必殺仕事人2009・第五話「因果応報」より  
 
(あらすじ)  
高僧・正円が発起人となり、大仏の建立が始まった。しかし正円は材木商松木屋や、  
旗本の田上と組み、粗悪な材木や手抜き工事で浮かせた金を懐に入れようという  
悪党だった。宮大工の棟梁・宗兵衛はそれを告発しようとするが、松木屋に雇われた  
ヤクザの仁吉達に、一家皆殺しにされてしまう。作太郎が思いを寄せていた娘・  
お千代も犠牲に。ただ一人難を逃れた宗兵衛の息子・耕太は、家族の恨みを  
晴らしてくれと、三番筋に立つのだった…。  
 
 
 
「ぎゃあっ!」悲鳴が上がり、障子に血しぶきが飛ぶ。  
棟方宗兵衛の屋敷の中は、地獄絵図と化していた。  
仁吉と子分達は一切の手加減もなく、使用人達を手当たり次第に  
斬り、刺し、殺していく。家の中は随所に死体が転がり、血の海だ。  
「お前さん、お前さあん!」  
宗兵衛の女房・お妙が宗兵衛の亡骸にすがって泣き叫ぶ。  
仁吉は、宗兵衛の血がしたたる刀を、お妙に振り下ろそうとした。  
そこに三人の子分達が、宗兵衛の娘・お千代の襟首を引っつかんで連れてきた。  
仁吉の大勢の子分の中から選び抜いた、特に腕の立つ三人は、殺戮を終えても  
全く動じる様子はなかった。  
 
「親分、あらかた終わりやした。あとはこの小娘だけでさあ。」  
「馬鹿野郎!一人残らず殺れって言っただろうが!」  
お千代が子分の手を振り切り、お妙とひしと抱き合う。  
「後生です、娘はまだ十六なんです。この子だけは、この子だけは許して…!」  
だが、お妙の必死の叫びは、逆に仁吉の獣欲に火を点ける結果になった。  
「そうかそうか…まだ生娘なのかい。じゃあ男ってもんを教えてやらねえとな!」  
仁吉はニヤリと笑うと、お千代を強引にお妙から引き剥がした。  
「女房の方はおめえらにやるぜ。手早くやんな。」  
「へへっ、ありがてえ!」  
三人の子分達は一斉にお妙に襲い掛かる。  
「いやあっ!やめてえっ!」「おっ母さあん!」  
 
三人の子分達は、お妙の帯をほどき、あっという間にお妙を丸裸に剥いた。  
熟しきって、色気のたっぷりある肢体が、布団の上に放り出される。  
「悠長にしてられねえ、同時に行くぜ! 上と、下と、後ろでな!」  
三人の内、兄貴分の男の号令に、残りの二人が笑いを浮かべてうなずく。  
二人がお妙を抑えつけ、乳房を揉んだり、柔肌を舐めている間に、  
兄貴分は下帯をほどいた。お妙の脚を強引に広げると、黒々と生えた  
茂みの奥に、自らの男根を強引に沈めた。  
「あっ、あああっ!」  
お妙の体が反り返る。その間に弟分の一人は、お妙の両手を手ぬぐいで縛り上げた。  
左手でその両手を抑えつけ、右手で男根をお妙の口に捻じ込む。  
もう一人は足の方に回り、お妙の体を横にすると、豊かな尻たぶを左右に広げた。  
きゅっと固く閉じられた菊門が現れる。そこに無理やり陰茎を突き入れた。  
「うぐぅっ!むごぉぉっ!」  
男根でふさがれた口からは、大きな声も出せぬまま、お妙は悶絶した。  
口を犯されるのも初めてだし、菊門はめりめりと音を立てて裂けそうだ。  
 
「さあて、今度はおめえの番だぜ。」  
仁吉は、三人掛かりで責め立てられるお妙の姿を見て震えるお千代を、  
すぐ側の布団の上に突き倒した。  
「やめてえっ!」  
お千代の抵抗も空しく、仁吉は乱暴に帯をほどき、着物を全部むしり取った。  
十六歳の、まだ男を知らない裸身が曝け出される。  
「んぐうぅぅっ!」  
口をふさがれたお妙は、必死で哀願するが、無駄な抵抗であった。  
そのすぐ横にお千代を組み敷いた仁吉は、片手で自分の男根を取り出す。  
「さあ、おふくろの見てる側で、女にしてやるからな!」  
「やだぁっ!やめてえ!おっ母さぁん!」  
泣き喚くお千代の股を強引に開き、わずかに茂みの生える女陰を貫いた。  
「ああーーっ!!」  
お千代は恥辱と痛みと恐怖で絶叫した。女陰から破瓜の血が流れ出る。  
「おお、やっぱり生娘ってのはたまらねえなあ!そっちはどんな具合だ?」  
まだ膨らみきっていないお千代の乳房を乱暴に揉みながら、仁吉は尋ねた。  
「へい、上々でさあ、親分!」  
けだもの達はゲラゲラ笑い合った。三つの穴を犯される母と、処女を奪われた娘は、  
お互いに手を伸ばし合うが届かない。ただ蹂躙され続けるだけだった。  
 
「ようしてめえら、そろそろ引き上げ時だぞ!」  
絶頂に達しつつある仁吉は腰の回転を早めた。  
「あーっ!やめてえーっ!!」  
お千代は絶叫したが、仁吉はお構い無しに気を放った。お千代の手が虚空を掴む。  
お千代の中から男根を引き抜くと、白い液体にお千代の血が混じっていた。  
子分達も、お妙の口、菊門、女陰の中に放つ。お妙は一声呻き、ぐったりとなった。  
さめざめと泣く母娘を見て笑いながら、仁吉は刀を抜いた。  
「じゃあな、あばよ!」  
お千代の腹部に突き立てる。兄貴分の男も、お妙の心の臓を一突きした。  
「ぐああっ!!」  
母娘の悲鳴が上がり、同時に止んだ。仁吉達は身づくろいをすると、  
屋敷中に油を撒き始める。  
 
仁吉達は、通りに誰もいないのを確認してから、屋敷を走り出た。  
近くの物陰に駆け寄っていく。頬かむりをした男が一人、隠れていた。  
「遅かったじゃないか。しくじったかと思ってやきもきしたよ。」  
松木屋の番頭・茂平衛であった。棟方宗兵衛殺しを依頼した主人・松木屋の指示で、  
仁吉達の仕事ぶりを見届けに来ていたのだ。  
「すいやせんね、ちょいと余禄があったもんで。ほれ、ご覧の通り。」  
仁吉が指差す先から、メラメラと火の手が上がった。宗兵衛の屋敷はたちまち  
紅蓮の炎に包まれてゆく。どこかで半鐘が鳴り始めた。  
「宗兵衛はもちろん、娘っこまで一人残らず片付けやした。」  
「よし、引き上げるよ!」  
茂平衛と仁吉達は、小走りで逃げ去って行った。炎は闇を裂き、天を焦がしてゆく…。  
 
 
三日後の夜。  
茂平衛と仁吉、そして三人の子分達は、程よく酔って上機嫌で夜道を歩いていた。  
「いやあ番頭さん、ご馳走になりやした。」  
「いいってことよ、親分。また仕事の時はよろしく頼むよ。」  
「へへっ、任せといておくんなせえ。あっしとこいつらにかかれば怖いもの無しでさあ。」  
三日前に血生臭い惨劇を引き起こした男達は、そんな気配など微塵も感じさせず、  
暢気に笑い合った。死神が、自分達の目の前まで来ているとも知らずに…。  
 
夜も更け、通りには人通りが全く無くなった。月が雲間に隠れ、闇が濃くなる。  
それを合図にしたかのように、茂平衛達の先に、男が一人立ちふさがった。  
距離が数間離れていてよく見えないが、どうやら八丁堀の役人のようだ。  
茂平衛達は怪訝そうに立ち止まる。男は提灯も持たず立っていたが、  
やおら刀を抜いたかと思うと、茂平衛達の方へ襲い掛かってきた。  
「や、野郎!」「やっちまえ!」  
たちどころに酔いも醒め、三人の子分達は懐から取り出した短刀を手に、男を迎え撃とうとした。  
しかし男の太刀筋は速かった。子分達は一瞬で切り捨てられ、死体と化して道端に転がる。  
 
「仁吉!行け、行けっ!」  
「い、いやなこった!あんたが行けばいいんだ!」  
恐慌を起こした茂平衛と仁吉は、先程の和気藹々とした会話も忘れ、お互いに相手を  
盾にしようと、醜く揉み合った。ついに茂平衛が突き飛ばされ、男の前に飛び出た。  
「ぐわっ!」  
茂平衛も横一閃に胴をなぎ払われ、崩れ落ちる。その隙に仁吉は短刀を抜いたが遅かった。  
男の刀は、仁吉の胸に突き立てられていた。  
「ぐううっ!…て、てめえ…一体誰だ……!」  
鋭い眼光を浮かべた男は、その問いには答えなかった。仁吉の胸から刀を抜くと、  
とどめとばかりに、上段からの袈裟斬りが一閃する。絶命した仁吉はばったり倒れた。  
 
雲が流れ、月が再び姿を現わした。地面に転がる五つの死体と、男の顔を照らし出す。  
男は渡辺小五郎であった。息一つ切らす様子もなく、小五郎は刀を鞘に納める。  
棟方宗兵衛一家を惨殺した外道どもへの仕置きは終わった。しかし今夜はもう一つ  
仕事が残っている。今回の一件の裏で糸を引いている黒幕、旗本の田上重太郎も  
始末しなくてはならないのだ。  
「忙しいのは嫌なんだよ。さっさと地獄に行きやがれ!」  
小五郎は言い捨てると、月明かりの夜道を歩み去って行った。  
 
(了)  
 

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