「疾!!」
太公望が近距離で放った打神風が王貴人を吹き飛ばす。
「ダアホめ。ダマしあいではわしの方が数枚上手のようだのう」
気を失って地面に臥している貴人を見下ろしながら太公望はそう呟いた。
「御主人ーっ!!!」
「おお……四不象」
駆けつけてきた四不象を見てやっと太公望は息をつく。
「大丈夫っスか!?」
「ふーさすがに今回は肝を冷やしたのう〜」
「王貴人を倒したんっスね?」
「うむ、あと一撃加えれば封神台に封印できるが…」
「じゃあ早速そうするっスよ!」
「やらぬ」
「え!なぜっスか?」
太公望はちらりと王貴人を見る。
先ほどの戦いで貴人の衣服の大部分は破れ、体を申し訳程度に隠しているだけだ。
「見よ、四不象。この貴人の艶かしい肢体を。
この体を味わずに封神するなどできぬ!」
「ご、御主人それは少年漫画の主人公がすることじゃないっスよ」
「ええい黙れ、四不象!これくらいの役得がなければ封神計画などやってられんわ」
王都朝歌の繁華街から外れた寂れている裏道。
そこにある空家の寝台の上で王貴人は目を覚ました。
「う、ううん」
目覚めた瞬間、彼女の視界に飛び込んで来たのは太公望の顔だった。
「ようやく目覚めたようだのう」
「太公望!」
反射的に殴りかかろうとするが手が動かずバランスを崩し倒れてしまう。
そこで初めて貴人は自分の両手が後ろ手に縄で縛られていることに気付く。
「やれやれ。そう暴れずに姐己についておぬしの知ってる限り教えてほしいのだがのう」
「ふん、そんなこと姐己姉様の敵であるあなたに教えると思ってるの」
太公望を睨みつけながら貴人は答える。
「ほう、それは残念だのう」
そう言って太公望はにやりと笑う。
「ではおぬしの体に直接聞かせて貰うかのう」
太公望のその言葉を聞き、貴人の顔が蒼ざめる。
「な、なにをする気な、んぐ…!」
言い終える前に王貴人の体の上に太公望が覆い被さりその唇をふさいだ。
「んっ……ふぁ…んんっ」
無理矢理侵入してきた太公望の舌が貴人の口の中で暴れる。
その間に太公望は貴人の服に手をかける。太公望との戦いで、
服というよりは布切れに近くなっていたそれは、ほとんど一瞬で
剥ぎ取られ、一糸纏わぬあられもない姿になる。
太公望は王貴人の唇を貪るのをやめ
その裸体を嘗め尽くすように眺めて満足そうに微笑み、
貴人の首筋に顔を埋め、ゆっくりと舐め始めた。
「ひっ…いや、やめて!」
その感覚から必死に逃れようとするものの両手を縛られ、太公望に覆い被さられている
この状況では首筋に太公望の舌が這うのを止めることは出来ない。
太公望はおもむろに貴人の胸に手を添えて優しく撫ではじめる。
その愛撫に耐え切れず王貴人の唇から嬌声が漏れ始める。
「あっ……うぅ…はぁ…あぁん…」
貴人の反応に満足したのか太公望は胸を揉みはじめ、
そしてその白く柔らかできれいな二つの乳房に交互にしゃぶりついた。
「ふぁ!…ひぃ、ひぃん…あっ、ああ……」
「感じてきたようだの」
「か、感じてなんか…いないわ…」
「そんな声で言われてものう。乳首もこんなに勃っているではないか」
そう言って太公望は貴人の乳首を舌先で転がし軽く噛む。
「ひぃあ!」
「そろそろ下の方も味わわせてもらおうかのう」
そう言って貴人の足を両手で持ち上げ、強制的に股を開かせ覗き込む。
そこには一切の毛が生えていない白い恥丘と綺麗な桃色の割れ目があった。
「いい眺めだのう。おぬしの性器も尻の穴も丸見えだ」
「いや!見ないで、見ないでぇ!」
自らの秘部を見られているという羞恥心から貴人の目に涙が浮ぶ。
太公望に舐め回すような視線に反応するかのように貴人の秘所が潤っていく。
とろとろと溢れ出てく貴人の愛液を太公望は舌を使って丁寧に舐め取る。
「ひっ!」
舐め取るだけでなく太公望は。
刺激され貴人の秘所は愛液と太公望の唾液でびちょびちょになっていく。
「あっ……うぅ……はぁ……んふぅ」
太公望は貴人の包皮を指で剥き、陰核を舌先で弄ぶ。
「ひゃあんっ!……ひぃ!…はぁうん…あ!あ!……だめぇ!」
今まで以上の、全身を貫く快感に貴人は背中を仰け反り、声をあげ髪を振り乱す。
より大きい快感を与えようと太公望は陰核をちゅうちゅうと音を立てて吸い始める。
「ああ……」
次々と与えられる快楽の波に王貴人の体中から力が抜けていく。
ぐったりとした王貴人の身体から太公望は手を放し自らも服を脱ぐ。
太公望の大きく勃起した男根が王貴人の秘所に触れる。
自らの秘所に当てられている黒く脈打つ醜悪な物体を見て、貴人の顔が真っ青になる。
「や、やめて!そ、そんなもの入るわけないでしょう!」
貴人は恐怖に駆られ必死で逃れようと身体を動かそうとするが
太公望に身体を押さえつけられほとんど動かない。
「わしのはそこまでとんでもなく大きいわけではないと思うがのう。
おぬしひょっとして経験がないのか?」
太公望のその発言に貴人の顔が朱に染まる。
「千歳はゆうに超えるであろうにまさか処女とはのう」
驚愕すると同時に、千年間守ってきた処女を貫けるという喜びに太公望の男根はよりいっそう大きくなった。
太公望は自らのものを貴人の秘所に押し当てる。
唾液と愛液で十分にぬれたそこは簡単に男根の侵入を許した。
「うくぅ!くううううううんんっ!」
太公望の亀頭が熱く柔らかな感触に包まれていく。
貴人は必死に膣を引き締めて侵入を拒むが完全には抗いきれず、
太公望の肉棒がじわりじわりと貴人の中に埋まっていく。
「ああっ!…あぐっぅぅぅ!!……やめてっ…裂けちゃうぅぅ!」
そんな貴人の訴えには耳を貸さず、太公望は貴人の腰に手をあて一気に刺し貫いた。
「あ――――――――――――」
太公望の男根が貴人の一番深いところまで達し、股間から一筋の血が流れる。
「いやあああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
全身を串刺しにされたような痛みが駆け巡り、貴人は身体を仰け反らせ絶叫した。
「いや、いやぁ!抜いて抜いてぇええ!お願いっ!痛い!痛いのっ!!!」
生まれて初めて異物の侵入を許した貴人の膣はそれ自体が一つの生き物のように蠢き男根を締め付けている。
「抜こうにもおぬしがこんなに絡みついてはのう」
そう言って太公望は初々しい処女の感触を味わいながら、亀頭で子宮をこんこんと軽く叩いていく。
「ひぁ!ひ、ひぐうっ!!やめてえぇ!!!」
太公望に小突かれるたびに貴人の膣全体が波打ち、肉襞が男根に絡みつく。
「た、太公望、あなた絶対に許さないから、絶対に、絶対に復讐してやる……!」
痛みと悔しさと恥辱で涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。
その台詞になんら臆することなく太公望は腰を引いて、叩きつける様に再度自らのものを突き上げた。
「かはぁ……はっ……あ、あ……」
その衝撃に貴人の目が大きく開き、肺から空気全てを絞り出されたような声を上げる。
太公望を睨めつけていた目が大きく見開く。そんな貴人の反応に満足し太公望はゆっくりと腰を振り始めた。
「あっ、ああっ、……はぁん…ああぁっ!」
しだいに貴人のあげる声が痛みから発せられるものから快感によって発せられるものに変わっていく。
太公望に突かれるたびに貴人の中から抗う力が削られ頭の中が真っ白になるのだ。
「あ、あ、…なんで……」
太公望は両手で貴人の胸を揉みしだき、腰を動かす速度を上げ突いていく。
「ああっ!ああぁぁ!ひぃ!やだ、やだ!いやぁ!やめてぇぇ!!」
突き上げるほどに貴人の締め付けはきつくなり、更なる快楽を求め太公望は獣のように腰を振った。
「だめっ!だめっ!だめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
貴人は襲って来る快楽の波に恐怖し髪を振り回し叫んだ。
今までに味わったことが無い快楽が全身を貫き貴人の全身が震え、絶頂に達する。
同時に膣が太公望の男根を喰いちぎるかのようにきゅっと締まった。
「貴人わしももう限界だ!」
太公望は勢いよく貴人の深い場所に男根を叩き込み、白濁の熱い液体を大量に吐き出した。
「太公望のがぁ……私の……私のお腹に………」
膣内で男根がどくどくと脈打つのを感じながら、吐き出された精液の熱さで貴人の意識は断ち切られた。
「貴人、お主にはもっと楽しませもらうぞ」
そう言って太公望はまた腰を動かし始めた。