「道士夫婦のうなぎパイ」  
 
烏煙という霊獣の背に二人の男女がいた。  
男は張奎、女は高蘭英という。  
二人は夫婦である。  
太公望とメンチ城で戦ったときに、己の未熟さを知った張奎は勝負はやめ旅に出た。  
封神台の中で聞仲と会い、言われたこと。  
「私のために戦うな、自分のために戦え」  
これは、聞仲を目標としていた張奎にとって大きなターニングポイントになった。  
自分は聞仲になりたいと思っていただけだった。  
超える気概をもっていなかったのだと強く感じた。  
そして自分の足で歩むことこそが自分の目指した聞仲に近づき超えることができる唯一のことだと認識したのだ。  
張奎は己の見聞を深めるために、高蘭英とともに大陸を放浪していた。  
 
 
「つきましたぜ、姉さん!」  
町の門の前でとまり、烏煙が高蘭英にはなしかける。  
「おつかれさま。あなた、ここで良いかしら?」  
ねぎらいの言葉を烏煙にかけ、夫に尋ねる。  
「ああ、今日はここで休もう」  
張奎の同意に、高蘭英がうなずいた。  
烏煙は、その会話を理解し宿をさがすべくゆっくりと歩き始めた。  
ほどなくして、みつかった宿の前で二人は烏煙を降りた。  
霊獣は厩に繋がれる必要などないので、烏煙は二人をおろし終えると砂塵をまいあがらせ荒野にさった。  
出立の時間になれば高蘭英の一声ですぐさま姿を現すので、まったく問題はない。  
宿をとり、部屋に入る。  
籐で作られた寝台は大きいものだった。  
現代の感覚で言えばダブルベッドくらいのサイズである。  
夫婦だし、なにも問題ない。むしろOKである。  
蘭英は荷物を端にならべ、自分の身につけていたものなどを衣文かけにかけていく。  
張奎は寝台に身体を倒し、あおむけになった。  
「ふぅ……蘭英、こうしてあちこちをまわっていて道は広がるかな?」  
「それは、あなた次第でしょう」  
寝台の張奎の頭の近くに腰掛けた。  
一瞬の沈黙。  
「……でも、私は信じています。あなたなら、大丈夫だと」  
張奎の帽子をとり、黒い髪を丁寧になでる。  
 
張奎はその手を取った。  
「蘭英……。僕はお前のためにも、進まないとね」  
「そう思ってくださるだけで、嬉しいですわ」  
瞳を閉じる高蘭英。  
張奎の腕が、彼女の身体を自分の上に引いた。  
「ん」  
夫婦の宝貝バトルが開始した!  
高蘭英のあでやかな金髪が、張奎のあたえる感覚ごとに波打つ。  
彼女のレオタードのような服の股間の部分に、染みができてきた。  
「あぁ…はぁん」  
高蘭英の見た目からは想像も出来ない可愛らしい声を独り占めする張奎がうらやましい。  
手が伸びてきて、張奎の2つ太極符印を揉む。  
それに呼応して彼の土竜爪は戦闘可能なサイズに、ムクムクとなった。  
スッと立ち上がり服を脱ぎ捨てる張奎。  
「蘭英も脱いだほうがいいんじゃないか?」  
高蘭英が、服の体の中央を通るジッパーを下ろすと容姿どおりのダイナマイトなバディーが露わになった。  
彼女の身体を抱き、キス。  
そして、口を首筋、鎖骨、胸へと口付けしていく。  
しばらくの間、彼女の胸を口に入れ、乳首を転がす張奎。  
チュパ……チュポ……  
「んん…ぃや…ぁ…」  
やがて、張奎は口を彼女の乳房から離すと仰ぎ見た。  
「いつもの、を頼むよ」  
 
張奎がすこしはにかみながら、高蘭英に頼む。  
「はい、あなた」  
上気した頬が、彼女の白い肌に朱を与えまた美しい。  
その彼女がうなずいた。  
張奎がたちあがると、高蘭英はそのボリュームのある胸で彼の土竜爪を挟んだ。  
挟み上下するだけではそうそう、土の柱を出すことなどできない。  
高蘭英の口から、唾液がツーッと糸となって胸の谷間に流れ落ちていく。  
ニュルニュルジュプジュパ  
高蘭英の艶めかしい唾液と張奎の先から出る前振り液がまざり、彼女のオパーイが上下するたびにいやらしい音をだす。  
「くぅ……やっぱり…いい…!」  
高蘭英の胸の上と下を通り抜けるたび土竜爪が大きく硬くなっていく。  
「そろそろっ…ん……準備をッ!」  
その準備とは!?  
蘭英は、左手を動かすのをやめた。  
片方の胸だけでは土竜爪を圧迫できないので、口でつつみこむ。  
もう怒張しきっているところに、彼女の口腔内の粘膜と舌は頂点を迎えるのに十分だった。  
「んんっ……射精るっ!」  
ビュルルゥ!  
高蘭英の口の中に、土の柱を吐き出したたきつける。  
しかし、それを出し切らない怒張したままの状態で高蘭英はソレを口から抜いた。  
「太陽針!」  
ダララッ!  
張奎のイった状態で全開の土竜爪に針が刺さった。  
針のサイズは調整できるので、非常に小さいサイズなのだが、彼のソレはそのサイズで動きを止められたのだ。  
「はあはあ……宿らしい宿は久しぶりだからね……」  
「次はこちらに、ください」  
高蘭英は、自分の局部に大きいままの土竜爪を導いていくのだった。  
道士夫婦の夜はまだ始まったばかりだ。  
 
 

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