・・。
ホラ・・・もうちょっとだから・・・頑張れっv
いい・・・?女の子はね・・・ アソコに触れられなくても・・・全身でキモチよくなれるの・・・
・・・指から・・・アソコの入り口まで・・・全部・・・もっと・・んんっ・・・
ホントは・・・中まで・・・やって欲しいんだ・・・け・ど・・・また・・・ね・・・」
カイジ、理性崩壊っ・・・!
ついうっかり・・・塗っていた箇所を舐めてしまった・・・。
(ペロ・・・ペロ・・・)
「ひゃっ・・・!」
真理亜がのけぞった。
「あ・・・ごっ・・・ごめんなさ・・・」
「じゃなくて・・・ローションの中には・・・食べられないのもあるの・・・。良かった、ちゃんと選んでおいて・・・
・・・おあずけしすぎちゃったかな・・・?じゃあ・・・交代・・・。」
カイジは・・・ローションを全身くまなく塗られた後・・・上の口、乳房、素股、アナル・・・それぞれ一回ずつ・・・。
「う・・・おおおおおっ・・・」
(ハァ・・・ハァ・・・)
「そう・・・自分から・・・どんどん動いて・・・わ、私の場合は・・・ね・・・相手によって・・・希望を聞いてあげ・・・
ああっ・・・!あげ・・・て・・・ね・・・カラダの相性って・・・とっても・・・大事よ・・・?ん・・・んっ・・・!」
一通りの・・・レクチャー終了後・・・
「・・・どれが・・・イチバンよかった・・・?」
(にこ・・・にこ・・・)
「ろっ・・・ろれがっていうか・・・ぜ・・・ぜんぶ・・・」
実は・・・ローションの時点ですでに一回達していたため・・・計5回・・・カイジは・・・とんでもないスピードでイカされたことになる・・・。
ろれつが回らなくなるほどの・・・圧倒的快感っ・・・!
そんなカイジを見て・・・微笑む真理亜・・・。
「・・・私のことはいい、って・・・言ったのに・・・
私は・・・あの一条さんの・・・道具になるような・・・女なんだから・・・
カイジ君は本当にいい子だけど・・・人を信じてばっかりじゃダメよ・・・。裏切られて・・・酷い目にあっちゃう・・・。」
カイジは実際、何度も酷い目というか・・・死にそうな目に遭っているのだが・・・
「いや・・・あの・・・オレ・・・う・・・うん・・・。なんかそういうところは・・・ホンッッット、懲りないみたいで・・・ダメ・・・なんだけど・・・その・・・」
(もじ・・・もじ・・・じた・・・じた・・・)
「真理亜さんは・・・だ・・・大丈夫・・・だって・・・ちゃんと・・・言ってくれた・・・から・・・。
ごめんね、とか・・・今まで・・・散々男に血を流させた、とか・・・」
その後・・・カイジは・・・夜が明けるまで何度も何度も・・・幾度果てても・・・
光に満ちた微笑・・・キスの雨・・・胸の果実・・・全身が奏でる柔らかな音楽・・・
それらの惜しみない祝福を・・・受けた・・・。
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※ずっと真理亜のターン!
次回「慈愛」