「どういうことだっ・・・!一条!」
「随分と威勢がいいですね・・・この無銭飲食者が・・・!」
都内某所・・・帝愛グループ傘下のキャバクラ・・・VIPルーム・・・
カイジはそこにいた。
それも・・・己の意思ではなく・・・!
一条の配下の者たちによって・・・手足に枷をはめられ・・・首輪を付けられ・・・
両ひじと両足はそれぞれ鎖によって繋がれ、ある程度までしか開くことができない。
さらに、カイジの両手は・・・VIPルームにしつらえられた特製ベッドに繋がれていた。
なぜか部屋の、ドア以外の三方向には分厚いカーテンがかかっていた。
ベッドの横には・・・羽毛・本革張りの高級ソファ・・・。
そこに座ってカイジの様子を眺める一条の手には・・・
首・両手足に電流を流すためのリモコン・・・。
「私は確かに『キャバ嬢はご自由に』・・・と言ったが・・・
ドンペリとキャビアをはじめとする飲食費は・・・タダとは言っていない・・・。
さあて、では・・・じっくりと楽しませてもらいましょうか・・・。」
一条は部下達を退室させ、奥のカーテンに向かって声をかけた。
「こちらに来なさい・・・真理亜。」
カーテンを開け、カイジ達のいるところに歩み寄って来たのは・・・
先ほどまでカイジの隣で酌をしていたキャバ嬢・・・ただし・・・ほぼ全裸・・・
胸には小さな赤いニップレスのみ・・・そして・・・何よりもカイジを驚愕させたのは・・・
キャバ嬢の装着している皮製の下着に装備された・・・赤い巨根っ・・・!
「帝愛グループのモットーは慈愛・・・クククッ・・・
今夜・・・君を天国へと誘うのは・・・聖母の名を冠した彼女・・・真理亜と・・・
彼女が自由自在に操るバイブレーター・・・またの名を『赤い殺し屋』っ・・・!」
一条が説明をしている間、真理亜はそのしなやかな肢体をくねらせ、
カイジにねめつける様な隠微な微笑を送っていた・・・。
「ま・・・まさか・・・」
「ふふ・・・そんなに怯えることはありませんよ・・・。事前のケアは万全に行う・・・。
そう簡単に気絶されてはこちらが楽しめない・・・。」
そして・・・おもむろに立ち上がり、閉ざされた右のカーテンを勢いよく開ける一条・・・
そこにはっ・・・!
ローション・洗浄器・浣腸器・手袋・アナルビーズ・・・
禁忌のプレイに目覚めるための・・・数々の品ッ・・・!
「ではまず・・・邪魔なモノを全て取ってあげなさい、真理亜。」
一条が・・・ジャケットの裏ポケットから・・・鋭く光る鋏を出した・・・。
「う・・・うあああああ〜・・・」(ぐにゃあ・・・ボロ・・・ボロ・・・)
カイジの運命や如何に・・・!
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※ナレーション:立木文彦
※ドンペリとキャビアフリーオーダー:ダメカイジ
※邪魔なモノ:服