「ぐあ・・・ああああ!」
のけぞりながら悲鳴をあげるカイジ!
その声を聞きながら哄笑する一条!
くっくっと笑い声を漏らしながら、一条が再びソファに戻る。
「ああ・・・前菜としては・・・なかなか良いじゃないですか。
そうですね・・・このくらいの評価をあげましょう・・・。」
生ハムメロン包みを、ワインと共に味わう一条。
「・・・このワインと・・・この肉は・・・本当に相性が良い・・・。
ま、この程度の刺激なら・・・普通はアスパラのベーコン巻きクラス・・・。
良くてもカマンベールチーズ・・・。
だがこれなら・・・メインは・・・フォアグラが期待できそうだ・・・。
・・・真理亜。」
一条の指が・・・銃の形を取る・・・。
「はい・・・。」
アナルスティックを抜き・・・装着した真紅のディルドを・・・カイジの入り口に当てる・・・。
真理亜は・・・一条が合図を出し始めてから・・・態度が豹変した・・・
もはや人間ではなく・・・一条の命令に従う・・・操り人形と化している・・・!
おそらく・・・今の一条の指示に含まれているのだろう・・・苦痛に歪むカイジの顔を・・・真理亜が覗き込む・・・
二人の目が合った。
カイジ・・・戦慄っ・・・!
真理亜は・・・無表情っ・・・!
一瞬にして吹き消された・・・カイジの闘志!
困惑・・・痛み・・・恐怖・・・それらに飲み込まれてゆく理性っ・・・!
「え・・・え・・・?まっ・・・一条っ・・・!」
「執行。」
カイジを襲う・・・直腸から食道まで・・・臓腑を貫くような痛み・・・!
赤い殺し屋・・・任務遂行!何一つためらうことなく・・・ターゲットを撃ち抜く!
「ゆ・・・夢だろ、こんなの・・・こんなのっ・・・!」
(がく・・・がく・・・ボロ・・・ボロ・・・)
度重なる苦痛の連鎖に・・・カイジの意識は遠のき・・・感覚と乖離していく・・・
「ところがどっこい・・・夢じゃありませんっ・・・! ククク・・・。
・・・まだ人間の言葉を真似る余裕があるのか?負け犬・・・
真理亜、もっと腰を振りなさい。悲鳴が・・・足りない・・・。」
真理亜が・・・しっかりとカイジの背に両手をつき・・・動き始める・・・
部屋に響き渡る絶叫・・・!
もはや・・・己の悲鳴すら聞こえていないであろうカイジ・・・!
カイジが認識できるのは・・・ただ・・・触覚・・・全身の皮膚・・・そして内臓を貫かれる感覚のみ!
一条、愉悦の表情を浮かべ・・・自分の膝を叩きながらの哄笑・・・!
「そうっ・・・これ!スカンピンの負け犬には・・・これが相応しい・・・!
フフフッ・・・ハハハハ!
これこそ・・・フォアグラ級の・・・最高の肴っ・・・!」
真理亜の責めは30分以上に及んだ・・・。
一条の合図が入らない限り・・・中断は・・・許されない。
流石に疲労が溜まってきたらしく・・・真理亜はカクンとひじを曲げ・・・再び・・・カイジに体重を乗せる・・・。
背中に当たる柔らかい乳房・・・激痛の中・・・カイジに差し伸べられたそれは・・・
ほんのわずかな救いの手・・・
そして・・・
腰を動かし続けたための疲労と・・・調教時の快感の入り混じった荒い息遣い・・・
それを受けて・・・カイジに表れる・・・わずかな変化っ・・・!
雄としての目覚め・・・海綿体に満ちる血液・・・その、脈動っ・・・!
真理亜はそれを知ってか知らずか・・・さらに体重を乗せる・・・
しかし・・・激痛のため・・・完全に勃起するには至らない・・・!
「畜生、畜生、畜生っ・・・!」
(ボロ・・・ボロ・・・)
カイジにはもはや・・・とめどなく溢れる涙の理由すらもうわからない・・・
一条は・・・悶え・・・泣き・・・よがるカイジを存分に眺めた後・・・
ゆっくりと・・・立ち上がった。
「さて・・・そろそろ私も参加しますか。」
真理亜の後ろに回り・・・ズボンの前を開ける・・・。
一条のそこはすでに立ってはいた・・・が・・・まだ・・・何か足りない様子・・・
それを補うように・・・真理亜の姿を舐めるように視姦し・・・ふ、と目を留めた・・・。
視線の先には真理亜の尻・・・そこを見つめる一条に・・・侮蔑と嗜虐の感情、宿る・・・!
「・・・これは何ですか?」
真理亜の着けている下着は・・・アナルと秘部が見えるように・・・そこだけ開いている。
其処から腿に垂れる愛液・・・それを指ですくって・・・ペロリと舐める一条・・・
「誰がいつ・・・楽しんでいいと言いましたか・・・?」
「ごめ、ん・・・なさ・・・いっ・・・一条・・・さん・・・!」
一条・・・氷の微笑、再び・・・!
そして・・・つかつかと・・・部屋の左側・・・
カイジの眼前に迫る・・・閉ざされたカーテンに歩み寄る・・・。
「ごめんなさいで済んだらコレは要らないんだよっ!」
一条が・・・勢いよくカーテンを開けるっ!
残されていた最後のカーテン・・・そこにあるものは・・・
真理亜はもちろん・・・カイジも・・・部屋の説明を受けた時に・・・予想していた通り・・・
SMを通り越した・・・拷問具の数々ッ!
まさに・・・中世ヨーロッパの拷問部屋!
「・・・!」
カイジに電流走る・・・!
そして・・・カイジ、二度目の覚醒っ・・・!湧き上がる・・・一条への怒り・・・!
「よせっ!この人はちゃんと・・・アンタの命令に従ってただろうがっ・・・!」
「濡れていいとは・・・言っていない・・・。
それに・・・先ほども言ったが・・・お前に対する扱いが丁重すぎる・・・
ケダモノは・・・間違いを起こすたびに罰を与えないとね・・・覚えないんですよ・・・。
さ・て・と・・・。」
(ニヤ・・・ニヤ・・・)
慣れた様子で器具をもてあそぶ・・・。
真理亜は・・・再び・・・無言になっていた。
操り人形は・・・腰を・・・動かし続ける・・・!
合図が・・・出ていないから!許されていないから!
その様子をチラチラと見ては・・・顔を歪める一条・・・。
その顔を・・・否がおうにも見せられるカイジ・・・。
(コイツ・・・このツラ・・・兵藤と同じ・・・吐き気がするっ・・・!
帝愛の人間の面がまえ・・・!)
「カイジ・・・。お前と会ったのは・・・私のカジノ・・・これが・・・相応しいですかね・・・。」
一条が出したのは・・・巨大なペニスサック・・・側面にはびっしりと・・・無数の鋭利な突起!
「パチンコ玉の『玉』に・・・『入』る、と書くんですよ、これは。『玉入』・・・クク・・・!」
巨大なサックが・・・一条の股間に装着される・・・。
「所詮・・・メスはメス・・・はめられる側・・・まずは・・・カイジと同じ所に・・・・・・。」
(ズッ・・・)
真理亜越しにカイジに伝わる違和感・・・振動・・・
カイジと同じ所・・・アナルに・・・挿入された異物・・・!
カイジは当然・・・真理亜の悲鳴を予想した・・・。
だが・・・
「あ・・・ふあっ・・・ん・・・」
真理亜が漏らしたのは・・・快感のあえぎ!
・・・慣らされている!
ローション無し・・・愛液も塗らない・・・!
それなのに・・・カイジの耳元で聞こえるのは・・・甘い吐息!
真理亜はすでに・・・何度も・・・この恐ろしい道具で・・・調教されている!
それに気づいた時のカイジの驚愕は・・・計り知れない・・・。
(ど・・・どれだけ・・・どれだけやったら・・・あんな声が出るんだ・・・!?)
「あ・・・ん・・・いち・・・一条様っ・・・!」
真理亜の腰に爪を立て、激しく揺さぶる一条の動きは・・・カイジにも伝わる・・・。
その分・・・真理亜の動きは・・・少なくなっている・・・ゆえに・・・
カイジの苦痛は減り・・・快感が増してゆく・・・!
(あ・・・あああ!嫌だ・・・!やめてくれっ・・・!俺は・・・こんな方法で・・・)
「イキたくないッ・・・!」
「ん?負け犬が・・・何か吼えましたかね・・・。
人間の言葉で喋らないと・・・聞き取れないなあ・・・クククッ・・・!」
「ふぁ・・・あっ・・・」
「よがるなっ・・・!全く・・・お前はどれだけ咥えこめば気が済む・・・?」
・・・まあいい。お前には・・・別のプレゼントを用意してある・・・」
(ズル・・・)
一旦・・・真理亜の中からペニスを抜き・・・再び拷問の間に近づく一条・・・。
そして・・・何か・・・手のひら大の・・・電球のような物を手に取った・・・。
カチャン。
金属音が・・・響いた・・・。
悪夢の夜は続く・・・
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次回「狂宴」