「ただいま戻った」  
…タイヤ女?誠一はいぶかしげな顔で同居人・雨宮蛍を見る。蛍は縁側を抱き枕とともに転がっていた。意外にもまだ会社での格好だ。  
「…また複雑な心境とやらなのか?」  
誠一を見つけた蛍は一瞬止まり、方向を変えて転がってくる。  
「やめなさい!わっ…来るんじゃない!」  
「手嶋さんちに招待されたんですぅ〜嬉しいけど男の人んちなんて何年ぶりか〜。ぶちょーも一緒に転がりましょ〜」  
誠一は表情を失う。二人がうまくいけば、雨宮はこの家を巣だっていくだろう。そんな日が間近に迫っているのか。  
「そうか。がんばりなさい」ショックなんか受けてない、やっと実家が自分に帰ってくるのだ。誠一は自分にそう言い聞かせて自室へ向かおうとした時、蛍は抱き枕を投げて代わりに誠一の足にしがみついた。  
思いがけず柔らかい蛍の胸が誠一の足にあたり、体がぴくっと反応するが、我に返って蛍を蹴りとばす。  
こいつは干物、干物…何を考えてるんだ私は。別居が長いせいだ、こんなに体がうずいているのも、鼓動が速くなっているのも。  
「ちょ!痛いじゃないですか!」  
「私の足を抱き枕にするんじゃない!…っだ!」  
再び自室の方を向いた誠一の足を蛍が恨めしげにつかんだので反動では床に倒れてしまった。  
 
「いい加減に…」  
「私を見捨てるんですか?助けて下さいよ〜」  
顔をあげると蛍がのそのそと被さってくる。  
珍しくまだジャージでない服の下の胸を凝視してしまう。  
自分の思考にハッとし、いかん、と蛍の顔を見る。  
白い肌に不満そうな表情の愛らしい顔。かわいい。かわいい。  
次の瞬間には上下が逆転していた。  
「ぶちょー何するんですか!?」  
あぁ、やっとわかった。久しぶりに楽しい「家」だったんだ。ほっとけなくて、憎まれ口をたたきあうのが楽しくて。  
 
「雨宮」  
「はい?」  
「私は…私は、君が好きだ」  
「…ぶちょ」  
蛍の言葉を唇に触れるだけの優しいキスで遮る。  
誠一が蛍の顔を見ると、蛍は完全に動転していた。わけがわからないんだろう。当たり前だ。私だって…  
誠一はため息をついて、蛍から離れて立ち上がる。  
「すまなかった」  
呆然とする蛍をおいて自室に入ってしまった。  
 
どれくらい時間がたったのか、ベッドでぼんやりする誠一の部屋に蛍がそっと入ってきた。  
「雨宮、さっきのことは…」「部長は私のこと嫌いになったんですか?」  
誠一が驚いて蛍を見ると、なぜか蛍が泣きそうになっていた。  
 
「私は、今、他の誰に嫌われるより、部長に見放されるのがいちばん怖いです」  
そう言うと誠一のベッドに入ってきて泣き出した。  
「干物だけど、何年も恋してないけど、嫌わないで下さい」  
誠一は蛍を優しく抱き締めた。蛍の頬の涙をぬぐう。  
「私は君が好きだと言ったばかりじゃないか…」  
小さなキスをたくさん落とした。欲しい。もっと…  
蛍の後頭部に手を添え、唇をこじ開け舌をさしこむ。  
本当に久しぶりなのか、蛍の舌はぎこちない。そんな蛍が愛しくて、もう止まらないかもしれないと思った。  
 
誠一はベッドに優しく蛍を寝かせると、服の上から柔らかい胸に触れる。蛍がびくっとする。  
「ぶちょっ…待って…」  
円をかくようにゆっくり胸を揉むと、ひゃっ、と蛍は声をあげる。  
「やだ…待てないもん」  
ワンピースのボタンを開け、ブラをたくし上げると、白い胸と固くなった先端がこぼれる。  
たまらず誠一は吸い付いた。  
「やぁ…ぶちょ…あっ…」  
「なに?ちゃんとしゃべんなきゃ」  
そう言いながらズボンを下げてパンツに手を入れる。  
「だめっぶちょ、まだ…あっ…あっ…」  
ぐちゃぐちゃのそこに指をさしこみかき混ぜる。  
息を荒げて切なげに誠一を見る蛍に、誠一はまた深い深いキスをする。  
服を素早く脱ぎ、避妊具をつけて、蛍の足の間に割って入る。  
 
「好きだよ雨宮」  
「あっ…」  
ゆっくり動かす腰を次第に速めていく。蛍の奥に当たるたびに、蛍が誠一の二の腕をきゅっと握る。  
「やっ…私もう…」  
強く抱き合い、口づけあって二人は一緒に果てた。  
 
 
 
「部長、何ですか、待てないもんって」  
「あ?」  
「私実を言うとあの瞬間すごく萎えましたよ?」  
「…君は…男に抱かれる時くらいかわいくなれないのか!」  
「やめて下さいよ部長っ!いてっ!」  
「一生干物でいろ!」  
 
END  
 

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