「おもちゃのちゃちゃちゃ」  
 
 
「やっだー、ハルヒくんったらっ」  
素で答えるハルヒの前に座る二人の少女達が、声を高くして笑う。  
本当に楽しそうに笑う穢れを知らない少女達。  
そういう少女っぽさを、あまり自分で意識したことはないハルヒ  
だったが、彼女らを見ているとこういうのも悪くないなと思う。  
自分もつられてつい自然な笑みがこぼ、  
「っ!」  
自分の足の付け根の間にある「もの」が、急に強い刺激を受け、  
ハルヒは瞬間息が詰まった。  
表情も微かに引き攣る。  
笑っていた少女達がそれに気付き、ハルヒに声をかける。  
「ハルヒ君、急にどうしたの? どこか具合でも?」  
「な、なんでもないですよ。ちょっとお茶に咽ただけで」  
内部を揺らめかす「もの」からの刺激を我慢して、ハルヒは笑った。  
なるたけ、自然に。  
ハルヒの線の細い笑みはいつものことで、少女達もそれきり不審に  
思わず、そのままハルヒとの会話を続け、満足そうに去っていった。  
第三音楽室のドアのところまで彼女らをお見送りしたハルヒは、  
閉められた豪華なドアに手をつき、かすかなため息を漏らす。  
その頬はかすかに紅が差されていた。  
そして−−−−−−−−−−、  
背中には冷ややかな2つの視線を感じていた・・・・・・  
 
 
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|私立桜蘭学院は、一に家柄、二にお金。  
|財と暇と美貌を持て余した高等部男子と、  
|借金をカタに引きずり込まれた庶民女子一名が  
|日々優雅に女生徒をおもてなしするという  
|華麗なる遊戯でございます。  
+--------------------------------------------------  
 
 
「皆の者、本日もよい仕事であった。余は満足じゃ」  
と何だか意味不明な賞賛の言葉を吐くのは、部長の環。  
クールな低音と悪魔の微笑で  
「おかげで今月も黒字を保てるよ」  
と報告するのは、副部長の鏡夜。  
「うーん、このケーキ甘いねっ!」  
「・・・・・」  
人の話を聞かずにケーキに夢中のハニー先輩と、無口な相方モリ先輩。  
「はっはっはっは。よきかなよきかな」  
と環は無駄に上機嫌だ。  
「そ、それじゃ私は、」  
とひっそりと立ち上がったのはハルヒ。  
ハルヒは先程からの刺激に、表情を崩すまいと必死に耐えていた。  
普段から表情も口調も大げさではないほうなので、何とかバレては  
いないようだ。  
 
「えー、もっと遊ぼうよ〜」  
と涙目の環。  
「今日、は、卵の特売、なんです、よ」  
ひっそりと笑う。何となく言葉が怪しいが。  
−−笑えてるよね・・・・・。  
ハルヒは自分に言い聞かせる。  
鏡夜が視線をハルヒに向けた。  
あの何もかも見透かしたような鏡夜特有の目が、ハルヒに突き刺さる。  
が、次の瞬間には何も無かったように  
「いつものことじゃないか」  
とゴネる環を宥めた。  
環からオーケーが下りると、ハルヒはそそくさと荷物を抱えてドアに向かった。  
−−あと少しっ・・・・  
「それじゃ俺達も行こうか、馨」  
「そだね、光」  
2つの同じ声がハルヒの背中に突き刺さり、瞬間体を固くした。  
辛うじてドアを開けて、第3音楽室を出る。  
 
「なんだいなんだい、ふたりしてっ。お前達ももうお帰りなのかえ?」  
環がよくわからない台詞回しで泣き言を言う。  
「んー。今日はもうノラない」  
「ホスト部としてのノルマはちゃんとこなしたんだからいいだろう?」  
そう言う光と馨に「そりゃそーだけどさあ」とまだごねる環。  
だが気まぐれなことは環以上の、常陸院兄弟にこれ以上は何を  
言っても無駄だろう。  
「今日はこれでおひらきにするか」  
という鏡夜の言葉に、環もしぶしぶ諦める。  
ステレオな別れの挨拶を、環は詰まらなさそうな顔で見送った。  
「あーあ、つまんなーい」  
ぷいっとして環は控えの部屋へ向かう。  
それを横目で見ていた鏡夜は、3人が消えたドアに視線を向けた。  
かすかに口の端を吊り上げると、彼も控えの間へ向かった。  
最後の二人は・・・・。  
ハニー先輩は滅多に無い無表情でドアを凝視した後、ひょいっと  
モリ先輩によじ登りにっぱり笑いかけた。  
モリ先輩はそれに軽くうなずくと、ここを後にした。  
 
 
ハルヒは第3音楽室を出て、そのままドアによりかかった。  
「あ・・・・ぅ」  
もう立っているのも辛い。  
早く、早く。  
<約束>はホスト部の時間までだ。  
「彼ら」が来る前に、早くトイレに行って、アレを・・・・・  
よろよろと歩き出したハルヒの背中に、ドアの開く音が当たる。  
−−早くっ!  
しかし「彼ら」は、遥かに速かった。  
「ハールヒちゃん、遊ぼ」  
「さ、いい子だから」  
ふたりに両腕をあっさり取られてしまう。  
ハルヒの顔に絶望の色が浮かんだ。  
「かお、る、ひか・・る。お願・・い、も、もうっ」  
半泣きでハルヒが哀願する。  
「だーめ、だめ! こんな楽しい遊び、他に無いもん。な、馨」  
「そーそー。ハルヒのこの顔を見るのが、すっごい好きなんだ  
よな、光」  
ちょーご機嫌な双子の言葉に、ハルヒの絶望が深くなる。  
 
「お、おねが、・・ひゃう!」  
ハルヒの体が、軽く仰け反った。  
彼女の口から、途切れ途切れの声が洩れる。  
右側の馨が、ハルヒの耳元に囁く。  
「いってイイヨ」  
「あああっ」  
両腕を取られて固定されているので、体だけがゆらゆらと悶えている。  
「あ、・・は、」  
顔を真っ赤にしたハルヒは、ふるふると首を振って、耐えている。  
人気がないとはいえ、ここは廊下だ。  
こんなところで、こんなコト、  
左腕を取っている光が、すっと自分の左手をハルヒのブレザーに  
差し入れると、彼女の乳房をぎゅっと揉みしだいた。  
その瞬間、ハルヒは高い息を吐いて、「開放」してしまっていた。  
体中の力が抜け、今度こそ、双子の支えなしでは立っていられない状態だ。  
−−も、もうこんなの嫌だ・・・・  
悲嘆にくれるハルヒの両頬に、キスが落ちる。  
「かわいいっ」  
「サイコーだよ、ハルヒ」  
 
双子が口々に言う。  
「や、やくそく・・・・」  
ハルヒが声を振り絞って告げると、馨が不思議そうな顔をした。  
「ア、アレを入れるのは、・・ホスト部の時間までって、」  
真っ赤になりながら約束を口にする。  
昼休みに二人に微笑まれ、応じさせられたことは、部が終わるまで  
という「約束」だったはずだ。  
「そうだったっけ?」  
光が記憶にありませんと言った顔で返答する。  
「そういやそうだったかも」  
と馨。そんな二人に、ハルヒは重ねて言った。  
「、も、いいでしょう?」  
揺らめく体をおして、ハルヒは彼らから離れようとした。  
が、馨も光も彼女の腕をがっちり掴んで逃さない。  
「ダメだよ、」  
「これから一緒に遊ぶんだから」  
「馨、光、離して!」  
すっと馨の手が伸びて、ハルヒの顎を捉えた。  
「イイヨ。約束だからね、取っても」  
「馨!」  
「それじゃ、手を」  
 
「ここでアレを取ってくれるんなら、離してあげるよ」  
「!」  
ハルヒは身動き取れなくなった。  
「そ、そんな、」  
得心した光がハルヒの正面に回り、ちゅとキスをして笑う。  
「時間は決めたけど、<どこで>、とは決めなかったよ」  
今度こそハルヒは蒼白になり、本能的に逃れようとした。  
だが逃げようとして身を捩った瞬間、体に電流が走ったように硬直した。  
「あ、あ・・・・あ」  
ハルヒの細い足の間にある<モノ>が、再び動き始めたからである。  
馨が耳元で囁く。  
「さ、とってイイヨ」  
「・・あ・あ、やぁ」  
「それじゃ」  
「帰ろうか」  
ハルヒは自らの意思を失われたまま、にっこり笑うふたりに  
引きずられていった。  
 
門の前には常陸院家の豪華な迎車。  
ふたりの間に挟まれたまま、ハルヒは車に乗せられた。  
運転手との間に仕切りが上がる。  
狭い空間にはハルヒと光、馨だけ。  
双子はすぐさま、ハルヒの服の中に手を差し入れた。  
光が彼女の秘部に触れる。  
小さな布は、絞れそうな程ぐっしょり濡れていた。  
「あーあ、ハルヒったらやらしいの」  
二人がかりで押さえ込まれているハルヒは、最早抵抗することが  
出来ない。言葉で攻められても、視線を避けるだけだ。  
光はびしょびしょの下着の横から入り込み、直接蜜口に触れた。  
「・・・・っ」  
「声押さえないでよ、ハルヒ」  
馨が両の乳房をぐりぐり揉み、時折、乳首を抓ったりしている。  
「ん」  
光が少し奥に指先を入れたあと、引いた。  
動いた刺激でハルヒの声が洩れる。  
ハルヒの蜜で濡れそぼった「アレ」は、光の指先にあった。  
「ほら、ハルヒ。約束どおり取ったよ」  
 
彼はうれしそうに「それ」を彼女に突きつけた。  
安堵した反面、自分の「女」の匂いに、ハルヒはクラクラさせられる。  
「舐めてよ」  
馨はハルヒの顎を掴んだ。ぼうっとした頭で、言われるまま舌を出した。  
そして光の指ともども舐め始めた。  
嫌なことなのに、よくわからない。  
自分の香りを放つ「それ」を舐めていると、体がそれしか意識してこない。  
馨は彼女の顎を支えるのをやめ、乳房を捏ねまわし、ハルヒの  
うなじにキスを落とした。  
光はもう片方の手を再び差し入れ、ちゅくちゅくとハルヒの蜜壷で  
遊んでいた。  
ハルヒ自身の服は殆ど乱れていないだけに、感覚が集中し却って  
ゆとりがない感じだ。  
「あ、ふ・・・んん」  
行為に没頭しているハルヒの背にぞくぞくしたものがあがってくる。  
−−−−と。  
スピーカーから運転手の声がした。  
「おふたかた、お着になります」  
ハルヒは愕然とした。  
いくら密室に近いとはいえ、こんな車の中で我を忘れて・・・・。  
ショックと恥ずかしさで身動きが取れない。  
「はい、これもう一度」  
 
光がハルヒの前から「アレ」を引っ込めて、呆然としている彼女の  
蜜口に再び差し入れた。  
「や! ぁ」  
濡れきったそこは、苦も無く受け入れる。  
抵抗する間もなく、馨がスイッチを入れた。  
「・・・は・・・ぁう・・やめ、て。や、く」  
彼女の言葉を、光が口付けで奪った。  
馨がハルヒの身支度をすばやく整える。  
理性で落ちた快楽が、またぞろ全身を蝕み始めた。  
車が止まった。  
「さ、行くよ」  
「遊ぼう」  
快楽と羞恥で体があまり言うことを利かない上に、二人に左右の  
肘をとられて、ハルヒは豪華な常陸院の邸宅の中に、半ば引き  
づられる様に入らされてしまう。  
通りがかる使用人達が口々に「お帰りなさいませ」と言い、双子は  
適当に返答してゆく。  
こんな姿をした自分を他人に見られている。  
恥ずかしい。ハルヒは、顔を伏せて耐えていた。  
 
 
やや年を過ごした壮年の男性が挨拶した。以前にも会ったが、  
彼がこの常陸院家の執事らしい。  
「ただいま。適当に飲み物とお菓子用意して」  
「それで僕達の部屋には誰も近づかないように」  
男性はそれだけで双子の「遊び」を理解し、恭しく頭を下げて辞した。  
一体部屋が幾つあるのだろう。前にも来たのだが、全然覚えていない。  
元来聡明なハルヒなのだが、何しろ今はそれどころではない。  
とにかくドアが開いて、部屋に入らされた。  
ハルヒはもうここまで歩くのに精一杯だった。  
立つことも困難になってきている。  
息に甘さが含まれる。  
左側の光が左耳にキスをする。  
「これからもっと、」  
右側の馨が右耳を噛む。  
「いい気持ちになるよ」  
 
二人は耳元から、頬、うなじ、喉元と唇で愛撫しはじめた。  
「も、やめ、てよ、」  
二人に支えられていないと立っていられないハルヒが密やかな  
抵抗を試みるのだが、桜蘭のブレザーは光に脱がされ、馨は  
ズボンのベルトに手を掛け、簡単にホックとファスナーを外した。  
「やー」  
身じろぐと、ズボンはストンと落ちた。  
馨の左手がするりとハルヒのショーツに潜った。丸い尻を  
撫で上げると途切れた声が上がる。  
「ひゃ、・・・あ。あ、」  
光の方はというと、肌蹴られたワイシャツに手を突っ込み、  
乳房を愛撫している。無論その間も、ハルヒの蜜壷では微細  
な振動が彼女を責め立てており、最早何も考えられない状態だった。  
喘ぐばかりのハルヒの唇に、光がキスを落とす。  
舌で攻める。逃げることも出来ないハルヒのそれは、持ち主の  
意思を最早聞いてはいない。  
「名前、呼んで」  
馨が囁く。  
舌を差し入れ、快楽で脅す。  
「あ・・・ぁ、か、かヲ、る・・・・ひ、カルぅ」  
体が答えた。  
そして−−−−−−−−−−堕ちた。  
 
 
常陸院光と常陸院馨という双子の行動思考は、  
「自分達二人」と「それ以外」  
に完全に分けられる。  
生まれた時から大事なのは相方だけで、それ以外ははっきり  
言ってどうでもいいのだ。権力、財力、知力、容貌、どれを  
とっても人並以上の彼らにとって、二人揃えば大抵のことは  
クリアできてしまうからだった。  
実際、中等部時代に大抵の「遊び」はやり尽くした。  
殆ど犯罪まがいのことにまで。  
今はそれにも飽きてしまい、環の勧めるまま、退屈を紛らわす  
為に「ホスト部」に籍を置いているにすぎない。  
 
そこで彼らは、新しい「おもちゃ」を見つけたのだ。  
藤岡ハルヒという、今迄見たことも無いおもちゃを。  
 
「は、・・・ぁ・・あぁん」  
ハルヒの口から、嬌声が洩れる。  
「んー、いい声」  
光がハルヒの胸を弄ぶ。彼女の白い肌に痣を焼き付けながら。  
キュと乳房の先端の紅い果実を抓ね上げると、ビクンと体が跳ね上がった。  
無意識に口元に手をやり、声を抑えようとしている彼女のその手を外し、「こっち」と自分の右手を口にあてがい、舐めさせる。  
快楽に酔い始めているハルヒは、その指先に舌を絡ませた。  
馨は彼女の蜜壷を吸い、細い腿から後ろの尻も愛撫している。  
ハルヒのそこからはとめどなく蜜が零れていた。  
「ほんとにハルヒはいやらしいね。気持ちいい?」  
意地悪な問いかけに、ハルヒは微かに首を振る。  
「あー、嘘ついたー」  
光が乳首をがりっと齧ると、彼の指に犯されながら、強い反応を示した。  
「ダメだよ、ハルヒ。ここはそうは言ってない」  
馨は指を2本ぐっと差し入れた。  
「む、ぅむ・・・ぁ」  
ハルヒは反射的に軽く達してしまった。  
その様を見た二人は、揃ってなじった。  
「「ハルヒったら、インラン〜」」  
荒い息を上げながらも、ハルヒは僅かに意識が戻る。  
彼女の目から、微かに涙が零れた。  
「も、もう・・・ヤめて、よ。ふたりとも、・・なんで、こ・んな・・・」  
猶も自分達を拒もうとするハルヒに、馨と光は冷ややかな目を向ける。  
「決まってるじゃないか」  
「ハルヒが僕らの」  
「大切な」  
「おもちゃだからだよ」  
 
ハルヒは今度こそ絶句し、蒼白になった。  
「ひ、ひど・・、」  
「ひどいのは、そっち」  
馨はそう言いながらハルヒの脚を取って、押し広げる。  
「やっ・・・! かおるっ」  
光が逃げようとする彼女を後ろから抱きすくめ、乳房を揉みあげる。  
「ひ、かる、」  
うなじにキスを落とし、そこにも跡を付けながら光が言う。  
「わかってくれないからだよ」  
馨は自身を何回かイって緩くなっている彼女の蜜口に差し入れた。  
瞬間、ハルヒの高い声が洩れた。  
快楽が瞬時に脳を灼く。  
ハルヒの細い腰を持ち、動く。  
甘い声が二人を一層煽り、ズチャズチャという淫らな水音が  
朦朧としたハルヒを自虐的に追い詰める。  
おもちゃと言われた自分。  
二人の異性(それも双子だ)に体を自由にされているというのが  
既に普通の状況ではないにも関わらず、体は快楽を求めて悶えている。  
ハルヒ自身は、特別彼らの心を欲しているとは思わないのだが、  
体が「心」を欲している気がする。  
もっと、もっと、と・・・・・・・・・・・・。  
 
「あ、・・・やっ」  
上り詰めようとしたハルヒは、突然馨のペニスを抜かれ切ない声を上げた。  
「あ。」  
肩を掴まれ、手前に倒される。  
目の前にまだ精を放ってない馨のペニスを意識するのと、後ろから  
コンドームを付けた光のペニスが突き入れられたのは、同時だった。  
「あ、あ・・・・ぃひぅ」  
頭をやさしく掴まれ誘導された。  
下肢の快楽を約束された体は、それ以上の快楽を求め、  
馨に犯されることを自然に選んでいた。  
「ハルヒ、すご、・・キツ」  
「舌、・・・キモチいい・・」  
光も馨も、そしてハルヒももう限界だった。  
「、ん・・・んーっ、」  
「いって、いいよ、ハル・ヒ」  
彼女のやわらかい髪に手を差し入れて梳く馨が呻く。  
光は腰を掴み、強く動かし煽った。  
「ハルヒ、」  
先に来たのは、ハルヒの方だった。  
体が大きくしなり、快感が凄まじい速さで肩や爪先を侵食してゆく。  
その刺激を受けて、双子も精を放った。  
「ぐ」  
「・・う、」  
 
 
−−かわいいかわいい大事な「もうひとりの僕ら」、  
−−「家族」にして、一生手放したくない、  
 
 
馨のが、ハルヒの顔や喉に散った。  
喉の奥まで入り込んでいた為に、結果、彼女はその幾ばくか嚥下した。  
喉を鳴らし、快感に打ち震えるハルヒの、何と淫卑に美しいことよ。  
馨は衝動的に彼女の頤を掴むと、強く口付けた。  
「・・・ん。は、・・ぁ」  
一方の光は、ハルヒの熱い膣を、果てた後も余韻にまかせて浸っていた。  
彼女の淡く色づいた背中にキスを落とすと、  
「かわいいよ、ハルヒ」  
と囁いてからやっと抜いた。  
彼のが抜かれると安堵したのか、ハルヒは消耗のため気を失った・・・・・・・・・・・・。  
 
情事に酔い潰されたハルヒの体を、双子は静かに撫でていた。  
「ハルヒはね、特別なおもちゃなんだよ」  
右側の光が囁く。  
「ずっとずっと僕らと遊ぼうね」  
左側の馨が肩にひっそりとキスを落とす。  
馨と光は、ハルヒに対する「特別」な思いの正体を自覚していなかった。  
彼らですら気付かぬその思いを、ハルヒがわかろう筈もない。  
今は、心より体を惑わされている、彼女。  
藤岡ハルヒは、−−−−−−−−−夢の中にあった。  
 
 
end;  

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