風呂上がり、居間にいる部長に声をかけるホタル。
「ぶちょお、お先にお風呂頂きやしたー☆」
「ああ……って貴様!なんて恰好をしている〜!!」
「へ?コレですか?」
「こら〜〜!!その恰好でこっちに来るな!」
「だって着替えのジャージ忘れちゃって。そしたらちょうどぶちょおのYシャツ
が脱衣所に陰干ししてあったから借りたんですけど、着替えたらすぐ返しますよ〜。
そんなに怒らなくても……って、あれ?ぶちょお?これは……。」
「これは?」
「あの、ひょっとして女子の憧れ『お姫様抱っこ』というものでしょうか??」
「そうだ。全く、人が疲労困憊して仕事から帰ってきたっていうのに、貴様は。」
「はぁ、はぁ?」
「いいから、ドアを開けなさい。私は両手が塞がっているんだから。」
「えーと、これから私はどうなるんでしょうか?」
「決まってるだろ。私のデザートだ。」
「あの私、まだ夕御飯も食べてないんですけどぉ。」
「安心しろ。明日の朝私がちゃんとしたコンチネンタル・ブレックファーストを
作ってやるから。」
「明日って!はぁ?はぁ?はぁあ〜!?」
そしてホタルはぶちょおに美味しく頂かれた、トサ。
おしまい