一条が部屋を出て行ってから、どれほど時間が経ったのか・・・  
真理亜の指の動きに翻弄されるカイジには・・・すでにわからなくなっていた。  
たまに我に返ったかと思うと、即座に快感の波に襲われる。  
視界は霞み・・・全身の力が奪われていく・・・!  
 
「ね・・・?ちゃんとやれば、気持ちいいの・・・。男も女も・・・。」  
「あ・・・ああっ・・・!あああ・・・」  
 
『この女は侮れない』・・・腸内で指を動かされるたびに・・・  
腸洗浄の際の直感が・・・確信へと変わる・・・。  
本来、様々な感染症を防ぐための腸洗浄の時すら一切・・・  
相手に快感を与えるための手間を惜しまないっ・・・!  
 
(間違いない・・・こいつ・・・男という男をウォシュレットに目覚めさせる・・・!  
 ・・・・・・アナルプレイの魔女・・・!)  
   
洗浄終了後・・・真理亜はカイジの背中に体全体を密着させ・・・  
左手でペニス部分を少しさすった・・・。  
これがまず・・・カイジにとっては不意打ちっ・・・!想定外・・・!  
完全に守りに入っていたカイジに・・・発射準備を要求・・・!  
同時に肛門部分にローションをたっぷりと塗り、マッサージ・・・  
そして・・・ぺニスから手を離さずに・・・右の人差し指の挿入・・・。  
 
「ふ・・・うっ・・・あ・・・!」  
(なんだよこれっ・・・なんで・・・女みたいな声出してんだよ・・・俺はよぉ!)  
「ん・・・カラダが挿れて欲しがってるの・・・わかる?さっきと違うでしょ?」  
さっきとは・・・服を切られた際、準備もなしに入り口をつつかれた時である。  
確かに・・・先ほどとはまるで違う・・・。  
カイジの男としてのプライドは・・・今も・・・わずかだが・・・ある・・・  
しかしっ・・・!  
 
真理亜は両手をカイジのペニスと秘所にあて、ほぼ全体重を乗せている・・・。  
これは・・・カイジの背に全てを委ねる姿勢と取れなくも無い・・・。  
そして何より・・・真理亜は止めない!カイジの武器の・・・手入れを!  
この快感が・・・前のものなのか、後ろのものなのか・・・カイジにはもはや区別する思考力は残されていない・・・。  
 
「でね・・・v一番気持ちいいのはココ・・・前立腺のところ・・・v」  
前立腺・・・男にとって・・・無くてはならぬ場所・・・!  
しかし同時に・・・掘り当てられてしまったら・・・  
 
「あっ・・・ああああああ!」(がく・・・がく・・・)  
カイジに・・・今だかつて無い快感走る・・・!  
前立腺の刺激は・・・とんでもない快感をもたらす!  
止まらない・・・快感の連鎖!  
「あ・・・ごめんね、イッちゃった?・・・出ちゃったかな?」  
真理亜がペニスを確認する。  
「ん、出てはいないのね、大丈夫。」  
真理亜の両手は一旦秘所から外され・・・カイジを包み込むように腕が回される・・・  
 
(何が・・・何が大丈夫なんだよっ・・・!)  
カイジの痙攣、止まらず・・・!  
そして・・・カイジの武器はすでに準備完了していた・・・にもかかわらず・・・  
出すことが出来ないっ・・・!  
「どうして・・・どうしてっ!ああっ・・・あああ・・・!」  
「カイジ君・・・コレね・・・すごく気持ちいいけど、出るとは限らないのよ。  
 よかった・・・。出しちゃったら・・・一条さんに怒られちゃう・・・。」  
抱きしめられたまま・・・痙攣することしかできないカイジ・・・!  
 
快感の波が去って放心状態になり・・・何分経ったのか・・・カイジは背中をなぞられた。  
「そろそろ・・・いいかな?  
 指の数を増やすのと、アナルビーズとどっちがいい?  
 私、本当は・・・急ぐの好きじゃないのよねえ・・・。  
 気持ちよーく慣らすのが・・・イ・イ・の・・・v  
 バイブまで何週間か・・・時間を割きたいんだけど・・・一条さんが・・・」  
 
バニッ!  
 
「私が・・・何です?」  
勢い良く扉が開かれた。  
扉の向こうに、一条が立っていた。  
 
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次回「ドSコートの悦楽」  
 

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