それは志野からの相談だった。
「最近、珠洲の様子がおかしいの。なんだか私を避けてるっていうか近寄らないよう
にしてる感じがするんです。いつもならしつこいくらい私にくっついてきたのに……
。用事がある以外は部屋に篭もりっきりだし。珠洲どうしちゃったのかしら?それと
も私が何かしたのかしら……」
そう告げた志野の表情は寂しそうだった。
相談を受けた清瑞は、大丈夫ですよ、珠洲ならそのうちいつも通りになりますよ、と
おざなりの返事しかすることができなかった。
そしてその内容は清瑞を通じて九峪の耳にも入ることになる。
「珠洲がぁ!?」
九峪は目を丸くして驚いている。
「あの珠洲が志野を避けるっていうのは考えられないよな。変なものでも食べたのか
、それとも何かやましいことでもあるんじゃないか?」
「九峪様、心配ではないのですか!?」
軽口を叩く九峪に清瑞の口調は少し怒気を帯びていた。
「珠洲だって立派な復興軍の戦力、いえ、仲間です。仲間の様子がおかしいのに黙っ
ているんですか?神の遣い様はそんなに薄情だったんですか!?」
「いやいや、第一オレにどうしろってどういうんだよ?」
「とりあえず珠洲の様子をご確認されるのがよろしいかと」
「そんなの清瑞が行ったらいいじゃないか」
「私じゃだめなんです。ここは志野さんの次に珠洲と仲の良い九峪様が行くべきだと
私は思っています」
「……っていうかオレあいつと仲悪いじゃないか」
「喧嘩するほど仲が良いって言うじゃないですか」
「………オレに押し付けようとしてるだけだろ?」
一向に引き下がる気配の無い清瑞に九峪はとうとう折れた、というか無理やり折られ
た感じだ。もちろん九峪の顔には苦渋の色が現れていた。
「はぁ、はぁ、はぁ……、私の身体一体どうしちゃったんだろう?」
ここは珠洲の部屋。切なげな声を出しながら自らを慰める行為に耽っている。珠洲も
14才の少女。性に対する興味も芽生え始め、自慰を覚えていたってなんら不思議な事
ではない。むしろ普通の、健全な行為だと言える。ただ一つ通常とは違う点がある。
1ヶ月ほど前から異常とも言えるほどの性欲が珠洲の体内を占拠した。それで夜な夜
な異常なくらい自慰をしていた。そんな日々が続くうちに自分が刺激する陰刻が日に
日に大きくなっていくのが感じとれた。陰刻が勃起することは知っていたので最初は
そのせいだと思ったが1週間もすると片手で握れるくらいの大きさに膨れあがってい
た。2週間後にはさらに大きくなり青年男性の男根と変わらない外見をしていた。そ
れどころか最近では絶頂を迎えるたびに先端から白濁液が射出されるようになってい
る。まさに男性器そのものだった。今では肥大した竿を毎晩しごいて射精している。
珠洲のソレは志野の事を考えるたびに大きくなってしまう。
「こんな身体になったなんて誰にも言えないよぅ。きっとこの身体のままじゃ志野に
も嫌われちゃう……、それだけは死んでも嫌」
そう言いながらも動かす右手が止められない。
正座をしてる状態で自慰をしているのだが快感が身体を突き抜けるたびに自然と足が
開いてしまう。そのため何もはいていない下半身が露になる。そうすることで初めて
珠洲の女の子である部分が日の下に晒される。竿の先端はすでに先走り液で溢れてい
る。割れ目の下部からもぬめぬめとした液体が流れて床を濡らしていた。
左手ははだけた服から滑らせ、まだわずかに膨らみ始めたばかりの乳房を刺激してい
た。
「は、はぁ、はぁ。き、気持ち良い、気持ち良過ぎるよ!!」
さらに右手の動きが加速する。
「あ、あ、ああぁ!!どうしよう、止まらない!気持ち良い、珠洲のおちんちんが気
持ち良いよー!!」
顔は上気し紅潮している。
そして動きはさらに激しくなり珠洲は絶頂へと到達する。
「あ!ああぁぁ、うあぁっっ、志野、志野ぉぉぉーーーー!!!」
「何でオレが珠洲の様子を見に行かなきゃ行けないんだ?ったく」
渋々ながら九峪は珠洲の部屋へと足を進めていた。
「女の事は女の方が良くわかると思うんだけどな。忌瀬とかが適任だろうに」
愚痴愚痴言いながら珠洲の部屋の前に辿り着く。
(どうせ相手は珠洲だ。勝手に開けたって構わないだろう。またいろいろ言われそうだ
が今はそれを考えるのも面倒だ。珠洲の様子だけをちゃちゃっと見て引き返すとする
か)
そう決めて九峪は珠洲の部屋の引き戸を開ける。
「おい、珠洲入るぞ」
ガラ、
「志野ぉぉぉーーーー!!!」
九峪の足元に大量の白濁液が飛沫する。
妙に見覚えのある液体が飛んできた先を目で追うとそこには股間から伸びた肉棒を握
り目を潤ませて絶頂を迎えたばかりの珠洲が居た。恍惚した表情を浮かべて快感の余
韻に浸っている感じだ。竿の先端からはまだかすかに白濁液が射出されていて糸を引
いていた。珠洲はまだ朦朧としていて九峪の存在を認識できていない。
しばらく九峪は何も考えられなくなった。が、先に我に返ったのは九峪だった。九峪
は素早く部屋に入り引き戸を、バタン、と閉めた。
その音で珠洲はようやく我に返った。はっ、と顔を上げるとそこには九峪が立ってい
た。目が合う。珠洲はまだ自身の竿を握ったままだ。
そして珠洲は慌てて近くの布を引き寄せて自分の身体を隠す。
だが、すでに遅かった。
(み、見られた………)
何も考えられない。珠洲は世界が歪むほどの目眩を覚えた。
目眩が少し治まると今度は恐怖と衝撃で身体がガクガクと震えた。
見られたという恐怖。
つまり、みんなにバレるという恐怖。
志野に嫌われるという恐怖。
珠洲はもうまともに九峪を見れなかった。
(もう、だめだ……)
九峪は震える珠洲に近寄りそっと肩に手を置いた。
(え?)
予想外の九峪の行動に珠洲は顔を上げる。
九峪は優しく微笑んではいたが瞳の奥は不気味な色に輝いている。
「珠洲、お前最近様子がおかしいって聞いてたけど……これが原因だったんだな」
珠洲は何も言わないで俯いた。
「確かに様子もおかしくなるよなぁ、いきなり股間に変なもんが生えてきたら」
それでも珠洲は何も言わない。
「女なのにちんちんが付いてるって知ったらみんな驚くだろうな」
「……」
「お前さっき『志野ーーー』って叫んでたろ?志野を想像して竿をしごいてたんだろ
?違うか?」
その瞬間、珠洲は必死で懇願した。
「お、お願い!このこと志野に言わないで!私、志野に……志野だけには嫌われたく
ないの!!」
九峪は内心ニヤリとした。表情に出てたかどうかはわからないが。
「あぁ、言わないでおいてやる」
九峪のこの言葉に珠洲は全身の力が抜けるくらいにホッとした。そして次の言葉で愕
然とする。
「オレの前でもう一度しごいて見せてくれたらな」
珠洲は自身の肉棒を必死でしごこうとした。もちろん自らが望んだことではない。
九峪に強制されているのだ。
しかし、しごこうとしているモノは先程果てたばかりで回復する兆候がまだ見られな
い。仕方なく乳首や秘部を刺激しているのだがなかなか反応しない。
そんな珠洲の様子を九峪は楽しそうに見ていた。
珠洲の目にはアリアリと殺意の念が込められている。
「珠洲、なかなか苦戦してるようだな。手伝ってやろうか?」
「う、うるさい!!このすけべえ!!」
これが今の珠洲にできる精一杯の反抗だった。
九峪はおもむろに立ち上がり、珠洲の斜め後ろに座った。
思わず珠洲が危険を感じて身を引く。
「な、何よ!?」
九峪は珠洲の耳元に顔を近づけてそっと囁く。
「珠洲、想像してみるんだ」
「何を?」
「志野を」
その言葉に珠洲は反応する。
「いいか、志野の顔、首筋、胸、腰、尻、太腿、足首。お前は全て見たことあるだろ
う?ましてや触ったこともあるはずだ。それらを鮮明に思い出してみるんだ」
珠洲は九峪の言葉に従って志野のあらゆる部分を夢想する。
股間が顕著に反応しだす。
「目をつぶって大きくなり始めたソレをしごくんだ。そして全身をまんべんなく愛撫
しろ。まるで志野にされているかのようにな」
やがて珠洲の肉棒は完全に勢いを取り戻した。
同時にしごくスピードも徐々に加速していった。
「……っん、ん、志野、志野ぉ」
もはや珠洲は九峪の存在など気にしないかのように自分の世界に入っていった。
愛しい人の名前を呼びながら。
膝立ちになって必死でしごいていた珠洲だが、快感のあまり膝を立てたまま上半身を
床に突っ伏している格好になった。
つまり四つん這いのような格好だ。
後ろにいた九峪からは肉棒と秘部、そしてアナルが丸見えだった。
肉棒と秘部がどちらもぬるぬるに濡れていて床まで糸を引いて垂れていた。
年端もいかない少女が自身に生えた肉棒を必死でしごいている。
しかもこの犯罪級に卑猥なアングル。
九峪は珠洲の射精を見れればそれで満足するつもりだったがそうはいかなくなった。
もう我慢できない。
九峪はいきり立った自分の肉棒をズボンから露出させる。
ソレは珠洲のよりも一回りも大きかった。
珠洲の腰を掴むとソレを秘部にあてがった。
さすがに珠洲もこの異変に気付き、そして自身の危機を理解した。
しごくのをやめて首を巡らせて九峪に叫ぶ。
「い、いやぁぁっ!何するのよ!!」
「いいからお前は休まず竿をしごいていろ」
九峪は入り口を確認するように亀頭で割れ目をなぞっている。
すでに十分濡れているので挿入するのには申し分なさそうだった。
「いくぞ」
「い、いや、いやぁぁあぁっっ!!!」
九峪は腰にグッと力を入れて珠洲の秘部を侵入しようとしていた。
すんなり入るかと思ったがなかなか入り口がキツイため少し強引に貫いた。
「─────────っっっっ!!!」
珠洲は声にならない声を上げた。
同時に身体の奥でプツンと薄膜が裂ける音が全身に響いた。
珠洲はしばらく動けなかった。身体が震えている。
九峪も挿入してから動いてなかった。
「さすがに処女はキツイな。キュウキュウ締め付けてくる。珠洲、痛いか?けど大丈
夫だ。すぐに気持ち良くなる」
九峪はそう言うとゆっくり腰を前後に動かし始めた。
「い、痛い、痛い!!やめてっ!!こんなの気持ち良くない!!」
珠洲は目に涙を浮かべて叫ぶ。
鋭利な刃物などで受ける外傷とはまったく別物の痛み。
身体の内側から全身に伝わる痛み。
こんな耐え難い痛みを経験したのは初めてだった。
「最初だけだ。少し我慢しろ」
そして珠洲の膣内を出たり入ったりする。そのたびに珠洲は様々な反応を示した。
珠洲は痛がるだけで嫌がっていたが、珠洲の股間に生えたモノは嫌がっていなかった
。九峪が珠洲の奥を突くたびに珠洲の肉棒はますます大きくなっていった。
「珠洲、お前は嫌がってるが身体は正直だな。お前の肉棒は興奮していて早くしごい
て欲しいって言ってるぞ」
「ち、違う!!そんなの嘘!!」
「違わないさ。ほら、自分で触ってみろ」
珠洲はそっと自分の肉棒に触ってみる。
今までなったことがないくらい大きくなっているのがわかった。
「な、なんで……」
「身体は正直だからな」
九峪は腰を動かしながら右手で珠洲の肉棒を掴んでしごきだす。
その瞬間珠洲の身体を痛みと快感が同時にごちゃ混ぜになって駆け巡った。
「ああっ、あ、あ、うんっ、あ、あぁぁあっっ!!」
痛みと快感が混ざってたのは短時間だけで少し経つと痛みも快感に昇華して容赦なく
珠洲の身体を刺激した。
さすがに九峪は肉棒のしごき方も熟練した手つきだった。
肉棒を同時にしごき始めた時から膣内の締め付けがより一層キツクなった。ただでさ
えキツイ膣内がさらに締め付けてきてさすがの九峪も耐えられそうになかった。
すでに珠洲の声は痛がる声から快感を喜ぶ嬌声に変わっていた。
「珠洲、膣内にだすぞ」
思わず快感の波に溺れていた珠洲が自分を取り戻す。
「嫌!膣内だけは嫌っ!!お願い、やめて!!」
「もう、やめていいのか?」
珠洲はもう少しでイキそうなくらい快感を得ていた。
こんな中途半端で終わらせたくない。
初めて得た暴力的な快感にもう少し身を委ねていたい。
それが珠洲の本心だった。
「外、外に射精して!!」
九峪はその言葉を聞いたあと自分が思いついた行動に移った。
珠洲の膣から肉棒を取り出し、そのわずか上、珠洲のアナルに亀頭を潜りこませた。
性交により肛門筋もだいぶほぐれていて少しの抵抗感を受けただけで珠洲のアナルは
九峪の肉棒を飲み込んだ。
「いっ!!ああっ……くあ、はああああっっ!!」
「くぅっ…、やっぱりこっちもキツイなぁ」
「やっ…ひ……、いた……おし…り、やっ……やだぁ……抜い…うあああっ!!」
九峪は珠洲の言葉など気にせず腰を動かし、同時に珠洲の肉棒もしごき続ける。
先程と同じように痛みは薄れ珠洲はアナルでも快感を感じていた。
「お腹……お腹が、あんっ、あ、熱いっ!!すごっ、熱いぃ!!」
入り口付近の強烈な締め付けによって九峪は限界を迎えようとしていた。
「くっ、珠洲イクぞ!!」
「あ、あたしも、も、もうだめぇぇぇーーー!!」
九峪は腰を振るスピードを上げる。同調して珠洲の肉棒をしごくスピードも上がる。
「あぁぁっっ、うあああ、志野ぉぉぉぉーーーーー!!」
一瞬早く珠洲が絶頂を迎えて肉棒から大量の白濁液を射出する。
そのわずか後、九峪は珠洲のアナルの奥に白濁液を断続的に注ぎこんだ。
九峪がアナルから肉棒を取り出すと白濁液が糸を引いて床に落ちた。
珠洲は四つん這いのまま身体を痙攣させて快感の余韻に浸っている。
気付くと周りはいろんな液が飛び散っていた。
かく言う自分達もいろんな汁でひどい有様だ。
手は珠洲の精液でドロドロになっている。
九峪は近くにあった比較的きれいな布で自分の手と性器を拭いてズボンを履いた。
九峪が珠洲の部屋を出ようとした時、珠洲の弱々しい声が聞こえた。
「……約束だよ、誰にも言わないって……」
九峪は珠洲に言った。
「お前途中から楽しんでたろ?」
珠洲は頷く。
「今度は志野を混ぜて3人で楽しむか」
少しの逡巡のあと珠洲は静かに頷いた、ように見えた。