ある日、伊沢さんの部屋にて。
神代ユウと二人でテレビを見ていると、「フェチ」という言葉がでてきて…
マイはユウに向き直ると言った。
「ねぇ、神代君?」
「な、なに?」
「神代君は何フェチなの?」
「え、いきなり何言ってるの!?(赤面)」
「さっきのテレビ見てなかったの?」
「いや、見てたけど…その、あの」
しどろもどろになっているユウを見て面白そうにマイは体を密着させきた。
「ねーえ」
「えーと、その」
さらに顔を紅葉色に染まり、密着していた柔らかいものから上に視線をあげた。
しかし、潤った唇が瞳に映り、ついに息子が!(笑
それに気づいたマイが恥ずかしそうに驚いた声をあげた。
「ご、ごめん」
「う、ううん。別に大丈夫」(赤面)
いったん体を離すと、マイは思い出したように笑顔で
「それにしても、神代くんのその慌てた様子かわいかったなぁ」
「ううぅ。あんまり、からかわないでよ」
「ごめん、ごめん」
マイはユウの髪の毛を撫でると、言った。
「で、何フェチ?」
「・・・・・・・」
(おわり)