あの大騒動から1年半以上が過ぎました。当時はあまりにも小さかったモーガンも、今ではよちよち歩きが出来る位成長していました。
ある晴れた日の事です。暖炉でうたた寝をしていたカルシファーは、ふと視線を感じ、目を覚ましました。
見ると、ご機嫌そうなモーガンが、じっと自分を見つめています。
「どうしたんだい?遊んでほしいのかい?」
「あうー…」
何故かモーガンの可愛いお尻が剥き出しになっています。
手に汚れたおむつらしき物を持っているのを見ると、どうやら自分で外してしまったようです。
「駄目じゃないか〜。ソフィーママに新しいおむつ付けてもらってきておいで。」
しかし、モーガンはにっこり笑い……カルシファーの中に外したばかりのおむつを放り込みました。
そして、その晩。 気絶してしまったカルシファーのおかげで、空飛ぶ城の一家の夕食は、パンとチーズのみとなりました…。