わたしのご主人様である縄跳先生は今夜も一人で自分を慰めている。
気づかない?わたしずっと天井裏から除いてるんですけど。
鼻息を荒くして一生懸命に自身のモノをしごく先生。
アレが我が主か〜……なんか情けなくなってくる。
と、今日は覗きに来たんじゃない。気配を全開にして背後に降り立つ。
「…何奴!?」
反射的に縄跳が振り向いた。笑顔で屈み気味に覗き込むわたしと目が合った。
「あ、あざ、あぁあざみ」
しどろもどろになりながらわたしの名前を呼んだ。うわ〜…威厳も減った暮れもない姿。
「こんばんは〜」
わざとらしく挨拶をすると、縄跳は慌てて自分のをしまいだした。
でも、させない。
それに気を取られているうちにある物を口に含む。
思いっきり抱きついて押し倒す。ドサっと鈍い音が響いた。
「っ!!……何を」
するでござると言いかけた口を唇で塞ぐ。舌を割り込ませ口内を舐め回す。
歯の付け根。奥歯。舌の裏側。それと同時にさっき含んだ物を唾液と共に器用に流し込む。
縄跳は目を見開いて固まった。免疫無いもんね。
忍者なんだからそういう訓練受けてると思うんだけどな…。
縄跳の口内を存分に堪能してから唇を離しすと唾液が糸を引いた。
いやらしい気分になる。
「……お、おぬ、おぬしは何をしておる!!」
再起動した縄跳はかなり動揺していた。当たり前って言えばそうだ。
戸惑いと怒りが混じった眼差でわたしを睨みつけてくる、その威勢が続くのもあと少し。
馬乗りの状態で、わたしは不敵な笑みを浮かべながら顔を近づけていく。
顔が拳二つ分ほどの距離に来たとき、ゆっくりと言った。
「ご主人様を慰めに来たんですよ」
自分でも驚いちゃうくらい猫撫で声が出た。
縄跳は、わたしから逃れようとして、身を捩らせるけど、それが出来ない。
実はさっき流し込んだ物はしきみの部屋から拝借してきた薬。
効果は口唇、舌端、手足の痺れと……生殖器の機能促進。
しかも即効性。
「……ッ!?」
効いてる効いてる。
「どうですか?手足動かせますか〜?」
縄跳は弱弱しく、やめろと呟いた。手でわたしを押し退けようとするも、まったく意味がない。
まるで小さな子供にでも押されてるような感じだ。
凄いね、しきみ。また今度利用させてもらおう。
「それじゃ早速……」
「ッ!?…ぁ、お…まえ…」
痺れで声が出せない、身体も動かない。ちょっと可哀想だけど、こっちだって溜まってるんだし、
少しくらい別にいいよね。
剥き出しになっている男根を握って、顔を近づけた。
雄の匂いが鼻腔をくすぐる。わたしみたいなのとは違う臭い……首筋の辺りがゾクゾクした。
薬の効果で痛いほどに膨張仕切った男根に舌先から口をつける。
先端を咥え、舌先でちまちまと舐める。
上目遣に目をやると、縄跳は首を上げて、眉をひそめた顔でこちらを見ていた。
「んん〜〜……」
螺旋を描きながら口の奥まで放り込む。
さっきよりも臭いが一段と濃くなった。
上下に頭を動かす。動かすたびにジュプ、ジュプという湿り気を帯びた音がする。
ふと、口内に縄跳のモノ以外の味を感じた。
先走り汁だ。
動きを止め、唾液と交じり合ったそれを飲み込んでいく。
熱い液体が喉元を通り過ぎてゆく。飲み終え、頭を動かそうとしたとき、邪魔された。
「んっ?」
縄跳が、満足に動けない筈の体を、動かして後ろへ這いだしたのだ。
まだ逃げようとするの?往生際悪いな〜……しかたない。
逸物を咥えたまま体を回した。丁度わたしの股下に縄跳の胸元がある位置。
そこまできて腰を落とした。
「ぁ!?」
逃げようとするからさ……ちょっと重たいけどけど我慢してね。
股間を押し付け、脚で挟み込み、体を動かせないようにしっかりと固定した。
刺激を強くするつもりで、少し歯を立てて前後に動かす。
頬肉を擦り付け更に唾液を絡ませる。
「…や、めろ」
搾り出したかのような声を、無視して行為を続けた。
「うんっ、じゅっぅゅるぅぅう、んふぅっ…!」
それからすぐに、男根が一段と強く脈打った。
お湯かと思われるほど熱くたぎった、粘質性の液体が口内に流れ込み、独特の匂いが鼻を突く。
暫く出続け、やがて止まった。
尿道に残っている、僅かな液も残さないように強く吸いとる。
液体を一滴も飲まずに、口内に留め、パッと縄跳の方を向き直った。
「ぇ……」
縄跳の顔が引き攣ったのを確認してから口付け、ソレを流し込んでいった…。
終わる?