カチャ・・・カチャッ・・・。
軽い・・・金属音・・・一条が手を動かすたびに響く音・・・。
痛みのために視界が霞んでいるカイジには・・・一条が何をしているのか・・・わからない。
だが・・・カイジは不意に感じる・・・かすかな振動・・・真理亜の・・・腰の動きとは明らかに違う・・・全身の震えを・・・!
震えているっ!
真理亜が・・・震えている!
それは・・・恐怖で・・・操り人形が・・・人に・・・心を持った人間に戻った・・・証拠っ!
(何を・・・何を持っていやがるんだ・・・一条っ・・・?)
カイジ、困惑・・・!
巨大サック付ペニスを挿入されても・・・喘ぐことの出来る真理亜ですら恐怖するもの・・・
それが・・・一体なんなのか・・・カイジには見当もつかない・・・。
「あ・・・あああっ・・・ごめんなさい、ごめんなさい一条様・・・それだけはっ・・・!」
「そこのゴミ穴に・・・棒を突っ込んで発情していたメスが何を今更・・・
血が・・・足りない・・・全く足りない・・・やはり・・・カイジだけでは・・・駄目っ・・・!
真理亜・・・お前にも・・・血を流してもらう必要が・・・ある・・・。」
恐怖に耐え切れないのか・・・真理亜がカイジの胸に手を回して・・・しがみついてきた・・・。
腰の動きも・・・止まっている・・・。
「誰が・・・止まっていいと・・・」
「いっ・・・一条!」
半分は一条の注意を真理亜から逸らすため・・・もう半分は・・・得体の知れない何かの正体を確認するため・・・
「それ・・・何だよ・・・。今度はどんな悪趣味を披露するつもりだ・・・?」
狂気の宿る一条の目・・・これから執行する刑を想像したのか・・・少し・・・淫らに潤む・・・。
「ああ・・・そうそう、お前にコレの魅力を伝えるのを・・・忘れていましたね・・・。
・・・ヨウナシ・・・そう・・・ヨウナシ・・・!」
「用無し!?用無しって・・・あんまりだろっ!?こ、この人は・・・真理亜さんは・・・」
言った途端に一条に鼻で笑われた。
「・・・無知・・・愚か者・・・バカの極みっ・・・!
それとも・・・犬語で説明しないとわからないか・・・?
フフ・・・ククク・・・
じゃあ・・・・・・もっと近くで見せてあげましょう・・・ホラ・・・
形をよく見なさい・・・それとも・・・視界が霞んで見えませんか・・・?
果物の・・・洋梨・・・ですよ。」
言われてみれば、確かに・・・洋梨にも見える・・・。
カイジ、またもや勘違いっ・・・!
「う・・・ううっ・・・!」
羞恥心と悔しさで・・・また流れ出す涙・・・!
「これが・・・なかなか美味でしてね・・・。
・・・下の口で味わうと・・・・・・たまらない・・・。
誰もが・・・声をあげずにいられない・・・極上の一品っ・・・!」
カチャン・・・カチャン・・・カチャン・・・。
カイジは・・・あることに気づいた・・・音の鳴る場所と・・・一条の手の動き・・・
一条は『洋梨』の・・・細くなっている部分・・・電球で言うと根元部分・・・
そこを持っていて・・・手を握り・・・緩めた瞬間、カチャン、と音がする・・・。
握って・・・緩める・・・それを繰り返している・・・。
音が鳴るのは・・・一番膨らんでいるところ・・・
否・・・膨らんでいるのではなく・・・泡立て器のように・・・
中心に向かってカーヴを描く・・・細長く薄い金属片・・・
花びらのようなそれは・・・一条が手を握るたびに開き・・・
手を緩めた瞬間・・・その・・・鋭利な先端が接触し・・・鳴る・・・。
カチャン・・・カチャン・・・カチャン・・・カチャン・・・カチャン・・・カチャン・・・
『下の口』・・・『味わう』・・・『声を』・・・『血』・・・『足りない』・・・『ごめんなさい』
ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・
・・・カイジの中で・・・全てが一瞬にしてっ・・・繋がる!
「・・・!!」
洋梨の為すべき事は一つ・・・
鋭利な金属片による・・・膣・・・もしくはアナルの・・・破壊!
「嫌・・・嫌・・・」
(ポロ・・・ポロ・・・)
カイジの背中に・・・雫が落ちる・・・。
・・・泣いている。真理亜が・・・初めて・・・滴らせた真珠・・・。
たとえほんのわずかでも・・・カイジに快感と気遣いを与えてくれた女・・・
その女が泣いている・・・なのに・・・カイジには・・・何も出来ない・・・!
惨め・・・この状況こそが・・・まさに惨めな負け犬!
これこそ・・・カイジにとって最大の拷問・・・!
「クク・・・クククク・・・ヒャハハハッ!!
何だあ〜?ん?その・・・情けない顔は・・・?
ようやく・・・自分が負け犬だと・・・悟ったか・・・?
だが・・・もう・・・遅いんだよ・・・最初から・・・
お前は負け犬なんだから・・・!」
カイジの・・・無力感と・・・屈辱と・・・怒りと・・・嘆きと・・・痛み・・・そして快楽・・・
それら全てが入り混じった表情を・・・堪能した一条は・・・再び・・・真理亜に歩み寄る・・・。
「洋梨・・・用が無い・・・でも・・・いいですかね・・・
ゴミに群がるような・・・卑しいメス猫は・・・いらないなあ・・・」
完全に・・・酔っている・・・。
赤ワインにではない・・・己の快楽の海に溺れ・・・酔っている・・・。
「あ、ああああ・・・やめて・・・お願いです・・・いちじょ・・・」
(ゴリュッ・・・!)
嘆願が終わらぬうちに・・・洋梨を・・・真理亜の秘部にねじ込む・・・そして・・・
(ガチャ・・・カシャッ・・・カシャッ・・・!)
「・・・っああああああああああああああ!」
真理亜、絶叫・・・!
先ほど愛液が滴り・・・作り出した道を・・・今度は鮮血が伝うっ・・・!
カイジの背中に食い込む・・・真理亜の爪・・・!
「こっちの穴も・・・塞いであげないといけませんねえ・・・ね・・・?
だって・・・そうしないと・・・
広がるから・・・お前の・・・卑しい○○○は・・・いくらでも・・・。」
(ゴリュッ・・・!)
・・・腸壁をはさんで・・・『玉入』『洋梨』が・・・ぶつかる音・・・。
ぞっとする・・・音・・・
昂ぶる・・・一条の狂気・・・。
「真理亜・・・負け犬への腰使いはどうしたっ・・・!続けろっ・・・!
もっと・・・もっとしてやろうかっ!?ちゃあんと役目を果たせるように・・・!」
(ガシャガシャガシャ・・・!)
「ああ!ああ!あああああ!ご・・・ごめんなさいっ・・・!カイジ君・・・ごめんなさい・・・!」
苦痛を逃れ・・・気をまぎらわそうと・・・腰を振る真理亜・・・!
「まだ言うか・・・!?まだそこの野良犬をかばうかっ!?」
洋梨を操りつつ・・・真理亜のアナルを攻める一条!
真理亜を通してカイジに伝わる・・・一条の動き!
(畜生・・・畜生・・・!俺は・・・こんな時まで・・・なんで・・・なんで勃っていやがるっ・・・!)
真理亜と一条・・・二人が絡み合い・・・カイジと真理亜の絶叫の中、生まれる・・・狂気の振動・・・!
カイジが未だかつて味わったことの無い・・・サキュバスとインキュバス・・・二匹の夢魔の誘惑!
支配されてゆく・・・カイジの下半身・・・!
(出せば・・・俺が出せばいいのか・・・?それで・・・終わるのか・・・?)
前立腺への刺激・・・激痛の中から・・・どうにかして・・・快楽を見出せば・・・
精液を搾り出すことが出来るかもしれない・・・その思いから・・・
カイジは・・・
自ら・・・腰を振りはじめた!
「ヒャ・・・ヒャハハハハッ・・・!犬っ・・・!発情したメス犬っ・・・!
ああ・・・フフ・・・フフフ・・・それでいい・・・それでいいんですよ・・・
よくできました・・・!あとで・・・ごほうびを・・・あげよう・・・。」
VIPルームに監禁されてから実に2時間・・・
カイジは・・・ようやく・・・果てた・・・・・・。
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次回「マリア」