あんときゃ〜大変だったんだぜ?  
太公望のヤロー、嬉媚みてーな小娘ごときに体消されて、  
この俺様がわざわざ封神されるところを助けてやったんだからな。  
 
「融合しよう、王天君…」  
 
 
豪奢だが淋しい、質素だが麗しい、2つの世界を隔てる壁に開いた  
姿見大の裂け目を挟み、二人の人物が見詰め合っていた。  
 
1人は呂望姜子牙、二つ名を『太公望』。崑崙に所属する道士にして、  
先頃建った『周』の軍師であった者。  
 
1人は王天君。金鰲出身の仙人であり、幹部集団『十天君』の  
最後の生き残り。  
 
2000年前より決定付けられた、殷周易姓革命の遂行者たち。  
二人だけの空間に、古時計のボーン、ボーン…という音だけが響く。  
 
「言っておくが…融合後のオレ達がどんなモノなのかは  
想像もつかねぇ。まぁあんたの清らかさとオレのステキさが  
一つの肉体に同居することになるんだろうな」  
ハァ……ここまで不幸かわしの人生。まぁよい!  
体がないと何もできんわ!!  
「行くぞ王天君!!!」  
空間越しに二人が手を重ねると、辺り一面が白光に包まれていく。  
まるで母の胎内であるかのような、やわらかく暖かい世界。  
なんとも気持ちよいのぅ…融合がこのようなものなら別に  
一端拒否する必要なかったやも知れんな。  
「ヌクヌクしてる場合じゃねぇだろうが」  
おぉ、王天君。どこに居るのだ?  
「んなことはどうでもイイんだよ。それより太公望、おめぇ痛いのと  
痛くないのどっちがいい?」  
は?なんじゃその不公平な選択は。そんなこと訊かれたら当然  
 
「痛くない……」  
 
「へぇ〜。それでいいんだ?それじゃ…」  
「わー!待てっ。やっぱ痛いほう!」  
さっさと決めつけようとした王天君を遮って、  
思わず選択を変えてしまう太公望。  
「そんじゃはじめるか。ま、せいぜい痛くねぇようにしてやっから、  
リラックスしてろ。」  
ぐはぁ…選択失敗か…。しかし融合で痛い痛くないとは一体…?  
「おいおい、処女娘じゃあるめぇし。そんぐらいわかんだろ?」  
な…、儂はいやじゃぞ、男どうしなんぞ!  
「その体で『男同士』なんて言われてもなぁ」  
はぅわ!儂に乳がつい取る!あぁ、しかも大事な「ナニ」がない…  
 
 
「そ、そんなに痛いものなのか?その、初めてのときというのは?」  
「んー、そうだなぁ、個人差があっからわかんねぇけど、平気だって。  
オレうめぇから」  
仙道ともあろうものが色欲におぼれるとは…  
 
性格的なものだが、何とはなしに嗜めようとしたが、不意に  
王天君が覆いかぶさってきた。  
「ま、一人エッチだと思えば抵抗ねぇだろ?なんせオレとお前だったら  
究極の一人エッチってな」  
「う…やっぱり痛いのはヤじゃ!」  
途端に逃げようとする太公望。だがしかし、不安定な空間内で、  
手をついた先からズブズブ沈んでいき、その場から動けない。  
迫ってくる王天君を必死で押し戻そうとするが、それは無理で。  
「うわっ…ちょっと待っ……・うぐっ!」  
王天君は流石に自分の宝貝空間内であるだけあって、苦もなく  
太公望を捕らえると、何の前置きもなくいきなり口唇を塞ぐ。  
 
「言っとくが、オレの舌かんだらお前にもその痛みが伝わるかも、な?」  
「んっ、んんんっ!」  
儂の口唇を舐めた王天君は鬼畜そうに笑って釘を刺してきおった。  
くそー、なんちゅう脅し方をしよるか王天君め。  
 
悔しいが、思いっきり舌噛んで自分が痛かったらいやだしのう…  
抵抗する力を緩めると、するっと王天君の舌が入り込んできて、  
奥に逃げていたのに絡めとられた。  
熱い下が熱心な動きで儂を吸い上げ、震える場所ばかりを狙って  
くすぐってくる。逃げようとしても隙がない王天君にすぐに捕まり、  
そして嫌ってくらい舐めあげられる。  
「ん、んんっ、は…」  
いやなのに、何度も同じことを繰り返されてるうちに  
次第に息が上がってきた。なんか頭もぼーっとしてきたわい……  
 
苦しくて王天君の背中にすがり付けば、さっきまで服を着てたのに  
裸になってて……うわっ!儂も何にも着とらんではないか!  
乾いた肌の感触にあせって身じろぐと、口唇からすぐの場所で  
王天君が笑った。  
「便利、だろ?」  
「じゃからと言う、って…いきな…っ!」  
文句を言おうとした途端、喉を舐められた。  
 
そして肩へと滑った口唇は儂の脇へ辿り着くと、そこばかり狙って  
舐めてくる。  
「…っあ、やめ…うぅっ…」  
王天君が舌を動かすたびに、太公望の体は跳ね上がる。  
なんとまぁ、そんなところくすぐったいだけじゃとおもっとっとが、  
気持ちいい……?  
 
「ついでに、おまえの感じる場所もばっちりだぜ。  
ホント便利だよな、オレ達って……」  
王天君の手がじわじわと、太公望の小振りだがハッキリと存在感を  
主張している胸を這う。全体を撫で回しながら尖り始めた  
太公望の乳首を、イタズラしてきゅっと摘んできた。  
うぅ…殷の嫁に迫られたときは鳥肌しか立たなかったのに、どうして  
王天君相手じゃとこんなに敏感になっとるのだ?  
気持ち的には抵抗したいのじゃが、体に力が入らぬ…  
「それは仕方ねぇな。なんつっても、オレはおまえだかんな。  
自分が触ってんのと一緒だしよ。ここでは感覚が全てだし?」  
確かにどこを触られても、触れられた場所から蕩けていく気がして  
抵抗できない。その間も王天君の口唇や手はからだを這い回り、  
太公望が声を上げる場所ばかりを執拗に攻めた。  
 
くぅ……なんでこやつは儂のはずなのに、こんなに上手いのだ?  
「まぁ魂割られて2000年もたてば、お互い色々あらぁな」  
む?意外とはっきりいわなんだな。  
 
 
「お?もうビチョビチョじゃねーか。初めての癖に、やらしいな」  
「や…かましっ…」  
儂の疑問ににやりと笑った王天君は、すでに大洪水になっている  
秘唇を指でやさしくかき回し始めた。  
「はぅん!」  
王天君が言うように、感覚というものを剥き出しにされているような、  
直接、快感の中枢を触られているような、味わったことのないほどの刺激だった。  
「おまえこうされんの好きなんだな。どうだ?他人に  
掻きまわされてる感覚は?気持ちいいんだろ?」  
「…っ…バカ…やめぃ…」  
入り口をしつこく弄られてつま先に力が入る。  
反応してしまう箇所を抑えられているため、気持ちとは裏腹に  
腰が勝手に動いていた。  
「やめろって言われてやめるわけねぇだろぉ?ほらほら、どうなんだよ。  
ココも触って欲しいっていってるぜ」  
「ぅあっ…王天っ…もっ…!」  
言葉でも嬲られて、一気に体温が上昇する。そのまま王天君に  
陰核を弄られて、太公望は呆気なく果てた。  
 
 
「ふぅっ、も、もう触るでない!」  
頂点に辿り着いたにもかかわらず、その快感がなかなか去っていかない。  
これが女の体か…意識を保つので精一杯じゃ…  
「っ、放さぬか。儂らはもう行かねば」  
慌てて体を起こそうとしたけど肩を押された。その拍子に  
開いた脚の間に王天君が体を割り込ませてくる。  
「大丈夫だって。ここでの出来事なんざ現実の時間で言ったら  
瞬き程度のもんだぜ」  
「…ホントじゃろうな…?」  
なかなか去らない快感に息を詰まらせながら訊くと、王天君は  
手についた太公望の愛液を舐め取りながら肩をすくめた。  
「あぁ、だから安心しな。ほらほら、まだ終わりじゃねーぜ?」  
「う…うぁっ?」  
王天君は脚を持ち上げると、準備が整っている剛直を入り口に擦り付ける。  
マジっすか?そこまで…やってしまうのか?  
「おいおい、いまさら怖じ気づいてんじゃねーぜ?オレと融合するんだろ?」  
「うっ…」  
それを言われると何も抵抗できぬではないか。  
 
 
王天君の指が再び膣をかき回す感触に口唇を噛みしめた。  
先ほどの快感がまだ続いているせいで、指の本数が増えても  
難なく飲み込んでいく。  
「…っ…ふ…」  
やはり儂の悦い所がわかるのか、的確な場所ばかりを執拗に攻めてくる。  
膣を擦られる度、声を抑えるのに必死だった。  
「悦すぎておかしくなりそうだろう?オレにも…伝わってきてるぜ?」  
興奮して掠れた声が耳に吹き込まれた。それにすら感じて緩く頭を  
振ったが、王天君の口唇は耳の輪郭を確かめるように這い回って離さない。  
しつこくされればされるだけ、ゾクリと腰が震えた。  
「いい感じじゃねーか。そんなにオレの指が気に入ったか?」  
「っく、誰が…」  
出入りする場所から嫌になるくらい濡れた音が聞こえてきて、  
絡み付いているのが自分でもわかった。そしてそう思ったときには  
王天君の指は引き抜かれて、代わりに熱いものが触れてきた。  
 
 
「望…」  
「はっ…あ、あぁ…!」  
切っ先を儂に擦り付けた王天君が、ゆっくりと挿入ってくる。  
痛みはなかった。それより、ただ熱い……  
王天君が進んでくるたびに、胸がせり上がる様な圧迫感を感じて、  
上手く息ができない。それに息苦しさに混じって、蕩けそうな感覚が  
腰から湧き上がってくる気がする。自分の体が変わっていくようで、  
少しだけ怖かった。  
「ほら、息吐けって」  
「…っ……はぁ…」  
軽く頬をたたかれてようやく息を吐き出した儂は、その途端、体を  
揺すられて変な声を上げていた。  
ナント…全然痛くないとはのぅ。それどころか、挿入している  
王天君の感覚まで伝わってきているみたいな…。  
「へぇ?オレのも…っ、わかるようになってきたんだ?」  
「…んぁ、ふうん…」  
体についていくのが精一杯で、返事をしている余裕はないが、  
王天君との一体感が強まっているのを確かに感じていた。  
 
 
それにしても、ここまでヤらねば融合とはできぬものなんじゃろうか?  
じゃが、宝貝空間を解けばよいのではないか?  
…ということはもしや。  
「別に交わらんでもいいってことっ…うぁぁん!」  
「バッカ…急に絞んな…って」  
怒鳴ったせいで体に余計な力が入り、思い切り王天君を締め付けてしまった。  
そのおかげで儂もかなりダメージを受け、震えが止まらん…うぅっ。  
「…くのっ、は、ハメよってからに…」  
「おぅ、いいハメ具合だぜぇ?いいじゃねぇか、お互い……  
分かり合うには、やっぱコレが一番出し、な?」  
「う…あぁん…っ…」  
言葉を奪うようにがくがく体を揺さぶられて、目の前が真っ白になる。  
あまりの快感に喘ぐように顎を反らすと、王天君の舌が舐め上げてくる。  
「これでよりいっそう融合度が高まるかも…な?」  
「んっ…んあっ…!」  
文句を言おうと口を開いたのに、出てきたのは喘ぎ声だった。  
 
 
くのぉ、高まるかも…てなんじゃいっ?  
儂は普通に体を欲しただけじゃというに…!  
王天君に対する文句は色々あるが、そんなことも考えられなく  
なるほどの刺激が襲ってくる。王天君の感じてる快感が流れ込んできて、  
どっちの感じているものかすらわからない。  
あるのはただ、気持ちいいという感覚だけ。  
極みに向かって上り詰める思いが一つになって……  
「これで、次に目ぇ開けた時には現実だ。けど、大丈夫。オレ達なら…」  
体の外と中で弾けた気がした。それと同時に白い光が儂等を包み込んで…  
 
人とは違う姿をしたものたちが、こちらに向かって笑顔を向けてきた。  
 
 
 
「王天君…?」  
「いえ違います異母姉様!あれは……」  
空間宝貝『山河社禝図』の闇空間に注がれる光の中、  
雄々しく立つ人物を見て、楊戰は尋ねる。  
「太公望師叔?」  
「――――誰の事だそれは?」  
 
「我が名は伏羲!!始まりの人が一人である!!!」  
 

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