風邪で寝込んだハウルに、おやすみなさいのキスをしに部屋まで行ったソフィー。  
ハウルは何かの魔術書を読んでいた所なんでしょうか、本を閉じてソフィーを手招きします。  
「ソフィー、”僕”におやすみのキスしてちょうだい」  
「えぇ、”あなた”におやすみのキスするわね、ハウル」  
言いながらソフィーは頭を下げていきます。  
・・・なぜか、ハウルの唇ではなく、もっと下へと唇と降ろして行きます。  
 
ソフィーがキスしたのは、ハウル自身でした。  
「うん、ソフィー・・・そうだよ、ソコがいい、うん・・・いい子だ、上手だよ・・」  
「ん・・・むぐ・・・ハウル、あたし少しは上手になったかしら?むぐ、まだむせちゃうの」  
 
ひとしきり頑張ってから、ソフィーはハウルの頬におやすみのキスをしてから部屋を立ち去りました。  
あとに残ったハウルは、余計に元気になった自分自身と格闘しましたが、いい眠りを得ましたとさ。  
 

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