この前泉水ちゃんが寝込んだというのでわざわざ見にいってやって、  
添い寝までしてあげてたら、いつのまにかおっぱいをむき出しにされて  
揉んだり吸ったりされてた。  
しかも、最後はおっぱいにセーエキかけられた。最悪!  
好きな人の精液だったら別にどこにかけられてもいいし、飲めって言われたら飲むけど、  
弟みたいに思ってるヤツにこんなことされたなんて、ハジすぎて誰にもいえない。  
超むかつく!!!  
 
で、今日は嵐士の方が寝込んだって連絡をもらった。  
おっぱい触られるのも、嵐士だったら許したのに…とか考えながら  
いそいそかけつけて看病しようとしたのに、嵐士は「何もするな」って言う。  
しかも泉水泉水うるさい。  
このブラコン。  
あたしの方が泉水ちゃんよりずっと嵐士を大事に思ってるのに!  
 
腹は立つけど、嵐士もあたしに手を出してくるか試してみたくなって、  
泉水ちゃんのときみたくおフトンにもぐりこんでみた。  
キスとか添い寝を断るのは、照れてるからだよね。  
あたしは嵐士が手を出しやすいように、寝たふりをしながら  
おフトンの中でわざとおっぱいを嵐士の腕にくっつけたりしてみた。  
…無反応。  
そのうち嵐士の方が先に寝ちゃうし。  
なんなの。  
つまんない。  
せっかく手が出しやすいようにスカートで来たのに。  
 
結局、嵐士にとってあたしは  
本当に妹みたいなもんでしかないのかな…と思ったら、  
無性に寂しくなってきた。  
手に入りにくいものほど欲しくなるって本当だ。  
他の男達はすぐあたしに触りたがるけど、嵐士は何もしない。  
だからこそ、あたしは嵐士に触られたい。  
 
「嵐士…」  
寝ている嵐士の耳元で囁いてみる。  
軽く唇に触れた耳たぶが、熱い。  
すべすべのほっぺたは、熱気を放って真っ赤。  
苦しそうな寝息。  
熱が高いんだ…。  
あたしがくっついて、肌から嵐士の熱を吸い取ってあげられたらいいのに。  
 
(やってみようかな…。てゆーか、普通に裸でくっつきあうの気持ちよさそう…)  
 
フトンの中で、そろそろと服を脱いでいく。  
ワンピースを脱いで、カットソーを脱いで、タイツを脱いで、  
ベッドの下に放り投げる。  
ブラジャーとパンツは着けておくべきか迷ったけど、  
中途半端はつまらないと思って、全部脱いだ。  
 
ベッドの下に、あたしの着てた服が全部重なって山になって、  
まさに男と寝る前の状況みたい。  
まるで嵐士とこれからエッチするみたいな気分になって、ちょっとドキドキした。  
 
嵐士のベッドに入って一緒に寝ることは小さいときからよくあったけど、  
嵐士のべッドの中で裸になるのは、初めて。  
なんかすごく、「ムラムラ」する。  
 
嵐士の大きな手をそっと握って、自分の胸のとこまで持ってきて、くっつけてみる。  
乳房に当たる掌が、熱い。  
(あつ…おっぱいの方がすぐ温められちゃいそう…)  
そのまま嵐士の手を自分の胸に強く押し付けたり弱く押し付けたりして、  
嵐士におっぱい揉まれてる気分にひたってみる。  
(ん……)  
特に触れてもいないのに、乳首はいつのまにかツンと尖っていた。  
 
おっぱいが気持ちよくなると、何か無性に口が寂しくなった。  
胸元にくっつけてた嵐士の手をおフトンから引っ張り出して、  
掌をべろーとひと舐めしてから、中指とひとさし指をいっぺんに口に含んだ。  
舌を動かして、熱い指を舐め転がす。  
ほっぺたの裏側や舌に触れる固い指の感触が、たまらなく気持ちいい。  
フェラをするときみたいに、嵐士の長い指を奥まで咥えて、唇で上下にしごきながら  
いっぱいしゃぶった。  
 
そんな擬似フェラチオをしていたら、どーしても、本物のアレを舐めたくなった。  
自分だけ気持ちよくても申し訳ないしネ!とか、頭の中で言い訳しながら、  
おフトンの中にもぐって、嵐士の股間を目指す。  
シックスナインをするときみたいに、体を反転して、嵐士の上にかぶさって、  
嵐士のおちんちんの方に、あたしの顔を持っていく。  
 
目的地に無事体を移動させたあたしは、まず嵐士の体に、全身でギューっと抱きついた。  
シックスナインの体勢なので、上半身と下半身が逆さまの形で。  
それから、嵐士の股間に、すりすり頬擦りをする。  
嵐士に密着してるのが、すごく気持ちいい。  
嵐士も裸なら、もっと気持ちいいんだろうけど。  
 
ひとしきり嵐士の普段より高い体温を楽しんだ後、  
嵐士のズボンと下着を引っ張って、目的のアレを取り出した。  
さわやか王子様な嵐士だけど、やっぱりここはちゃんとオスっぽい匂いがする。  
ぎゅ、と手で握ってみたら、やっぱり普段より熱い気がした。  
子ども時代以外で、嵐士のおちんちんを触るのは初めてなので、他の平熱の男と比べて…という意味で。  
 
「ん…」  
まず愛おしさをこめて、ほっぺたに当ててすりすりしてみる。  
頬擦りは基本だ。  
軽く握って、アイスキャンデーを舐めるように、下から上へ、そーっと舐め上げる。  
それを何度か繰り返し、いよいよ、てっぺんを咥えた。  
舌は使わないで、ほっぺたをすぼめて、唇と口内の粘膜だけで  
亀頭の部分をマッサージした。  
 
おフトンをかぶったままなのがちょっと息苦しいけど、  
嵐士がもし目を覚ましておフトンの中をのぞいたら、まず目に入るのは  
あたしのナマのお尻だ…とか想像すると、面白いし、ゾクゾクする。  
いや、もしかしたら、お尻の穴とか、もっと恥ずかしい部分まで丸見えかもしれない。  
そんなことを考えていると、下腹かキュンとうずいて、  
アソコからエッチな体液がとろりと排出されたのがわかった。  
 
脳内で、目を覚ました嵐士にお尻や濡れたアソコを見られ、  
どういうことだと責められながら犯されるところを想像しながら、  
あたしは嵐士のペニスを愛撫するのに没頭した。  
口いっぱいに頬張って、はぐはぐしたり  
強弱をつけて吸ったり舐めたりしゃぶったり。  
嵐士のペニスは、すっかり大きくなって今にも精子を吐き出しそうな様子だったけど、  
あたしは攻撃の手を休めなかった。  
おフトンの中に潜っていると、嵐士のペニス以外の様子は全く分からなかったけれど、  
あたしとしては、「もう起きろ!」という気持ちで嵐士を攻めたてていた。  
早く目を覚まして、勝手に裸になってエッチなことをしているあたしを怒って、  
この大きなペニスでお仕置きしてほしかった。  
 
「!! ん……」  
とうとう、あたしの口の中で嵐士のペニスがはじけた。  
ねばついた温かい液体が、口の中に広がる。  
全部飲み込むのはもったいない気がして、少し手にとって唇とおっぱいに塗りのばしてみた。  
 
「あ…!!」  
お尻の方でフトンが持ち上がって、ひんやりとした空気が入り込み、  
あたしの腰を大きな手が掴んで、そのままズルーっと明るい方へ引き寄せた。  
(起キタ!!)  
あたしは、待ち焦がれていた瞬間に、また、とぷり と愛液が吐き出されるのを感じた。  
 
最初、欲求不満な夢を見てるのかと思った。  
気がついたら、めぐみが自分の上に乗って、どうやら下半身をしゃぶっていた。  
フトンを薄くめくってみると、自分の胸の上に、白いむっちりとした女物のお尻があった。  
めぐみが頭を上下させてアレをしゃぶるたびに、連動してお尻も震え、  
ちょっとお尻が持ち上がると、薄く毛の生えた、めぐみの女の子の部分までが見えた。  
そこはとろりとした粘液で光っており、めぐみが動くと、密着していた俺のパジャマとの間で  
いやらしく糸をひき、その分泌量のすさまじさを示した。  
 
「……っ!!」  
夢か現かと、糸を引くピンク色の割れ目に見入っていると、  
めぐみに攻め立てられていた下半身がついに玉砕し、精液を吐き出した。  
なんだかよく分からないままに、寝込みを襲われて、イかされて  
いくら病床の身といえど、やられっぱなしなのは性に合わないと思った。  
 
反撃を誓った俺は、すぐ行動を起こした。  
寝たままの体勢で思い切りフトンをめくって、胸の上にあった  
めぐみの白いお尻を、目の前まで引き寄せた。  
 
めぐみは  
フトンの中で「きゃっ!」と言ったが、抵抗はしなかった。  
むしろ「待ってました」という響きがあったように思う。  
 
めぐみのひんやり冷たいお尻に、熱で温まった舌を這わせた。  
ぺろぺろ舐める。  
めぐみの顔は見えないが、手を添えている太ももが小刻みに震え、上々の反応であることがわかる。  
 
お尻の割れ目に舌をすべらせ、小さい蕾をわざとらしく音を立てて舐めたり吸ったりすると、  
またフトンの中から「いやーん」と声がした。  
お尻をふりふりして俺の顔を振り払ったあと、舌から逃げるように  
ちょっとお尻の位置と角度が上がったが、これがちょうどよかった。  
今度はさんざん濡れたピンク色の割れ目に、ぴちゃっと音を立てて舌を潜らせた。  
 
両方のびらびらを指で引っ張って、むき出した裂け目を  
奥までみっちり丁寧に舐めてあげる。  
熱でだるいので、早舐めとかはできないけど、  
大きなストロークでじっくりゆっくり舐めるのも、めぐみは好きみたいだ。  
「ふぁっ…あ…はん……、ひ…あっ、あっ、ゃ ゃあっ」と、  
舌の動きに合わせて、甘い嬌声が聞こえる。  
クリトリスを指先でこねこね弄りながら、  
どんどん湧き出てくる蜜を、じゅるじゅるーっと思い切り吸いあげると、  
ひときわ大きい声があがった。  
風邪でめぐみの匂いや蜜の味が分からないのが残念だ。  
それとも、夢だから嗅覚や味覚は感じられないのか…。  
 
「嵐士、もう入れて〜!」  
めぐみがやっとフトンから顔を出した。目じりが紅く染まって、ちょっと涙で光っている。  
欲情してる顔だ。  
そして下半身だけでなく上も全部脱いでて、全裸だ。  
やっぱりこれは欲求不満が見せた夢なんだろうか。  
めぐみの唇とおっぱいは、俺からさっき搾り取った精液でツヤツヤと濡れていた。  
 
「いいけど、俺が上になって動くのキツイから、めぐみが自分で乗っかって動いてね」  
「うん…、頑張る」  
めぐみは体を反転させると、ちゅっと俺にキスした。  
それから既に露出させてある俺のペニスを柔らかい手で数回しごいて、自分の膣口へ導き  
ぬるぬるしたそこへ、沈ませていった。  
「ん……おっき…ぃ…」  
めぐみは俺の腰にまたがり、自分の腰を落としていく。  
めぐみのお尻が完全に俺の腰についたとき、ペニスも完全にめぐみの体内に埋まった。  
めぐみのナカは、俺を求めてうねって吸い付き、  
風邪で熱があるはずの俺のペニスより熱くて、気持ちがよかった。  
 
「う、動くね…」  
めぐみの腰がゆっくり上下し、完全に飲み込んでいる俺のペニスを、内壁でしごきあげる。  
前後に揺れたり、それから腹筋を使って下腹部をくねらせたり。  
たしかに頑張ってくれてる風には見えるのだが、いかんせん自分では動き慣れてないのか  
いつもはご奉仕を受ける一方なのか、めぐみの動きはぎこちない。  
 
じれったくなって、自分でも腰をつかって、めぐみを突き上げる。  
「ひゃぁん」と、高い声が上がった。  
可愛いお尻がバウンドして、俺に着地するときに てち てち と音を立てる。  
 
「あらし、動いて、だい、じょぶ、なの!?」  
膣にペニスを埋め込まれ身体を上下に揺さぶられながら、  
めぐみがとぎれとぎれに声をかける。  
頭は痛いし息苦しいし、大丈夫じゃないけど、今はこっちを気持ちよくする方が大事。  
 
めぐみの腰を掴んで、下から何度も何度も突き上げる。  
めぐみは上半身をそらせて、あんあん子犬のように鳴いている。  
その声に合わせて、ツンと上を向いて揺れるおっぱい。  
肋骨がうっすら浮き出た白いわき腹に、小さいおへそ。  
ああ、めぐみの小さな入り口に、俺のアレが出たり入ったりしてる。  
子どものときにお風呂で見ためぐみのあそこは、縦すじのみで、  
ちょっとめくったら、こんなに気持ちいいびらびらが装備されてるなんて知らなかった。  
内部がこんなに温かくてぷりぷりぬるぬるしてて気持ちいいなんて、想像もつかなかった。  
お互い大人になったね、と感慨深い。  
 
「ん…ぁ、一番奥まで当たってる…!」  
めぐみのナカをえぐりこむように突き上げ、最奥にペニスの先端で何度もキスをする。  
「すごい、いいィ、あらしっ、…あっ、はっ!はっ ひゃ……うっ んっ、ふあっ!」  
めぐみのよがり声をBGMに、めぐみの切なげな顔や、  
汗に濡れて揺れるおっぱいや、ぬちゃぬちゃいってる結合部分を観賞する。  
 
めぐみの極細な腰や無理矢理押し広げられた小さな性器に  
俺のペニスはやや負担が大きすぎないかと可哀想にも思えるが、  
それを言ったら、現彼氏の「先輩」の方が凄そうだし、  
これは夢なんだからいいさと、与えられる快感を享受することに集中する。  
 
そんなケダモノじみた思いで腰を動かしていたら、  
「嵐士、手、つないで?」  
いきなりめぐみが、両手をさしのべながら可愛いことを言うもんで  
危うく一気に絶頂に達してしまいそうになった。  
 
本当にめぐみは昔から、いつも迷惑で憎たらしいくせに、肝心なポイントは押さえてて  
俺に手を離させない。  
えみかも京介のことをこういう風に言ってた気がするけど…「嫌いになれないのが唯一の弱み」だ。  
 
「めぐみ…」  
指をしっかり絡ませて、両手をつなぐ。  
 
上半身は寝たまま、膝を立てて足に踏ん張りをきかせて、  
めぐみを突き上げる高度とスピードを上げる。  
さすがに疲れてきて、漏れる息が、授業でマラソンをやった後みたいに荒い。  
めぐみの喘ぎ声も、ますます高く大きくなってきた。  
 
 
「い、イイ、気持ちいい! イっちゃう…!」  
 
中学でめぐみが特定の恋人を作ったときに、  
俺はめぐみを女の子としては意識しないように決めた。  
自分だけのものにならないものなんか欲しくない。  
「めぐみの真心」なんていう手に入りにくいものを欲しがるなんて、意味がない。  
 
「あらし、だいすき…!」  
 
そんな言葉、とても信用できない。  
でも、脳には直接響いたようで、今度こそはぞくぞくと昇ってくる射精感を、  
俺はそらすことができなかった。  
 
「めぐみ、ピル、飲んでる、から、 中で、出してもいいよ…!」  
びくびくとナカで痙攣するペニスに、めぐみも俺の限界を感じ取ったようで、  
実に夢らしい、都合がいい返事を、何の躊躇いもなくくれた。  
一瞬迷ったが、どうせ夢ならいいか と、抜かずに中で出した。  
「あ…、あっつい…いっぱい、出テル…、ふふ…、」  
めぐみが荒い息を整える隙間でそう言って、嬉しそうに笑った。  
 
そこで俺の意識は途切れたので、  
ちゃんと発声できたかは分からないけど、  
めぐみがあんまり可愛く笑うので、思わず口がすべってしまった。  
「俺も、めぐみが好きだよ…」  
 
夢の中で意識を失うなんておかしな話だけど、  
起きたときにはめぐみは変わらず俺の横で眠ってて、  
やっぱり夢だったんだなと安心した。  
 
騎乗位でセックスして、あたしの中でたっぷり射精したあと、嵐士は目を閉じて動かなくなった。  
え?嵐士大丈夫?と焦ったけど、疲れたような寝息をたてていたので、  
汗や汚れをふいてあげて、元通り服を着せて、おフトンをかぶせて寝かせておいた。  
脱水症状が心配だったので、少しだけ口移しでお水を飲ませてみた。  
どさくさにまぎれて、舌を入れてキスをしたり、嵐士の寝顔を写メったりした後、  
自分も元通り服を着て、嵐士に添い寝して、今度は「ふり」じゃなく本当に眠った。  
 
夢の中で、嵐士が寝てるあたしの髪を撫でてくれた。  
香織が嵐士を好きだから、きっとこれが最初で最後。  
 
 
 
 
 
…………………でも、香織って奥手だし、  
慣れるまであたしが手伝ってあげて3Pでもいいんじゃない?  
 
 
翌日、あたしは狙い通り嵐士の風邪をもらって学校を休んだ。  
 
……香織と嵐士が一緒にお見舞いに来てくれたら、ちょうどいいのにな。  
 
 
(終)  
 
 
 

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