まさか…まさか香織と泉水君がそんな関係になってるなんて…  
その夜、えみかは複雑な気持ちで机に突っ伏していた。  
(だって有り得ないわよ!香織はずっと嵐士君が好きだった訳で…  
泉水君と付き合ってるなんて聞いたことなかったし…)  
なんだかんだでもう長い付き合いになる彼氏がいる自分より  
先に破廉恥な経験をした友人にえみかは少なからず焦りを感じていた。  
「…ずっとおあずけ状態だし、そろそろいいかな…。」  
えみかは胸の鼓動を押さえながら、悶々とした気持ちで眠りに付いた。  
 
 
「ねぇ京介…。今日家に遊びに行ってもいい?」  
次の日の帰り道、えみかは思い切って京介に問いかけた。  
「え!?俺んち!?そりゃ嬉しいけどさ、どうしたの急に。何か用事?」  
普段なら自分が強引に誘わない限りめったに家に来ないえみかが  
突然家に来たいと言い出したので、京介は嬉しさの反面少し驚いた。  
「あのさ…昨日メグミと香織と一緒に帰ってたんだけど…  
その…香織は…いかがわしい行為を経験済みらしくて…」  
えみかは徐々に顔を真っ赤にしながら言葉を搾り出していく。  
「いかがわしい行為って…」  
「だから!男女のいかがわしい行為よ!これ以上私に言わせないで!!」  
「あ…あぁゴメンえみか、それで?」  
「それで…相手は泉水君みたいなんだけど…すごく気持ちよかったらしくて…  
優しかったって言ってたから…わ…私も…そろそろ…」  
「っっっっっっっまじ!!??マジでいいのえみか!!」  
話の途中でその意図がわかったのか、えみかの声を遮るように京介は  
興奮した声でえみかに抱きついた。  
「ぜ…絶対優しくだからね!!ちょっとでも嫌なことしたら承知しないから!!」  
「任せてwそれ超自信あるからwww」  
京介は不安そうなえみかをよそにハイテンションで浮かれていた。  
待ちきれないのか自家用ジェットを呼ぼうとしたところでえみかの右ストレートを喰らってしまうほど。  
 
「どぉ〜ぞぉwえみかちゃんと僕の愛の巣へww」  
キングサイズのベッドに腰掛け、ポンポンと隣へ座るように合図する京介。  
えみかはドアのところで突っ立ったまますでに倒れそうな気持ちになっていた。  
(今日だけはメグミを尊敬する…こんな怖いのお兄ちゃんにメリケンサックで攻撃されて  
以来だよぉ〜…)  
ドキドキとうるさい胸の鼓動を抑えながらえみかは一歩ずつ京介の元へ近づいていった。  
「ほら、えみかwそんな緊張しなくていいから。ここ座ってw」  
えみかが恐る恐るベッドに座るとギシリと軋む音が響いた。  
「まずは…簡単なところから始めよっかw」  
「んふぅっ…!」  
京介はえみかの顎を自分の方へ向けると、えみかの唇に深く口付けた。  
「ん…」  
徐々に京介の舌がえみかの口内へ侵入し、逃げようとするえみかの舌を捕らえると  
巧みに刺激を与え始めた。  
ピチャピチャと音を立てながら京介はゆっくりえみかを押し倒した。  
「キスはもう慣れてるよね。」  
京介はニッコリと笑うとえみかのセーラー服の下から手を差し込んだ。  
「あっ…やぁ…!」  
ブラジャーごと胸を鷲掴みされ、思わず声が上ずった。  
「えみかたんの胸柔らかい〜w」  
「バカっ…変なこと…言わな…いでぇ…」  
大きな京介の手でも溢れるほどの胸をゆっくりゆっくりと弄られ  
えみかは徐々に呼吸を荒げていった。  
京介はえみかに覆いかぶさりながら嬉しそうにえみかの顔を見下ろし  
ブラジャーの間に指を潜り込ませると先端の突起を軽く弾いた。  
「んんっ…京介ぇ…」  
えみかはモゾモゾと足を動かしながらその刺激に必死で耐える。  
すると、京介は空いている手でなにやらゴソゴソと引き出しを探り始めた。  
「な…なに?」  
既に目が潤んできたえみかは、京介が取り出したベルトとタオルを不思議そうに見つめた。  
「これはねぇ、えみかが怖くないようにする道具w優しいでしょw」  
「ちょっ…待って…」  
体の力が抜け一瞬反応が遅れたえみかは、すばやく目隠しをされ、両手を  
ベッドの頭部分に固定された。  
「やだやだ…京介…こんなのおかしいよ!」  
「おかしくないって、みんな最初はこうするんだよ。」  
本当にみんなこんなことしているのだろうか…  
視界と手の自由を奪われたえみかは京介が次に何をするのかわからない不安でいっぱいだった。  
 
「ひっ…あぁっ…!!」  
突然、胸にヌルリとした感触が伝わった。  
「な…に?京介なにしてるのぉ…?」  
ピチャピチャと響く音と、胸から伝わる痺れがえみかの体を駆け巡る。  
「今ねぇ、えみかの胸味見してんの。すっげぇ美味しいw」  
「やだ…私…なんか変だよ京介…」  
「ベルトとタオルのお陰でさっきより気持ちよくなったんでしょ?」  
えみかはずばり言い当てられ、恥ずかしさで口をつぐんだ。  
いつもとは完全に立場が逆転している。  
京介はここぞとばかりにえみかの胸を弄んだ。  
片方の胸を手で揉み上げながらもう片方に貪りつく。  
舌のヌメヌメとした感触がえみかの胸を下から上へと舐め上げていくのがわかる。  
えみかの体は京介から与えられる刺激のみに反応し、徐々に火照っていった。  
「あっ…あっ…きょ…京介…もうダメ…」  
「もう?本当?」  
「あっ…やぁっ…!!」  
自然に開いていた足の間に京介の手が触れた。  
えみかは驚いて身を捩じらす。  
しかし、京介はかまわず指を滑らせてジックリと湿った下着の中へ割り込ませた。  
クチュっという音がえみかの耳へ届いた。  
「本当だ…えみかすごく濡れてる。気持ちいいんだ。」  
「は…恥ずかしいよ…お願い京介…見ないで…」  
京介の視線を感じる。今どこを見てるの?何をしてるの?  
もう羞恥心で気を失いそうになる寸前だった。  
「えみか、これ気持ちいい?」  
「んっ…やぁっん…!!」  
トロトロ溢れる愛液をすくい上げていた指が突然小さな突起を刺激した。  
えみかは思わず体をビクリとのけ反らせる。  
「えみかって結構敏感だったんだ、すげぇ溢れてるし。  
あんまり刺激しすぎたらスカート汚しちゃうかな。」  
そう言いながらも京介は嬉しそうにえみかの突起を刺激し続ける。  
そしてえみかの体が小さく痙攣してビクビク震えるのを見下ろした。  
 
「やぁ…京介っぇ…あっ…んん…」  
えみかは唇を噛み締めその刺激に耐えようとするが  
ギシギシと軋むベッドの音と共に与えられる快感に思わず声を漏らす。  
「えみか、あーんして。」  
突起への刺激を続けながら耳元で京介が囁く。  
「ん…あっ…」  
耳に吹き付けられる吐息によって自然に口元が緩むと  
その隙間に割り込むように大きなモノがえみかの口に侵入してきた。  
「…っ!?」  
喉の奥まで押し付けられ、その先端から少し苦味を感じた。  
「んっ…な…なに…」  
「俺の可愛い息子wえみか触ってたらこんななっちゃった」  
京介の言葉にえみかはカァッと紅潮した。  
「そのまま口開けてて。俺がちゃんと動くから」  
そう言うと、京介はゆっくり腰を打ちつけ始めた。  
「あっ…んんん…」  
「えみか気持ちいい?俺超気持ちいいんだけど…」  
「んっ…はぁ…気持ち…いぃ…」  
「じゃ、もっと気持ちいいことしようかな」  
「んはぁっ…!!」  
京介は突起を弄っていた指をスルリと下へ滑らせると  
えみかの溢れる泉の淵へと埋めた。  
ゆっくり出し入れすると、その指を徐々に増やして行き  
更に激しく動かし始める。  
その動きに合わせて、えみかの口に腰を打ち付けるのも  
速めていった。  
「んあぁ…あっ…あっ…京介…ダメ…私っ…倒れそう…」  
「大丈夫…もう少し…」  
先程までと違い、京介の声も少しばかり苦しそうだ。  
「あっ…京介…ぇ…!!」  
グッと体が硬直したかと思うと、ビクビクと痙攣を起こしながら  
そのままダラリと力が抜けていった。  
京介が指を抜くと、クチュっという音が響いた。  
 
「あぁ〜あ、えみかイッちゃった」  
「んふぅ…っはぁ…」  
京介は残念そうに、しかしどこか嬉しそうに囁くと  
えみかの口から自分のモノを抜き取った。  
「はぁ…はぁ…何…?何だったの今の…」  
ものすごい倦怠感と痺れに襲われながらえみかは途切れ途切れに  
言葉を発した。  
「えみか気持ちよすぎて先に絶頂まで達しちゃったんだよ。  
スカートビチャビチャだぜコレ。」  
京介は汗で顔に張り付いているえみかの髪を払い、頭を撫でた。  
「えみかキツイだろうけど、今度は一緒に気持ちよくなろうね。」  
「えぇ…まだあるの…?」  
「当たり前じゃん。今のは前戯だもん」  
(入れる前からこんなにキツイなんて…ありえない…)  
平然と答える京介の言葉に、えみかはクラリと眩暈がした。  
「じゃぁもうコレ解いてよ…何も見えないし。」  
腕を動かして京介に頼む。が、京介は何も答えない。  
「ちょっと京介、聞いてる?」  
「…。ダーメ、今俺超Sな気分だからw」  
「はぁ!?ちょっと…ありえないって!」  
「ダメ。このままえみかに入れるw」  
驚いて腕を引き抜こうとするが、頑丈に固定されたベルトはビクともしない。  
目隠しをされていて京介の顔は見えないが、きっと意地悪く微笑んでいるだろう。  
えみかが焦っていると、唐突に足首を掴まれ大きく開かれた。  
 
「きゃぁっ!!京介、やめてっ!」  
突然の出来事にえみかは声を荒げた。  
足を大きく左右に開かれたことで、えみかの先ほどまで甚振られていた  
秘所が下着越しに浮かび上がる。  
「ん〜…これ邪魔だなぁ…脱がしちゃおうかなぁw」  
京介は下着の端をクイッと持ち上げ、えみかの片足を抜き取りずり下げた。  
(やだ…恥ずかしくて死にそう…)  
えみかは思わず顔を背ける。あらわになった秘所からは  
先ほどの刺激で溢れた液体がトロトロと溢れていた。  
大きく開かれた長い足の奥でビクビクと反応している場所を見つめると  
京介のモノは一層大きく蠢いた。  
「えみか、入れるよ」  
京介の言葉に体をこわばらせると、秘所に熱い何かが触れるのを感じた。  
「きょ…京介…見えないよ…怖い…」  
次の瞬間、強烈な痛みがえみかの体を襲った。  
「んんっ…!!!」  
「やっぱキツイなえみかの中…」  
京介の声と共に痛みがゆっくりと進入してくる。  
「も…もう全部入った…?」  
「ん?まだ先が入ったぐらいだよ。」  
「えっ!?もう無理!死んじゃう!!!」  
えみかが叫んだとき、京介は一気に腰を打ちつけた。  
 
「んぁっ…あっ…」  
京介はフゥと息を吐き出すと、えみかのそっと口付けた。  
「これで全部。えみか動くよ。」  
「やっ…あ…」  
徐々に京介が腰をスライドさせる。  
ギリギリまで腰を浮かせては奥まで深く突き上げる。  
その度に、性器の擦れ合うクチュっという音が大きくなっていった。  
「はぁ…えみかに…入ってるのが見える…マジイキそう…」  
京介はかすれた声で囁いた。えみかは京介にされるがまま  
足を肩に乗せられ、制服の乱れも気にならないほど激しく声を荒げた。  
「あ…んっ…んん…京介ぇ…」  
普段の強気な声とは違い、艶っぽい喘ぎを繰り返しながら  
えみかは呼吸を速めていく。  
「えみか…超可愛い」  
「やぁっ…あっ…」  
京介は乱れた制服に手を滑り込ませ、えみかの胸を激しく揉みあげながら  
一心不乱に性器を打ちつけた。  
そのスピードに合わせベッドの軋みも音を上げていく。  
「きょっ…京介…奥まで…当たってる…」  
「そんな可愛い声出したら俺すぐイッちゃうよ」  
「んっ…だって…っ」  
「えみか…中に出していい…?」  
「やっ…ダメ…そんな…」  
「大丈夫、今日えみか安全日だからw」  
その言葉と同時に京介は一層深く腰を揺らし始めた。  
「えみか可愛い…猫みたい…」  
「や…やだ…京介…あっ…」  
「気持ちいい?またイキそうみたいだけど?」  
「んっ…気持ちいい…」  
「じゃ、一緒にイこうか」  
京介はえみかの腰を掴むと、大きく二、三度打ちつけ、  
えみかの秘所の最深部に思いっきり解き放った。  
「あっ…!!あっ…京介…イッちゃう…」  
「くっ…!!」  
京介はえみかの中でビクビクと震えると、そのままえみかの上に圧し掛かってしまった。  
「はぁ…ダメだ…気持ちよすぎて全然もたなかった」  
挿入したまま京介はえみかの髪にキスを繰り返す。  
えみかもまた、憔悴しきった様子で呼吸を整えた。  
「ん…京介、もう目隠し外して…」  
二度目のお願いはすんなりと聞き入れられ、京介の手によってベルトとタオルが取り除かれた。  
ほんの一時間程にもかかわらず、久しぶりに目を合わせたような気分になる。  
「京介…キスして…」  
「ん?はい、よく出来ましたw」  
普段は甘えないえみかだが、まるで子供のように京介にキスを求める。  
「どう?えみか。またエッチしたくなった?」  
えみかは京介の言葉に顔を赤らめながら、返事の変わりに小さく頷いた。  
翌日、香織とメグミにソフトSMだと突っ込まれたえみかの  
怒りの鉄拳を喰らうまで、京介の幸せな時間は続く…  
 
 
 

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