ぽかぽかとして心まで踊りだしそうなある春の日、空飛ぶ城の中では今日も掃除が始まっていました。  
きれい好きのソフィーは居間からバスルームに至るまで容赦なく掃除をしていきます。  
……恋人のまじないだけは動かさないように気をつけつつ……  
 
最後に残ったのは、最も難関である魔法使いの部屋です。魔女除けのガラクタが無くなって  
少しはマシになっていましたが、それでも掃除をして1日でもたつと酷い散らかり具合になります。  
この部屋はバスルーム以上にまじない関係の品がおおいので、一番掃除に気をつかう難所でした。  
「本当に汚いわね…」  
毎日同じ呟きを口にしつつ、手際よく部屋を片付け、掃除をしていきます。  
 
その後しばらく経って、掃除もだいたい終わった頃、  
バサバサッ!ドサッ!!  
部屋の主が無理矢理積み上げていた本の束が、突然崩れ落ちて来ました。  
「きゃあっ!!……もう、いつかは崩れてくると思ったわ!整頓するように言わなくちゃ」  
足元にバラバラと散らばった、魔法書とおぼしき数々に目を落とすと、その中の一冊には  
何やら動物が書かれていました。  
「あら?これは動物の本なのかしら?」  
興味をそそられたソフィーはその一冊を手に取って見てみると、ちょうど開いたページには  
猫が描かれていました。  
ソフィーがその可愛らしい猫の絵に手を触れた瞬間、それは強烈な光を放ち、  
部屋はその光に満たされました。  
 
それから少したって、  
「ただいまー!」  
この城の主である魔法使いハウルが帰って来ました。  
「ハウルさんお帰りなさい!」  
「お帰りー」  
テーブルの上で本を読んでいたマルクルと、暖炉の中で相棒の悪魔が声をかけます。  
「あれ?ソフィーはどうしたんだい」  
いつもなら家の仕事を終えたソフィーが迎えてくれるのですが。  
「ああ、ソフィーならまだ掃除から帰って来ないぞ。2階に上がったままだ」  
「僕の部屋で何か見つけたのかなぁ…?」  
何か自分の部屋に隠しているのか、マルクルはしきりに気にしています。  
「マルクルの部屋はとっくに掃除終わってるだろ〜。どうせハウルの部屋さ」  
(僕も何か変なもの置いてあったっけ…?)  
心当たりが無くもないハウルは、様子を見に行く事にしました。  
「じゃあ、ちょっと見に行ってくるよ」  
 
ハウルは階段を登って行って右の突き当たり、自室のドアを静かに開けます。  
ガチャッ……  
「ソフィー?」  
部屋の中は綺麗に掃除されていました。本が崩れ落ち、ソフィーがうずくまっている場所を除いて。  
「どうしたのソフィー!?」  
ハウルはただならぬ様子に、すぐさまソフィーに駆け寄ります。  
「ハウル……」  
(ん?)  
涙目になっているソフィーの頭には……  
「ね、猫耳!?」  
そのうえ、彼女のお尻の辺りには……  
「シッポ!?」  
うずくまるソフィーの前には、猫や動物が描かれた魔法書が落ちていました。  
 
驚愕するハウルをよそに、わざとでは無いとはいえ、またまじないをいじってしまって、  
怒られるのではないかとソフィーは泣きながら謝ります。  
「ハウル…ごめんなさい!お掃除していたら本の束が勝手に落ちてきて…  
 動物が描いてあった本を見ていたら、すごい光に包まれて…こんな事に…」  
そんなソフィーを彼は優しく抱き締めて、  
「僕が魔法書をちゃんと片付けておかなかったからね、ソフィーは悪くないよ。  
 他の達の悪いまじないにかかったりしなくてよかった…」  
あやす様にポンポンと背中を叩きました。  
と言うかハウルはソフィーを怒る気にはなれません。  
星色の髪の中からぴょこんと生えている猫の耳と、スカートから覗いている  
毛並みのいいシッポが、いつもと違う独特の可愛らしさを醸し出しているからです。  
(ちょっとこれは美味し過ぎる…可愛いよソフィー…)  
 
その時、心配したマルクルが部屋にやってきました。  
「ソフィー!大丈夫!?」  
「マルクル…私は大丈夫よ」  
ソフィーの頭から生えている物を見つけてマルクルも驚きます。  
「ああっ!猫の耳!ハウルさん?ソフィーどうしちゃったんですか!?」  
「うっかり魔法書の動物まじないをくらっちゃったみたいだ。大丈夫、2・3日もすれば  
 まじないの効果は消えるよ」  
「そうですか…。良かったぁ。あっ!ソフィー、シッポも生えてる!」  
そう言ったマルクルがシッポを掴むと、  
「ひゃんっ!!………ま、マルクル…シッポ掴むと痛いわ」  
「あっ、ごめんなさい!」  
ソフィーの言葉を素直に信じて謝るマルクルですが、ハウルはさっき彼女が発した一声に  
痛みとは違うものを感じ取ったのです。  
(もしかしてシッポが弱いとか?)  
 
「ごめんなさい…なんか色々あって疲れたから部屋で休むわ…。  
 マルクル、夕飯の下ごしらえはしてあるから後は頼んでもいい?」  
「うん、ハウルさんいるから火も使えるしやっておくよ」  
「ありがとう…ごめんなさいハウル。後はよろしくね」  
「あ…ソフィー?」  
そう言うが早いか、ソフィーは走って行き自室に閉じこもってしまいました。  
 
追いかけようか…と考えた矢先、  
「ハウルさん、カルシファーに火を使わせてくれるように言ってください」  
ソフィーの命を受けたマルクルに阻まれました。こうなっては仕方ありません。  
(まぁ危険なまじないじゃなかったし…大丈夫だろう。夜もあるしね)  
「分かった、カルシファーにどんどん働いてもらおう」  
艶めいた声を出したソフィーを気にしつつ、ハウルは夕食の準備に向かいました。  
 
とりあえずソフィーの言いつけ通り夕食の準備をして、マルクルやおばあちゃんに食べさせ、  
自分から洗い物をすると言う健気な弟子に感心しつつも、後は彼に任せて  
ハウルは閉じこもってしまったソフィーの元へ向かいました。案の定ドアには鍵がかかっています。  
コンコン…  
「ソフィー?調子はどう?」  
部屋の中で何かが微かに動く気配がしました。  
「ハウル…私なら大丈夫よ…」  
小さく聞こえてくるソフィーの声は、どこか熱っぽいような艶かしいようなそんな感じがします。  
(あのまじないにこんな作用があったのかな?)  
ですが、なかなか美味しいチャンスには変わりが無いので、  
「ソフィー何だか様子が変だよ、大丈夫かい?」  
あえて気付かないふりをしてみました。  
「本当に大丈夫だから…」  
「そうは思えないけど。ここを開けてよ」  
その気になればドアの鍵など魔法でいくらでも開ける事が出来るのですが、  
それをするとソフィーがものすごく怒るので、なるべくその手は使いたくありません。  
「ね?ソフィー、いい子だかr―――」  
 
「ハウルさーん!お風呂が沸いたそうですよー!」  
いいタイミングで下の階からマルクルの声が響きました。さらに、  
「ハウル!さっさと風呂入れよ!オイラは早く寝たいんだ!」  
湯沸し係のカルシファーにも急かされる始末です。  
「……分かったよ!ちょっと待っ―――」  
「ほらハウル、早くお風呂に入って来て。カルシファーがかわいそうよ」  
そして助かったとばかりにソフィーも促します。  
(みんなして…僕に恨みでもあるのか!)  
「分かったって!風呂に入ればいいんだろう!」  
ハウルは内心癇癪を起こしそうになりつつ、大人しくバスルームに向かいました。  
 
その頃、ハウルをお風呂に向かわせる事に成功したソフィーは、  
自室内のドア前に佇んでいました。  
この耳とシッポが生えてからというもの、自分はおかしいのです。  
心臓がどきどきして胸がきゅうっと切なくなって、体も何だかうずうずします。  
思い浮かぶのは大好きなハウルの事ばかりで、彼の事を考えるとさらに症状が激しくなりました。  
 
さっきハウルが来てくれた時も、ドアを開けて彼に思い切り抱きつきたい衝動に駆られましたが、  
自分でも良く分からないようなおかしな状態を見せたくなくて、頑として鍵を開けませんでした。  
すると、ちょうどいいタイミングでマルクルとカルシファーの声がかかり、  
ハウルをバスルームに向かわせる事が出来たのです。  
それにほっとした反面、心にも体にも寂しさがこみ上げてきました。  
(半分猫になっただけじゃなくて、私は一体どうしたんだろう…)  
ソフィーは、熱くなりはじめた自分の体を抱き締めて、座り込みました。  
 
今は春。動物達の恋の季節です。  
 
そしていつも通りの長風呂を終えたハウルは、一旦自室に戻りました。  
(絶対ソフィーの様子はいつもと違う!やけに声が色っぽかった)  
彼は可愛い猫耳の彼女の元へ行こうと、ウキウキしながら髪の毛を拭いて乾かします。  
その時、彼は廊下からこちらに近づいて来る気配と、静かな足音を感じ取りました。  
(これは…ソフィー?)  
あんなにドアを開けるのを嫌がっていたのに、とハウルは思い、  
少し意地悪をしてやろうと考えて、布団にもぐって狸寝入りを始めました。  
 
コンコン…  
控えめなノックの後にドアが開きます。  
「ハウル…?」  
思った通り、やってきたのはソフィーでした。彼女はベッドに近づき、  
寝たふりをしているハウルの顔を覗き込みました。  
「寝ちゃったの…?」  
狸寝入りを決め込んでいるハウルは何も答えません。  
するとソフィーはもぞもぞと彼の布団にもぐりこみ、体をくっつけました。  
密着してきたソフィーの体が思いのほか熱かったので、ハウルもさすがに心配になり、  
そろそろ寝たふりは止めようかと思い始めた頃、  
もぞ…  
くっついていたソフィーが動く気配と、布が擦れる音が聞こえました。  
その直後、ハウルの首に素肌の感触が巻きつき、顔には熱い頬がふれました。  
ハウルもそれにはさすがに驚き、寝たふりなど忘れて目を開けます。  
「!!!!」  
そして視界に入ったのは、裸で自分に抱きつく猫耳とシッポが生えた恋人の姿でした。  
 
普段ならば絶対にありえない光景に、ハウルは一気に血が集まりました。  
ソフィーの猫耳シッポというちょっと背徳的な姿と、上気した顔の潤んだ瞳。  
しかも彼女は自分から服を脱ぎ捨てたのです。  
「ソ、ソフィー!?どうしたの!?」  
「わからないの……でもどきどきして体が熱くて…切ないの…」  
(猫耳とシッポ…ああ、今は春だっけ)  
ハウルもようやく理解しました。今の季節は春、動物達の恋する時期をむかえています。  
中途半端にかかったあの動物化のまじないには、ご丁寧に発情期までついていたのでした。  
 
それが分かればもう心配はありません。後は楽しませてもらうだけです。  
「ソフィー、それは君が発情期だからだよ」  
「は、発情期!?」  
当のソフィーもさすがに驚きます。  
「今の君は半分猫だからね。しかも季節は春だし。体…疼く?」  
ハウルは楽しそうにソフィーの耳元で囁きました。  
普段なら恥ずかしくて縮こまってしまうであろうソフィーも、  
揺さぶり起こされた本能にはかなわず、素直に頷きました。  
「そっか…それじゃあ楽にしてあげよう」  
彼はソフィーに深い口付けをしてシーツの海に押し倒しました。  
 
火照った肌にひんやりとしたシーツの感触。  
ちゅ…ちゅくっ…  
息をも分け合うような深い口付けの間に、ハウルの舌と自分のそれが絡んで、  
彼の唇が首筋をたどり、ちゅっと吸い上げられるたびに体は過敏に反応して声があがります。  
この姿になってからずっと求めていた感覚に体中が震えました。  
 
ハウルは、どこにふれても体を捩らせるソフィーの姿に、興奮を抑えることが出来ません。  
うっすらとピンク色に上気した肌、とろんとした瞳、快感を訴える息遣い。  
何より、何も纏っていない体に可愛らしい猫耳とシッポ。  
そしていつもは奥手なソフィーが、大胆に自分を求めているという事。  
そのあまりにも魅惑的な状況の中で、理性を保っているのは困難でした。  
ハウルが何気なくソフィーの猫耳にふれた時、  
「あんっ」  
ソフィーは大きな反応を返しました。どうやらシッポだけではなくこの猫耳も敏感なようです。  
気を良くしたハウルは、猫耳にフッと息を吹きかけてぱくりと咥えると、  
「ふあっ…!あっ!」  
ソフィーの体はびくびくっと何度も跳ねました。  
「すごいね…この猫耳。そんなに感じちゃう?」  
 
ふと彼が視線を落とすと、そこにはゆらゆらと揺れるシッポ。  
このシッポが敏感らしいという事は昼間目撃しています。  
ハウルがそっと彼女のシッポを掴むと、  
「んあっ…!ハウルっ…」  
猫耳以上にソフィーは体をびくつかせました。  
「これそんなに気持ちイイんだ…」  
掴んだシッポをやわやわと擦ったり、きゅっと握ってみたりすると、  
「あっあっ!ひゃぁんっ…!」  
まるで敏感な核でも刺激しているような反応が返ってきます。  
 
ハウルはいまだソフィーの胸にも秘部にもふれていませんが、既に彼女の秘唇は熱く綻び、  
太腿まで蜜を滴らせていました。  
「まだ猫耳とシッポしかさわってないのに…もうこんなになってる。ソフィーはえっちだね」  
「やっ…。だってぇ…んっ!」  
繁みの中にある淫核もかわいそうなほど赤くなって膨れています。  
ハウルは掴んでいたシッポで充血したそれを撫でました。  
「あああっ!!あっあっ…!」  
その毛並みを利用して核を撫で、そのままひくつく秘唇にも擦りつけます。  
「ひゃぁっ!だめ…感じ過ぎちゃ…あんっ!あっああっー!」  
柔らかい毛の絶妙な感覚に、ソフィーはすぐに昇り詰めてしまいました。  
 
「はっ…はっ…はぁっ…」  
ソフィーは頂上から緩やかに降りてきて肩で息をしていましたが、  
「んっ…ハウル…中が熱いの…」  
腕を伸ばしハウルにぎゅっとしがみ付いて、濡れそぼったそこを彼の下半身にすり寄せました。  
そんなソフィーの仕草に、ハウルはめちゃくちゃに抱いてしまいたい衝動にかられましたが、  
それをぐっと堪え、彼女の秘唇に指を2本挿入してさらに焦らします。  
彼の指は滑り過ぎなくらいにあっさりと中に入り、そこはきゅっと絡み付いてきました。  
「本当だ…ソフィーのここ熱いね。濡れ過ぎで指が滑って抜けちゃうよ…」  
そう言ってちゅるんと指を抜いてしまうと、ソフィーはたまらなくなって身をよじり、  
「やっ…やめちゃ…やだぁ…」  
涙を溜めてハウルに懇願します。  
「濡れすぎだね、綺麗にしてあげる」  
すると彼はソフィーの秘部に顔を埋め、その溢れた蜜を丁寧に舐めとっていきました。  
後から後から溢れてくる潤みと一緒に赤い核も舐めあげられ、ソフィーは快感に飲み込まれます。  
しかし、表面側の愛撫が続く中、体の内部は疼きが増すばかりでした。  
「ね…あんっ…ハウル…」  
「…ん?なに?」  
「奥が…熱くて…っ」  
「どうして欲しいの?」  
 
意地悪を続けるハウルに対し、ソフィーは思わぬ行動に出ました。  
力の入らない体を起こし四つん這いになって、ハウルにそのシッポが生えた可愛いお尻を向けたのです。  
「んっ…はやく…きて…」  
全身を紅潮させて見上げてくるねだるような瞳とシッポ、蜜が滴り落ちる秘部とがいっぺんに  
彼の視界に入ります。ここまでされては、もう理性も限界でした。  
「ソフィーはいやらしいね…。それじゃあ欲しいモノをあげるよ」  
ハウルはソフィーの腰を掴み、後ろから彼女のとろけた部分に一気に自身を突きこみました。  
「あああっ!」  
焦らされて待ちに待った感覚に、ソフィーは軽く昇りつめてしまいました。  
 
ハウルは休む間を与えず、激しく突いて中をかきまわし、後ろからの挿入のせいか彼のモノはいつもより奥まで入り込みます。  
ずっ…ずちゅっ…ぐちゅっ…  
「あっ…あっ…はっ…ああんっ!」  
「はっ…はっ…ソフィー…」  
部屋に響き渡るのは二人の荒い息遣いと快感の声、そして結合部から漏れる水音でした。  
いつも以上に濡れそぼったソフィーの中は、その滑り具合とは裏腹に  
きつく彼自身に絡み付いてきます。まるで離したくないとでもいうように、奥へ奥へと誘うようです。  
貪欲に雄を求めるその様は、まさしく発情期ならではですが、今の二人にそんな事を考える余裕はありませんでした。  
 
ハウルが彼女の体が求めるままに激しく奥を突き上げかき回していると、  
それは動物の交尾のようで、ソフィーの姿と相まって更に興奮が高まりました。  
「んっんっ!あっ…あっ!はぅっ…」  
彼の激しい攻めに、いよいよソフィーも高みへ昇りつつあるのでしょうか、  
注挿に合わせて腰を動かしています。  
奥を突かれ中を抉られて、やがて彼女は絶頂に辿り着きました。  
「はっあっ!あっ!あっ!あっ…ふぁああっ!!」  
それに合わせてソフィーの中は、ハウル自身を奥まで引き込むかのように更にきゅうっと締まり、  
「うっ…くっ!ソフィーっ!!」  
そのまま彼はソフィーの深いところに熱い精を注ぎ込みました。  
 
ハウルが結合を解いた後、二人はしばらくぐったりとしていましたが、  
その内にソフィーがむくりと起き上がってハウルに抱きつきました。  
「どうしたのソフィー?」  
「……まだ熱いの」  
そう言うと、ソフィーは寝転がる彼の上に馬乗りになります。  
ハウルが感じとったのは、自分の腰に触れる熱く濡れた感触。  
そして彼女には今だ猫耳と尻尾が生えたままです。  
ソフィーの唇がゆっくりと近づいて来て自分のそれと重なり、さらに舌も絡んできました。  
(まだ足りないのかな?)  
積極的なソフィーに求められるままに彼はキスに答え、彼女の敏感な部分に指を滑らせました。  
 
結局、猫耳とシッポがある間の一晩中、ソフィーは満足する事無くハウルを求めたようで、  
回数を数えるのも忘れ、朝になりやっとまじないの効力が切れた時には  
ハウルの方が力尽きていたとか。  
げっそりとして動けないハウルと、腰痛を抱えながらも元気に働くソフィー。  
その日の城では少しおかしな様子が見てとれたという。  
 
「ひっひっひ、やっぱり女の方が強いのかねぇ〜」  
「おばあちゃん何の事?」  
 
 
 
END  
 

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