ある夏の昼下がり  
「今日は街まで買い物に行って来るからね。夕方には帰ると思うよ」  
と、自由奔放な魔法使いは家を出て行った。  
さて、ちらかし屋もいなくなった事だし掃除でもしようかしら。  
「そういう訳だからみんな大人しくしていてね」  
ソフィーの掃除の邪魔をしたらどんなに怒られるかわかりません  
マルクルとヒンは星の湖で水遊びを、おばあちゃんは自分の部屋でゆっくりと昼寝をする事にしました。  
ソフィーがしばらくほうきで床を掃いていると、トントンとドアをノックする音が聞こえます。  
「星の湖だ」とカルシファー  
「マルクル達もう遊びに飽きたのかしら?」  
ドアを開けるとそこには懐かしい人が立っていました。  
それはソフィーのキスで魔法が解けた隣国の王子でした。  
「カブじゃない!お久しぶりね!」  
「お久しぶりです。実はたまたま近くを通りかかってて。  
そういえば洗濯を干した思い出があるなと思って立ち寄ってみたらこのお城があったんでつい来てしまいました」  
「そうだったの!さぁ、立ち話もなんだし中でお茶でも飲んで行ってよ」  
 
ソフィーの入れた紅茶のいい香りとシフォンケーキの甘い香りが食卓の上でふわりと踊っています  
「そこでおいらが活躍したんだぞ!」  
得意げに自分の活躍を語るカルシファー。  
王子はその話に聞き入りながら紅茶を飲もうとしました。  
するとふとした拍子にに紅茶のカップが滑り落ちてしまい服にこぼれてしまったのです!  
「あら大変!!すぐに拭かなくちゃ!」  
幸い紅茶はぬるくなっていたので焼けどの心配はありませんでしたが、  
いかんせん量が多かったためタオルだけでは間に合いませんでした。  
あらら・・・どうしようかしら・・・  
「あ!そうだわ。ハウルの服を借りましょうよ!」  
「ソフィー!そんな事したらハウルがなんて言うかわからないぞ」  
「私の事は気にしないで下さい!自分の不注意ですし・・・」  
「あら、そんな事じゃハウルは怒らないわよ。それに客人をこの格好のまま帰すなんてこっちが怒るわ!」  
そうソフィーがぴしゃりと言い張ったものですから王子もそれに甘える事にしました。  
 
2階の寝室に着くとソフィーはタンスの中を探しましたが、どう見ても趣味が良いとは言えない派手な服ばかりです。  
これが一番まともかしらね。  
2段目の引き出しから白いフリルのシャツと黒い細身のズボンを出すとそれを王子に手渡しました。  
「ありがとうございます。・・・ところで今日はハウルさんはいらっしゃらないんですか?」  
「そうなのよ。買い物ですって。おかげでせいせい掃除ができるんだけどね。」  
そう言うと王子の表情が変わったような気がしました。  
「それじゃあ私は着替え終わるまで外で待ってるわね。  
あ、その辺の物に触るとそれこそハウルが怒っちゃうから気をつけてね」  
ソフィーが部屋から出ようとドアノブに手を掛けた瞬間、急に後ろから腕をぐいと引っ張られました  
「・・・!?」  
引っ張られた反動でふらっと倒れそうになるソフィーの身体を王子が抱きとめます。  
「え・・・え?どうしたの、カ・・・」  
カブ、と言い終わる前にソフィーの身体はベッドに放り出されました。  
ソフィーには何がなんだかわかりません  
はっと気が付くと王子はソフィーの上に重く圧し掛かっていました。  
「ちょっと待って!何??ねぇ!」  
「・・・少し静かにしてもらえませんか?」  
耳元では王子だとは思えない冷たい低い声が囁かれます  
次の瞬間、ソフィーの口の中にぬめりとした舌が入ってきました  
「!!」  
「これで僕の魔法を解いてくれたんですよね・・・」  
ようやくソフィーは自分の状況を把握したのです  
 
唇を開放され、助けを求める言葉を口にしようとしたのですが、  
王子はすかさずポケットから出したハンカチをソフィーの口に詰め込みます  
「んーー!!!」  
そしてすばやい手つきで先程私はハウルのシャツでソフィーの両手首をベッドに縛りつけました  
恐怖心からか頭が真っ白になり暴れましたがそれも王子の腕に押さえつけられます  
いやだ、私何をされるの・・・  
怯えるソフィーの表情を見て王子は笑うと彼女の首筋につつーと舌を這わせました  
ぞわっとする嫌な感触にソフィーは鳥肌を立てます  
うだる暑さで汗ばんだ首筋に星色の髪が張り付き、嫌悪感を増幅させました。  
「そういう顔も素敵ですね、ソフィーさん」  
そう言うと王子はソフィーのワンピースを力任せに引き裂いてしまいます。  
いや!!いや!!  
露出した白いやわらかな胸を片手で掴み揉みしだきますが、それはソフィーにとっては痛いものでしかありませんでした。  
それを悟った王子は胸の頂点を口に含み弄ぶ行為に切り替えました。  
「・・・っ!」  
ソフィーは今まで感じた事のないような不思議な感覚に襲われます。  
「さて次は・・・」  
 
次。  
その言葉を聞いた時ソフィーはぞくりとしました。  
お願いだからもうやめて!  
声にならない声で必死に訴えかけましたが伝わるはずも無く、そのまま下着をゆっくりと剥がされてしまいました。  
今まで誰にも見せた事が無い「そこ」が露になると同時にソフィーの抵抗も激しくなりました  
見ないで!!いや!!こんなのいや!!  
やはり王子の力に勝てる筈もなく無理やり足を開かせられ、王子はソフィーの「そこ」に顔を埋めます。  
ねっとりとした舌が花弁に絡みつきぬちょぬちょと音が聞こえてきました。  
羞恥心と恐怖からソフィーの目が見開かれ涙が零れ落ちました  
びくん  
「んっ・・・!」  
この状況を必死で抗う心とは相反し身体は快感を覚えていきます  
そんな自分に嫌悪を感じ、ソフィーの涙は一層大きくなりました  
ソフィーのそのような気持ちを感じ取ったのか王子の舌の動きはもっと激しくなっていきます  
「・・・ハウルさんに見つかったらどうなりますかね・・・?」  
その言葉はソフィーの心臓を強く掴みました  
こんなところ見られたくない・・・  
ハウル・・・ハウル・・・  
「もう我慢できませんよ・・・」  
王子はズボンのチャックを外しソフィーにのしかかりました。  
 
一方その頃  
「ただいま。いやぁ、今日は街が空いていて意外と早く買い物が終わったよ!あれ?今日は静かなんだね!」  
ハウルはりんごやらチーズやらが放り込まれた大きな紙袋をたくさん抱えて帰ってきました。  
「ハウル!!今カブの奴が遊びに来たんだけど二人とも2階にのぼったっきり帰ってこないんだよ!!」  
 
ガタン!バタバタバタバタバタバタ!!  
バンッ!!  
 
勢いよく寝室の扉をあけると、ベッドに縛り付けられ服を破かれたソフィーとその上にのしかかり、  
怒張させた自身をソフィーにねじこもうとしている王子の姿がありました  
頭から冷たい水をかぶせられたような気分のままハウルは王子にとびかかりました  
「うわぁ!」  
王子の胸倉に掴みかかるとハウルは今までにないくらいの憎しみの表情をし  
「いいか!!今度ソフィーに少しでも近づこう物ならこの僕がお前を殺してやるからな!!」  
と怒鳴りつけました  
混乱した王子はズボンを履きドタバタと城から出て行きました  
1階からはカルシファーの驚く声が聞こえます  
「ソフィー!!」  
すぐにハウルはソフィーに駆け寄り恐怖で震えた体にタオルケットをかけてやり優しく抱きしめました。  
「僕が油断したばかりにこんな事に・・・。もう大丈夫だからね、ソフィー。」  
ハウルはがたがたと震えるソフィーの姿に胸をしめつけられるような思いでした。  
「ハウル・・・ごめんなさい・・・わ、わたし、こんな・・・」  
ハウルのぬくもりを全身で感じたソフィーは自分の情けなさと、ハウルが来てくれたという安心感から大粒の涙を流しました。  
「そんな・・・ソフィーが謝るような事じゃないんだよ?全てあいつが悪いんだ」  
そう、あいつが・・・  
「ソフィー。まずは風呂に入ろうよ。そうすれば少しは気分が変わるかもしれないよ」  
さぁ、立って。とゆっくりソフィーを歩かせ風呂場まで連れて行きました。  
 
風呂に入ったソフィーを待つ間ハウルはずっと考えていました  
あの男あそこで殺してやってもよかった。  
だけどそんな事したらソフィーが余計に今日の事を忘れられなくなる。  
今度会ったら本当に殺してやりたい。  
それと僕がいないときは絶対に客人を家に上げさせない様にカルシファーにも言っておこう  
 
がちゃ  
「ソフィー、出たんだね。こっちにおいで」  
ソフィーの震えは止まったようですがまだ怯えた表情のままです。  
ハウルの隣に座ったソフィーは俯いたまま言いました。  
「ハウル・・・私、汚い女なのよ・・・だって私・・・」  
辛そうに喋るソフィーの唇に「シー」と、人差し指を当てハウルは優しく語りました。  
「ソフィーは汚くなんかないさ。何があったって綺麗な僕の恋人だよ。それじゃあだめかい?」  
ソフィーはその言葉を聞いて胸がいっぱいになりました  
「いいえ・・・とても嬉しいわ・・・」  
愛してると何度心で叫んでも足りないくらい  
そうだ。私にはこの人がいるんだ。  
今日の出来事を忘れられるかと言ったらそれは難しいけど、  
それでも支えてくれる恋人がいる  
そう、この人がいるんだ。  
 

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