「ねぇ…、なんか、変だわ…これ、…んっ、んん…」
「んん?変な気分になっちゃった?」
「や…ちが…、くすぐるって言っt…こんな…ぁぁっ!…んんん!」
“じゃあ今度のペナルティは…そうだなぁ、負けた方がくすぐられるってどう?”
二人はまた今夜も、他愛ないふざけ合いをしていたのですが、そんな賭けに乗ったのがソフィーの間違いでした。
大小問わず賭けと名のつくものにおいて、そもそも彼女がハウルに勝つはずもなく。今夜のハウルはまたずる賢いことに、まず最初に負けてみせたのでした。
そうして自分が一度やられておいて、安心させてから第二戦をまんまと自分のものにしたのです。
“いいわ、私けっこう強いのよ、くすぐったいの”
「…って、言ってたよね、ソフィー?」笑みを抑えきれてない声が熱い息を耳元に吹き付けます。
「…ゃあ、だ、だって、こんな…っ!ぁあっ!」
「手強いソフィーが相手なんだもん、これぐらいやらなきゃペナルティにならないじゃない?」
しゃあしゃあとそう言って、ハウルの指は彼曰く『女の人がいちばんくすぐったいところ』を執拗に攻めたてます。
後ろから脚を掬うように抱き抱えられ、服は着たまま下着の隙間から彼の手指に侵入されているのです。
与えられる刺激にも増して、この上ない羞恥がソフィーを翻弄します。
魔法使いは片方の手で彼女の秘唇を押し拡げ、利き手の方の指で、やわらかく優しく繰り返し撫で上げます。
触れるか触れないかの力ゆえにかえって刺激は強く、なんとかその波から逃げようと腰を引こうとするのですが脚の付け根を抱き込まれているのでかないません。
むずがゆい刺激にソフィーの四肢の感覚は逃げ場なく追い詰められていき、おかしくなってしまいそうです。
やがて、可愛らしいお尻がこわばり、内腿からつまさきまでをビィ…ンと痙攣したような痺れが走り、可愛そうな唇からは こぽっ と液体が溢れました。
「あぁ…いいよ、ソフィー、上手だ。」
「……っはぁ…、…。」
しばしの硬直の後、大きく肩で息をついたソフィーの瞳は何も映すことができません。小さく開いた口の端から、唾液がこぼれました。
上気した頬をうれしそうに綻ばせ、魔法使いは二本の指で蜜をぬぐいます。
ふと秘部から感触が離れ、耳元で聞こえた濡れた音の方へ、ソフィーはぼんやりと首だけそちらに向けました。
その水音はハウルが指をしゃぶっている音でした。
彼が満足気に舐めているのが自分の蜜だと気付き、ソフィーは涙声になりました。
「…やだぁ…やめてぇ…そんなの…」
「んん?美味しいよ、ソフィーの味がする。もっと出してごらん…」
そして再び指が下へ行き、今度は少し深く泉をかき回しはじめました。
「さっきはすごく上手だったよ。もう一回イってみようか、ね…?」