封仙娘娘追宝録  

『暇だ・・・。』  
 断縁獄の中の世界で殷雷は心底そう思った。前回の回収で傷を負  
った殷雷は運悪く気血の偏差を合併し大事を取って断縁獄の中でし  
ばらく休養する事となった。肝心の和穂の護衛も静嵐や恵潤に代わ  
りを任せているし、いざという時にはいつでも呼び出せと言って置  
いたのでまあ大丈夫だろう。  
 (九転鍼がここまで効くとはなあ・・・。これじゃ後一週間もま  
るきし暇ではないか。)  
 『殷雷♪』  
 自分の背後から呼びかける陽気な声に殷雷は嫌な予感を感じ振り  
返った。  
『深霜・・・。』  
 『きゃあ、殷雷。私に会いたくなったのね。』  
 『ただの休養だ。悪いがゆっくり休ませてくれんか。』  
 甘ったるい声を出し殷雷に抱きつく深霜を殷雷は制す。  
 『なによう、せっかく一緒に飲もうと思って美味しいお酒もって  
きたのにい。』  
 『まさか九鷲酒じゃないだろうな。それならいらん。二度とあん  
な宿酔いはゴメンこうむる。』  
 『冗談。あんな宿酔の酷い酒飲めたもんじゃないわよ。これは別  
のお酒よ。』  
 確かに九鷲酒ではないようだ。九鷲酒独特の薔薇の香りがその酒  
からは一切感じられなかった。  
『しかしおまえのことだし、また何か企んでるんじゃ・・。』  
と、言いかけて殷雷は言葉を止めた。見ると深霜が今にも泣き出し  
そうな顔で自分を見つめてきた。昔からこの女はそうだ。甘やかす  
とつけあがり冷たくすると泣き出す。癇癪を起こした深霜の相手を  
するよりはと殷雷は判断し、渋々その酒を口に運ぶ。  

『結構美味いな、この酒いったいどういう酒だ。』  
『んふふふふふ♪実はこのお酒はね・・・・。』  
ガタン  
『な・・・体が・・・痺れ・・・』  
『五孔酒と七命酒をまぜてそれにちょっと魂沌混ぜると宝具にも効  
く痺れ薬になるって九鷲に聞いたの。』  
『やっぱりそういう魂胆か〜〜〜〜〜!!!!!』  

 

殷雷は自分の甘さを心底悔いた。  
痺れて動けない殷雷の衣服を深霜は剥ぎ取りまた自分も外套を脱ぎ  
始める。均整の取れた引き締まった裸体が露わとなった。本来刀の  
宝具にとって衣服は鞘の役割を果たす。その鞘を抜きさった二人は  
いうなれば抜き身の刀である。  
 『てめぇなんのつもりだ。やめろ、やめろぉぉぉぉ。』  
 『ふふ、恥かしがっちゃって殷雷ったら。そんなこと言ってるく  
せにここの刀はもう元気なんだから。』  
と言いつつ、殷雷の股間の小刀をしごきはじめる。瞬く間に小刀は  
大刀へと進化をとげた。  
『マジで止めろ。俺たちは武器の宝具だぞ。そんなこと意味が・・・。』  
悲しいかな先ほどの酒の抗力であろうか殷雷の陰部はもはやはちき  
れんばかりである。本来武器の宝具は人間形態のときも性交を行う  
機能は備わっていない筈だった。  
(それをつけるのがあの馬鹿仙人なんだよな。畜生。)  
腹の底から殷雷は気まぐれな自分たちの製作者を呪った。  

『さあて、いただきます。』  
深霜は舌先を伸ばし殷雷の亀頭に軽く口付けた。先端に口付けるや  
いなや、覚醒した深霜の女の本能が激しく肉棒に吸い付き刺激を与  
えた。  
「んっ……んっ、うくっ、んむっ」  
飴を舐めるかのように深霜は先端から根元まで唾液を塗りつけるよ  
うに愛撫する。長年の抑圧された性欲を解放し、その玉を舌で転が  
しながら肉竿を手で弄びまた啜るかのように射出孔を刺激する。た  
まらず竿は脈打ち、勢いよく出た白濁液が深霜の顔を汚す。  
 「元気いいわね。今度は口で受け止めてあげるから。」  
そういいながら深霜は顔にこびりついた精液を舐め落とし一気にい  
まだ衰えぬ陰茎を咽まで侵入させた。  
「もご、ごぐ、んっ……んっ、うっく、んんっ」  
激しく揺さぶられながら吸い付かれた肉棒は深霜の口内でも膨れ上  
がり暴れる。自分の口内を暴れる獣を愛しそうに愛撫しつづけ、つ  
いには咽に直接殷雷の精液が流し込まれる。  
最も味を感じやすいと言われる咽奥で深霜は殷雷の味を堪能した。  

 

(い・・いかん・・このままでは不味い・・。)  
不覚にも一連の深霜の奉仕に殷雷は感じてしまっていた。酒の酔い  
のせいであろうか。このままでも良のではないかという不純な思い  
が過ぎるが振り切る。  
「いい加減にしろ深霜。これ以上はいくら俺でもキレるぞ。」  
「グス・・だって・・殷雷ったら・・いつも和穂のことばかりで・・  
私の事かまってくれないんだもん。」  
嘘泣きだ。いつもの手口だ騙されるものかと強く心に言い聞かせる  
殷雷。しかしそこはやはり情に脆い宝具。涙ながらに訴える深霜に  
強く言うのを躊躇いかけるが異を決して口を開くがそこに・・・。  
「むぐっ、むぐぐ・・・」  
深霜は己の胸を殷雷の頭に押し当てる。たまらず息を詰まらせる殷  
雷。柔らかい深霜の乳肉の感触が殷雷の理性を吹き飛ばそうとした  
が必至に堪える。両乳房による圧迫から殷雷を開放すると今度は乳  
首を殷雷の口に含ませた。  
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜???」  
殷雷が驚愕したのは深霜の乳頭より染み出る液体を舌先で感じたこ  
とであった。  
「ああ、これ。これはねあのお酒の効果よ。さっきは殷雷のを私が味  
見したから今度は殷雷が私を味わってね。」  
混合された仙酒はそれぞれ本来とは異なる効力を発揮していた。五  
孔酒は精力絶倫、七命酒は連続行為に耐えうる回復力、そして魂沌  
酒は性的興奮を高め性腺を刺激し媚薬効果を持つ液を分泌させた。  
深霜から滲み出る液汁の味に殷雷はたまらず溺れた。殷雷本人の意  
思に反し彼の身体は乳液を求めまるで赤子のように深霜の乳首に吸  
いつく。  
「くうっ、う、うあ……あああああっ!」  
乳腺をきつく吸い上げる殷雷の唇に感じた深霜はたまらず大きく仰  
け反るがスッポンのように殷雷の口は離れらかった。吸い上げた乳  
液を舌で、咽奥でじっくりと味わった後、殷雷は深霜の乳頭を解放  
した。  
(あ・・・ああ・・・・。)  
乳液の催淫効果により殷雷の理性は少しづつおぼろげになっていっ  
た。  

 

「今度は胸でしましょう。」  
先端から液汁をほとばしらせる深霜の胸は心なしかいつもよりも大  
きく感じられた。深霜は胸の谷間に殷雷の陰茎を挟み込み、ゆっく  
りと上下にしごく。自分の乳肉にひっかかる殷雷のカリに深霜はよ  
り淫らに刺激される。全身性感体と化したかの興奮に包まれ自らの  
身体を一心不乱に肉棒に擦り付ける深霜。男根を動かすと同時に適  
度に濡れた殷雷の亀頭を丁寧に嘗め尽くす。赤味を帯びた茎先に、  
桃色の舌が幾度も這いまわる。そしてついには尿道を啜るかのよう  
に吸い付き、たまらず射精をする殷雷。とろみのついた液体が深霜  
の口をそして胸の谷間を汚す。ドロリとした白液が胸の谷間から腹  
へと滴り落ちる。  
「どう。気持ちいいでしょう。でもまだまだこれからが本番よ。」  
深霜は自分の胸で感じている殷雷を見て悦に浸る。熱さを増す陰茎  
を再び挟み込み自分の乳首から溢れる乳汁を刷り込むように棒に塗  
りたくる。強力な媚薬効果をもつ液汁に刺激され絶頂に達した殷雷  
の精液が勢いよく射出され顔に白濁を受け入れる。殷雷の白液と自  
分のを同時に舐め深霜は深く酔い溺れた。  
(欲しくなっちゃった・・。殷雷のモノ。)  

絶え間ない快楽に殷雷の意識は虚ろとなった。己の中を突き動かす  
衝動に次第に抗しきれなくなっていた。  
(やばい・・。このままでは・・・。)  
そんな殷雷を尻目に深霜は一刻も早く殷雷の肉棒に汚され尽くした  
いと欲求する火照る肢体を震わせていた。淫らな液で湿った己の陰  
唇に指を這わせ、菊門付近の尻肉を弄る。秘所を適度にほぐし深霜  
は直立させた殷雷の陰茎に己の秘膣を宛がう。互いの切っ先が触れ  
あい擦れあうのに快感を覚え、肉豆が肉棒と摩擦を起こすたびに電  
流を脳に流し込まれるかのような刺激が贈られる。  
「入れるわよ。殷雷。」  
息を荒らげ殷雷の刀に己の鞘を宛がい、深呼吸の後一気に腰を落と  
す。  
「う、あ、いあっ。ぐぐっ……はうっ、あうっ」  
刃で貫かれたような衝撃が深霜に走る。膣から子宮内を串刺しにさ  
れたかの錯覚を覚えながら殷雷刀は深霜刀の秘鞘を深く押し進む。  
深霜は痛みと刺激に堪えながら殷雷にしがみつく。  
「感じてるっ。私、殷雷に犯されて感じてる。」  
(・・・逆だろうが!)  

 

殷雷の胸中の囁きは無視して深霜は腰を深く突き動かす。淫らな肉  
が竿をがっちりとくわえ込み膣壁を抉る。肥大する肉色の豆。柔ら  
かい肉の中に揉みこむように挿入が繰替えされる。突き進む肉の衝  
動に溺れ深霜は喘ぐ。  
「あっ、うっ、おふっ、奥までっ.・・入って・・イ・・・イイ・・・。」  
搾りこむかのように陰茎を締め付ける肉圧は殷雷の限界を超え、精  
液が子宮の内奥めがけて脈打ち注ぎこまれる。熱い液体の奔流に深  
霜の脳裏が白くはじける。  
「う、うぐぁっ!」  
「……ああああああっ。で、出てる。熱い。熱いぃぃぃぃぃ。」  
絶頂に達した深霜は殷雷を抱え込み胸で頭を包み込む。いまだ乳液  
で濡れた深霜の乳房に包まれ殷雷は苦しげに手足をばたつかせる。  
深霜は腰を激しく突き動かし雌の本能のままに口から涎をこぼしつ  
つ歓喜に震え、秘裂で陰茎を嬲りつくす。  
「うっ、はあっ、こんなに太くて立派なんて。イイ!殷雷ぃぃぃぃ  
ぃぃ。」  

 

反芻される絶頂。何度もイクたびに肢体を震わせ深霜は殷雷を己の  
膣肉で喰らいつくす。濡れた胸の柔肉の感触。竿を絞り尽くし白液  
を吐き出させつづける深霜の膣。殷雷の最後の理性が糸を切らすの  
にさほど時間はかからなかった。ついには理性を失った殷雷は肉食  
獣のごとく深霜を押し倒し自分から激しく性交を行う。獣と化した  
殷雷は深霜の肉に文字どうり喰らいついた。胸を引きちぎるかのよ  
うに強く絞り込み溢れ出す液汁を吸い込む。桃色の乳首がたまらず  
充血する。それと同時に逞しい肉棒は深霜の胎内を掻き回し膣内を  
破壊するかのような強い圧迫を深霜に与えた。強烈な激痛に耐えな  
がらも深霜は絶頂に達する。  
「いい。もっと犯して。私を犯して。もっと、もっとぉぉ。」  
己が肉を貪る殷雷を見て深霜は恍惚に浸った。それからも殷雷は深  
霜の肉を喰らい、深霜の膣口はもとより菊門、胸、口、その他性感  
体全てに白濁液を射出しつづけた。指先で乳首をしごかれながら背  
後から刺し貫かれるのも、菊門から腸内を抉られ尻肉を余す事無く  
蹂躪されるのも、乳頭で亀頭の先をしごかれるのも、飲みきれぬ精  
液に咽をつまらせむせ返るのもどれもが深霜にとって幸福であった。  
殷雷の淫液に塗れながら深霜は幸福感の余り意識を失い、殷雷もま  
た力尽き倒れた。二本の刀は寄り添うように抱きあう形で眠りにつ  
いた。  

 

それから一週間の間。二本の刀は幾度となくまぐわった。たいがい  
は嫌がる殷雷を深霜が無理矢理くわえ込むという形であった。あの  
手この手で深霜は殷雷と行為にこぎつけ、穴と言う穴を殷雷刀で深  
霜は開発し尽くし殷雷の精も根も根こそぎ吸い尽くした。一週間の  
後、和穂が殷雷を呼び出すとそこにはすっかりと憔悴しきった殷雷  
がいた。もっと断縁獄の中で休んだ方がいいのではないかと言う和  
穂に対し殷雷は泣いてすがりつき  
「俺を二度と断縁獄にしまわないでくれ。」  
と涙ながらに訴えた。事情の飲み込めぬ和穂と静嵐はきょとんとし、  
ただ一人大方の事情を察した恵潤が笑い転げていましたとさ。  

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