「ああっ・・・うっ・・あ、あンッ・・・」  
碧雲は自室で自慰行為にふけっていた。  
鳳凰山で何不自由なく育ち、道士として教育されたとはいえ彼女も年頃の女。  
身体は正直に快楽を欲して疼いていたのだった。  
その上鳳凰山は男子禁制で隔絶された所にあり、男気はまるでない。  
碧雲が自慰行為に及ぶのは当然である。  
しかし、その自慰ですら、碧雲は満足に出来ている訳ではなかった。  
彼女は赤雲と同室なのだ。  
広い部屋が与えられており、快適ではあるものの、赤雲の居る部屋で自慰をする訳にはいかない。  
彼女が性欲の処理をするのは、赤雲が公主の湯のお供をする週に一度だけなのだ。  
それまでは本当に大変である。  
修行中にも秘所が疼きだし、下着が濡れてきてしまうこともある。  
 
「こんなコトッッ・・・しちゃいけない・・・の・・にッっ・・・」  
判っていつつも、男に組み敷かれ、その猛々しいモノに喘いでいる自分を想像してしまい  
指先は夢中で下半身を弄り回す。  
「ひゃあんッ・・・あああっっ!!」  
一際大きな声をあげたところでガチャリとドアが空いた。  
「碧雲、公主様からおやつを頂いたの。一緒に・・・・・・」  
「あっ・・・」  
「碧・・・雲・・・!??」  
赤雲が戻ってきたのだ。彼女は手に果物が入ったかごを抱えていた。  
 
「いやあぁっっ!!見ないでェ・・・・・・・!!」  
碧雲は恥ずかしさのあまり涙を流し、全身を桜色に染めながら手で身体を覆った。  
その手は先程まで秘所を弄っていたために濡れ光っている。  
しかし碧雲は自分の秘所がヒクヒクと蠢いていることに気付いていた。  
見られて興奮してしまっているのだ。  
こんな状況ですら感じてしまう淫乱な身体に嫌気がさしてくる。  
「あうっ・・・」  
「碧雲、そんなに泣かないで・・・・・・」  
赤雲は碧雲の涙を舌で舐めとった。  
元から仲が良い二人ではあったが、こんなことをされたのは初めてである。  
「赤雲!?」  
「安心して、別に貴女だけじゃないわ。私だって・・・勿論公主様だってしていることよ・・・」  
赤雲は服を脱ぎだした。  
「私も貴女が公主様の湯に付き合っている日は毎晩しているわ・・・今だって・・・」  
微笑みを浮かべながら、赤雲は白い腕を下肢に進め、片足を軽く持ち上げた。  
秘所が丸見えになる。  
そこは愛液で潤っており、碧雲のそれと同じ様にヒクヒクと痙攣していた。  
「だから恥ずかしがらなくてもいいのよ・・・・・・ッッ・・・」  
赤雲の息が荒くなる。彼女も興奮しているのだ。  
どうも、それは秘所を碧雲に見られているという理由だけではないらしい。  
「あ、貴女のしている所を見て・・・こんなになっちゃったのっ・・・」  
「赤雲、私もっっ・・・・・・!!」  
碧雲も、赤雲の痴態を目の当たりにし、新たな変化が身体に訪れたらしい。  
彼女もまた両手で秘口を開き、熟したそこを赤雲に見せ付けた。  
 
二人はたまらず床に寝そべり、裸で絡み合った。  
きつい抱擁によってお互いの乳首が触れ合い、奇妙な感覚をに襲われる。  
「ひ・・・ひゃあんっ!」  
「碧雲・・・」  
喘ぎ声を遮る様に、赤雲は碧雲の口を自分の唇で塞ぎ、舌でもって口内を余す所なく侵してゆく。  
「んっ・・・んんんっっ・・・」  
初めは戸惑っていた碧雲も、今は自分から舌を絡めている。  
その間にも赤雲の右手は碧雲の身体を愛撫し、遂には秘所に到達していた。  
そちらも上の口同様たっぷりと唾液を零している。  
彼女は中指と人差し指をゆっくりと挿し入れた。  
指は抵抗なくスルリと入り、碧雲の中で激しく動き出す。  
「ううっ、あぁんっっ、ひ、はぁあァんっっ・・・・・・!!」  
「どう・・・気持ちイイでしょう?」  
「んっ、あ・・・イイっ・・・き、きもちイイィっっ!!あああっ・・・」  
赤雲は真っ直ぐに入れて動かしていた指をぐぐ、と折り曲げた。  
「ひィィ!!!」  
碧雲は一オクターブ高い声を上げる。  
赤雲は碧雲の喘ぎ狂う様を暫く見つめていたが、くすりと笑うと淫猥な音を立てて指を引き抜いた。  
「いやぁあぁッッ!!!やめないでェっ!!」  
碧雲は哀願する。  
 
 

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