「ああ、僕のあれにはね、催淫効果…つまりエッチな気分になってしまう効果があるんだよ。  
大事なところがむずむずしちゃったのはそのせい。病気じゃないから安心しなさい。」  
「そうだったんですか…よかった。でもエッチな気分って…はぁ、恥ずかしすぎますね。僕。」  
「いやー、でもマルクルもついに大人の階段を上っちゃったんだ。これは是非、ソフィーたちにもお祝いしてもらわなくちゃね!」  
「えっ!?ソフィーに言うんですかっ?やめてくださいっ!絶対だめです!!」  
「ハウルー!洗濯物あるなら…、あら?マルクルどうしたの、顔が真っ赤じゃない。熱でもあるの?」  
「うわあっ!な、なんでもありません!大丈夫ですから、ほっといてくださいっ!!  
あっ、あとハウルさん、あのことは絶対内緒ですからね!?」  
「ちょっ、マルクル!?…行ってしまったわ。ねえ、ハウル。あなたマルクルと話してたみたいだけど何かあったの?」  
「ん〜?ちょっとね、男同士の話。マルクルの顔が赤いのはなんともないよ、僕が保証するから。ところで今日の晩御飯何?」  
 
夕飯はシチューだと告げてから、真っ赤になって走り去ったマルクルを探すソフィー。  
城中探して見つけた彼は、城のテラスで独り黄昏ていたりして。  
「マルクル、心配したわ、どうしちゃったの?」  
「うゎソフィー!ししし心配しなくていいから!ボク大丈夫だから!」  
明らかにキョドりすぎ、怪しすぎてダメである。  
「ふーん。あたし、マルクルの家族じゃないのかしら、相談して貰えないんだわ・・・」  
クスン、とわざとらしく鼻を鳴らして俯くソフィーに、思わず胸キュンしてしまうマルクル。  
ハウルには口止めしたって言うのに、自白してしまう。  
が、ハウルのネバネバが媚薬効果という事を知ったソフィーはそっちに怒りの矛先が向いてしまったりして。  
 
で、その日の夕飯はハウルだけ具無しシチューが置かれたりする罠。  
 

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