十天君との戦闘がキンゴウ内部でいくつも起こっていた。  
姚天君と金光聖母と対しているのは、ナタク、ヨウゼン、韋護。  
2人の陣によって苦境におちいりかけた3人だったが共同作戦で  
まずは金光聖母をたおしたのだった。  
 
ナタクに攻撃され、落ちてきた金光聖母を抱きとめた男がいた。  
身なりはまるでこじきのような古ぼけた服を着ている韋護という道士だ。  
「へへ、この空間でも床はあるって"ゆーか"。」  
金光聖母が操る能力は人の目に認識させる光、  
映像をゆがめても韋護の鼻と敏感な感覚はまどわされなかった。  
それを利用して、彼女の実際にいる場所をつかみナタクに攻撃をしてもらい倒したのだった。  
しかし、ナタクの攻撃で落ちてきた彼女が床にたたきつけられるのを  
不憫におもった韋護はとっさに駆けて彼女の身体を抱きとめたのだ。  
韋護もその行為には意味があるとは思っていない。  
 
金光聖母はとんがり帽子をかぶり、  
跳ねた薄い緑色の髪に美しい顔のあるキンゴウの仙人で十天君の一人。  
身体はマントの開いている中には見受けられない。  
手はあるが胴体などはないようだったのだが・・・。  
身体はあったのだ、その肉体も光で作り出した虚像の中に隠れていただけだった。  
その身体をしっかりとうけとめた韋護は、前述のおさむいオヤジギャグをいったのである。  
金光聖母が口元をゆがめた。  
「私の・・・体がわかったのか。うけとめてくれた・・・ことは感・・・謝するわ。でも、無駄よ・・・」  
彼女の身体は床にたたきつけられずとも魂魄へと変わる光を放ち始めた。  
韋護はうなずいた。  
「わかっちゃいたんだ。それでもたたきつけられるのはしのびなくてね。」  
「・・・ふふ、面白い坊やだ。封神台に来たら、私に会いにくるがよい・・・ご褒美をあげるわ・・・」  
そういうと彼女の身体は光に包まれて飛んでいった。  
「なにを話していた?」  
降りてきたナタクが、韋護にといかける。  
「それは秘密のアッコちゃん」  
ヨウゼンも、ナタクも呆れ顔をしてこおりついた。  
と、彼らの間に落魂の光がおちた。  
ハッと我に返る3人。  
まずは姚天君を倒すことが先決だと思い出したのだ。  
3対1、勝負の行方は明らかだった。  
 
仙界大戦が終わり、しばらくたったころに韋護は封神台へ訪れた。  
生きていても、封神台のなかにいくことができるかはわからなかったが  
ひさびさに修行が休みの日。  
行くだけ行ってみようと、思いたち訪れたわけだ。  
「さーて、どこにいるかね?」  
入り口のあたりをしばらく歩いているとカメがあるいてきた。  
「おわっ?!お前さんはなんだ?」  
「私は、封神台のメンテナンスをしていますハッカンといいます。こちらへ」  
「"かめ"へんけど」  
静寂が訪れる。  
数秒後なにごともなかったように、ハッカンは歩き始めた。  
韋護もその後ろをついていった。  
やがて、奇妙な石柱のならんだフロアにでた。  
そこには顔のある汽車が停まっていた。  
「なんじゃ、こりゃ!」  
問いには答えずにハッカンは抑揚のない声で返した。  
「お乗りください」  
韋護はちょっと薄気味が悪かったが、  
ここまできて乗らなければ意味がないと思い客室車両にのりこんだ。  
車両の中は、普通の向かい合わせの木造の座席がいくつかならんでいた。  
適当な場所を選び座った。その正面にハッカンも腰掛けた。  
「どなたにお会いに?」  
「金光聖母、ってんだがいるかね」  
「ええ。わかりました」  
汽車の警笛が鳴った。  
警笛が止むと汽車は動き出した。  
 
いくつかのプラットホームをすぎた。  
プラットホームは一人に一人ずつ与えられているようで、  
そのホームは各人が過ごしやすいような空間がつくられていた。  
しばらく走ると、鏡が2枚たっていて白い布が天蓋を作っているホームが見えてきた。  
まぶしいほどのその空間に、おいてあるのは白い机。  
そこに座っているのが金光聖母だった。  
汽車がとまり、韋護はおりた。  
「お呼びくだされば参ります。それでは。」  
ハッカンは汽車を出した。  
 
「やっと来たね。崑崙の道士。」  
口元に微笑を浮かべて、聖母がマントより手をさしだした。その手を握り返す韋護。  
「韋護だ。以後よろしく!」  
「・・・この間の礼をしようと思うのだが、まぁ、かけなさい」  
テーブルをはさみ、二人は座った。  
「そういうつもりで、したんじゃないさね」  
韋護が肩をすくめた。  
「そうか。なにか望みはないか?  
魂魄の身ゆえ限られてはいるが、ある程度のものならば渡せるが」  
「そういわれてもね。じゃあ、お茶を一杯、それでいいさ。」  
聖母が若干不満げな顔をしたが、すぐに表情をもどしたちあがった。  
「私の礼などうけとらぬというわけか?」  
「そういうつもりじゃないさ」  
白い布の裏にある急須より茶を淹れているのを韋護は見ていた。  
やがて、淹れ終わると盆を持つときにふわりとマントが開いた。  
マントの中はやはり身体が透明なままだ。  
「・・・あ」  
 
「なんだ?なにか思いついたか?」  
「あんたの身体を見たい」  
何の気なしにいった韋護だったが、顔を赤くする聖母。  
「なにをいっている!」  
「!?」  
聖母は盆をテーブルに叩くように置き、にらみつけた。  
その段になって、ようやく韋護は気づいた。  
「ちが、ちがう!  
俺が言ったのは、あんたのマントの中身を見えるようにして欲しいってだけで  
そういう意味じゃない!!」  
手をぶんぶんと交差して、否定をあらわす韋護。  
韋護のあわてぶりが、おかしくて聖母は笑いだした。  
「フフフ、そんなにあわてないでもよいよ。私も勘違いをしたのだからね」  
頭の後ろをかく韋護。  
「いや、言い方が悪かったね。それじゃ、お茶をご馳走になろうかね」  
「その前に、望みどおり身体を見えるようにしよう。ハッ!」  
彼女のマントがはためいた。  
マントの内側では、光が凝縮し本来あるべき影をつくりだした。  
はためかなくなったマントを開くとローブのような布につつまれた  
すらりとした彼女の体が姿を見せたのだった。  
 
すっかり和んだ雰囲気で韋護と聖母はしばらくの間、会話をした。  
キンゴウと崑崙のこと。  
お互いのこと。  
話せば、争いは避けることが出来たのかもしれないと二人が感じるようになったころ  
ふと、聖母は韋護をからかいたくなった。  
先ほどのこともあり、もし乗ってくるならばそれはそれでよいと思ったのだ。  
 
「韋護。私の体を見たいか?」  
「もう見ているさね」  
「最初の意味でだ」  
韋護がお茶をふきだした。  
「ふざけたらいけないよ」  
「もっとはっきり言おうか?私と寝てみたいか?」  
ごくりとつばを飲み込む音。  
「じょ、冗談はやめてくれよ」  
韋護は腕を組み顔を横へ向けた。  
しかし、聖母は彼の股間がふくらんでいるのを見た。  
「冗談?フフフ、これが?」  
手を伸ばし、彼のモノをズボンごしに手のひらすこし触れる。  
すぐさま、降魔杵は大きくなった。  
「う・・・」  
そろそろと触れながら、聖母が韋護の耳元でささやく。  
「したいのだろう?正直に言えば、抱かせてやろう」  
韋護はうなずいた。  
「うなずくだけではだめだ。正直にいえばといったろう?」  
韋護のズボンを脱がし、彼のモノをつかみこする。  
剛直した降魔杵をこする聖母の手を押さえ、あえぐようにして韋護は声を絞りだした。  
「聖母、あ、あんたとした・・・い」  
聖母は、韋護に接吻をすると妖艶な笑みをうかべた。  
「それでは、好きなようにするがよい」  
韋護は、聖母の身体をテーブルの上に押し倒した。  
 
ローブを捲り上げて、聖母の左胸に吸い付いた。  
右胸は右手で乳首を刺激する。  
「ん・・はっ・・・あ・・・」  
聖母もこのような交わりはひさびさのことで、刺激に大きく体が反応をする。  
韋護は吸いつく胸を右胸に変えると、左手を聖母の秘所へとすべらせた。  
「あァ・・や・・はぁ・・・」  
聖母の女性たる部分から、降魔杵をうけいれるための液体が流れでてくる。  
しかし、聖母も誘っておいて先に果てるわけにはいかない。  
韋護の胸に舌をはわせる。  
韋護の体がはねあがると同時に、身体をおこし降魔杵を口に含んだ。  
「ほうわ、きもひよはほう」  
口に含み、動かしながらしゃべるのでなにをいっているか分かりづらいが  
どうだ、気持ちよかろう、といっているようだ。  
韋護は、聖母の帽子をわしづかみにするようにして快感に耐えている。  
口からだし、今度は舌で竿の部分をなめあげる。  
「ん!」  
韋護の体に奔流がおしよせかけたのを感じ、聖母は降魔杵から手も口も離した。  
肩で息をしている韋護。  
「韋護、椅子に座れ」  
「ハアハア・・・なにを?」  
言われるままに座ると、聖母が彼の目の前に足を広げた。  
韋護はすいよせられるように、聖母の芽をなめはじめた。  
犬が水をのむような音がひびく。  
韋護の降魔杵は直接的な刺激を与えられずとも、  
聖母のソコを舐めているという行為だけで怒張はとけない。  
「フ・・ん・・・んはぁ!」  
韋護の顎が愛液にまみれるころになって、聖母が身をよじりながら彼の頭を押さえつけた。  
 
「ん・・ハァハァ・さぁ、韋護、来なさい」  
ガバッと、机のうえにのぼり聖母の身体に降魔杵がつきささった。  
「んおおお・・・はあぁ」  
韋護が腰をうごかすたびに、聖母の身体は弓なりにそる。  
二人がなみうつように、聖母の胸が動く。  
それを韋護がむさぼる。  
「あああ・・・韋護、わたしの膣内にっ、膣内にぃっっ!」  
聖母のほうが、先に達した。  
グッと硬直する体の動きにあわせて膣壁が韋護の降魔杵をしめあげた。  
その圧迫に韋護のほうも、快感の痙攣をおこした。  
「おおおおおっ!」  
韋護の降魔杵は、聖母の子宮内に射精した。  
それは、おたがいの焦らしあいのせいもあり1分はでつづけた。  
 
ハッカンを呼び、来るまではしばらくかかる。  
プラットホームに二人は並んでいた。  
聖母は韋護の手をにぎった。  
「韋護、また来るとよい。私もひとりだと退屈だからね」  
「セクハラおやじかもしれんよ、俺は?」  
韋護がお得意の駄目発言をする。  
聖母は手を握ったまま後ろを向いた。  
「馬鹿もの。・・・お前だからしただけだ」  
警笛の音。聖母は、パッと手を離した。  
韋護は汽車がまだ遠いことを確認すると  
聖母の手を取ってお互いの小指をからめた。  
 
 
 

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