人里はなれた山の中で、野宿をする男女の姿があった。  
男は、まだ少年とも見える年頃で、白い道服を着ていた。  
まだ、あどけない表情で、すやすやと眠っている。  
一方の女は、少年よりは年嵩だが、まだ若い娘に見えた。  
だが、「娘」と呼ぶには険しすぎる雰囲気を漂わせている。  
 
少年の名は和穂。もともと、仙界に住まう仙人だったのだが、  
自らの過失で人界に欠陥宝貝をばらまいたのだった。  
自ら望んで仙骨を封じ、人界で宝貝の回収にあたっている。  
そして、女の名は殷雷刀。雷気を操る、刀の宝貝だったが、  
情のもろさをつかれ、護衛として和穂に同行することになった。  
彼女は横たわってはいるが、眠ってはいない。  
無理をして徹夜している訳ではない。  
人の姿はとっていても、正体は宝貝、もとより眠る必要が無い。  
あえて横になっているのは、同行の少年に気を使わせない為の  
気配りからだった。  
 
ふと、安らかに眠っていたかに見えた和穂が、眉間にしわを寄せ、  
なにやら苦しげに寝言を言った。とっさに、殷雷は敵の気配を探った。  
宝貝の回収は生半可な仕事ではない。  
宝貝使いも、あるいは宝貝自身が抵抗を試みる事は稀ではない。  
眠りの中にすら触手を伸ばし得る宝貝すら存在するのだった。  
だが、とりあえず敵の気配は無かった。ただの夢のようだ。  
しかし、殷雷は和穂の様子に目を走らせると、小さくため息をついた。  
そして、枕もとの瓢箪に向い、ある荷物を出すように命じた。  
殷雷のようにひとがたをとる事はないが、この瓢箪も宝貝である。  
この宝貝は名を断縁獄といい、内部には世界を納めるほどの容積がある。  
また、断縁獄に向かって物の名前を唱えると、その物を納めたり、  
中から取り出したりできた。  
 
和穂は、苦しげな、でも切なげな寝息を漏らしている。夢精だ。  
このところ、和穂が性欲に苦しんでいるのは、殷雷も察していた。  
時折見せる、思いつめたような表情からその事を知るには、  
武器の宝貝としての観察能力など不要だった。  
仙界で、修行を積んだ仙人として暮らすのなら、自分の感情を抑制する  
術もあるが、今の和穂は、只の思春期を迎えつつある少年に過ぎない。  
和穂に目をやる殷雷の表情は、憂いに満ちていた。  
 
「んくっ」  
軽く身体をひきつらせ、うめくような小声を発しながら、  
和穂がようやく目を覚ました。  
殷雷は、とっさに、それまでの暗い表情を消した。  
 
目の焦点が合っていない様子なのは、寝起きの所為だけではないらしい。  
しきりに首を傾げているのは、軽い耳鳴りがしているのだろう。  
半身を起こすと、和穂は下半身の濡れたような湿り気に気がついた。  
あっ、と声をあげた時、ようやく和穂は、自分のことを見ている  
殷雷に気が付いた。  
「お目覚めですかな。和穂仙人。」  
嫌味な薄笑いとともに、殷雷が言った。  
「あ・・・、う・・・」  
朝の挨拶も出来ずに、顔を真っ赤に染めている和穂に、  
殷雷は情け容赦なく言葉を続ける。  
 
「下半身のソレな、別におねしょじゃないから、悩まなくていいぞ。  
うんうん、和穂くんも男の子だったんだねぇ。おねえさんはうれしいぞ。  
これは、ちり紙と替えの下帯だ。ちゃんと拭いとくんだぞ。  
なんなら、私が拭いてやろうか?」  
「じ、自分でやります!」  
「おぉ〜、そうかそうか、元気があって宜しい。  
あ、そうそう、ところで、誰といたしてたんだ?  
誰にも言わないから、おねえさんに白状しなさい。」  
 
和穂は、顔をますます赤くして、黙ったまま殷雷の手から  
替えの下着などをひったくると、物陰に隠れた。  
殷雷は、なんて分りやすいヤツなんだと、半分呆れながら、  
和穂が隠れたあたりを、眺めていた。  
が、ふと、何かを決心したように顔を上げると、  
断縁獄に、ある宝貝の名を告げた。  
断縁獄から飛び出てきたのは、不忘筆とゆう一本の筆だった。  
 
次に回収する宝貝の元へ向かう為に、その日一日は山道を歩きつづけた。  
人里から離れた路を往く和穂と殷雷が、まともな宿屋に泊まるには、  
もう一泊の野宿が必要だった。  
「今日はこの辺で野宿にしよう」  
殷雷が声をかけると、さすがにほっとした様子で和穂が答えた。  
「はい。薪にする枝を集めてきます」  
 
簡単な夕餉をとった後、和穂はいつものように寝支度を始めた。  
「殷雷も少しは休んでください」  
無邪気な和穂の言葉をさえぎるように、殷雷は言った。  
「和穂、お前は私とまぐわいたいか?」  
思いもしない問いかけに、和穂は口を開くことが出来なかった。  
「私とまぐわいたいのかと聞いている」  
 
たたみかける殷雷の言葉に、和穂はようやく、かすれた声で  
「はい」と答えた。  
その返事を聞くと、殷雷は音もたてずに、す と立ち上がった。  
和穂が、「あ、怒られるかな・・・」と一瞬引いたその時、  
殷雷は、黒い袖付きの外套を脱ぎ始めた。  
そのまま、着ている物をすべて脱ぎ去ってゆく。  
星明りの下、殷雷の身体は白く輝いているように見えた。  
和穂は、殷雷を見つめたまま、口もきけずに固まっていた。  
和穂の隣に全裸になった身体を横たえながら、殷雷はささやいた。  
「今夜一晩だけ、おまえの想いを受け止めてやる。  
明日になったら忘れろ。いいな」  
声も出せないほど緊張している和穂がうなずくのを見て、  
殷雷は和穂の道服に手をかけた。  
一種の慎重さを感じさせながらも、手早く道服がはだけられてゆく。  
和穂は、自分が脱がされてゆくことに、まるで少女のように  
恥じらいながら耐えていた。  
 
とうとう下帯まで取り去られた。  
だが、和穂の性器は小さなままだった。  
上気して桜色に染まった肌をみると、興奮していない訳ではない。  
どうやら、和穂の緊張が高まりすぎている様子であることを見取ると、  
殷雷は口の端だけに僅かな微笑を浮かべつつ言った。  
「硬くならなくてもいい。何をされても楽にしていろ。」  
口元に硬く握った手を添えて、興奮と恥かしさに耐えていた和穂は、  
了解のしるしに、人形のようにこくこくとうなずいた。  
 
殷雷は、和穂の下半身に顔を埋めると、和穂の性器を口に含んだ。  
「あっ・・・」  
思いもしない快感に、おもわず身体をえびぞらせる和穂。  
「い、殷雷、そこは・・・そこは、きたない・・・」  
あえぎながら抗議する和穂を無視して、舌を使う殷雷。  
右手は睾丸に添えて、擦るようにしながら刺激を送る。  
左手は和穂の胸に伸ばし、乳首を軽くまさぐっていた。  
 
未だ幼さを感じさせる和穂の性器は、瞬く間に硬さを増した。  
押し寄せる快感に流されるようにして、本能の赴くまま、  
和穂は腰を上下させ始めた。  
「ああっ・・・あっ、うっ」  
たいした時間も経たない内に、和穂は射精してしまった。  
殷雷は、驚きもせずに和穂の精を飲み下した。  
 
「殷雷・・・ごめん・・・汚かったね・・・」  
口の中に精を放った事を、か細い声で謝る和穂に添い寝しながら、  
殷雷は優しくささやいた。  
「気にするな、和穂。汚くなんかないぞ。」  
だが、言い終えぬうちに、和穂は殷雷の頭を抱きかかえるようにして、  
唇を合わせ、無理矢理舌を差し入れてきた。  
 
「初めて精を放った直後に、女の唇を奪う甲斐性があったとみえる」  
と、妙な感心をした殷雷だったが、どうも様子が違う。  
殷雷の口の中に残る自分の精を、舐めとろうとしているのだった。  
あたふたと動こうとする和穂の舌に、そっと自分の舌を絡ませて、  
乱暴な動きを止めさせる。  
殷雷の意図を察した和穂が動きを止めると、口を合わせたまま、  
殷雷は和穂に被さるような姿勢をとった。  
今度は、自分の舌を和穂の口の中に伸ばしていく。  
 
お互いの舌が擦れ合う間隔に刺激され、口の中に唾液が湧き出してくる。  
仰向けになっている和穂は、のどを鳴らすようにしながら、  
混ざり合ったお互いの唾液を飲んだ。  
殷雷は、男性が少女の身体を弄ぶかのように、和穂の身体に手を這わせた。  
時折、陸の上の魚のように身体を跳ねさせて、和穂は愛撫に応えた。  
 
やがて、和穂が眉間にしわを寄せ、苦しげな息を始めた。  
再び硬さを増した性器をどうしていいか分らず、持て余しているらしい。  
殷雷が受け入れ易いように、性器に手を添えてほしいところだが、  
和穂の両手は、殷雷の背中にしっかりとしがみ付いていた。  
殷雷は、自分の右手を下腹に伸ばすと、和穂の性器に添えた。  
口を離すと、和穂の耳元に「入れるぞ」とささやいた。  
真っ赤な顔で、恥かしそうに、こくんとうなずく和穂。  
男女の役柄が逆ではないかと、内心苦笑しながら、  
和穂を自分の中に受け入れていく。  
 
性器が包まれる感覚に、和穂が悩ましげな吐息をつく。  
快感に翻弄されるあまり、繋がったとたんに、  
ぎこちなく腰を動かそうとするが、思うように動けていない。  
見かねた殷雷が、和穂にじっとしているように言い、  
自分で腰を動かした。  
「ああんっ・・・」  
和穂が、少女のような喘ぎ声を上げる。  
しばらく動くと、和穂はあっけなく二度目の射精に達した。  
 
ふたたび、添い寝の姿勢になった殷雷に、和穂は礼を言った。  
「ありがとう。気持ちよかった。」  
「礼には及ばん。それよりも、さっさと寝ろ。」  
「うん。でも、殷雷って、すごく綺麗なんだ。」  
予想していなかった言葉に、殷雷はあせった。  
「な、何言いだすんだ・・・恥かしいじゃないか・・・」  
「だって、本当に綺麗だから。思ってたのより、ずっと・・・」  
 
「今朝の夢精は、やっぱり私のことを思ってたんじゃないか」  
と、内心ツッコミを入れる殷雷だったが、  
当の和穂は、語るに落ちている事に気が付いていない。  
「殷雷が裸になると、こんなに綺麗だなんて知らなかった。」  
そう言いながら、和穂は殷雷の乳房に手を乗せた。  
「あん、んふっ・・・」  
思わず口をついて出た、悩ましげな声が、和穂の男の部分に  
スイッチを入れてしまったらしい。  
今度は、もっと大胆に、乳首を口に含んできた。  
 
「・・・ああん・・・」  
殷雷は、幼さののこる和穂の愛撫に反応を示す、自分の身体に  
驚きを感じていた。  
「これは演技だ。感覚を完全に制御できる武器の宝貝が、  
快感に流されるはずがないっ・・・ああぁっ・・・」  
内心の理屈に気を取られていた殷雷は、胸から下腹へと移動した  
和穂の唇に、再び、喘ぎ声を上げてしまった。  
先ほどとは逆に、今度は和穂の手が、身体の上をまさぐっていた。  
殷雷は、愛撫に応えるように、切なげな声を上げ、身体を跳ねさせた。  
 
まだ稚拙といっていいほどの和穂の愛撫に、殷雷は翻弄されていた。  
胸や腹、太腿、下腹に、切なくなるような快感が走る。  
特に、下腹のうずきが、耐えられなくなってきた。  
「ん・・・か、和穂、そろそろ、お願い・・・」  
甘えるような声で、とうとう自分からうながしてしまった。  
 
初めての行為の興奮が醒めないせいか、もう回復したらしい和穂は、  
仰向けの殷雷の上に、自分の身体をかぶせてきた。  
既に二回も射精をすませたせいか、動きに迷いが無くなっていた。  
「殷雷、いくよ・・・」  
何時の間にか、目の前の位置まで頭を動かしてきていた和穂が、  
殷雷の顔をまっすぐ見つめながらささやいた。  
 
「いいよ、来て・・・」  
正面から和穂の顔を見つめ返しながら、殷雷も答える。  
「うん」和穂は、小さくうなずくと、今度は自分で手を添えて、  
自らを殷雷の入り口にあてがった。  
殷雷はかすかに自分の腰を上げて、挿入を手伝う。  
「んっ」性器を圧迫される快感に、小さくうめき声を上げながら、  
和穂が殷雷の中に入ってくる。  
「あんっ」自分の中に和穂を受け入れつつ、殷雷が応えるように喘ぐ。  
 
不慣れな和穂の動きは、やはりスムーズではなかった。  
だが、そのぎこちない動きすら、性感を高める為の焦らしのように、  
感じられた。  
やがて、二人が隙間無くつながると、和穂がささやく。  
「殷雷、大好きだよ。ずっとこのままで居たいぐらい、大好きだよ。  
今夜の事を忘れろって言われたけど、嫌だ。忘れたくないよ。  
殷雷はぼくが嫌いで、今夜のことも忘れてしまいたいの?」  
「私も和穂のことが好きだ。今夜のことも忘れはしない。  
だいたい、好きでなければ、肌を許したりはしない。」  
殷雷の言葉に、一瞬にっこりと微笑むと、和穂は唇を合わせた。  
 
下腹と口腔とに、和穂の侵入を受け入れながら、殷雷は痺れるような  
快感を味わっていた。  
自分でも意識しないうちに、両腕を和穂の背中に回ていた。  
手のひらは、和穂の肌を味わうように、背中、うなじ、そして尻までも  
撫でまわしていた。  
口の中に溜まってくる、混ざり合った互いの唾液を、  
気持ちが求めるままに、飲み下していった。  
 
やがて、和穂が腰を使い始めた。  
殷雷は、下から享けるようにしながら動きを合わせた。  
堪えきれなくなって、お互いの口を離す。  
切ない、熱に浮かされたようなあえぎを、ひとしきり吐き出すと、  
再び、唇を求め合う。  
そんなことを何度か繰り返すうち、和穂は三度目の射精を迎えた。  
 
激しい興奮と、そのいきなりの終焉に耐え切れなかったのか、  
殷雷に体を預けたまま、和穂は気を失うように寝入ってしまった。  
殷雷は、しばらくの間、和穂の身体を受け入れたままじっとしていた。  
急速に硬さと大きさを失った和穂の性器が、自分の中から  
押し出されるように抜けたのが、寂しいような感情と共に伝わってきた。  
和穂が、まるで今さっきのことが夢だったかのように、  
自分の身体の上で、安らかな寝顔を見せて眠っていた。  
一夜限りの宴は、終わったのだった。  
 
起こさないように、そっと和穂の下から身体を抜き出すと、  
殷雷は、自分の外套の物入れから、一本の筆を取り出した。  
さっきまで撫でまわしていた和穂の背中に、その筆を使って、  
さらさらと文章をしたためた。  
内容は、眠っていたら夜だとゆうのに虻が集ってきて困った。  
焼酎を水で薄めて、霧吹きで吹いて虫を追い払った。  
虻にかまれた所も、薄めた焼酎で手当てして、やっと眠れた。  
みたいな文だった。  
 
殷雷はなにやら暗算をして、慎重に字数を数え、所々文章を直し、  
納得がいったのか、文末に小さな丸を書き添えた。  
文字は、一瞬光ったかに見えると、和穂の身体に吸い込まれるように  
消えてしまった。結果を確認した殷雷は、四界獄から取り出した、  
衣類一式を眠っている和穂の隣に広げ、一見無造作に  
和穂の身体をころがした。和穂は、目を覚ましもしなかった。  
 
殷雷は、熟練した看護士のような手際で、和穂の身体を拭き清めた。  
体液にまみれた和穂の性器も、手早く拭き上げてしまった。  
下帯をつけ、手早く道服も着せた和穂に毛布を被せ、口の周りに  
白く跡を残す互いの唾液も拭き取った。  
仕上げに乱れた髪を整えてやり、点検するような目で、  
和穂の様子を見回した。  
 
納得できたのか、今度は自分の身体を拭き始めた。  
相変わらず、手早い動作だったが、自分の股間から、和穂の精と  
自分の体液が混ざり合い、しずくとなって滴ったのを指に受けた時だけ、  
彼女は動きを止めた。  
指先を口に含み、一瞬、寂しげな微笑みを浮かべたが、  
すぐに気持ちを振り払うように頭を振ると、自分も服を身に付けた。  
 
仕上げに、あたりに薄めた焼酎を霧吹きで吹き散らす。  
無論、虻のためではなく、今の行為の残り香を消す為だった。  
乱れた下着などを断縁獄に仕舞い、痕跡を消し去ったのを見届けると、  
いつものように、横になって周囲の警戒を始めた。  
 
***  
 
「おはよおっ!昨日は大変だったよねぇ」  
いつものように、明るく和穂が目を覚ます。  
しきりに肘のあたりを見ているのは、植え付けられた記憶の中で、  
虻にかまれた所だからだろう。  
「気にするな。虻の跡ぐらい、一晩で消えてなくなる。  
それより、今日は気合を入れて歩くぞ。今日こそは宿屋で眠るぞ。」  
これまた、いつものようにぶっきらぼうに殷雷が声を掛ける。  
 
和穂から、思いつめたような雰囲気が消えたのをを見て取った殷雷は、  
安堵と寂しさの入り混じった気分で、顔を見られないよう歩き始めた。  
「あ、待ってよぅ」  
「ぼやぼやしてると、置いていっちまうぞ」  
宝貝回収の旅は、まだまだ続く。  
 
***  
 
不忘筆  
身体に書いた文字を記憶として憶えさせる宝貝。  
使用者は、憶える本人でも他人でも構わない。  
欠陥は、書いた文字数に応じて、本来の記憶を上書きしてしまう事と、  
虚偽の内容でも、文章通りの記憶が生成されてしまう事。  
 
もともと、仙術や宝貝の実験中に、細かな記録を残す為に、  
自分で使うつもりで、龍華仙人が作ったものらしい。  
だが、豪快な文字、誤字、脱字のため、でたらめな記憶が残ってしまい、  
癇癪を起こした龍華が、なかばとばっちりで封印した。  
そもそも、細かい記録を残すのなら、自然と文字数が増えてしまって、  
本来の記憶への上書きが無視できない量になりうることは、  
使ってみるまで気付かなかったようだ。  
 

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