とある一室、そこにはテーブルとベッドが置いてある。  
テーブルの上には胡桃のクッキーとカモミールティーが置いてある。  
そして大きめのパジャマに身を包んだ一人の女の子が居た。  
 
「あーあ、失敗しちゃったな…」  
そう一人で呟いたあとカモミールティーを口に含む  
 
せっかく琉耶くんが家に招待してくれたのに、こんな事になるなんて…  
 
彼女の名前は上河菜々美  
今日は琉耶が家でデートの約束をしていて今は琉耶の家に居る。  
 
それがどうしてパジャマの姿なのか?  
 
琉耶との待ち合わせの時間と場所には行けた、本人とも合流出来た。  
 
が、家に行く道中で急に雨が降り出して来たのだ。  
そして琉耶の家の玄関前で転んでしまう。  
 
彼の為に用意した手作りお菓子…胡桃のクッキーは守り抜いた  
しかし転んだ先には水溜まりがあったので服の方が汚れてしまったのだ。  
 
その後、汚れてしまった服と身体を洗う為に洗濯機と乾燥機、シャワーも使わせて貰う。  
 
その際、用意して貰った着替えが彼…琉耶のパジャマだった。  
 
どうやら他に替えの服がなかったらしい。  
 
あの時の琉耶くん苦笑いしてたよね…  
 
一連のやり取りを思い出しながら、ぼんやりと窓を眺める。  
外はまだ雨が激しく降っていた。  
 
雨なんて降らないで欲しかった  
琉耶くんに迷惑かけちゃうしせっかく作ったクッキーも少し割れちゃった…。  
 
窓に向けてた視線をクッキーの方に向ける  
 
「クッキー割れちゃったけど、琉耶くん美味しいって言ってくれるかな。」  
 
そうは言ってはみたもの帰りたいという気持ちもあった。  
お洒落をした服は転んで汚れるわ、洗濯機や乾燥機シャワーまで使わせて貰ってる  
 
迷惑を掛けに此処に来たんじゃない…  
 
だけど服はまだ洗濯と乾燥の途中、琉耶もその間にシャワーを浴びてる最中だ  
 
何よりパジャマを着た状態の上に家に招待してくれた本人に黙って帰る訳にも行かなかった。  
 
琉耶くんのパジャマ、大きいな…  
 
部屋にあるベッドに視線を向けるとテーブルの側から離れベッドに腰を降ろした。  
 
いつもこのパジャマを着てこのベッドで眠ってるんだよね…  
 
そう思ったら少しだけ胸が高まってきた  
 
……………………  
 
その時だった、ガチャと部屋のドアが開いた。  
 
「俺のベッドの上で何をしているのかな?」  
 
シャワーを浴び終えた琉耶が部屋に戻って来たのだ。  
「えっ!?あ、ご…ごめんなさいっ!私、そんなつもりじゃあ…」  
 
「ふふっ、いいよ別にベッドに居ても。ただ座ってただけだろう?」  
 
顔を赤く染めて慌ててベッドから離れようとする菜々美。  
そんな彼女の様子を見て隣に座る琉耶  
 
「どうしたの?顔が赤いよ。」  
 
「な、なんでもないです!」  
不思議そうに菜々美の顔を覗き込む琉耶。  
 
視線が合いますます顔が赤く染まって行く。  
 
「………なにか、考えてた?」  
 
「えっ…」  
 
「例えばさ、俺がこのベッドでいつも寝てるのかな…とかさ。」  
 
「……はい。で、でも変な意味はありませんよ。」  
 
「変な意味ってどういう?」  
悪戯っぽく質問する琉耶。  
 
「どうって…そうだ!服がもう乾いてるかも知れません…」  
 
質問から逃れようとする菜々美を引き止める。  
 
「ごまかさないで、俺の質問に答えて。」  
 
真っ直ぐ菜々美を見つめる琉耶。  
 
「…本当に変な意味はありませんよ。」  
 
思わず出た言葉なのでそう答える事しか出来ない。  
 
「だと思った。俺のベッドの上で赤くなってる君を見たら、ちょっとからかいたくなったんだ。」  
 
その言葉を聞いた瞬間、少しむくれ顔になる  
 
「もう、琉耶くんってば、からかわないで下さい…」  
 
気を取り直して服を取りに行こうとベッドから離れ部屋から出ようとする。  
 
「待って、菜々美。」  
 
「えっ…」  
 
引き止める声がしたので振り向こうとした瞬間、後ろから包み込まれる様に抱きしめられてた。  
 
「まだ時間はある、だから行かないで…一緒に居てほしい。」  
 
抱きしめられながら耳元で囁かれる。  
 
「でも私、この格好のままじゃあ…」  
 
「構わないよ、俺のパジャマを着たままでも。」  
 
耳元からは吐息雑じりの声、後ろからは体温が伝わるのを感じる。  
 
それと同時に収まりかけた胸の鼓動も高くなっていく。  
 
「………はい。」  
 
それしか答えられなかった。  
 
「ありがとう、菜々美。じゃあ戻ろうか。」  
 
それからまたベッドに腰を降ろす二人。  
 
会話をするわけでもなく沈黙が流れる  
 
まるでこの部屋だけ時間が止まってしまった錯覚を感じる。  
 
「ねえ、菜々美…」  
 
そんな沈黙を破る様に琉耶が口を開く  
 
「俺のパジャマの着心地はどう?」  
 
「ぶかぶかですが…とても暖かいです。」  
 
少し照れながらも素直に答える菜々美  
 
「そう、じゃあ俺が君を抱くのとそのパジャマどっちが暖かいと思う?」  
 
「り、琉耶くんなにを…」  
 
「俺の質問に答えてほしいんだけど?」  
 
「そ、それは…あの、琉耶くんの方が暖かいかと…」  
「ふーん、そうなんだ。それじゃあ、本当にそうなのか試してみる…?」  
 
「試してみるって、えっ…?」  
 
次の瞬間ベッドの上に押し倒される菜々美  
 
「きゃっ、いきなりなにを…!?」  
 
「こういうこと。」  
 
冗談交じりに感じる言葉とは裏腹に琉耶の眼差しは真剣だった  
 
「琉耶…くん」  
 
同じシャンプーを使ったハズなのに彼からは蠱惑的な香りが漂ってる気がする  
 
「菜々美…」  
 
心なしか動き出す唇は艶っぽく、そこから出される声はさっきよりも甘く優しく響く  
 
「私、相手が琉耶くんなら構わない…です」  
 
潤いを帯びた眼差しで見つめ返す菜々美  
 
「本当に?君を汚すことになるよ、それでも…いいの?」  
 
「はい、琉耶くんになら…琉耶くんだから…んっ…」  
震える唇から発せられる先の言葉はキスで塞がれた  
 
ありがとう、好きだよ菜々美…  
 
琉耶からのキスにはその言葉が含まれた気がした。  
 
甘いキスのあと琉耶は彼女が着ているパジャマを脱がしていく  
 
下着姿で組み敷かれて恥じらう菜々美  
彼女が見上げる視線の先には衣服を脱いだ琉耶が居た  
 
「菜々美、これからどうなるのか怖い…?」  
下着に手を掛けながら語る琉耶  
「はい、始めての事ですから…あ…」  
ブラが外され豊満で白い胸が露出される。  
「…思った以上に大きな胸だね」  
今度は下も脱がされ茂みに覆われた恥丘が露出する。  
「どうしたの、恥ずかしくて喋れない?」  
 
恥じらいの表情を浮かべ黙って頷く菜々美。  
 
「俺も同じだよ、始めてで恥ずかしくて…色んな気持ちがないまぜになってる。でも君を悪い様には…んっ…。」  
 
さっきとは逆に菜々美から琉耶にキスをする。  
彼女の気持ちに応じる様に口内に舌を入れて重ね合う。  
深いキスのあと今度は菜々美の耳たぶをあまがみする。  
 
「きゃっ…そこは…」  
 
「やっぱ此処、弱っかたんだ…」  
 
そう耳元で囁いた後、ふぅと息を軽く吹き付ける。  
 
「琉耶くん、擽った…っ…」  
今度は胸を揉まれながらその先にある蕾を刺激される  
「痛かった?可愛いらしくて柔らかいからつい…」  
 
「あ…だ、大丈夫です…」  
 
そんな会話やり取りがあっても琉耶の手は止まらない  
 
さっきよりも更に顔と身体が赤く熱くなっていく  
 
胸の刺激が止んだと思ったら次は下の茂みに手を伸ばす  
 
じっとりと潤いを帯びた割れ目に侵入してそこに有る小さな突起物を刺激される  
「あ…」  
 
誰にも触られた事のないそこを刺激されビクンッと身体が敏感に反応する  
 
同時に秘部からの潤いもますます帯びていく  
 
「……此処も君が感じる弱い箇所なんだね」  
 
ある程度、突起物を刺激すると指は更に奥へと侵入して来る。  
「あぁ…」  
 
それと同時に声が自然と漏れる頭の奥もジンジンしてくる  
侵入にしてくる指が増える程クチュクチュといやらしい水音が部屋に響く  
 
「このいやらしい音、君の身体から聞こえるね…」  
 
否定は出来ない、始めて味わう快感にただ堪えるしか出来ない  
 
「ひあっ…」  
 
また突起物を刺激される  
「そ、そこは…だめ、あぁんっ!」  
 
身体が軽い絶頂を覚えると愛液で濡れた指が引き抜かれる  
 
乱れた長い髪に潤いを帯びた表情、荒い息遣い  
 
そんな菜々美を見て思わず首筋に噛み付くようなキスをして後を残す  
 
「始めて見るね、その表情…」  
 
秘部に硬いモノが当たる  
 
「そろそろ、君の中に入れるよ…」  
 
「…はい、琉耶くん…」  
 
琉耶の男根が十分に潤いを帯びた菜々美の秘部に挿入にされる  
 
「んっ…」  
 
男根がゆっくりと膣内を進む度に菜々美の表情が苦しげに映る。  
 
「大丈夫?菜々美…」  
 
心配する琉耶、コクんと首を縦に振る  
 
構わないで続けて欲しい  
 
苦しげな表情ではあるが潤んだ瞳がそう語ってた  
 
「君の中、とても気持ちいい…それじゃあ動くよ」  
 
菜々美の中で琉耶の男根が動き出す。  
 
「は…あっん」  
 
突かれる度に艶めかしい仕種と声が漏れていく  
 
結合部からはグチュグチュといやらしい音がする  
 
それらの要素がだんだんお互いの理性を解かしていく  
「菜々美…」  
 
自分の手で乱れていく彼女の名前を呼ぶ  
 
「我慢しなくいいよ…もっと俺を求めてよ…」  
 
涙を浮かべる瞳の付近にキスをする  
 
「あ…り、琉耶…くん…」  
 
それに応える様に琉耶の背中にギュッと腕を掛ける  
 
無我夢中に最奥を激しく突かれる  
 
「あぁ、琉耶くん…好き…んんっ」  
 
菜々美がその言葉を口にした途端キスで塞がれる  
思わず背中に掛けた腕に力を込めてしまう  
 
絶頂が近づいてるがキスで塞がれ口にする事は出来ない  
 
けど言葉は要らなかった  
真っ白になる最中、菜々美の子宮内にドクンッと熱いモノが注がれ満たされた瞬間  
お互いが絶頂に達した事がわかったのだから  
 
情事を終えた二人はベッドの中に居た  
 
菜々美は琉耶の腕の中でスヤスヤと寝息を立てていた  
 
その表情は愛らしくとても穏やかだった  
 
 
そんな菜々美を優しく見守るように見つめる琉耶  
 
「ん…」  
 
菜々美の眼が覚める  
 
「琉耶くん…」  
 
「眼が覚めたみたいだね。」  
「すみません、眠ってしまって…」  
 
「構わないよ、可愛い寝顔が見れたし」  
 
髪の毛を優しく撫でた後、首筋に手を置きキスマークの部分をそっとなぞる  
 
「キスマーク、残しちゃったね…痛くない?」  
 
「はい、痛みはありません。琉耶くんの方は…?」  
 
「俺の方は大丈夫、ちょっと背中に引っ掻き傷を付けられちゃったけど」  
 
「えっ…!?ご、ごめんなさい!私、そんなつもりじゃ…」  
 
あわてふためく菜々美、まさか背中に傷を付けてるとは思わなかったのだ。  
 
「いいよ、別に謝らなくても。俺も君にキスマークを付けたんだし、おあいこだよ。」  
 
悪戯っぽく笑う琉耶。  
 
「琉耶くん、あの…」  
 
「なあに?菜々美。」  
 
「琉耶くんに…抱かれて凄く良かったです」  
 
恥ずかしそうに思いを打ち明ける菜々美  
 
その言葉を聞いて嬉しそうにする琉耶  
 
「………ありがとう。俺も君を抱くことが出来て、凄く良かったよ。菜々美」  
 
そして菜々美の額に労いのキスをする  
 
「もう少ししたら、君が焼いてくれた胡桃のクッキー食べさせて貰うよ。」  
 
「…はい、口に合うかどうかわかりませんが…。」  
 
そんな会話を交わしながら二人は再びベッドの中で身を沈めた。  
 
それから二人は着替えてテーブルの前に座ってた  
 
テーブル上には菜々美が焼いた胡桃のクッキーと入れ直したカモミールティーが置いてあった。  
 
「琉耶くん、どうですか?クッキー美味しいですか。」  
 
クッキーを食べてる琉耶に感想を求める菜々美。  
 
「うん、美味しい。胡桃の香りが広がって凄く美味しいよ。」  
 
「そう言って貰えると、嬉しいです。」  
 
良い感想を貰って喜びの表情を浮かべる菜々美。  
 
「ねぇ、菜々美。」  
 
「はい、なんですか?琉耶くん。」  
 
「眼を閉じて口を開けて。」  
「えっ、どうしてですか?」  
いきなりの要望に戸惑う菜々美  
 
「俺から君にクッキーを食べさせたくなっちゃったから、だから眼を閉じて口を開いて。」  
 
戸惑う菜々美の問いに嬉しそうに答える琉耶。  
 
「わ、わかりました…。」  
 
要望通りに眼を閉じて口を開く  
 
そうして待っている菜々美に少しの間が開く  
 
そして次の瞬間  
 
えっ…!?  
 
琉耶にキスされた…いや、正確には口移しで胡桃のクッキーを食べさせられたのだ。  
 
クッキーの甘い匂いと胡桃の香りが口の中に広がっていく  
 
確かに美味しい…が、いきなりの不意打ちで顔が真っ赤になる  
 
口移しでクッキーを味わった後、カモミールティーをグイッと飲み干す。  
 
「琉耶くん、な、なにをするんですか!?」  
 
「なに…って、君にクッキーを食べさせてあげたの。」  
 
あわてふためく菜々美と逆に平然と答える琉耶  
 
「アハハ…それよりさクッキー、美味しかったでしょ?」  
 
「わ、笑わないで下さい…琉耶くんの言う通り美味しかったです。………自分で味見した時よりも…」  
 
恥ずかしそうに素直な感想を述べる菜々美。  
 
しかし言うつもりもなかった言葉も無意識の内に口にしてしまう。  
 
「ゴメンゴメン、そっかぁ…君は俺が口移しした時の方がクッキーを美味しく感じるんだ。」  
 
その言葉を聞き逃さずに嬉しそうにする琉耶。  
 
「あっ…!」  
 
しまった!という顔をする菜々美  
 
「…本当に今日は色んな君が見れて楽しいよ。」  
 
「…私も同じ気持ちです、琉耶くん」  
 
お互い笑顔で見つめ合うと二人はもう一度キスを交わしてた。  
 
 

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